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2011年、すべての活動が終了しました!

この1年間を締めくくるに相応しい素晴らしい演奏会でした!
「第9シンフォニーの夕べ」2日目にご来場頂きましたお客様、有難うございました。

この日も福原友裕さんの奏でる篠笛とオーケストラによる「G線上のアリア」で幕が開きました。
曲の前半後半で二つの篠笛に持ち替えての演奏。
寂寥とした風景、泣き叫ぶ大地を彷彿させる深い音色。
洋楽器と和楽器のコラボの限界と可能性の両方を感じました。
しかし、この組み合わせで“第9”を演奏するのは、大植監督の他にはいないでしょうね。

 福原さんの篠笛に感動!
 (C)飯島隆

場内は満員御礼! 補助席までお客様でいっぱい。
そして、ステージ上もオーケストラと合唱団で満員です(笑)
楽器の配置も写真で見る限りシンメトリーになっており美しいですね。  
全員で奏でる歓びの歌。 とても迫力がありました。

 “第9”演奏風景
 (C)飯島隆

前日29日が創立名誉指揮者・朝比奈隆の没後10年目の命日でした。
そしてこの日が大阪フィル史上700回目の“第9”演奏。
自身も音楽監督ファイナルシーズンとなる大植監督は、1枚の写真を置いて演奏しました。
その写真、それは創立名誉指揮者・朝比奈隆です。
 
 監督の前には1枚の写真が
 (C)飯島隆

監督の表情は歓喜に満ち溢れていました。
指揮者とは小柄な部類にはいる監督ですが、作り出す音楽はとても大きなものです。
ザ・シンフォニーホールをあれだけ感動の渦に巻き込んでしまえる監督の指揮の魅力とはいったい何なのでしょうか?

 監督、歓喜の指揮!
 (C)飯島隆

オーケストラも合唱団も凄い集中力で監督に応えました。
今回の楽器配置では、普段なら当たり前に出来るアンサンブルも、耳で聴くのでなく目で確認をとりながら合わせていく必要がありました。

「ベートーヴェンはもはや耳が聞こえなかった。 目で確認をするという点を意識した楽器配置でもあったわけです」 と監督。

第4楽章の合唱団、「Alle Menschen werden Brüder」(すべての者は兄弟となる) 、確かに伝わって来ましたよ。 
「Freude!」(歓び)と「Brüder!」(兄弟)に込めた合唱団の思い。
お客様にも十分届いた と確信しました。

 演奏風景 斜めから
 (C)飯島隆

演奏終了と同時に起こった爆発的なブラヴォー、拍手、歓声。
ちょっとこれまで聴いた事のない熱いものでした。
熱狂的とはこういった事をいうのでしょうね。

監督、ソリスト、合唱指揮者のカーテンコールは延々と続いていきました。

 繰り返しカーテンコールが!
 (C)飯島隆

「偉大な朝比奈隆先生と一緒に大阪フィル“第9”演奏700回目を迎えたかった。 これはちょっと考えられないもの凄い記録です。」 と監督は語ります。 

カーテンコールの間、何度も朝比奈隆創立名誉指揮者の写真を掲げます。 
創設から55年間指揮をし続けた偉大な朝比奈隆を引き継ぎ、音楽監督となった大植監督。
一切外には出しませんが、いろいろと大変な事も多かったのかもしれませんね。

 朝比奈隆の写真を掲げる監督
 (C)飯島隆

オーケストラが去ったステージに呼び戻される監督です。
マエストロとしてこれほどの名誉はありません。
晩年の朝比奈隆・創立名誉指揮者を思い出しました。

 誰もいないステージで客席に手を振る監督
 (C)飯島隆

この演奏会を以て2011年の活動はすべて終了致しました。
色々な事があった2011年でした。
一日過ぎて、年が変わればバラ色の未来が約束されている訳では決してありません。
むしろ、置かれいる状況は大変厳しい大阪フィルです。
しかし大好きな音楽があればやっていける。
共にアンサンブルを奏でる仲間がいればやっていける。
今日のように、力を頂けるお客様がいてくれればやっていける。
そんな事をあらためて再認識致しました。

来年も大阪フィルハーモニー交響楽団をよろしくお願い申し上げます。  

皆さま、どうぞ素晴らしい年をお迎えください

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| 演奏会 | 16:50 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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色々有った2011年、今年最後の演奏会です!

