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今月30日、「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」に出演します!

皆さま、待望のゴールデンウィークが始まりましたね。

まったく同じタイミングでクラシック音楽のお祭り「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)びわ湖」が滋賀県のびわ湖ホールで始まりました。
今年は最終日30日に私たち大阪フィルも出演致します!
演奏するのは “展覧会の絵”と“火の鳥”より抜粋というロシアプログラム。

びわ湖だけではなく、今年の「ラ・フォル・ジュルネ」全体のテーマがロシア音楽なんです。

「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」HPは
コチラをクリックしてください!


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今回のメイン曲“展覧会の絵”、もともとはムソルグスキー作曲のピアノ曲です。
美術館の中、色々な絵画を見て回るシーンを音楽にしたものですね。
その曲をラヴェルがオーケストラ版に編曲したのが、今回演奏する曲です。
歩き回るシーンが‘プロムナード’という名で曲の途中に何回か登場します。
曲の冒頭、その‘プロムナード’のテーマを奏でるのがトランペット。

まったくの無音からのソロ、見せ場たっぷりですがプレッシャーも相当なもの。
トップ奏者 篠崎孝が演奏します。

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今回の指揮者はマエストロ パスカル・ロフェさん。
2009年3月定期で演奏した「ダフニス&クロエ」は評判になりました。
久々、笑顔の再会です

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マエストロはフランスの名門パリ国立高等音楽院を出て、ブザンソン指揮者コンクール優勝後、パリ管やフランス国立管などを始め、世界中の有名オケを指揮しておられます。

パスカル・ロフェさんのプロフィール
コチラをクリックしてください!


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マエストロの指揮は非常に的確です。
ポイントを絞り、緻密に作り込んでいくよう見えました。
音程、リズム、基本的な部分を合わせると言った当たり前の事を徹底していきます。
きちんと丁寧にメカニカルな音楽を作り、その上でアーティキュレーションにこだわる

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“展覧会の絵”という曲、ムソルグスキーの曲なのでロシア物だと思っていましたが、オーケストラ版はラヴェルの編曲なのである意味フランス音楽なのですね
ラヴェルに向けたアプローチ、「なるほど納得!」そんなマエストロの曲作りです。

コンサートミストレス渡辺美穂さんとも色々と確認しながらの練習でした。
怖いけど間違いなくスキルは向上しそうな・・・恐るべしマエストロです

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“展覧会の絵”は管楽器に見せ場、聴かせどころたっぷりです。

2回目の‘プロムナード’を挟んで演奏される‘古城’はファゴットのソロから始まり、アルトサクソフォーンが抒情的なメロディ演奏します。
普段はオーケストラではあまり登場しない楽器ですが、これがいいのです
素晴らしい音色を聴かせてくれるのはエキストラで良く演奏して頂いている西本淳さん。
人気サックス奏者 平野公祟さん率いるサックス四重奏、ブルーオーラサクソフォン・カルテットのメンバーとしても知られています。 
毎年、大阪クラシックでも演奏して頂いていますよ。

後ろに写っているのは、ホルン1番を吹いている藤原雄一とエキストラ小坂智美さん。
前には2ndヴァイオリン、ベテランメンバー塩田良正の顔も。

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‘古城’そして‘プロムナード’に続いて演奏される‘テュイルリー’でも木管楽器は大活躍します。

本日の1番奏者は、フルート野津臣貴博、オーボエ大森悠、クラリネット ブルックス・トーン、ファゴット久住雅人です。

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‘プロムナード’を挟まず続いて演奏される‘ビドロ’。
主旋律を奏でるのは‘チューバ’です。
高音の綺麗な音が要求されるチューバ奏者最大の聴かせどころです。
川浪浩一の演奏にご期待下さい
川浪の横にはチューバがもう1台、何処で持ち替えるのか?
そのあたりも注意をして見ていると面白いですよ。

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最後に紹介するのはコントラバスの石井博和です。
何度も報告してる通り、いよいよ石井の現役最後の出番がやって来ます。
41年の大阪フィル生活のピリオドを打つのがこの“展覧会の絵”。
この日の練習の最初に、メンバーから花束を貰って祝福されていました  

どうか石井らしく本番では思いっきり演奏して欲しいですね!

 2009年3月定期「ダフニスとクロエ」を指揮するマエストロ
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 (C)飯島隆

マエストロ パスカル・ロフェがお届けする煌びやかな“展覧会の絵”。
1曲目には“火の鳥”1919版より、後半の盛り上がるところから演奏致します

皆さま、ぜひとも「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」に足をお運びください。
大阪フィル以外にも色んな演奏が聴けますよ!

