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2011年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年11月

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この後、大植監督の振る演奏会を整理すると・・・

オーケストラは今週、「かんでんクラシックコンサート」を神戸と和歌山で行いながら、再来週に迫った新国立劇場の高校生鑑賞会用オペラ「愛の妙薬」の練習です。 
再来週は「愛の妙薬」の練習と、アルカイックホールでの本番が2回、それに日経新聞購読者向けの演奏会があり、メンバーの予定はパンパンです。 新国立劇場のオペラでは久しぶりにピットに入ります。

そうしてその翌週には早いもので、大植監督が帰ってきます。
 
11月2日には「チャイコフスキーセレクション」の最終回

2011-11-03 チャイコ③

そして、11月9日、10日には「第453回定期演奏会」  と、監督指揮の演奏会が続きます。

2011-11-09 #453

監督としてファイナルシーズンの今年も残すところわずか。
オーケストラが監督と一緒出来る演奏会を整理してみると、11月の上記2回以外は・・・

12月の恒例、年末の“第九”。

「すごくこだわりのある曲だから、特別な時にしか振らない!」と言い切る監督。
監督に就任して9年の間で、ベートーヴェン交響曲全曲演奏会の締めとして演奏した2007年、そして旧ホームグランドのフェスティバルホールの最終公演となった2008年の2回しか演奏していません。

満を持して3回目の演奏となる今回も、ソリストは監督が自ら選んだ4名が来日します。

そして、“第九”が終わり年が明けると・・・

2011-12-29.30 第9

「第455回定期演奏会」と「第49回東京定期演奏会」です。

2001年に9.11テロの影響で中止となったミネソタ管弦楽団日本ツアー用に準備していたプログラムを、監督最後の定期演奏会で演奏します。

大阪公演のチケットは残り僅か。 特に2日目は補助席販売中です。
本当にお急ぎください

2012-02-16 #455

そして 東京定期演奏会のチケットは、今週18日(火)より一般発売いたします!

ご覧のとおり、東京定期のチラシ・ポスター、熱いです!
“火の鳥”ではありません。 “春の祭典”です 

大植英次の、音楽監督最後の勇姿と演奏を、ぜひとも記憶に留めてください。

そしてそして、この後は・・・

2012-02-19 東京定期

3月31日のファイナルコンサートですね。
こちらは未だ詳細が決まっておらず、決まり次第お知らせいたします。

大植監督と一緒に過ごせる時間も残りわずか。
今、発表されている5つの演奏会のチケットは早めの確保をおススメいたします。

どうかこれからも大植監督を、そして大阪フィルをよろしくお願いいたします

| お知らせ | 17:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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皆さま、新しい仲間が出来ました。 紹介させて頂きます!

大阪フィルに新しくメンバーが増えました。
10月定期のプログラムにも掲載しましたが、ブログでも紹介させて頂きます。

黒瀬奈々子、ヴァイオリン奏者として入団です。

現在はおもに1stヴァイオリンの4pultのアウト側で弾いていることが多いです(変動する事はあります)。 

白いシャツが黒瀬奈々子

兵庫県立西宮高校から東京芸大へ進学。 大阪フィルにはエキストラとして度々出演。 メンバー募集のオーディション告知を見て受験。 晴れて10/1付けの入団となりました。
正式メンバーとなっての初舞台は、エリシュカ指揮の「第452回定期演奏会」。
いきなり満場総立ちのカーテンコールを経験する、ど派手なスタートをきりました。
今後の活躍が楽しみです。

「この度、念願がかなって大阪フィルのメンバーになれました。 甘えることなく今まで以上に頑張ってまいります。 今後とも大阪フィルともどもよろしくお願い申し上げます。」

皆さま、どうぞご贔屓にお願い申し上げます

#452 011
(C)飯島隆

| お知らせ | 16:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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スペインの熱い太陽、感じていただけましたか? 

「ブラヴォー!」の声が飛び交い、盛大な拍手は鳴り止む気配はありません。
マエストロ井上道義が再びステージに登場し「来年もマチネ・シンフォニーやります! 来年は4月18日で、惑星やります! 今日は有難う!」 と叫んで演奏会はお開きとなりました。
これ、夕方16時の光景です。 真っ昼間に大音量で“三角帽子”を演奏していたのです。

「マチネ・シンフォニーVol.6」は大盛況のうちに終了いたしました。
ご来場頂きましたお客さまには、この場を借りて御礼申し上げます。

 マチネ・シンフォニーは6回目

プレトークでマエストロ自身がお話されていましたが、実はこの日マエストロは体調不良でした。 ゲネプロもご自身でセーブされていたように見受けられましたが、本番になるとサスガはマエストロです。 ミッキーワールド全開でした!
「この日のプログラムはサンドウィッチです」とマエストロもプレトークで話されていた通り、最初と最後の曲をファリャの“三角帽子”第1部と第2部ではさんで、あいだにロドリーゴ“アランフェス協奏曲”とラロ“スペイン交響曲”をやるという オールスペイン なプログラムでした。