「第9シンフォニーの夕べ」の初日は終了致しました。
寒い中ご来場頂きましたお客様にこの場を借りて御礼申し上げます。
そして昨日の公演はNHK FMでもライブ中継された事もあり、日本全国の多くの方に聴いて頂いたと思います。 本当にありがとうございました。

第9シンフォニーの夕べ

ザ・シンフォニーホールは本当に凄いホールですね。
それは音がきれいに響くという点、すべての音が明らかになってしまう点の両方の意味で、素晴らしい鳴りのホールだと昨日改めて実感致しました。
このホールをホームとして演奏会をさせて頂けている事に感謝します。

ゲネプロは合唱団、ソリストの入退場を確認する意味も含めて1楽章から。
大植監督は「おはようございます」と一言だけ挨拶をし指揮棒を振り下ろすと、“第9”の世界の幕開けです!

指揮する監督

ブログでもお知らせしてる通り、今回は監督の研究によるこだわりの楽器配置。
楽器配置のプラン、設計図では見ておりましたが、実際に仕上がりを見たのはゲネプロの時が初めてです。
ステージマネージャー清水のプランは寸分の狂いも無くステージに再現されておりました。

下手に後ろに木管楽器全部とホルン、ティンパニー以外の打楽器。

下手の楽器配置

上手後ろにトランペット、トロンボーン、ティンパニーが並びます。

上手の楽器配置

ヴァイオリンは通常の対向配置、指揮者の前にはチェロ。 チェロをはさんで左右対称にヴィオラが並びます。 そして最後列にはコントラバス。
ヴィオラの対向配置?、初めて見ました

センターの楽器配置

合唱団とソリストの入場は第3楽章終了後。 もちろんこれも監督のこだわりです。 
合唱団は4楽章だけの登場なので椅子も無く立ったままの状態。
合唱団は全員上手からの入場。 時間を短縮するため全員急ぎ足で歩きます。
ソリストは下手からの入場です。

第4楽章、皆さまお目当ての合唱シーン、「Freude, schöner Götterfunken,Tochter aus Elysium,」(歓喜、美しき神々の火花、天国からの娘)が高らかにホールに鳴り響きました!
監督のこだわりの「Brüder!」も感情がこもっていたと思います。

「Alle Menschen werden Brüder」(すべての者は兄弟となる)

もっとも歌詞の意味が判らなければどうしようもありませんが、「Freude!」(歓び)と「Brüder!」(兄弟)という言葉には特別な意味があるというのは伝わったはずです。

合唱団、素晴らしいです!

ソリストも合唱団に負けじと熱唱!
監督こだわりの人選により、このためだけに来日した歌手たちです。
左よりソプラノのスザンネ・ベルンハート、アルトのカロリン・マズア、テノールのトーマス・クーリー、バリトンのアンドレアス・バウアーの4名。

ソリスト4名

ステージの上にこれだけの人と楽器、よく乗りましたね。
視覚的にも見応え十分かと

 「2011年 第9シンフォニーの夕べ」全景 ゲネプロより
“第9”オーケストラ全景

既にお知らせしております通り、1曲目に演奏するのは「G線上のアリア」。
邦楽笛奏者として歌舞伎の舞台や演奏会、舞踊会などで活躍されている福原友裕さんが奏でる篠笛とオーケストラとのコラボレーション。
福原さんは演奏中に2本の篠笛を吹かれています。
涙無しでは聴けない、そんな特別バージョンの「G線上のアリア」です。

篠笛演奏中の福原さん

ゲネプロの間、客席で福原さんのサウンドチェックをしていたのはフルートの野津。
ゲネプロ終了後、直接アドバイスのために2ショット成立です!
福原さんの篠笛の説明を興味深く聞いている野津。
フルートを篠笛のように音を曲げて吹くこともある野津には、福原さんの吹く篠笛の音色はどのように聴こえたのでしょうか

福原さんとフルートの野津

ゲネプロ終了後も入場練習 を繰り返していた合唱団。
つづいて、合唱指揮者 本山氏の指揮で、ポイントをさらっていました。
これが本番でのパフォーマンスにつながるのですね。

合唱指揮者 本山氏による練習

“第9”の本番、凄い拍手、凄いブラヴォーをいただきました。
合唱団に、オーケストラに、ソリストに、そして監督に向けられた拍手歓声!
お客さまと同じように演奏しているメンバーも、もちろん興奮しています。

ソリストたちはご機嫌で楽屋に戻って来ました。
それ以上にハイテンションなのは言うまでも無く、監督です。
さっそく記念の写真撮影が行われました。
みんな良い表情ですね!

