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2011年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年10月

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久しぶりのマエストロに、初顔合わせのソリスト!

明日、びわ湖ホールでコンサートが行われます。
「かんでんハーモニアス コンサート」というタイトルがついているこのコンサート、関西電力滋賀支店が「低料金で良質の音楽を聴いてもらいたい」という事で始めた今年で14回目となるコンサートです。

今回のマエストロは、大阪フィル久しぶりの登場となる手塚幸紀さん。
ソリストは今回が初顔合わせになるチェリスト宮田大さん。
シューマンのチェロ協奏曲の練習が始まりました。

マエストロ、お久しぶりです!

この曲、ドボルザーク、ハイドンと合わせて三大チェロ協奏曲と呼ぶらしいですが、比較的演奏機会が少ないのでないでしょうか。 むしろエルガー、サン=サーンス、チャイコフスキーのロココなどのほうが良く演奏されるように思います。
しかし、名曲であることに変わりはありません。 
2楽章の中間部、オーケストラのチェロトップ奏者 近藤と二重奏になるところ、この曲最大の聴かせどころですが、美しかったです

宮田さんとトップ近藤との競演

大阪フィルの感想をお聞きすると「ヨーロッパのオーケストラのような鳴り方がして、とても気持ちよかったです」と言って頂きました。 相手の目をまっすぐに見て話の受け答えをする宮田さん。 彼のまっすぐな人柄がチェロの音にも表れていて好感が持てました。

09年にロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人初の優勝を成し遂げた後は、オファーが多く大忙しのようです。 皆さま、ぜひとも宮田さんのチェロの響きをライブでお聴き下さい。

宮田さんのチェロの響き、美しいです

プログラムのメイン曲はベートーヴェンの交響曲第6番「田園」。
マエストロはこれまで数多く振ってこられた曲です。
往年の大阪フィルファンなら、このコンサートチラシを見て「懐かしいなぁ」と目を細める共演に違いありません。 ぜひこちらもライブでお楽しみ下さい。
チケットはまだ余裕がございます。 会場でお待ちしています。

 『かんでん ハーモニアス コンサート』 
 日 時:9月30(金)19時開演(18時開場) 
 会 場:びわこホール
 指 揮:手塚幸紀
 独 奏:宮田 大(チェロ)
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
     シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129
     ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
 料 金:A席3000円 B2000円 C席1000円
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 
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| 未分類 | 20:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「JAF会員のためのコンサート」、終了しました。

「音楽日和~JAF会員の為の音楽会~」は昨日、終了致しました。

まずこのコンサートに私たち大阪フィルをお招き頂きましたJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)関係者の皆さま、有難うございました。 
また、会場に足をお運び頂いたお客さまにも御礼申し上げます。

大盛況のうちに終了したブラームスの「交響曲第2番」に続き、アンコールとしてエルガーの「威風堂々」を演奏致しました。 こちらはブラームスを上回る拍手喝采を頂きました。 気に入って頂けた様子。 良かったです

“威風堂々”演奏風景

モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第5番 トルコ風」のソロを務めたのは南紫音さん。
全身を大きく使ったスケールの大きな音楽作り。 さすがはロン=ティボー国際音楽コンクール2位の実力です。

ソリストは南紫音さん

マエストロ飯森範親さんのサポートのもと、とても聴き応えのあるモーツァルトでした。
今度はチャイコフスキーやシベリウスなどまた違ったタイプの音楽も聴いてみたいと思いました。
皆さまはどのような感想をお持ちになられましたか?

南紫音さんとマエストロ

ここ最近共演させて頂く機会の多いマエストロです。 いろんな方面でご活躍の様子。 
一緒に音楽を作っていく上でわかりやすいのは魅力ですね。 演奏者が「それじゃ一回試してみよう」と素直に思える事ってとても大切だと思うのです。 
マエストロ、これからもご一緒させてください。 よろしくお願いします。

指揮するマエストロ

巨匠クラスの音楽家と共演の機会も多い私たち大阪フィルですが、人気と実力を併せ持った若い世代の方との共演も違った意味で楽しいですね。 一方、来月の定期演奏会でご一緒するラドミル・エリシュカさんは巨匠クラスの代表のようなマエストロです。 
3年ぶりのマエストロがどんな音楽を聴かせてくれるのか、興味は尽きません。

今回のコンサートとはまた違った雰囲気なのが「定期演奏会」と呼ばれるコンサートです。 「10月定期演奏会」にどうぞいらして下さい。

 『第452回定期演奏会』 
 日 時:10月5(水)、6(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:ラドミル・エリシュカ
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:スメタナ/交響詩「我が祖国」
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| 演奏会 | 05:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「JAF会員のためのコンサート」の練習。 そして・・・