 指揮は井上道義さん

「I LOVE スペイン!」と叫びたくなるほど熱く情熱的な“三角帽子”第1部の流れを受けて、村治佳織さんがステージに登場です。 本番の赤いドレスはずっと下の写真をご覧下さい。 本番を終えた村治さんが楽屋に戻って来ると、ひと足先に戻ってきていたマエストロが「良かった! 特にアンコールのアルハンブラは完璧!」と話しかけておられました。

 マエストロと村冶さん

プレトークでマエストロは 「ギターの音はそれほど大きくないので、本来はもっと小さなホールでやるべきなのです。 今回は出来るだけバランスを考えて編成を小さくしました。」 と語ったとおり、弦楽器も思い切って刈り込んだ編成で臨みました。 ゲネプロも本番もそうですが、村冶さんがステージに登場するだけで明るく見える。 自分自身で輝けるという意味で スター なんだなあと感心しました。
 
 ギターは村冶佳織さん

村治さんはギターを弾く姿勢が美しいです。 背筋が伸びて基本伏目がちに弾かれていますが、時折り遠くを見るところなんか、ファンはたまらないのでしょうね。 
まったく姿勢は乱れないのですが、とても熱いアランフェス。 判っていても、2楽章のコールアングレとギターで切ないメロディを掛け合うところは胸がいっぱいになり、全曲聴き終わるとスペインの熱い太陽の光を確かに感じました。
村治さんの右奥のロボットみたいな機械、これは専用のスピーカーです。 どうしてもギターは繊細な楽器のためPAのチカラが必要となるのですが、このスピーカーは純粋にギターの音だけを飛ばしてくれる優れものだそうです。 なんだか可愛いですね。

 ギターソロの村冶さん

村治佳織さんのアンコール曲“アルハンブラの思い出”の余韻を引きずった形での休憩が終わると後半の開始。 颯爽と三浦文彰さんがステージに登場です。
このヴァイオリンがまた熱い! お客さまの度肝を抜く演奏とはこの事です。
全身を使ったエネルギッシュな弾き方から生まれる熱いサウンド。 これぞ スペイン です! マエストロも彼のヴァイオリンを絶賛しておられました。

 ヴァイオリンを弾く三浦文彰さん

“スペイン交響曲”は初めて弾いたという三浦さん。 「とにかくパッションを届けたい!」と語っておられましたが、皆さまの元には届きましたでしょうか? 

 ヴァイオリンは三浦さん

前半終了後の楽屋前でコンサートマスター長原幸太と村治佳織さんの2ショットが実現しました。 お二人様、お疲れさまでした!

 村冶さんとコンマス長原

彼女の楽屋前にはたった今演奏を終えたメンバーが集まって来ます。 「彼女の演奏を称えたい」というだけではなく、どうやら多少はミーハー的な気持ちもあるのでしょう。 当然です、そういった気持ちこそが健全だと思うのです。 「彼女をバックで盛り上げてあげよう」という気持ちこそが、名演奏の鍵なのですよね。
村治さんがメンバーと話しているところをパチリ! これも絵になるんですよね。

 談笑中の村冶さん

三浦文彰さんの楽屋にはお父様もいらっしゃいました。 ご存知のように東京フィルのコンサートマスターでいらっしゃるお父さま。 今年の東京フィル7月定期を大植監督が振った時に、コンサートマスターとして随分助けて頂きました。 せっかくなので2ショットをお願いしました。 はいチーズ!
三浦さんはまだ19歳。 とても大きな音楽を作られる方で、本格派ヴァイオリニストへの道を進み始められたばかりです。 また共演させて下さいね。

 三浦文彰さん親子をパチリ!

体調が優れないといいながら、あれだけのパフォーマンスを見せてくださったマエストロ。
お疲れのところ1枚写真を頂きました。 なかなかスゴミのあるマエストロです。
「来年は惑星やります!」と語った以上、どこまでも長いお付き合いを期待いたします。
どうもお疲れさまでした!

 マエストロ、お疲れさまです!

全てを終えてザ・シンフォニーホールを後にして交差点に差し掛かったところで夕日が!
あの熱い スペインサウンド を大音量で聴いて、達成感と共に会社に戻ろうとしていた時だけに驚きました。 そうです、マチネの演奏会は終演後も楽しめるのです。 今から夜を迎えます。
食事でも飲みでもショッピングでも、はたまたさっさと家に帰ってマイホームを楽しむにも、時間はたっぷりあります。 
このコンサートが長く根付くことを望む私は、会社へと戻りました。

 終演後、交差点に夕陽が!

| 演奏会 | 13:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「マチネ・シンフォニー」開催ですよ!