終演後のソリストと監督
 (C)飯島隆

これだけの熱演をした監督ですが、いつものようにサイン会の席に着いています。
寒い中、並んでいただいたファンの数はいつも以上に多く、それを気にした係りの者が「サインはお一人さま1点でお願いします!」 と叫んでいる横で、ファンの方一人ずつと話し込んでいるいつもの監督でした。

サイン会での監督

さあ、いよいよ“第9”は残すところ1回。
その1回が大阪フィル史上通算700回目の“第9”に当たります
本当に色々あった2011年の最後の演奏会でもあります。
朝比奈隆没後10年の思いも胸に、自身ファイナルの大植監督が振る渾身の“第9”。

皆さま、どうぞ心行くまで楽しんでください

| 演奏会 | 15:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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本日、「第9シンフォニーの夕べ」初日です!

「第9シンフォニーの夕べ」初日を迎えました。

朝10時からNHK FMで朝比奈隆の特集をやっており、大フィルの音楽がラジオから流れています。 天気も良く、気持ちのいい朝ですね。

昨日の“第9”練習を思い出しました。
嬉しくなるような練習、誇らしげな練習とでも言えばいいのでしょうか。
今回の“第9”の成功を確信しました。 

本番では“第9”の演奏に先駆けてバッハの「G線上のアリア」を演奏いたします。
今年、幾度と無く演奏した曲ですが、篠笛の世界的奏者 福原友裕さんとの共演でお届けする「G線上のアリア」はとても新鮮です。 
会場にお越しいただく皆さま、どうぞお楽しみに。

監督と福原さんの篠笛の共演

朝比奈隆没後10年の命日、大フィル通算700回目、自身のファイナル
東日本大震災への思い、日独交流150周年・・・・。
色々な思いを胸に秘め、特別な曲“第9”を指揮する監督なのです。

色々な思いを胸に秘め指揮する監督

オーケストラとあわせる前に、ソリスト4名による練習が行われました。
みんなとっても楽しそう。 監督含め5人は終始笑顔の絶えない練習でした。
それにしても豪華なラインナップです。
監督自らが指名してこのためだけに連れてきた特別なソリストたちなのです。
左からソプラノのスザンネ・ベルンハート、アルトのカロリン・マズア、テノールのトーマス・クーリー、バリトンのアンドレアスバウアーの4名。

ソリスト練習

指揮者の本山秀毅氏とアシスタントの真木喜規氏も見守る中で行われた4楽章の練習。
男声、女声ともにバランスのとれたメンバー構成ですね。
男性合唱も力強かったですし、二重フーガは迫力ありました
監督も振り返って合唱指揮の本山氏にgood!サイン。

本山氏、真木氏も見守る中歌う合唱団

さっきまでの楽しげな雰囲気から一転、真剣な表情で歌うソリストたち。
その声量に圧倒されました
ちょっと日本では聴けない“第9”じゃないですかね。

演奏中のソリストたち

“第9”前の“G線上のアリア”演奏、監督こだわりの楽器配置。
そしてこれはまだブログでも触れていませんが合唱団とソリストの入りのタイミングも注目です。
何かと話題の多い演奏会ですが、やはり演奏そのものにご期待下さい!
皆さまの期待のその上をいけると確信しております。
今回のチケットはすべて完売しておりますが、本日29日の演奏はNHK FMでライブ中継されます!
どうぞラジオでも大植監督と大阪フィルの演奏をお楽しみください。

指揮する監督

| お知らせ | 13:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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私たちはこうも考えています! 

