「青少年のためのコンサート」いよいよ明日です!
この公演に関してはこれまで色々とお伝えしているので良くわかって頂いていると思います。 今日の練習はラヴェル「ダフニスとクロエ」第2組曲からです。

大阪フィルがバレエ音楽「ダフニスとクロエ」を演奏するのは2009年の3月定期、パスカル・ロフェ指揮で全曲演奏し、その年の12月の「スペシャルライブ」で下野さん指揮で第2組曲を演奏して以来となります。
大植監督からはかなり細かな指示が飛び、緻密な練習が行われていました。

打って変わってグローフェ組曲「グランドキャニオン」より第3曲‘山道を行く’の練習です。 この曲は全5曲からなり、華やかなオーケストレーションで壮大なグランドキャニオンを描いた作品ですが、特に第3曲‘山道を行く’は単独で演奏される機会も多いのです。
見どころとしましては、ロバ(ラバ)の足音を打楽器で演奏する事ですね。
パーカッションの久保田善則はフロントセンター付近に移動してこの 足音 を叩きます。

足音 の正体は‘ココナッツシェル’という打楽器。 文字通りココナッツの殻を両手に持って台の上に叩きつけるというシンプルな楽器です。 ポッカポッカ とロバ(ラバ)の足音を見事に再現。

毎回、青少年の実力派ソリストを迎え大阪フィルと共演してもらい、フレッシュな演奏を楽しむのがこのコンサートのもうひとつの楽しみです。
今回のソリストはヴァイオリンの石上真由子さん。 1991年生まれの19歳。 2008年、第77回日本音楽コンクールにて第2位を受賞。 東響、京響、仙台フィルなど多数のオケとの共演をし、佐渡裕とスーパーキッズのコンミスとして活躍し、現在は京都府立医科大に在籍というちょっと変わったキャリアの期待の新鋭ヴァイオリニストです。

まったく緊張する様子は無く、時折り笑顔も見せるなど、本当に楽しそうにツィガーヌを弾いていました


このコンサート、当日券は17時半から2階の最後列を僅かですが販売します。
すぐの売り切れが予想されますので、早めのご来場をお勧めします。
NHKの収録も入り、後日放送されるこのコンサート。
監督と大阪フィルのメンバー、そして青少年のお客さまも大人の皆さまも一緒に盛り上がりましょう

どなた様もお待ちしております。
『青少年のためのコンサート』
日 時:9月1日(木)18時半開演(17時45分開場)
会 場:NHK大阪ホール
指 揮:大植英次
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
独 奏:石上真由子(ヴァイオリン)
曲 目:シベリウス/交響詩「フィンランディア」作品26
グローフェ/組曲「グランド・キャニオン」より第3曲“山道を行く”
ラヴェル/ツィガーヌ
ラヴェル/「ダフニスとクロエ」第2組曲
ベートーヴェン/交響曲第6番「田園」より第2楽章“小川のほとりの情景”から
ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92
料 金:学生1000円、一般3000円
※学生券は小学生から25歳以下の大学生までの方が対象になります。
当日学生証などの身分証をご持参ください。
※当日券は17時半から販売いたします。
※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。