本日、14時からザ・シンフォニーホールで「マチネ・シンフォニー」が行われます。

これは夜の演奏会には諸事情があって出にくいという方に向けて、平日の昼間に定期演奏会並みの本格的な音楽をお届けするというものです。 よくあるランチタイムコンサートと呼ばれているものとは違い、定期演奏会に持ってきても遜色ない曲目で構成された演奏会だけに、少々ヘビーな事もあり定着するのに時間がかかりました。
指揮者は井上道義さん。 マエストロのこの演奏会にかける思いは半端ではありません。

DSC02408.jpg

このシリーズは年に2回、それぞれにテーマをもって行われてきました。
今回のテーマはスペイン。 オールスペインプログラムです。
ファリャのバレエ音楽「三角帽子」第1部で始まり、第2部で終わる。 その間にロドリーゴの「アランフェス協奏曲」とラロの「スペイン交響曲」を演奏するというヘビー級プログラムです。 
マエストロの思いがいっぱい詰まった演奏会なのです。

練習は「三角帽子」から始まります。 マエストロの指示が細かく飛びます。
指揮するマエストロ"

ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」のソリストを務めるのは目下人気絶頂の村治佳織さん。

村冶佳織さんのギターソロ

作曲者ロドリーゴと交流もあり、現在スペイン在住の彼女だからこそ演奏出来る本物の「アランフェス協奏曲」をお届けします。

DSCF4946 - コピー

今回のヘビー級プログラムでは、なんとコンチェルトが2曲!
もう1曲、それはラロの「スペイン交響曲」です。 交響曲といいながら、超絶技巧が必要とされるヴァイオリン協奏曲の代表のような曲です。 それはもう紛れもないスペインの力強い音楽です。
ソリストは若手の中でも実力派で知られる三浦文彰さん。 現在19歳! 素晴らしいです。

ヴァイオリンは三浦文彰さん

三浦さんは以前から知っていたというコンサートマスター長原幸太と久し振りの再会を果たしました。 「長原さんがコンマスでとても心強かったです。 ソリスティックな技術とパワーで皆を引っ張って行く長原さん、格好良かったです。 本番ではお世話になります」とのことです。

談笑するお二人さん

このシリーズはマエストロと一緒に何か企画を立ち上げたいというのが全ての始まりです。
その企画を通してマエストロに色々と教えて頂きたい。
そしてそれは、出来れば今までに無かった画期的なものこそが望ましい。

良く流行っているランチタイムコンサートのようなソフトなものではなく‘マチネ定期’と呼ぶような本格的な演奏会を作りたい。 3年越しのこのプランもようやく少しは実を結びつつあるようです。
動員面でも途中で投げ出したくなる事もありましたが、大阪クラシックの成功が私たちに自信を与えてくれました。 あれだけたくさんの人が平日昼間に弦楽アンサンブルなど比較的地味めな音楽を聴きに来てくれているじゃないか…。
マエストロとは来年度も以降の企画も鋭意画策中でございます。
どうぞこれからも「マチネ・シンフォニー」にご期待下さい。

マエストロ井上道義

練習終了後、村治佳織さんにお聞きしました。

アランフェス協奏曲について聴きどころをお聞かせ下さい。

「数えたことは無いのですが、アランフェス協奏曲はこれまでに50回以上、もしかしたら100回近く演奏していると思います。 作曲者のロドリーゴ家とはとても仲良くお付き合いをさせて頂いています。 今年の夏もバレンシアのお宅におじゃまして、初めてロドリーゴさんが泳いでおられた海で泳いできました。 また特別な思いでこの曲と向き合えます。 アランフェス協奏曲の2楽章は子供を亡くされた悲しみを慰める意味を込めて作られたものです。 コールアングレとギターで有名なメロディを掛け合うのですが、裏でコントラバスが刻んでいるベース音が心臓の鼓動だと感じたのです。 何回弾いても新たな発見がある曲です。 イタリアの優しい太陽の光とは違う、スペインの強い太陽の光をこの曲から感じてもらえると嬉しいですね。」


ニューアルバムが発売されたようですね?