本日はザ・シンフォニーホールで「音楽日和~JAF会員のための音楽会~」が行われます。 津山から戻ったオーケストラのメンバーは昨日、このコンサートの練習でした。

JAF(JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION)とは‘日本自動車連盟’のこと。 このコンサートはJAF会員のための月刊誌「JAF MATE」で告知をされた会員限定のコンサートです。
チケット料金は会員特別料金として安く設定されており、受付期間に応募をして当選者だけが購入出来るというシステムがとられており、既に応募多数で抽選により当選者が選ばれております。
なので、当日券は販売されません。 よろしくお願いいたします。

このコンサート、マエストロは飯森範親さん。
マエストロとは最近共演する機会がとても多く、嬉しく思っています。

このコンサート、プログラムは メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」序曲、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」、そしてブラームスの交響曲第2番 です。

どの曲もマエストロのこだわりがいっぱい。 マエストロはハナシもわかりやすく、メンバーもまずやってみようという気持ちにさせられます。 
本番でどんな演奏をお届けできるか、聴いてのお楽しみでございます。

マエストロとの共演、多いですね

モーツァルトのソリストは南紫音さん。 
さすがはロン・ティボー2位の実力ですね。 その清楚な雰囲気とは違い、全身を使った熱い演奏にすっかりやられてしまいました。

ヴァイオリンソロは南紫音さん

明日のモーツァルト、本当に楽しみです。 一般の皆さま、お聴き頂けなくて残念
また別の機会にぜひともご一緒させて頂きたい、そう願う素晴らしいヴァイオリニストです。

コンマスは崔文洙、2nd Vnトップは田中美奈

「JAF会員のためのコンサート」本番の模様はまた報告します。 どうぞお楽しみに。


えーっと、ここでこの後の大阪フィルのスケジュールを少し整理しますと・・・
30日(金)は19時から大津の びわこホール でコンサートです。 
シューマンのチェロコンチェルトを若手実力派 宮田大さんのチェロ、そして“田園”を久し振りの再会となる手塚幸紀さんの指揮で聴いて頂けます。 しかもチケット代金がいちばん高い席でも3000円! 安っ! ぜひライブでお聴きください。

 『かんでん ハーモニアス コンサート』 
 日 時:9月30(金)19時開演(18時開場) 
 会 場:びわこホール
 指 揮:手塚幸紀
 独 奏:宮田 大(チェロ)
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:ウェーバー/歌劇「魔弾の射手」序曲
     シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129
     ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」
 料 金:A席3000円 B2000円 C席1000円
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 


そして、それが終わるといよいよ「10月定期演奏会」です。
先日、「9月定期」が終わったばかり油断してませんか? もう来週に迫ってます!

今回は待望の‘世界の巨匠’と夢の再会を果たすことになります。
チェコの誇る至宝、ドヴォルザーク協会の会長でもあるラドミル・エリシュカと3年ぶりの共演が実現します。 今からスケジュール調整、お願いしますね。
   
 『第452回定期演奏会』 
 日 時:10月5(水)、6(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:ラドミル・エリシュカ
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:スメタナ/交響詩「我が祖国」
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 


どんどんと今年も押し迫ってきますね・・・  

| お知らせ | 05:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マーラー「復活」演奏の模様、レポートしました!

『第8回津山国際総合音楽祭』のクロージング・コンサート、マーラー「復活」の演奏会が終了しました。

お招き頂きました津山国際総合音楽祭委員会の皆さま、どうも有り難うございました。
また、ご来場頂きましたお客様には、この場を借りて感謝いたします。
会場となった津山文化センターはJR津山駅から1.5kmのところにある津山城跡にあります。

JR津山駅

津山の町には音楽祭のポスターがいたるところに貼り出されています。
写真はコミュニティFM「エフエムつやま」の正面玄関前。 

街には音楽祭のポスターが

津山文化センターの前には音楽祭の大きなサインボードです。

津山文化センターには巨大サインボード

津山文化センターの座席数は1054席。 私たちのホームグラウンド ザ・シンフォニーホールが1700席ある事を考えると大きさが想像できると思います。 大編成のオーケストラに合唱団。 見事に舞台に収まっています。 ここで「復活」を演奏するのですから贅沢な話ですね。

「復活」ゲネプロ風景

マエストロ小松長生さんは「復活」の演奏には定評があります。
昨年の11月、自身が芸術監督を務めるコスタリカ国立交響楽団の定期演奏会で「復活」を演奏した時にプログラムに掲載した解説書を演奏者にこの日の朝配布して、曲のイメージの徹底をはかっています。

指揮するマエストロ

マエストロの練習着のイメージ定着の‘作務衣’。
海外で活躍されているマエストロだけに、‘和’の物を好んで身に着けられるのでしょうか。 休憩中もスコア研究に余念のないマエストロです。

