オピッツのブラームスのコンチェルトは、両日ともに圧巻でした!
第494回定期演奏会は大盛況の内に終了しました。
2015年の最後を告げる定期演奏会は、メインにブラームスのピアの協奏曲第2番を据える、変則的なプログラム。
前プロはリヒャルト・シュトラウスのバレエ組曲「ホイップクリーム」より“ワルツ”と交響詩「死と変容」。
前半は華やかなオーケストラの魅力を堪能いただき、
後半はそのオーケストラと真っ向から渡り合うピアノの魅力を十二分に味わっていただこうと云うプログラムです。
ピアノを弾くのはドイツ・ピアノの正統派を代表する巨匠ゲルハルト・オピッツ。
ブラームスのコンチェルトを演奏する時、この人以上にうってつけのピアニストは思いつきません。
今回が2度目の共演となったオピッツですが、リハーサルからちょっと格の違いを感じました。

(C)飯島隆
オピッツと共に本物のブラームスのコンチェルトを作り上げたい!
メンバーの思いは凄まじい集中力となり…1楽章冒頭のホルンソロから気持ちのこもった見事な演奏が続きました。
特に第3楽章のチェロ花崎薫の奏でるソロには、オピッツ自身もカーテンコールで花崎のもとに駆け付けて直接称える気の入れよう。
他のメンバーにも、お客さまから温かい拍手をたくさんいただきました。
50分にも及ぶ大曲を一気に弾き終えたオピッツ。
「これがブラームス! これがドイツピアノの伝統のサウンド!」
それを自身のピアノで表現してみせました。

(C)飯島隆
オピッツのそんな思いをメンバーもビシバシ感じ、大阪フィルがドイツのオーケストラのような響きを奏でているように感じたのは、やはり気のせいだったのでしょうか(笑)。
オーケストラをしっかりコントロールし、オピッツの奏でるブラームスの調べをしっかりオーケストラに伝えて行くのは、4度目の共演となるマエストロ・アレクサンダー・リープライヒ。

(C)飯島隆
映画俳優並みの容姿に穏やかな中低音の語り口、そして颯爽とした指揮姿で人気のマエストロですが、指揮者としてバトンテクニックも音楽的な構築力も申し分なく、メンバーの中にもファンは多くいます。
ブラームスの成功はもちろん、前半のリヒャルト・シュトラウス「死と変容」でオーケストラから見事にメリハリのある引き締まったサウンドを引き出したのは、並々ならぬ手腕の現れですね。
必ずやまた定期の指揮台に立って欲しいと願うマエストロです。

ここ最近でも、アルド・チッコリーニやネルソン・フレイレ、レオン・フライシャーといった巨匠クラスのピアニストが大阪フィル定期のステージにピアニストとして立っていますが、2度目の登場となったゲルハルト・オピッツも忘れる事の出来ない圧倒的な演奏を大フィル68年の歴史に残してくれました。
巨匠クラスの演奏家と、フレッシュな演奏家を聴き比べる事は定期演奏会の楽しみの一つ。
来年度は、フレッシュな演奏家が登場する番です。
ピアニストとしては5月のアンナ・ヴィニツカヤや12月の河村尚子、
チェリストでは3月の宮田大の若さ溢れる演奏にも注目です!
さあ、第494回定期が終わりました。
演奏会は残すところ5公演で・・・すべて「第九」です。
20日は15時からザ・シンフォニーホールで、炎のコバケンこと小林研一郎の指揮。
23日は16時から神戸国際会館で、井上道義の指揮。
26日は17時からびわ湖ホールで、沼尻竜典の指揮。
そして29日と30日はフェスティバルホールで・・・
大阪フィル伝統の「第9シンフォニーの夕べ」を開催致します。
今年は井上道義の指揮で、2年前と同じ豪華ソリストの登場です。
今年も残すところあと数日ですが、大阪、神戸、大津の各地で大阪フィルの「第九」をよろしくお願い申し上げます。
(広報H.I)