「5日に‘プレリュード’というアルバムが出ました。 そこで弾いているのはギターソロばかりですが、オーケストラと合わせるとまた全然違ったギターの魅力が引き出されるのです。 新しいアルバムの中でチャイコフスキー“花のワルツ”やマーラー“アダージェット”を弾いているのですが、オーケストラバージョンとギターバージョンとを聴き比べて頂きたいですね。 私はオーケストラの音が本当に好きで、いつも出番が終わった後も、楽屋のモニターでずーっと聴いているのです。 明日も好きな曲ばかり、とても楽しみです。」 

相手から視線を外さずに、真っ直ぐに物事を見る村治佳織さん。 何に対してもキチンと向き合っている印象を強く受けました。 大阪フィルとは今回が初顔合わせです。 共演させて頂き光栄と言って頂きました。
最後に写真をお願いしますと言ってカメラを向けると、ギターを抱いてこの笑顔。
決してプロモーション写真ではありませんよ。
人気と実力。 品と華。 あらゆるものを併せ持ったクラシック界のスター村治佳織さん。
明日の「アランフェス協奏曲」、本当に楽しみです。

ギタリスト村冶佳織さん

こちらも練習終了後に三浦文彰さんにお聞きしました。

スペイン交響曲について聴きどころをお聞かせ下さい。

「この曲、実は初めて弾くんです。 メンデルスゾーンやチャイコフスキーとは全然違います。 ストーリー性はあると思いますが、それ以上に情熱的ですよね。 まずはパッションを届けたい! 3楽章をはずして演奏するのが慣例になっているようですね。 時間の関係もあり明日は3楽章は弾きませんが、実はこれはこれで良い曲なんです。 機会があったらぜひ聴いてみてください。」

大阪フィルの印象はいかがですか?

「小学校の5年生の時に大阪フィルと一緒にやってるんですね。 実はお父さん(東京フィルのコンマス 三浦章宏さん)と一緒に親子共演をやりました。 大阪フィルの印象は随分変わりました。 まず、今回お会いして最初の合わせの時から大きな音で本気で演奏して下さった。 まずこれは嬉しかったですね。 元気で活気漲るオケだと思いました。 あと、音が厚いですね。 先日、香港でショスタコの1番をやったのですが、大阪フィルでやりたいですね。」

先にも書きましたが、コンマス長原とは以前から知り合いだったそうです。 一緒に演奏会に出るのは初めてだそうで、「ソリスティックな演奏スタイルで皆を牽引しているところが格好良かった」と語って下さいました。
来年は室内楽ですが一緒に演奏する機会があるようで、楽しみにしているそうです。

2009年、ハノーファ国際コンクールに史上最年少の16歳で優勝を飾った三浦さん。 順調にスター街道を邁進しておられる三浦さんと一緒に演奏する明日の「スペイン交響曲」、とても楽しみです。

ヴァイオリニスト三浦文彰

 『マチネ・シンフォニー』 
 日 時:10月12(水)14時開演(13時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:井上道義
 独 奏:村冶佳織(ギター)
     三浦文彰(ヴァイオリン)
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」第1部
     ロドリーゴ/アランフェス協奏曲
     ラロ/スペイン交響曲 ニ単調 作品21
     ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」第2部
  料 金:A席4000円、B席3000円
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 ※13:50からマエストロ井上道義によるプレトークがあります。
 ※当日券は12時半より販売致します。
 


| 演奏会 | 02:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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プレミアム感いっぱいのコンサートでした!

昨日は神戸国際会館で「レクサス・プレミアムコンサート2011」が行われました。

このコンサートは高級車レクサスの兵庫県内の販売店である、レクサス住吉山手、レクサスHAT神戸、レクサス神戸西、レクサス姫路、レクサス西宮、レクサス宝塚の皆さまが、レクサスらしいプレミアム感あふれるクラシック音楽をレクサスオーナーを初め多くの方に届けたいという事で始められたものです。

そして、私たち大阪フィルが招かれて演奏させて頂きました。
レクサス関係者の皆さま、どうも有り難うございました。
そして、ご来場頂きましたお客様に、私たちからも御礼申し上げます。

     レクサス・プレミアムコンサート

プレミアム感が有ってガラコンサートのような贅沢で楽しい内容にしたいと出来あがったのがこのコンサートでした。 皆さま、満足頂けましたでしょうか?
会場となった神戸国際会館は三宮駅からすぐ、ウッディで落ち着いた作りのホールです。 ステージから見た客席はこんな感じです。

ステージから見た客席

客席から見たステージはこんな感じです。 ゲネプロの光景です。

客席からみたオーケストラ演奏風景

今回のコンサートを指揮するのは船橋洋介さん。 この前ご一緒したのは、元タカラヅカ歌劇団トップスター春野寿美礼さんがナビゲーターで参加された「阪急ゆめ・まち親子チャリティコンサート」でしたね。 指揮はもちろん、司会進行もとてもお上手なマエストロです。

指揮するマエストロ

ガラコンサートのようなと云う事でソリストの方にも多く参加頂きました。
本日のソリストの皆さま、大阪フィルは今回が初めての共演となりました。
ソプラノの三宅理恵さん、小澤征爾にも可愛がられている実力派です。
「こうもり」より、“侯爵さま、あなたのようなお方は”を歌っています。

ソプラノ三宅理恵さん

こちらも実力派バリトン、与那城敬さん。 とにかく華があります。
歌劇「カルメン」より“闘牛士の歌”を歌うその姿はカッコいいです!