スコアを研究中のマエストロ

ゲネプロ終了後、コンマスの崔(チェ)がトランペットとトロンボーンのトップ奏者 秋月とロイドに声をかけ何かを話していました。 

ゲネプロ終了後の風景

ミニスコアを見ながら相談中の二人を発見。 2ndヴァイオリントップ奏者の二人、田中と佐久間です。

2ndヴァイオリンのトップ二人

パーカッションのメンバーも真剣な顔で相談中です。 ティンパニーの中村(背中)と堀内(右端)、そのほかエキストラの皆さんです。

パーカッションのメンバー

ゲネプロ終了後も一番遅くまでパートの合わせをやっていたのがトロンボーンとチューバ、そしてコントラファゴットです。 5楽章のいちばん格好いい聴かせどころですね。 さて、本番ではそれぞれ自身納得の演奏は出来たのでしょうか? 

トロンボーン、チューバ、コントラファゴット合わせ中

金管楽器とパーカッションのバンダ(別働隊)が必要となる「復活」。 舞台袖に演奏位置が作られています。 メンバーはただ今ランチタイムです。 本番でのバンダの効果、いかがでしたか? 上手く聴こえましたでしょうか。

本番ではここでバンダが演奏します

開演時間の14時から市長ほかのご来賓の方のプレトークに続いて、80分を超える大曲「復活」の演奏が始まりました。 マエストロは燕尾服です。
2楽章を終えたところで、合唱団とソリストが入場しました。

本番を指揮するマエストロ

順調に演奏は進み、5楽章の中間部、大地が揺れ墓穴が開くシーンです。 
パーカッションが 弱→強 で楽器を鳴らす全曲中でも最大の聴かせどころのひとつです。 本番での迫力あるサウンドにお客様は満足頂けたはず。

本番中のパーカッション

合唱団は最初の出だしを座ったまま歌いました。 今までと姿勢を変えず、出来る限りで小さな音で歌いだすのが効果的で格好良いのですが、これがなかなか難しい。 立ったほうが声は出しやすいのですが、あえてその演出を選んだマエストロ。 

合唱団、歌いだしは座ったまま

ソリストはメゾソプラノ坂本朱さん(右)とソプラノ澤畑恵美さん。 お二方とも日本を代表する歌い手です。 見事な歌声がホールに響きました。

日本を代表するソリストのお二人

合唱団も途中から立って歌い始めました。 オーケストラのサウンドとコーラスの響きが綺麗に溶けていきます。
 合唱団はこの日のために集まった市民有志が中心のアマチュア集団。 それに大阪フィルハーモニー合唱団のメンバーが一部、応援で加わっています。 合唱団の構成を考えると出来としては大健闘だと思います。

立って歌う合唱団

演奏終了後、お客様はもちろん、マエストロやソリスト、合唱指揮の先生からも盛大な拍手をもらった合唱団のメンバー。 感極まって泣いている者もいます。 
もちろんオーケストラのメンバー、ソリスト、そしてマエストロと、すべての出演者にブラヴォーです!

マエストロやソリストからも拍手が

マエストロとコンマス崔が握手。 マエストロにとっても、オーケストラのメンバーにとってもコンマス崔の存在は心強かったことでしょう。 マエストロ、20年ぶりの大阪フィルはいかがでしたか?
いやーお二人さん、お疲れさまでした。

マエストロと握手するコンマス崔

今年で8回目となった「津山国際総合音楽祭」も「復活」の演奏をもってすべて終了です。
東日本大震災の今年、音楽を通して‘震災復興’を応援していこうという事で開催された今年の音楽祭。 私たちもそこに関われた事がとても嬉しく思います。 
今回のテーマにもなっている「復活」、いかがだったでしょうか?
また感想など聞かせて頂けると幸いです。

ホールを出て津山の街を駅方向にぶらぶら歩いていると、橋の上にも音楽祭の開催を知らせる旗が。
その向こうに西に傾いた太陽があり、照らされた川の水がキラキラと輝いていました。
とても美しい光景です。 日々、余裕なくバタバタしている自分を戒められた気にり、しばらくの間ぼーっと見ていました。 
音楽のチカラってそういう物なのかもしれませんね。 それに触れることで生活のひと時、または一部分でもキラキラと輝かせてくれる・・・。

関係者の皆さま、「第8回 津山国際総合音楽祭」大成功おめでとうございます

街のいたるところに音楽祭の旗が

私たちは大阪に戻って、明日は別の演奏会の練習です。 
どうかこれからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます

| 演奏会 | 03:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「復活」 練習、始まりました!