ミシガンの走る琵琶湖が一望できるびわ湖ホールでお待ちしています

「ラ・フォル・ジュルネびわ湖2012」

30-l-2公演

日 時:4月30日(月・休) 14:45~15:45
会 場:滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
指 揮:パスカル・ロフェ
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
プログラム:
ストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 魔王カスチェイの凶悪な踊り、子守歌、終曲
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):「展覧会の絵」
入場料:S席2,000円/A席1,500円 
※小学生以下はS・A席ともに500円引き (3歳以上入場可)


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「星空コンサート」で盛り上がりましょう!

皆さまご存知の通り、今年も「星空コンサート」の開催が決まりました。

今年は6月2日(土)です

過ごしやすい季節じゃないですか!
毎年4月の終わりで、寒い思いをしていましたね。 今年は大丈夫
6月といっても梅雨はまだ先ですよね。 雨の心配もなし

どうぞ大阪城・西の丸庭園に皆さまこぞってお越し下さい!

えーっと、ところで皆さま、「星空コンサート」ご存じですか?

2006年から始まっていますので、今年で7年目の野外コンサートです。
芝生の上でゆっくり寛ぎながら大阪フィルのコンサートを聴いて頂きます。
開場は10時、開演は18時半のこのコンサート。

お昼間は吹奏楽のコンサートや大阪フィルの公開リハーサルなども有りますし、会場は出入り自由です。
昼間は近くの大阪城天守閣を見に行ったり、水上バス「アクアライナー」に乗ったり、自由に過ごしてもらえます。 
もちろん会場内での飲食は自由。 
ハイキングとコンサートを一度 に楽しめるという訳です。 

ざっと、こんな感じのコンサートだというのを写真で紹介しましょう!

いちばん象徴的な写真がこれですね

2011-04-24 星空コンサート 233
 (C)飯島隆

大阪城・西の丸庭園というだけあって、すぐそこに 大阪城 が!
この写真、下の写真もそうですが、皆さまがいちばん楽しみにされている曲が、“序曲「1812年」”だと思います。 メインの曲ですね

2011-04-24 星空コンサート 346
 (C)飯島隆

会場をぐるっと取り巻く金管楽器のバンダチーム。
ステージ上の大植マエストロではコントロール不能です。

そこで、このバンダチームを、指揮するのが・・・

2011-04-24 星空コンサート 348
 (C)飯島隆

吹奏楽界のカリスマ教師、淀工の丸谷先生です。
ステージ上の大植マエストロの動きに合わせ、見事な指揮!
これも見どころのひとつです

昨年は東日本大震災の事もあって、大掛かりな演出を自粛していました。
序曲「1812年」の大砲も鳴らなかったですよね
今年は、さてどうなりますか。

2011-04-24 星空コンサート 062
 (C)飯島隆

他にも、スーパーマンが登場したり、

2011-04-24 星空コンサート 097
 (C)飯島隆

普段とは違うお茶目なマエストロが見られたり、

2011-04-24 星空コンサート 094
 (C)飯島隆

客席を練り歩き、文字通りお客さまと一体となったマエストロの姿が見れるのもこのコンサートならではです。

大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部
 (C)飯島隆

昼間のプレコンサートは2校の吹奏楽部が演奏を披露してくれます。
1校は丸谷先生率いる大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部。

大阪市立城陽中学校吹奏楽部
 (C)飯島隆

もう1校、昨年は大阪市立城陽中学校吹奏楽部でしたが、今年は大阪市立文の里中学校吹奏楽部が演奏してくれる予定です。

星空コンサートチラシ

6月2日に開催する今年の「星空コンサート」。

オープニングはコープランドの「市民のためのファンファーレ」で幕開けです。
引き続き、ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」1幕への前奏曲を演奏。
かなりはまりますね
そしてサイモン&ガーファンクル“明日に架ける橋”
毎年のお楽しみ、ジュニア演奏家によるコンチェルト、今年は茨木在住ヴァイオリンの桑原陽太くんがメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲より第1楽章を演奏します。
続いて、シベリウスの交響詩「フィンランディア」ムソルグスキー(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」より“古い城を”を演奏。
そしてチャイコフスキーの序曲「1812年」へと進みます。

星空コンサートチラシ裏

その後のアンコールは、当日のお楽しみです

昨年は雨のために日曜に順延になり、入場者数も減りました
新緑の美しい季節です、今年はどうぞたくさんの皆さまにお越しいただきたいです

繰り返しになりますが、会場内は飲食は自由です。
一度入って頂いても、出入りも自由です。
また今年は、入場券を見せると大阪城天守閣入館料が大人通常600円のところ500円になったり、大阪水上バス アクアライナー乗船料10%OFFになりますよ。

ぜひご利用ください!