バリトン与那城敬さん

昨年、ロン=ティボー国際コンクール第2位の実力を持つ成田達輝さん、まだ19歳です!
ショーソンの“詩曲”を見事に弾き切りました。 これからが本当に楽しみです。
現在はフランス在住。 また一緒に演奏したいです! 頑張ってくださいね。

 ヴァイオリンは成田達輝さん

このコンサート、本編最後はオッフェンバックの“天国と地獄”序曲です。
クラリネット、オーボエ、チェロ、コンマスと聴き応えのあるソロが回ってきます。
コンマス長原は特に、オケ中のソロとは思えないほどオーバーなアクションでコンチェルト張りのヴァイオリンソロを聴かせてくれました。

大声援に応えてアンコールに用意した曲は、やはりこれ“ラデッキー行進曲”。
長原の椅子に半分座ってヴァイオリンを弾く成田達輝さんの姿がとても印象的でした。

 コンサートマスターは長原幸太
 
「レクサス・プレミアムコンサート2011」はニューイヤーコンサートを思わせるような華やかなコンサートでした。 これからも大阪フィルを応援して下さいね。 よろしくお願いいたします!

| 演奏会 | 23:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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10月9日、神戸で大阪フィルの演奏会やりますよ!

本日、神戸国際会館で「レクサス・プレミアムコンサート2011」が行われます。

指揮は船橋洋介さん。 ソリストにヴァイオリンの成田達輝さん、ソプラノ三宅理恵さん、バリトン与那城敬さんを迎えて、ショーソンの“詩曲”、アメイジング・グレイス、ビゼーの歌劇“カルメン”より‘闘牛の歌’、ヴェルディの歌劇“運命の力”など名曲盛りだくさんの華やかなコンサートとなりそうです。

今回のマエストロ船橋洋介さん。 一緒にお仕事をする機会の多いマエストロです。
指揮は船橋洋介さん

 ヴァイオリン独奏は成田達輝さん。 名曲、ショーソン“詩曲”を演奏します。
ヴァイオリン独奏は成田達輝さん

大阪フィルが神戸で演奏会をするのは久し振りの事。
今日は日曜日。 しかも明日もお休み、三連休の真ん中です。
開演時間も16時とゆっくり始まり、終演時間が18時とショッピングでもして食事というパターンが見事にはまる演奏家です。  
神戸方面の皆さま、ぜひ神戸国際会館にお越し頂き、ライブでお聴きください!

 『レクサス・プレミアムコンサート2011』 
 日 時:10月9(金)16時開演(15時15分開場) 
 会 場:神戸国際会館こくさいホール
 指 揮:船橋洋介
 独 奏:成田達輝(ヴァイオリン)
     三宅理恵(ソプラノ)
     与那城 敬(バリトン)
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:ヨハン・シュトラウスⅡ/歌劇「こうもり」序曲
     ショーソン/詩曲 作品25
     アメイジング・グレイス
     ビゼー/歌劇「カルメン」より‘闘牛士の歌’
     ヴェルディ/歌劇「運命の力」序曲      ほか
 料 金:全席指定4000円
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| お知らせ | 03:00 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロ・エリシュカ、感動をありがとう!

「第452回定期演奏会」はスタンディングオベーションのうちに終了致しました。

それはザ・シンフォニーホールで私が初めて見た光景でした。
マエストロのお身体を気遣ってカーテンコールを早めに切り上げようとしたコンマス長原の合図でお客様が席を立ちかけた時、マエストロがステージに戻って来ました。 長原は驚き、お客さまは大喜びでマエストロを迎え入れます。 みんな笑顔です  偶然のドラマだったのですが、満場総立ちの拍手喝采。 それもそのはずです。 この日の演奏はお客さまがブラヴォー!と叫びたくなるほどの熱い熱いものでした。

カーテンコールのマエストロ
(C)飯島隆

前日の演奏の評判がネットやクチコミで語られていたことも有ったと思います。 この日は当日券や学生・シニア当日券をもとめて長蛇の列が出来ていました。
演奏は第1曲“ヴィシェフラド(高い城)”の2台のハープsoliから始まります。

2台のハープSoli
(C)飯島隆

マエストロは第4曲「ボヘミアの森と草原から」の弦楽器のフーガの1stヴァイオリンから2ndヴァイオリンへと次々に移っていく箇所で、各パートと正面に向き合い丁寧に指示していたのが印象的でした。 

弦楽器に指示を出すマエストロ
(C)飯島隆

たとえば、マエストロが腕を左から右へスーッと動かせば、オーケストラが反応しサーッと音色や音量が変わるあたり、メンバーが朝比奈時代に培った巨匠クラスのタクトへの柔軟な対応を見る思いでした。 こういったところが大阪フィルらしいなあと思うのです。 