昨日は「第8回津山国際総合音楽祭」で演奏するマーラー交響曲第2番「復活」の練習でした。

今回のマエストロはこの大曲「復活」を得意とされる小松長生さんです。
大阪フィルとは約20年ぶりの共演となります。

マエストロは「皆さま、お久しぶりです!」と元気にそして笑顔で指揮台に立たれました。
大阪フィル会館のある岸里のお隣の駅、花園町とご自身の関係を話しメンバーから笑いを引き出すあたり、掴みは十分です  すっかり雰囲気はなごみました。 

明るいマエストロ

「先にポイントになる個所だけやらせて下さい。 あとで通しますので」と話すマエストロは、5楽章のバンダが吹く少し前から振り始めました。

指揮するマエストロ

これにはバンダ(別働隊)のメンバーは大慌て。 しばらく余裕があると思っていたようです。 金管のバンダメンバーをまとめるのはトランペットの篠崎孝(正面右)です。 もっとこう吹こう!と明確な指示が飛んでいました。

バンダのメンバー

「復活」の場合バンダ位置から指揮者は見えません。 そこで奏者はモニター画面を見ながら演奏する事になります。 こんな感じですね。

モニダーで指揮を確認します

「復活」でとても重要な役割をする楽器(もちろん全ての楽器が重要なのですが)のひとつにパーカッションがあります。 静寂から最強音まで楽器を叩く(鳴らす)奏者。 これは大地が震え墓穴が開くシーンを描いており、迫力満点です!

パーカッション見せ場十分です

今回のコンサートマスターは首席客演コンマス崔文洙、2ndヴァイオリンのトップは田中美奈です。 文字どおり大阪フィルの生命線ともいえるヴァイオリンパート。 本日も良いんじゃないでしょうか 
  
ヴァイオリン最前列
  
特に崔文洙の果たす役割は相当なものがあると思います。 共演機会の少ないマエストロや、特別な奏法などを要求されるケースなどは、経験豊富な崔はとても心強いです (おそらくマエストロにとっても)。 本番も頼りにしてます!

コンマスは首席客演の崔文洙

随所に曲へのこだわりが感じられたマエストロの練習です。 
さすがは東京大学出身という異色の経歴を持つマエストロ。 マエストロのホームページをのぞくと曲に対するこだわりのエッセイが多数あります。 もちろん「復活」も・・・。
読むと、深いですね。 「ふむふむ、なるほどそういう事だったのか」となること請け合いです。  マエストロ、本番よろしくお願いします。

マエストロ、本番よろしくお願いします!

オーケストラは本日、津山へ移動して午後からオーケストラ練習。 そして夜は合唱団との練習です。
そして日曜日の14時、津山文化センターに「復活」のサウンドが響き渡ります。  
残念ながらチケットは既に全席ソールドアウトの模様です。 さすがです  

大阪フィルにとっても久しぶりの「復活」の模様は、後日当ブログで報告させて頂きます。
そうそう、大植監督の最終3/31にこの「復活」を振って欲しいという声も多いです。
「復活」に始まって「復活」に終わる、ですか・・・。
そういう意味でも特別なプログラムですね。

津山の皆様、感動的な「復活」、どうぞご期待ください

| お知らせ | 03:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「第451回定期演奏会」は大盛況のうちに終了致しました!

ご来場頂きましたお客様、どうも有り難うございました。

「メインのブルックナー交響曲第2番の前プロは何が良いか?」マエストロ下野竜也さんこだわりのベリオ編曲モノ2曲はいかがだったでしょうか?

最初に演奏した J.S.バッハの「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ は照明による演出を少し加えました。 弦楽器は特に1pultの奏者以外は弾かないので(ヴィオラは2pultまで)、奏者にだけ照明を当てるように工夫しました。 この照明がバッハの不思議な雰囲気を引き出すのに功を奏したと思います。

バッハ演奏風景

バッハが終わって ボッケリーニの「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版 に引き続きすぐに入るというのはマエストロの意向でした。
先日、ブログにも紹介しましたが、「バッハの未完成のフーガがふわぁっと広がって行く不思議な空間、仕切り直さずにその遠いところから夜営の兵隊がこっちに向かってやって来る。そんなものを出したい。」 とマエストロが語っていた通りで、こちらの曲も少し照明を変化させました。
バッハの照明のまま、2ndヴァイオリントップ奏者 佐久間聡一が一人で弦を弓で叩くような奏法で弾き始めるとそれに呼応する形でスネアが応える、といった始まりを合図に、照明を明るくするいうものです。 
照明の演出、本番では上手くいったと思います。 曲が変わったのがわかった  と、評判も良かったです。
これぞオーケストラという曲で迫力満点、現代曲のイメージからすればとてもわかりやすい曲でしたね。

一人でヴァイオリンを弾く佐久間。 これが難しいのですが、本番ではお見事!
弾くというより叩く感じですかかね

ボッケリーニではスネアドラムが大活躍。 スネアは左から坂上弘志、久保田善則。 二人でスネアを叩くと云えばラヴェルの“ボレロ”を思い出しますね。  ティンパニーは中村拓美です。