三ツ星評価の音楽を目指して・・・大阪版アーツ・カウンシルの導入に向けて

いつも大阪フィルへのご愛顧ご支援を賜り、誠に有難く厚くお礼申し上げます。
ご承知のとおり、大阪市の補助金見直し問題につきましては、マスコミ報道に対する私どもの見解を12月6日のこのブログに表明させていただいたとおりでありますが、去る12月19日にご就任された橋下新市長は、大阪の統治機構全般にわたる抜本的な見直し案を次々と発信される中で、今後の文化行政のあり方についての改革の明確な方向性を打ち出されておられます。マスコミ報道によれば、文化団体への助成の必要性・成果評価等を一括して行う専門家による第三者機関を設置し、この専門家機関による審査・評価を通じて、文化行政のあり方を見直してゆこうというもののようで、いわゆる大阪版アーツ・カウンシルを想定されておられるものと考えます。
 すでに、国(文化庁)レベルでは、平成13年施行の文化芸術振興基本法に基づき、文化団体の自主的な活動の促進・支援を目的として、さまざまな措置が講じられてきましたが、文化団体の更なる自立性を確保する目的で従来の「赤字補てん」的な考え方から、評価制度と組み合わせた効果的・戦略的な支援の考え方に移行するなど、今年度からトップレベルの舞台芸術創造活動の分野で、評価機関(いわゆる日本版アーツ・カウンシル)の試行が始まっているとお聞きしています。今回の大阪市の構想も国レベルの方向性に沿ったものと考えます。
 このような状況にあって、私ども大阪フィルといたしましては、いろいろな立場の方々から様々な角度で評価を受けるという観点に立って、プロダクトアウトの発想ではなく、マーケットインの思考でもって、今まで以上にプログラミング・演奏のクオリティー・広報戦略などすべての部分で「たくさんのお客さまに聴いていただき、最高の満足をいただくためには、何が必要なのか」をしっかり考えるとともに、評価される私ども自身もお客さまの感想・反応を把握し、次の演奏会のさらなる満足につなげるようなPDCAの考え方を浸透させてゆく必要があると考えています。
もちろん私どもは、今までも毎年、国や大阪市に助成申請をさせていただくにあたり、公演の演目・指揮者・ソリストの選定において、お客さまのニーズや指揮者の希望、楽団の音楽的個性等々を考慮し、公演ごとにお客さまにご満足いただける最高の音楽を追求してきたつもりではありますが、今後は、さまざまな観点から評価を受けてその結果が明確にフィードバックされること、市民・府民の皆さまの税金を投入いただいたことに対する創造価値の明確な説明が求められること、といった観点もしっかり認識してゆく必要があります。
また、評価いただく前提として、私ども自身も、その公演のプログラミングをどのような考え方で作り上げたのかについても主体的に情報発信してゆく必要があると考えております。
 今回の大阪での第三者機関の組織設計や評価基準等がどのようなものになるのかはわかりませんが、以上申し述べましたような考え方、すなわち「三ツ星評価をいただける音楽づくりを目指して」取り組んでゆくことで、大阪の文化芸術の要の役割を担わせていただいてきた老舗のオーケストラとしての社会的使命を果たしてまいりたいと考えております。
 文化芸術振興基本法要綱の前文には、文化芸術の役割について、「心豊かな活力ある社会の形成」であることを明確に宣言しておられます。
今年度ほど、人と人の「絆」の大切さが改めて認識された年はありませんし、本当の意味での社会の活力とは何か、人間にとって必要な社会の成長は何か、といった大きなテーマについてみんなが考えざるを得なかった年であったように思います。
私どもといたしましても、文化芸術が人々の心のつながりや相互理解・人間としての共感を育むかけがえのない人間自身の財産であることの誇りと喜びをしっかり認識しながら、音楽を通じて、心豊かな活力ある社会の形成に寄与できるよう精一杯取り組んでまいりたいと考えております。
ブログをご覧の皆さまにおかれましても、これからの音楽づくりに関する私どもの考え方につきましてご理解いただき、今後とも引き続き、ご理解ご支援賜りますようよろしくお願い申しあげます。

平成23年12月28日
常務理事 佐々木楠雄

  チャイコフスキー・セレクションNo.1(7/20 ザ・シンフォニーホール)
2011-07-20チャイコ① 035
 (C)飯島隆

| メッセージ | 19:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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大植監督の練習、始まりました!

今年の締めくくりの演奏会、「第9シンフォニーの夕べ」の練習が始まりました!

久し振りに顔を合わす大植監督は元気いっぱいです!
いつものように弦楽器のトップ奏者と握手をした後指揮台に立ち、「よろしくお願いします」とだけ挨拶した監督が指揮棒を動かすと、1楽章冒頭の空虚5度の和音が鳴り響きます。 楽器が重なっていき、フォルテッシモで‘パパーン’と主題を奏でるまでの緊張感。
他の誰とも違う監督の音楽です!

久しぶりお大植監督

監督が大阪フィルで指揮する3度目の“第9”(07年、08年以来)。
今回は最新の研究を踏まえ、監督こだわりの楽器配置で演奏します。

日本で年末に“第9”を演奏する理由として諸説ある中に、ドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が年末に“第9”を演奏しているのを倣ったとするものがあります。
そのゲヴァントハウスで1835年から12年間、音楽監督を務めたメンデルスゾーン。 
彼はベートーヴェンの“第9”を、実際の演奏会で頻繁に取り上げ、その音楽的魅力を広めた事で知られています。 その際、ベートーヴェンがどのような形で演奏したかを詳しく研究しており、今回監督はそれらについても参考にしたうえで楽器配置を決めたようです。
舞台の上手と下手後方には管楽器と打楽器が二つに分かれています。
木管楽器すべてとホルン、大太鼓、トライアングルは下手後方(客席から見て左側)。
弦楽器は良く判りにくいのですが、一見通常の対向配置に見えます。
しかし少し違うようです。