指揮するマエストロ
(C)飯島隆

「とにかくマエストロの望むことを何としてもやってあげたい」とメンバーが思うこと。
演奏会の成功の鍵はこれに勝るものはありません。
マエストロは芯が強く頑固な部分もありながら、その思いをしっかりメンバーに説明することを厭わない。 人とまっすぐに向き合う誠実なマエストロの人柄が今回の定期演奏会成功の要因だったと思います。

指揮するマエストロ
(C)飯島隆

お客様の反応も上々でした。 「これほど文学的な我が祖国を聴いたことが無い。次回はベートーヴェンをマエストロで聴いてみたい」と、真剣な表情で訴えられたお客さまもいらっしゃいました。 
私は単純にドボルザーク“新世界より”が聴いてみたいと思いました。 あの演奏機会の多い名曲がどんなふうに聴こえるのか? メンバーもお客さまもそれぞれが色んな想像を膨らませたに違いありません。 

オーケストラ全景
(C)飯島隆

この日も初日同様にマエストロの希望によりサイン会が行われました。
お客さまとも真摯に向き合い、にこやかに話されるマエストロの姿がそこにありました。

サイン会のマエストロ

練習から本番とすべての日程を終え、打ち上げの席でもにこやかなマエストロです。 隣にはマエストロ以上ににこやかな奥様の姿が。
マエストロのお元気なうちにあと何回もご一緒したいと心から思った、とても素敵な出会いでした。

マエストロはこの後、首席客演指揮者を務められている札幌交響楽団との演奏会です。
来年1月にはNHK交響楽団とも演奏会をされます。
マエストロの今後ますますのご活躍を祈っております!

奥様と2ショット

| 定期演奏会 | 14:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロ・エリシュカの音楽の世界、ぜひ体験して下さい!

「第452回定期演奏会」初日にご来場頂きました皆さま、有難うございました。

初日のレポート記事をいつものようにアップしようと思っているのですが、昨日からずっと第6曲“プラニーク”のエンディングが耳から離れません。 本当に素晴らし演奏でした。 どうかこのブログをご覧になった方で「それなら定期2日目を聴きに行こうかな」と思って頂ける方がいらっしゃるなら幸いです。

第452回定期演奏会

「我が祖国」ザ・シンフォニーホールでの練習風景です。 
メンバーは私服、お客様が入っていない状態で照明を上げるとこんな感じです。

 「我が祖国」練習風景

それが本番になると、正装に着替え照明を落としてこんな感じになります。 
 本番のオーケストラ全景
 飯島隆(C)

マエストロ、まずコンサートマスター長原幸太と握手です。

マエストロとコンマス長原の握手から始まります

そしていきなり第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」の冒頭、ハープSoliに入ります。
マエストロと個人練習も含めてしっかり合わせてきたハープ今尾、エキストラ奥田さん最大の見せ場でもあり聴かせどころです。 マエストロはきっかけの個所だけ振り、あとは二人におまかせです。

マエストロの指揮に合わせて奏でる2台のハープ

本番、上手くいったと思います。 「ハープのあんなに長いソロから始まるなんて、とてもドラマチック。しかも2台のハープがぴったり合ってましたね」とお客さまの反応も上々でした。 さすが、ここ一番決めてくれますね!

右から今尾淑代、エキストラ奥田季子さん

かなり細かくやった弦楽器のアンサンブルも、お互いの音を聴き合ってアーティキュレーションも指示通りばっちりいったのではないでしょうか。

弦楽器セクション

オーボエ、フルート、クラリネットにファゴット。 木管楽器も凄い集中力でマエストロの指示に応えてました。 マエストロはカーテンコールでは代表してトップ奏者を立たして賛辞を贈っていました。

本日の木管楽器奏者たち

金管楽器も聴かせどころの多い曲です。 ご存知のようにコントロールが難しい楽器ですが、カーテンコールの晴れやかな表情が今回の出来を物語っていたと思います。

管楽器・打楽器奏者

影の主役と言っても良いのが打楽器群です。 とてもメリハリのきいた迫力ある演奏になったのは彼らの頑張りです。 写真からもその迫力が伝わってくるようですね。 ずっと演奏する訳ではないだけに、逆に集中力を持続するのが大変だと思います。

 迫力あるリズムを叩き出す打楽器奏者
  
マエストロ、ずっと立ちっぱなしで指揮します。 練習では一応椅子は用意されていますが、座ることはありません。 今年80歳の巨匠、恐るべしです。

立ったまま指揮をするマエストロ

練習中は演奏番号などのこともあり楽譜でチェックしているマエストロですが、本番ではこの大曲を暗譜で振ります。 これまでに30回以上、全曲を通して振ってきたというマエストロ。 完全に手の内に入っている曲という感じです。

本番は暗譜で振りました

本番になるとマエストロ、こんな感じに変わります。
 本番を指揮するマエストロ
飯島隆(C) 
 
