雪もチラつく寒い中「第446回定期」2日目にご来場いただきました皆さま、どうもありがとうございました。
ソリスト、曲目の変更が有ったにもかかわらず、お客さまの温かいお気持ちにより大きな混乱もなく終えることが出来ました。
あらためてお詫びと御礼を申し上げます。

↑リハーサル風景3/16@ザ・シンフォニーホール
それにしても緊張感漂う定期演奏会でした。急遽代演が決まったのに堂々とメンデルスゾーンを弾ききったコンサートマスターの
長原幸太には、お客さまからの熱い拍手と声援というご褒美がありました

急遽、という意味では東京から駆けつけてくれた客演コンマスの
崔 文洙にも感謝です

「メンコン」では二人のコンマスの協演というシーンもありました。全てをニコニコ笑って受け止めて完璧に対応し、メインの「フランク」ではとんでもなく熱い音楽を作り上げた
マエストロ・円光寺さんには、ただただアタマが下がります

そして、スゴイ集中力で、お互いの音を聴きあい、抑制の効いた重厚なサウンド(そう、まぎれもない大フィルサウンド

)を響かせた楽員にも、お客様から拍手喝采をいただきました。
カーテンコールの中、今月で退団するホルンの西内宝幸には客席とオケからも熱い拍手があり、お客さまが手渡した“花”を奥様のビオラの泉夫人に捧げるシーンには感動

「本当にお疲れさまでした!」
終演後は楽員・事務局スタッフで義援金募金箱を持って立ち、サイン会はマエストロ・円光寺に加え、コンマス長原も参加して行い、お客様に義援金の協力を呼びかけました。
今回の定期演奏会での義援金の合計金額は 833,608円 。それに、今回キャンセルとなった
アン・アキコ・マイヤースさんの意志で、当日のCD売上げ41,600円も合わせて、合計875,208円を、3月17日付けで日本赤十字社を通して被災地へ寄付させていただきました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。いろんなことが有った怒涛の2日間でしたが、「定期演奏会」を開催して良かったと思いました。
これからも私たちは
“音楽の力”を信じ、心を込めて演奏していくだけです。
これからも大阪フィルをよろしくお願いいたします。