ステージ下手側

トランペット、写真には写っていませんがトロンボーン、そしてティンパニーは上手後方に。 その前にいるのは2ndヴァイオリンですね。

ステージ上手側

センターに位置するチェロ、その後方に取り巻く形でコントラバス。
そして判りにくいのですがヴィオラは上手にも下手にも奏者の顔が見えるような。

 ステージセンター

監督こだわりの楽器配置ですが、かなり複雑に見えます。
この配置が実際のステージで収まるのでしょうか。 ステージには150名を超える大合唱団が乗っています。
こういう場合、ステージマネージャー清水の手腕にかかってくるのです。
しかし彼はいつものように今回も見事に決めてくれる事でしょう

皆さま、演奏が始まるまでの少しの時間、興味を持ってそのあたりを見て頂くと、今回の演奏会の楽しさが倍増する事と思われます

 真剣な表情で楽譜の確認をするコンマス長原と監督
監督とコンマス長原

練習後半、合唱団との合わせです。
今回の合唱団は大阪フィル合唱団と大阪音楽大学合唱団の混成チーム。
総勢150名強。 市民合唱団なんかだと200名~300名といった合唱団はあります。
数ではなくクオリティだというところ、お見せいたしましょう!
練習を聴いた感じではかなり期待出来ると思いますが、さて皆さまの評価やいかに?

合唱団の練習風景

監督は「Brüder!」(兄弟)で何度も演奏を止めます。
「今回の“第9”はこの「Brüder!」がとても大切。 もっと心をこめて歌って欲しい!」 と何度も指摘がありました。

東日本大震災の今年、「絆」と云う言葉が再認識された年でもあります。
「Alle Menschen werden Brüder」(すべての者は兄弟となる)
本当にこの言葉の意味を噛みしめたいですね。
「Freude!」(歓び)と「Brüder!」

音楽出来る喜びを噛みしめ、しっかり演奏したいと思います

指揮する監督も「Brüder!」

「特別な時にしか振らない!」と常々監督が話しているベートーヴェンの「第9」。

「そもそも最初スコアには第9番という文字は入って無かったのです。 誰かが入れたのか、もちろんベートーヴェンが頼んで入れさせたのかもしれませんが、シンフォニーとしか書かれていません」と語る監督。

すべてのシンフォニーを代表する作品として、安易に手を出すものではないという風に監督は考えています。

満を持して臨む3度目の“第九”。
演奏会初日の29日は、創立名誉指揮者・朝比奈隆が亡くなって10年目にあたります。
そして、2日目の30日は、関西交響楽団時代から通算演奏回数700回目の“第9”です。
もちろん音楽監督として臨む最後の特別な“第9”でもあります。

この特別な2日間だけの演奏会、チケットは早々に完売しています。
普通なら聴いていただく手立てが無いのですが・・・
今年はNHK-FMでのオンエアが決まっています。
ライブ放送です!

以前ブログも紹介しましたが、明日29日、NHKFMで「今日は一日朝比奈隆三昧」という番組でのライブ中継。
朝比奈隆・創立名誉指揮者の亡くなった12月29日、NHK FMで午前10時~午後9時まで(途中、中断あり)のスケジュールで、‘選りすぐりの名盤’を聴きながらその功績を偲ぼうという番組です。
その中で、ザ・シンフォニーホールで行う「第9シンフォニーの夕べ」初日の模様がライブ中継されます!

家に居ながら、監督渾身の“第9”が聴けるチャンスです!
ぜひチェックしてみてください。

エネルギッシュな監督

そして、監督の演出プランはまだ有ります。 

この1年を振り返り東日本大震災で被災された方に向けて、今年「日独交流150周年」を迎えた事実を重ねて、ドイツの作曲家バッハの「G線上のアリア」を演奏いたします。
オーケストラと一緒に演奏するのは日本を代表する篠笛奏者 福原友裕さん。 
4月の「東日本チャリティコンサート」で特別出演していただいた方です。

今年演奏するからこそ意味のある「G線上のアリア」特別版。
“第9”の前に演奏いたします。

色々と楽しみの多い“第9シンフォニーの夕べ”、本日の練習からソリストも合流します。
皆さま、本番をどうぞお楽しみに

| お知らせ | 13:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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躍動感溢れる“第九”、ザ・シンフォニーホールで「フロイデ!」