スネアドラムが大活躍

ゲネプロが始まる前のスリーショット。 コンマス長原幸太とマエストロ、そしてチェロの近藤浩志の3人ですが、近藤はもうひとつ、インスペクターという役割も兼任しています。 この場にいるのはインスペクター(通称インペク)としての近藤です。 練習の始まりや終わりは彼の一声から動き出すのです。

楽しそうなスリーショット

この日のゲネプロでは、ブルックナーが先でした。 マエストロが初日気になったところを中心に合わせるといった内容でした。 それにしても見ていて気持ちのいい指揮棒の動きです。
ちなみにマエストロ、本日もブラックの無地のTシャツでした。  

指揮するマエストロ

ヴィオラとコントラバスパートのメンバーです。 大阪クラシックでも活躍したメンバーも多数います。
名前と顔が一致しなくて最初はいいです。 今後もブログでは個人の紹介もしていきますので、まずは「この顔は、ヴィオラの人や」程度から覚えてみてください。 よろしくお願いします。

ヴィオラとコントラバス

ホルンとトランペット、そしてティンパニーもブルックナー2番では大活躍でした。
もちろんトロンボーンとチューバもですよ。 まともな写真が無くて、今日はごめんなさい。 

ホルンとトランペット、そしてティンパニー

終演後は昨日に引き続きマエストロはサイン会を実施してくれました。 笑顔が最高ですね。 ファンをとても大切にするマエストロ。 お疲れのところ全員とコミュニケーションをとってくれました。

サイン会のマエストロ

マエストロが大阪フィルに対して持つ感情はやはり特別なようです。 有難い事ですね。
今や全国区の人気を誇りとてもお忙しいマエストロ。
次回、大阪フィルとの協演は今年で4回目となる「スペシャルライブ~吹奏楽meetsオーケストラ」。 今年の12月です。 皆さま、こちらもぜひお越しください。 よろしくお願いします。
 
 『スペシャルライブ~吹奏楽meetsオーケストラ』 
 日 時:12月15(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:下野竜也
 独 奏:エリック・ミヤシロ(トランペット)
 監 修:丸谷明夫(大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部)
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:バーンズ(中原達彦編曲)/アルヴァマー序曲(管弦楽版)
     コダーイ/ハンガリー民謡「孔雀」による変奏曲
     映画「スタートレック」のテーマ
     J.S.バッハ/シシリアーノ
     真島俊夫/3つのジャポニズム(管弦楽版)        
     ヤン・ヴァン・デル・ロースト(中原達彦編曲)カンタベリーコラール(弦楽合奏版)
     ホルスト/組曲「惑星」より“木星”
 料 金:A席5000円 B3000円 C席1500円 
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 
 ※やむを得ぬ事情により、出演者・曲目等を変更する場合があります。あらかじめご了承願います。

| 定期演奏会 | 04:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロ下野と大阪フィルのブルックナー2番、いかがでしたか?

「第451回定期演奏会」初日、雨は降ったものの台風の影響はさほどなく無事に終了致しました。  足元の悪い中ご来場頂きましたお客様には、この場を借りて御礼申し上げます。

ザ・シンフォニーホールのサイン

昨日のプログラム、前半はバッハとボッケリーニの曲にベリオが編曲を施した2曲を演奏しました。 マエストロのこだわりもあって、2曲は連続して演奏しました。
最初に演奏したのがJ.S.バッハ=ベリオ編「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ。
2曲を連続して演奏するため、編成の小さなバッハを演奏する時、演奏者のところにだけ照明が当たる形にして、視覚的にも変化を付けてみました。

下の写真がバッハを演奏する時のステージの様子です。
 
バッハ演奏風景

そしてボッケリーニ=ベリオ編「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版のステージが下の写真です。
バッハが弦楽器、ヴィオラ意外2型、ヴィオラは4型なのに対して、ボッケリーニはブルックナーと同じ編成、1stヴァイオリン16型と大きな編成です。
2つの曲のサウンドの違いが良くわかり、お客様には楽しんで頂けたのではないでしょうか。
特にボッケリーニは遠くから夜営の兵隊さんが行進して、やがて通り過ぎていく光景が音で表現されていて、迫力があって面白かったと思います。

ボッケリーニ演奏風景

マエストロはこの日も元気です。
今やすっかりお楽しみになったTシャツのデザインですが、なんとこれが前も後ろも無地のブラック!
マエストロは無地のTシャツでも (当たり前だけど) いつもと変わらず見事な棒さばきでオーケストラをコントロールしていました。