「第9シンフォニーの夕べ」
日 時:12月29日(火)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)、小川明子(アルト)、福井敬(テノール)青山貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
曲 目:ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
料 金:A席:6,000円、B席:4,500円、C席:3,000円、BOX席:売り切れ
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:269-968】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:58079】
お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)
2015年の最後を告げる定期演奏会は、メインにブラームスのピアの協奏曲第2番を据える、変則的なプログラム。
前プロはリヒャルト・シュトラウスのバレエ組曲「ホイップクリーム」より“ワルツ”と交響詩「死と変容」。
前半は華やかなオーケストラの魅力を堪能いただき、
後半はそのオーケストラと真っ向から渡り合うピアノの魅力を十二分に味わっていただこうと云うプログラムです。
ピアノを弾くのはドイツ・ピアノの正統派を代表する巨匠ゲルハルト・オピッツ。
ブラームスのコンチェルトを演奏する時、この人以上にうってつけのピアニストは思いつきません。
今回が2度目の共演となったオピッツですが、リハーサルからちょっと格の違いを感じました。

(C)飯島隆
オピッツと共に本物のブラームスのコンチェルトを作り上げたい!
メンバーの思いは凄まじい集中力となり…1楽章冒頭のホルンソロから気持ちのこもった見事な演奏が続きました。
特に第3楽章のチェロ花崎薫の奏でるソロには、オピッツ自身もカーテンコールで花崎のもとに駆け付けて直接称える気の入れよう。
他のメンバーにも、お客さまから温かい拍手をたくさんいただきました。
50分にも及ぶ大曲を一気に弾き終えたオピッツ。
「これがブラームス! これがドイツピアノの伝統のサウンド!」
それを自身のピアノで表現してみせました。

(C)飯島隆
オピッツのそんな思いをメンバーもビシバシ感じ、大阪フィルがドイツのオーケストラのような響きを奏でているように感じたのは、やはり気のせいだったのでしょうか(笑)。
オーケストラをしっかりコントロールし、オピッツの奏でるブラームスの調べをしっかりオーケストラに伝えて行くのは、4度目の共演となるマエストロ・アレクサンダー・リープライヒ。

(C)飯島隆
映画俳優並みの容姿に穏やかな中低音の語り口、そして颯爽とした指揮姿で人気のマエストロですが、指揮者としてバトンテクニックも音楽的な構築力も申し分なく、メンバーの中にもファンは多くいます。
ブラームスの成功はもちろん、前半のリヒャルト・シュトラウス「死と変容」でオーケストラから見事にメリハリのある引き締まったサウンドを引き出したのは、並々ならぬ手腕の現れですね。
必ずやまた定期の指揮台に立って欲しいと願うマエストロです。

ここ最近でも、アルド・チッコリーニやネルソン・フレイレ、レオン・フライシャーといった巨匠クラスのピアニストが大阪フィル定期のステージにピアニストとして立っていますが、2度目の登場となったゲルハルト・オピッツも忘れる事の出来ない圧倒的な演奏を大フィル68年の歴史に残してくれました。
巨匠クラスの演奏家と、フレッシュな演奏家を聴き比べる事は定期演奏会の楽しみの一つ。
来年度は、フレッシュな演奏家が登場する番です。
ピアニストとしては5月のアンナ・ヴィニツカヤや12月の河村尚子、
チェリストでは3月の宮田大の若さ溢れる演奏にも注目です!
さあ、第494回定期が終わりました。
演奏会は残すところ5公演で・・・すべて「第九」です。
20日は15時からザ・シンフォニーホールで、炎のコバケンこと小林研一郎の指揮。
23日は16時から神戸国際会館で、井上道義の指揮。
26日は17時からびわ湖ホールで、沼尻竜典の指揮。
そして29日と30日はフェスティバルホールで・・・
大阪フィル伝統の「第9シンフォニーの夕べ」を開催致します。
今年は井上道義の指揮で、2年前と同じ豪華ソリストの登場です。
今年も残すところあと数日ですが、大阪、神戸、大津の各地で大阪フィルの「第九」をよろしくお願い申し上げます。
(広報H.I)

「第9シンフォニーの夕べ」
日 時:12月29日(火)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)、小川明子(アルト)、福井敬(テノール)青山貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
曲 目:ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
料 金:A席:6,000円、B席:4,500円、C席:3,000円、BOX席:売り切れ
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:269-968】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:58079】
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(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)
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