朝日放送主催「躍動の第九」は終了しました。

マエストロ井上道義さんの渾身の指揮にオーケストラも合唱団も凄まじい集中力で応えました。
会場は満員御礼、立ち見までいっぱいのお客様にお越し頂きました。

 「躍動の第九」ゲネラルプローベより
“第九”演奏風景

オーケストラ練習から始まったゲネプロ、その頃合唱団はホール1階ロビーで発声練習真っ最中でした。

合唱団は発声練習中

マエストロは絶好調!
大きなステージになればなるほど燃えるマエストロです。
スケールは大きく、ギュッと中身の詰まった音楽と云うのでしょうか。
元気を貰える音楽ですよね、マエストロの音楽は

パワフルなマエストロの音楽

クラシック音楽も絶対ライブがオススメなのは、生音は迫力があるからというだけではありません。
例えば弦楽器、一糸乱れずに動くボーイングは視覚的にも迫力なのです。

一糸乱れぬボーイングの動き

管楽器も打楽器も同じです。
弦楽器とは違い常時吹いて(弾いて)いる訳ではないので、休んでいる間も小節数をカウントしたり大変なのです。
そして吹くとき(弾く時)は一人。 そのあたりのプレーヤーの緊張感を感じられるのもライブならではです。

“第九”演奏中

改めて語るまでもありませんが「第九」の魅力はオーケストラ(楽器)と人間の声のコラボレーション。
作曲当時、交響曲としては異例だったようですが、今聴いてみるとすっかり定着していて当たり前にしか聞こえませんね。
大合唱団に交じってひと際目立つ存在でなければならないソリストは大変です。
合唱団を従えて、本日のソリストはさすがお見事でした!

 左からソプラノ小川里美さん、メゾソプラノ重松みかさん、テノール井ノ上了吏さん、バリトン青山貴さん

ソリストの皆さま

マエストロはオーケストラだけではなく、合唱団のメンバーの心も掴んでいます。
合唱のオーケストラ合わせ終了後、合唱団の方までやって来て「こんな時だから良い演奏をしようよ」と云うような事を話されました。 みんな去っていくマエストロにお辞儀をしています。 
ギュッと気持ちがまとまった事は言うまでもありません。
 
  大阪フィル合唱団

マエストロと作る音楽、いやー楽しかったです。
その雰囲気はお客様にも伝わるはず。
この次、マエストロとご一緒するは、恒例のマチネ・シンフォニーですね。
こちら、現在セット券を好評発売中です。
マエストロと大阪フィルの演奏、ぜひとも足をお運びください!

「マチネ・シンフォニー」お越しください!

平日午後の名曲セレクション《マチネ・シンフォニー》Vol.7&8

各演奏会ともに
会場:ザ・シンフォニーホール
開演:14時 
指揮:井上道義
♪13:50~マエストロ井上道義によるプレトークがあります♪

お得な2回セット券、好評発売中! 

【Vol.7】2012年4月18日(水) 発売日:一般1月17日(火)
曲目:ヨゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」
   ホルスト/組曲「惑星」(合唱:ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団)

【Vol.8】2012年11月8日(木) 発売日:一般7月24日(火)
曲目:ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調(ピアノ:菊池洋子)
   マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

◆料金 2回セット券:A席6000円 B席4000円
       1回券:A席4000円 B席3000円

※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。

| 演奏会 | 02:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロ井上道義さんと作り出す“第九”!

クリスマスイブのこの日、「躍動の第九」の練習が行われました。

朝日放送主催の“第九”は色々とタイトルが付いていますが、マエストロ井上道義さんと組んだ“第九”は「躍動の第九」。 
上手なネーミングですね。 本当にぴったりだと思います。
その「躍動の第九」は実に6年ぶりの開催!
チケットは早々に完売とか   有難いことです。

指揮は井上道義さん

10月の「マチネ・シンフォニー」以来2カ月ぶりに大フィル会館に登場のマエストロ。
華がありますね、そして艶がある。
大きく身体にしなやか動き。 そしてエネルギッシュ!
実に絵になるマエストロの指揮姿です。

大きな音楽を作り出すマエストロ

「躍動の第九」合唱は我らが大阪フィル合唱団です。
“第九”シーズン真っ只中ですが、いよいよ彼らの出番です!
この演奏会と年末の大植“第9”の3ステージに向けて完全熱唱です!
包み込むようなマエストロの大きな指揮に応えるように歌う大フィル合唱団。
良いんじゃないでしょうか

マエストロのもとで熱唱の大フィル合唱団

ソリストの皆さまです。
左からソプラノ小川里見さん、メゾソプラノ重松みかさん、テノール井ノ上了吏さん、バリトン青山貴さんの4名。 小川さんと井ノ上さんは大阪フィル初登場ですね。
皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

ソリストの皆さま、よろしくお願いします!