指揮するマエストロ

今回、弦楽器の並びは1stヴァイオリンと向き合う形でチェロが配置されています。 ヴィオラが中に入る形ですね。

マエストロとチェロ、ヴィオラ、コントラバス

1stヴァイオリンはもちろん定位置。 コンサートマスターは長原幸太です。

マエストロと1stヴァイオリン

続いて、普通では後ろのpultまでなかなか写る機会の少ない2ndヴァイオリンもこの機会にお見せしましょう。
1stヴァイオリンより1pult分少ない14型ですね。 1stヴァイオリンの折り返しの部分と、ヴィオラが一部入っていますが、正確にどの部分が2ndヴァイオリンか分かりますか? この写真はとても分かりやすいと思いますよ。

 2ndヴァイオリン
   
ブルックナーの木管楽器です。 一部金管やティンパニーも写っていますが、昨日のブルックナーサウンドを奏でていた木管楽器セクションです。 さて、木管のメンバー、顔と名前は一致しますか? プログラム片手にチェックしてみてください。 金管やパーカッションは2日目のゲネプロで撮ってみます。
  
ブルックナーの木管セクション

マエストロの話はとてもわかりやすいです。 徹底的にスコアを勉強されているので、思いつきや出まかせがありません。 今回特に穏やかでしたが、何か良いことでもあったのでしょうか? 違います、オーケストラが思い通りの表現をしているからですよね、マエストロ。

話をするマエストロ

ブルックナー第2番は今回、1872年/キャラガン版という最初の構想に立ち戻った版で演奏しました。
いちばんの違いはスケルツオという力強いリズム構成された楽章が2楽章にくること。
どうも個人的にはこちらのほうがしっくり来るんですが。 そしてこの版、演奏時間が長いです。

本番ではマエストロの目指す骨太なブルックナーがホールに鳴り響きました!
もちろんまだ上を目指します。  本日、もっと凄い演奏を聴いて頂きますよ!

マエストロは終演後のお楽しみ、楽屋口でのサイン会に出席して、ファンの方と直接コミュニケーションをとっていました。 いつもの見慣れた光景とは少し違い、男性が多いような・・・。
いえいえ、有難うございます。 同性の応援がいちばん心強いですね。
定期2日目もマエストロ、頑張りましょう!

オーケストラサウンドがいっぱい楽しめる今回のプログラム、ぜひライブでお楽しみください

サイン会

 『第451回定期演奏会』 
 日 時:9月21(水)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:下野竜也
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:J.S.バッハ=ベリオ編/「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ
     ボッケリーニ=ベリオ編/「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版
     ブルックナー/交響曲第2番 ハ短調(1872年/キャラガン版)
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| 定期演奏会 | 03:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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練習終了後、マエストロに色々とお聞きしました。

9月定期の練習2日目です。
定刻に練習場に現れたマエストロ、メンバーと挨拶を済ませるとゆっくりと指揮棒を下ろします。
無理なく自然な形で、しかし正確に動く指揮棒の動きに合わせて、音楽が湧いて出てくるような錯覚さえ覚えます。
張り詰めたものは無く、とてもリラックスしているようにマエストロの動きは見えます。

指揮するマエストロ

オーケストラは1stヴァイオリン16型。 ただチェロが客席側に1stヴァイオリンと向き合う形で置かれています。 ヴィオラが中に入る並びですね。

ブルックナーを指揮するマエストロ

マエストロの背中には‘脱走’の文字が。
そして、Tシャツフロント部分には‘網走刑務所’の文字も見えます。
Tシャツに注意を払って見ていると本当に面白いですね。
こういったTシャツ、たくさん持っておられるそうです。
登場するだけでなんとなく場が和む、マエストロはそんな効果を狙っているのかもしれませんね。

‘脱走’Tシャツ着用中

マエストロは休憩時間もほとんど指揮台の周りから離れません。
スコアをチェックしながら、コンマスの長原と何かを確認をしているようです。
練習の大半をブルックナーに費やして、とても丁寧無練習が行われていました。

休憩時間に打ち合わせ中

練習も終盤、休憩時間にマエストロの姿が指揮台周辺にありません。 
しばらくするとTシャツを着替えてマエストロが戻って来ました。 今回着用のTシャツはなんと背中に‘肉’の文字です。 ‘肉’Tシャツで気分を一新してベリオ編曲の2曲の練習が始まりました。 
  
‘肉’Tシャツ着用中

ボッケリーニの「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4種類のオリジナル版(弦楽五重奏、ギター五重奏、ピアノ五重奏など)を重ねて編曲を施したもので、とても楽しい曲です。 とても分かりやすくオーケストラサウンドが楽しめる曲です。 16型の弦楽器に贅沢に並んだ管楽器・パーカッション、おまけにハープまで入ったこれぞオーケストラ。
マエストロは昨年のN響定期でこの曲を指揮しています。 笑いの中に緊張感もある練習風景でした。