練習終了後、まずハープ奏者に投げキッスです。 本番でもまずハープ奏者を讃えていました。 それだけ大変なソロを良くやったという事でしょう。 ハープのお二人さん、お疲れさまでした。

投げキッスをするマエストロ

事務局としてはマエストロがお疲れだろうと云う事で終演後のサイン会は予定していませんでしたが、ご本人の強い希望により急きょ行いました。 練習の間もいつも一緒でマエストロの身の回りのお世話をされているのが奥様です。 サイン会の間もマエストロが楽しそうに笑っていると様子をのぞきに来られるなど、とても陽気な方です。 一緒にどうぞというお客様のリクエストで2ショットが実現しました。 あまりに幸せそうなお二人の様子を皆さまにもお裾分けします!

マエストロと奥様の2ショット

10月定期初日はとても感動的な演奏会となりました。
決して大袈裟ではなく、今回の演奏会は大阪フィルの歴史に残る演奏会でした。
演奏会はもう1日あります。 
どうか騙されたと思って ザ・シンフォニーホールへお越しください。
絶対に「教えてくれてありがとう!」と感謝していただくはずですよ。

 『第452回定期演奏会』 
 日 時:10月6(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:ラドミル・エリシュカ
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:スメタナ/交響詩「我が祖国」
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

| 定期演奏会 | 11:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロが語る 「我が祖国」 とは。

順番は逆になりますが、練習終了後マエストロにお話を伺いました。
先にマエストロの話をお読みください。

大阪フィルの印象はいかがですか?
素晴らしいオーケストラです。 この曲は特別な曲です。 皆さん、事前に練習をしていただいたと思いますが、やり方が違うところがたくさんあった。 昨日の練習ではそのあたりを細かくやったのですが、今日の練習で聴くとすべて修正されていました。 皆さんきちんとさらってくれている。 うれしいですね。 今日聴いた感じでは、ほとんど形は出来ているので明日の練習はゲネプロみたいな感じでいけます。

今回の曲、「我が祖国」の聴き所はどこでしょうか
チェコ人にとってシンボルのような曲です。 日本では「プラハの春」音楽祭のオープニングの曲として知られているのだと思いますが、チェコでは何か記念日的な特別なことがあると演奏される曲です。 難しい曲ですし誰もが演奏出来る訳ではありません。 また、上手なオーケストラでないと取り上げることを許されない雰囲気の曲でもあります。 もちろん指揮者の力量も問われる曲ですね。 
大阪フィルとは前回の「グラゴールミサ」が凄く上手くいったので、これなら「我が祖国」を全曲やってもいいと思いました。 私はこれまでにきちんとした形で演奏したものだけで30回は超えていると思います。 今でも初めて暗譜で振った時のドキドキ感は忘れられません(笑)。 1曲づつを語り始めると時間がいくらあっても足りません。 しかし全ての曲に意味があるので事前にそのあたりがわかっていると楽しさは倍増すると思います。 この曲を通してチェコの自然のやわらかさや美しさを感じて頂けると嬉しいですね。 
私は今回の練習で、本番当日素晴らしい演奏が出来ることを確信しています。 日本の皆さんに喜んで頂けると思います。

インタビュー中のマエストロ

マエストロも80歳です。 とても元気に見えますが、この曲を演奏するのは肉体的も精神的にも相当疲れるとの事。 練習も十分なインターバルをとりながら、自ら体調を気遣って進んでいきます。 これは途中で気付いたのですが、健康を気にしてというのもあるのでしょうが、「我が祖国」とキチンとした状態で向き合いたいとのマエストロの思いからだったのではないでしょうか。


以下、本日の練習風景をお届けします。


本日の練習は第1曲「ヴィシェフラド(高い城)」冒頭のハープソロからです。

「我が祖国」全体の音楽の流れを作る2台のハープsoli。
またこのハープ、吟遊詩人としてこの物語の語り部としての役割もあります。
マエストロが奏者の前に立ってアーティキュレーションなど細かく説明します。
これは複雑。 どんなテンポでどのように弾くのか…。 聞かないとわかりません。
ハープ今尾とエキストラ奥田さん、マエストロの要求にしっかりと応えて行きます。
「ブラヴォー!」、上手くいくとマエストロの口から飛び出します。
何回か繰り返すうちに、マエストロの指示どおりの音楽が奏でられるようになりました。
わずかな時間でしたがプロの音楽家同士のスリリングな遣り取り、手に汗握りました。

右から 今尾淑代、エキストラ奥田季子さん

この曲、楽譜どおり弾けばいいというモノではないのですね。
楽譜を超えて、表現しなくてはならないモノがそこにはあるという事でしょうか。
とても細かな指示が飛びます。 上手く出来たら「ブラヴォー!」、違うと思えば何度でも演奏を止めてマエスト自ら歌ったりしながら丁寧に思いを伝えていきます。 