本当に忘れられない年となった2011年。 
祈りを込めてお届けする大阪フィル通算698回目の“第九”。
チケットは完全に売り切れているようです。
チケットお持ちの皆さま、文字通り“躍動する熱い第九!”を確かめにお越しください

マエストロ、よろしくお願いします!


| お知らせ | 05:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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コンサートは続いていきます!

オーケストラは22日は「第82回クリスマスステップコンサート」、23日は神戸で「第九コンサート」でした。

寒い中、私たちのコンサートに足をお運びくださいまして有難うございます。
両公演とも練習風景は以前のブログでアップしておりましたが、本番の模様をリポートします。

まずは「第82回クリスマスステップコンサート」です。

クリスマスのようなキラキラ輝いた名曲で構成されたコンサート。
指揮は現田茂夫さん。
ルロイ・アンダーソンの“舞踏会の美女”で華やかに開幕です!
コンサートマスター長原のヴァイオリンに注目してください。
首席客演コンマスの崔文洙ばりのヴァイオリンの角度。

マエストロは現田茂夫さん

このコンサートはヴァイオリニストの千住真理子さんがヴァイオリンだけではなく、お話もされるのが楽しみの一つとなっています。 ツィゴイネルワイゼンやモーツァルトのコンチェルトなど幅広く聴けるのは、ファンには嬉しいですね。

 モーツァルト協奏曲第5番「トルコ風」第3楽章を弾く千住さん ゲネプロから
モーツァルト演奏中の千住真理子さん

もう一人のゲスト、ソプラノ歌手の幸田浩子さんです。
見事なコロラトゥーラソプラノでバーンスタインやプッチーニの名曲を聴かせて下さいました。

アンコールの“ホワイトクリスマス”では、歌とヴァイオリンの共演も実現。
人気の“ボレロ”ではこれぞオーケストラ!と云うサウンドも堪能出来て、抽選による招待制でしたが当たった方は本当にラッキーでしたね。

 バーンスタイン「キャンディード」“着飾ってきらびやかに”を歌う幸田さん ゲネプロより
“キャンディード”を歌う幸田浩子さん

コンサートを主催する住友不動産販売の関係者の皆さま、お世話になりました。
クラシックファンを広げていく意味でもとても大切なコンサートです。
これからもぜひ続けてください。 よろしくお願い致します。


                     


一夜明けた神戸。 今年一番の寒さだそうです。

朝比奈千足さんが久し振りに大阪フィルを指揮する話題の「神戸の第九コンサート」
神戸国際会館が1963年以来続けている「第九コンサート」、神戸・阪神間のアマチュア混成合唱団のメンバー総勢250名!が歌います。
すっかり神戸市民に定着している「第九」、場内は満席のお客様!

第九演奏風景

マエストロとコンマス長原の握手で始まるのはゲネプロも本番も同じです。
ゲネプロでは合唱団から拍手が起こりました。

マエストロとコンマス長原の握手から始まります!

マエストロは静かな語り口調です。 オーケストラを止めて色々と話すタイプではありません。
やがて指揮棒が振り下ろされ奏でられた音楽は、とてもゆったりしたものでした。

マエストロが話されています

合唱団とソリストが入場するのは2楽章が終わってから。
ソリストは左からソプラノ松岡万希さん、アルト山田愛子さん、テノール松原友さん、バリトン桝貴志さんです。
アマチュア合唱団体の合同チームで構成された合唱団ですが、二重フーガのところなど随所でその健闘が光りました。

ソリストの皆さま

マエストロは終始ゆったり進んでいきます。 テンポはかなり遅めですね。 オーケストラのメンバーの集中力も相当なものですが、お客さまの集中力も称賛すべきものでした。

指揮をするマエストロ

大阪フィル通算697回目の“第九”は大盛況のうちに終了致しました。

さあ、年内残すコンサートは3回。 すべて“第九”です。
本日は25日本番の井上道義さんの“第九”練習。
そして本番を終え、1日オーケストラはオフをとらせて頂き、いよいよ大植監督の“第9”練習そして本番です。
全部終えると“第九”通算演奏記録はちょうど700回!