ボッケリーニ演奏風景

バッハの「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ、ベリオはこの未完成の終曲を編曲しています。
見えにくいですが、上のボッケリーニの写真に対して下がバッハの写真です。
ずいぶん編成は小さいのがわかりますね。
最後の部分、楽譜が途中で切れており、演奏が途中で終わります。 そこをどんなふうにベリオが編曲しているのか、本番で聴いてみてください。

この曲がボッケリーニより先に演奏されますが、この2曲を続けて演奏するためボッケリーニの奏者は全員椅子に座っております。 この2曲を何故ブルックナーの前プロに選んだのか? また続けて演奏する理由は?
そのあたりをマエストロに直撃してみました。

バッハ演奏風景
 
この日は練習時間いっぱいを使い切りお疲れのマエストロ。  楽屋を訪ねて語って頂きました。

ブルックナーの2番は後期の作品につながる記念碑的作品です。 とても野心家でもあった彼はこの曲を作ったのち、偉大なシンフォニストへと昇りつめてゆきます。 この曲はよく言われるようにオルガンサウンドはしません。 重心は上にあります。 最大の聴きどころは3楽章です(今回演奏する版ではスケルツォが2楽章ですのでお間違いないように)。 本当に美しい曲です。 大阪フィルがどう演奏するかお楽しみください。  

ブルックナー2番をやるなら、前に持ってくる曲は何が良いか? あまり重くない曲で、現代曲でいきたい。 そして、せっかっくなのでオーケストラのサウンドを楽しんでもらいたい。 そんなのを総合的に考えてこの2曲を選びました。 そうそう、今回はすべて‘B’の付く作曲家でしょ。 そのあたりの遊び心も少しあります。

ベリオ編曲の2曲を続けて演奏する理由ですか。 先に演奏するバッハは未完成のフーガです。 ふわぁっと音楽が広がっていく不思議な空間。 仕切り直さずに、その遠いところから夜営の兵隊さんたちがこっちにやって来るイメージですね。 分かって頂けますかね(笑) そんなものを出せたらなぁって思いまして・・・。 途中で場内に入って頂けませんので早めにお越しください(笑)。  聴きどころとしては、2曲の色の違いをまず楽しんでほしいですね。
1曲目は、厳格なイメージのバッハが持っている色気、匂いみたいなものをベリオが見事に引き出したと私は思います。 ボッケリーニはただただオーケストラサウンドを楽しんで頂きたい。 どうぞお楽しみください。


   マエストロ、お疲れさまでした!

0番から始まり今回の2番までの3曲。 ブルックナーの初期交響曲はこれにて出揃ったカタチです。 トリを務める交響曲第2番、本当に壮大で美しい曲です。
大阪の他のオーケストラも軒並みブルックナーに力を入れているようですね。
朝比奈時代には考えられなかった事ですが、ブルックナーファンにはとても嬉しい時代ですよね。
だからこそ、違いを聴いて欲しいのです。
マエストロ下野が振る大阪フィルによるブルックナーの交響曲第2番を!

マエストロは今後、3番以降のブルックナー中期交響曲へと進んで行くのか、全く別の作品を振り始めるのか?
そのあたリ、全く分かりませんが、まずは今回の定期演奏会、ライブでお聴きください

当日券もございます。
またお得な 学生券・シニア当日券 も18時半以降の対応にはなりますが、大丈夫だと思います。
ぜひとも会場へ足をお運びください。

 『第451回定期演奏会』 
 日 時:9月20日(火)、21(水)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:下野竜也
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:J.S.バッハ=ベリオ編/「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ
     ボッケリーニ=ベリオ編/「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版
     ブルックナー/交響曲第2番 ハ短調(1872年/キャラガン版)
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席1500円
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| 楽屋訪問 | 15:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「9月定期演奏会」練習が始まりました!

マエストロは下野さん。 大阪フィルとは2月の「スペシャルライブ」以来の顔合わせです。
この日はブルックナー2番から練習が始まりました。

久しぶりのマエストロ下野

「いずみホール特別演奏会」とは打って変わり、1stヴァイオリン16型のフル編成の大阪フィルです。

16型のオーケストラ

「大阪クラシック」では小編成のアンサンブル中心(もちろんショスタコ5番は有ったものの)で、その後10型の“運命”。  
「いつもの大阪フィルサウンドが聴きたい」といわれる皆さま、お待たせしました!

指揮するマエストロ

大阪フィルの事を良くご存知のマエストロです。 きっと皆さまの期待にお応えできる音楽をお届けできるはずです。

マエストロお願いします!