指揮するマエストロ

マエストロにとってこの曲、‘手の内に入ったお国モノ’などという安易な例えで云うのは憚れるような感じがします。 それは歌舞伎役者にとって‘家の芸’と呼ぶに等しい、技術以上に精神性のほうが重きをなすようなモノと言えばいいのでしょうか。 マエストロに「我が祖国」を指揮してもらって演奏することの意味、思っていた以上に大変なことなのです。

指揮するマエストロ

昨日の練習では通訳が介することによるちょっとした違和感のようなものをマエストロ、メンバー共に感じながらの練習序盤でしたが、もうすっかりお互いにわかり合っているようです。 ちょっと聴いた事の無い大阪フィルサウンドが練習場に鳴り響いていますよ。 皆さん、乞うご期待を! 

指揮するマエストロ

定期演奏会と云えばやはりこの人、コンマス長原幸太。 久し振りにオーケストラに合流です。
もちろんチェコ語はわからない彼ですが、メンバーがなんとなくマエストロの言っている事が判って無いと感じた時などは自らマエストロに確認します。 
そこにいるだけで安心できる。 それこそがコンサートマスターなのでしょうね。
先日の「復活」からびわ湖ホール演奏会までオーケストラを守ってくれた首席客演コンマス崔文洙ともども、本当に頼りになる大阪フィルコンサートマスターズでございます。

 「我が祖国」演奏風景

マエストロは語ります。 
「ベストな状態でこの曲が指揮できる今だからこそ、聴いて欲しい!」

チケットはまだ余裕がございます。 ぜひともライブでお聴きください

 『第452回定期演奏会』 
 日 時:10月5(水)、6(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:ラドミル・エリシュカ
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:スメタナ/交響詩「我が祖国」
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 


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マエストロ・エリシュカ氏、素晴らしいです!

ラドミル・エリシュカ氏の練習が始まりました。
「第452回定期演奏会」は今月5日、6日、ザ・シンフォニーホールで行います。

‘世界の巨匠’でありチェコの誇る至宝、またドヴォルザーク協会の会長でもあるラドミル・エリシュカ氏とは3年ぶりの共演となります。

この日、12時過ぎに大阪フィルハーモニー会館に現れたエリシュカ氏、顔色も良くとても元気な様子。 
これはマエストロの気力体力ともにベストな状態で、最高の「我が祖国」が聴けそうですよ。

まずはマエストロ、メンバーの前でご挨拶です。 
「前回の演奏の事ははっきり覚えてます。 本当に素晴らしい“グラゴールミサ”でした。 国に帰ってあの時の録音を私の友人に聞かせたところ、皆驚いていました。 「これは本当に日本のオーケストラが演奏したのか。 素晴らしい!」と・・・。 だから今回の“我が祖国”もとても楽しみにしています。」

挨拶するマエストロ

「我が祖国」は全6曲の連作からなる交響詩。
練習は第1曲「ヴィシェフラド」(高い城)から。 この曲の冒頭、吟遊詩人役のハープ2台のソロから始まります。 ハープの横から撮影していたため2ndが全然写っていません。 ごめんなさい。
 
 手前 今尾淑代、奥 エキストラ奥田季子さん
物語り全体の語り部、吟遊詩人訳のハープ

マエストロはチェコ語で練習するためどうしても通訳が必要になります。 初めメンバーは何となくやりにくいものを感じながらでしたが、途中から分かり合ってきたようですっと流れていくようになりました。

  テンポを示すマエストロ

そうすると今までとは違い明らかに音も変わり始めます。
それは今までに大阪フィルであまり聞いたことの無い音です。

指揮するマエストロ

 メンバーは口をそろえて「ほんま元気やな。 前より元気なん違う?」と話しています。
今年80歳。 ‘巨匠’と呼ばれる領域に入っても、まだまだ円熟期をキープし続けてているマエストロです。

指揮するマエストロ

2009年、NHK交響楽団と演奏した「我が祖国」は、その年のファンが選ぶN響年間ベストプレイに選出されたほどで、大評判になりました。
「プラハの春」音楽祭のオープニングでも演奏され、チェコの人にとっては特別な思いの曲「我が祖国」。 マエストロにとっても思いは同じです。 大阪フィルとは2008年、ヤナーチェク「グラゴールミサ」以来のマエストロとの共演です。 
今回の定期演奏会、名演が誕生しそうな予感がします。 どうぞご期待下さい。

チケットはまだ余裕がありますよ。 ぜひライブでお聴き下さい!

452回定期演奏会ポスター

 『第452回定期演奏会』 
 日 時:10月5(水)、6(木)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:ラドミル・エリシュカ
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:スメタナ/交響詩「我が祖国」
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円 D席は売り切れ
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 

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