いよいよ今年も残すところ1週間ですが、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。
寒い日が続きますが、どうぞお風邪など召されないようご自愛ください。

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クリスマスのお約束、いつものコンサートです。

「第九」を演奏する機会が続いていますが、22日は毎年恒例となった「第82回クリスマスステップコンサート」の開催です。 
このコンサートは住友不動産販売主催のコンサート。
毎年、大阪フィルをお招き頂いています。

本日はその練習が行われました。
今回のマエストロは現田茂夫さん。 大阪フィルはこれまでにも随分指揮して頂いていますが、ここ1年ほど空いていましたかね。 いつも変わらず元気なマエストロです。

指揮は現田茂夫さん

このコンサートは名曲満載のコンサートですが、もう一つの楽しみはヴァイオリニストの千住真理子さんがソリストとしてだけではなく、メインパーソナリティとして曲解説などをマイクで話されることです。
ヴァイオリンンだけではなくおしゃべりもとても上手な千住さん、とても楽しいコンサートになる事でしょう。

ソリストとしては、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番“トルコ風”より3楽章や“ツィゴイネルワイゼン”などを弾かれます。
コンチェルトのきっかけをマエストロ、コンサートマスター長原と話し合われている千住さんでした。

マエストロ、千住さん、コンマス長原

天才少女と言われて大きくメディアにも取り上げられたずっと以前から、常にクラシックシーンのセンターポジションで業界発展のための活動も色々とされて来られた千住真理子さん。
少しくだけたバラエティ的な活動からバッハの無伴奏全曲演奏会のようなアグレッシブな活動まで、全力でこなす千住さんの姿勢にファンは共感しているのでしょうね。 会場は全国いつも満杯とか。 凄いですね。

マエストロとスコアの確認をされている姿も貫禄ありますよね  

マエストロと話し合う千住さん

今年の「クリスマスステップコンサート」にはもう一人素敵なソリストが。
大阪は豊中出身、ソプラノの幸田浩子さんです。
改めるまでもないほど人気があり、日本を代表するコロラトゥーラソプラノ。
今年の大晦日、テレビで全国放送されるジルベスターコンサートの出演も決まってらっしゃいます。
コンサートではプッチーニ、モーツァルト、そしてバーンスタインの「キャンディード」から“着飾ってきらびやかに”を歌われます。
評判を呼んだ宮本亜門演出の「キャンディード」のクネゴンデ役の彼女、聴かせどころたっぷりの嬉しい選曲ですね。

練習終了後、大阪フィルの印象をお伺いすると 「大フィルさんとはこれまで何度も共演させて頂いてますし、メンバーも良く知っていますので、休憩時間なんかもワイワイととても楽しいですよ。 大好きなオーケストラです。 最近テレビで取り上げられているのを目にする機会が多く、心配してしていたんです。 大丈夫ですか?」 とにこやかな笑顔とともにストレートなお話が。
「エ、エエまあ、頑張っています・・・

幸田さんと千住さんが一緒のステージに!

クリスマスシーズン真っ只中、とても贅沢なコンサートですね
クリスマスならではのアンコールなんかも期待出来るのでしょうか。

このコンサートは応募による抽選制で、完全招待コンサートです。

当選された皆さま、一緒に楽しみましょう。
クリスマスイルミネーションも華やかなザ・シンフォニーホールでお待ちしています

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23日は神戸で「第九」やりますよ!

23日に神戸国際会館こくさいホールで「第九コンサート」が開催されます。

本日は「神戸第九」のオーケストラ練習でした。
指揮は神戸フィルハーモニック音楽監督の朝比奈千足さん。
そうです、朝比奈隆創立名誉指揮者のご子息。
大阪フィルを振られるのは実に久しぶりの事です。

本日のマエストロは朝比奈千足さん

やはり、どことなく似ておられます。 お顔もですが振り方がです。
うーん、でもやはり違いますね。
1楽章からゆったりしたテンポ、堂々とした雰囲気です。
振り過ぎないというのもポイントなのですね。 
ついついメンバーが気を回してやってしまう。 
それはつまり、結果的にはやらせているという事になるのでしょうか。
ゆったりしたテンポでしたが緊張感を無くす事なく最後まで通りました。
とても雰囲気のある指揮です。 

大阪フィル史上、通算697回目の「第九」はまさかの朝比奈指揮!でした
どうか皆さま、ご自身の目と耳で「神戸の第九」をご確認ください。

やはり雰囲気があります

空虚5度。 このどことなく不思議なホルンの響きで始まる「第九」。
長調なのか短調なのか、それだけではわかりません。

夢なのか幻なのか、やり終えたと思っていたのに、まだこんなにも仕事が(笑)
偶然なのか必然なのか、さまざまなモノ達との出会い。
このままでは永遠に交わらない
メビウスの環、クラインの壷・・・

ワタシにとって、皆さまにとって解決してくれる3度とは一体何でしょうか?

第九の冒頭を聴くとそんな事を考えてしまいます。

「第九」いいですね!

音楽の持っているチカラ、凄いですね。

この音楽のチカラを確かめに、どうぞ会場へ足をお運び下さい。

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