あ、そしてここで 大切なお知らせがあります

今回、前半にお届けする曲が2曲あります。
J.S.バッハの曲とボッケリーニの曲を共にベリオが編曲している2曲ですが、本番ではこの2曲をマエストロの意向で続けて演奏致します 

つまり、1曲目に遅れてしまうと、前半は入場出来ないという事です 

皆さま、ご注意くださいね

いつもよりチョット早めに来て下さい!

前半に演奏するベリオ編曲の2曲、とても美しい曲ですが演奏機会が少ない曲です。
それを今回、前半のプログラムで取り上げた意図や、2曲続けて演奏する真意とは?
そのあたり、本番までにマエストロに直接聞ける機会があれば、こちらで報告します!
どうぞお楽しみに。 

マエストロ、教えてください!

毎回マエストロの着ているTシャツが密かに話題になっています。
 前回のブログです → http://osakaphil1947.blog66.fc2.com/blog-entry-133.html
今回はどんなのかな  と楽しみにしていたら、期待に違わずこんなTシャツでした。

  どういう意味ですか?

このTシャツ、何かのメッセージなのでしょうか?
その事に触れることなく、マエストロはいつも通りしっかり研究され尽くしたスコアを見ながら、明晰な指揮をしておられました。 

DSC01884.jpg

皆さまからたくさん問い合わせを頂きますが、今回の定期も首席コンサートマスターの長原がコンマスを務めます。 よろしくお願いします。

コンマスは長原です

 『第451回定期演奏会』 
 日 時:9月20日(火)、21(水)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:下野竜也
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:J.S.バッハ=ベリオ編/「フーガの技法」よりコントラプンクトゥスⅩⅨ
     ボッケリーニ=ベリオ編/「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版
     ブルックナー/交響曲第2番 ハ短調(1872年/キャラガン版)
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席1500円
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| お知らせ | 23:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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小編成で新鮮な大阪フィルサウンドが、ホールに響きわたった夜

「いずみホール特別演奏会~ウィーン古典派シリーズⅤ」は大盛況のうちに終了いたしました。  ご来場頂きましたお客さまにはこの場を借りて御礼申し上げます。 

1st、2ndともにヴァイオリンは10型の対向配置。
マエストロ延原こだわりのピリオドアプローチで臨んだ“運命”は、メリハリの効いた迫力充分な音楽に仕上がっていました。

“運命”演奏風景

コンサートマスターは首席客演の崔文洙。 色々な指揮者の下、コンマスを務めてきた百戦錬磨の達人です。 マエストロの作りたい音楽を即座に理解し、それをメンバーにきちんと伝えます。
今回の演奏会ではその機能が上手く働き、オーケストラは見事にマエストロのイメージを形に変えることに成功しました。

首席客演コンマス崔文洙

今回頑張りが際立ったのが、パーカッションの中村です。 
普段使わないバロックティンパニーと向き合う日が続きました。
その甲斐あって、本番では高らかにバロックティンパニーが鳴り響きました。
昨日の“運命”、この楽器の響き無しでは成功は見込めなかったと思います。
演奏終了後、マエストロの指名でお客様から拍手を頂く場面で、お客さま以上にメンバーから中村への拍手の大きさがその事を物語っていました。

バロックティンパニーを叩く中村拓美

モーツァルトのクラリネット協奏曲、皆さまいかがだったでしょうか?

オケとソロのバランスを気にするマエストロ

大阪フィルのクラリネットトップ奏者ブルックス・トーンの音色、とても透明感のある綺麗な音だと思いました。
特に2楽章では天上の音楽です。 このまま神に召されてもいい。 いやいや、まだ逝くわけには参りませんが、本当にうっとりする極上の音楽でした。
大阪フィルの弦楽器、6-6-4-3-2と小編成のモーツァルト。
とても聴き応えのあるクラリネットコンチェルトでした。

クラリネット独奏はブルックス・トーン

実り多き演奏会となった「いずみホール特別演奏会~ウィーン古典派シリーズⅤ」。
次回、第6回目は11月に行います。
こちらのプログラムも充実しています。
ハイドンの交響曲は第101番「時計」、そしてモーツァルトの協奏曲はファゴット協奏曲。
ソリストは大阪フィルのファゴットトップ奏者 宇賀神広宣。
そしてベートーヴェンの交響曲はいよいよ第7番!

シリーズ6回目でお会いしましょう!

チケットは好評発売中です。
シリーズもいよいよ終盤戦。 ぜひともライブでお聴き下さい。

 『いずみホール特別演奏会』<ウィーン古典派シリーズⅥ> 
 日 時:11月24日(木)19時開演(18時30分開場) 
 会 場:いずみホール
 指 揮:延原武春
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 独 奏:宇賀神広宣(ファゴット)   
 曲 目:ハイドン/交響曲第101番 二長調「時計」Hob.I:101
      モーツァルト/ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
       ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92
 料 金:A5000円 、B3000円
  ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

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