今年の「星空コンサート」、皆さま一緒に盛り上がりましょう


昨年の「星空コンサート」の様子はコチラ


「星空コンサート」
日 時:平成24年6月2日(土) ※雨天の場合6月3日(日)に順延
        10時開場、18時30分開演、20時終演予定
     ※13時からプレコンサート開催
     ※チケット半券の呈示により、途中入退場可能です。
     ※時間帯は、天候等により当日若干変更される場合があります。

会 場:大阪城・西の丸庭園(「星空コンサート」特設ステージ)

主 催:星空コンサート実行委員会
  (大阪市、公益社団法人大阪フィルハーモニー協会、朝日放送株式会社)

内 容:
指 揮:大植英次
演 奏:大阪フィルハーモニー交響楽団
独 奏:桑原陽太
共 演:大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部
    近畿大学吹奏楽部
    箕面自由学園高等学校吹奏楽部
    明浄学院高等学校吹奏楽部
曲 目:
コープランド/市民のためのファンファーレ
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ポール・サイモン/明日に架ける橋
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調より 第1楽章
シベリウス/交響詩「フィンランディア」
ムソルグスキー(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」より “古い城”
チャイコフスキー/序曲「1812年」
*曲目および曲順は変更になる場合があります
          
プレコンサート出演:  
大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部
大阪市立文の里中学校
       

料 金:一般(高校生以上) 1,000円、65歳以上 500円
      ※中学生以下、障がい者手帳所持者と介護人1名は無料
(当日、身分証明書等の提示をお願いします)


チケット:当日10時から会場(西の丸庭園前)にて販売。(前売りなし)

        
そ の 他:
・天候などの理由で公演が中止・中断されることがあります。その場合は、会場および大阪市ゆとりとみどり振興局ホームページでお知らせするほか、「星空コンサート」事務局(TEL:06-6185-1118)までお問い合わせください。
・飲食物の持ち込みは可能です。ゴミは各自お持ち帰りください。
・芝生の上のフリースペースでご鑑賞いただきますので、レジャーシートの持参をおすすめします。

来場者特典:大阪城エリアの魅力を存分に楽しんでいただくため、星空コンサートの入場券呈示により、次の特典が受けられます。
※星空コンサート開催日に限り適用、他の割引との併用は不可
     
 ①大阪水上バス アクアライナー 乗船料10%割引
  [大人 1,700円→1,530円、こども(小学生)800円→720円]
  ※中之島・大阪城めぐり60分コース 大阪城港からの乗船に限る

 ②大阪城天守閣入館料 100円割引
[大人600円 → 500円 <中学生以下・市内在住65歳以上の方(要証明)・障がい者手帳をお持ちの方は無料>]


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大栗裕の音楽がザ・シンフォニーホールで甦りました!

大阪フィルのトップホルン奏者として、大阪音大や京都女子大で教壇に立った教育者として、そしてローカルな祭囃子などを取り入れた作風から「東洋のバルトーク」と言われた作曲家として、多彩な才能を持つ事で知られる大栗裕の没後30年を記念する演奏会が、20日ザ・シンフォニーホールで行われました。 

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 (C)飯島隆

「大栗裕の音楽をこのタイミングで皆さんに知って頂きたい」 そんな思いで、大阪音大、「大栗裕没後30年記念演奏会」発起人会、大阪フィルが主催して開催したこのコンサートに、多数の方がご来場頂きました。
この場を借りてご来場の皆さまに御礼申し上げます。

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 (C)飯島隆

ザ・シンフォニーホールのロビーには大栗裕の直筆の楽譜や、愛用していたハーモニカ(大栗はピアノが弾けなかったのでハーモニカで作曲したといわれる)などが展示されていました。

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 (C)飯島隆

また、ホルンを吹く大栗裕の写真を中心にしたパネルも置かれてあり、記念にサインする方も多かったです。

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このコンサート、参加団体、出演者が多く、ゲネプロはお昼間から行われていました。
それぞれの団体が思い入れいっぱいでザ・シンフォニーホールに臨んで来ているので、ゲネプロにも時間がかかります。
それぞれに見どころ聴きどころがたっぷりですが、どうしても注目したいステージがこれ。
コンサートのオープニングを飾る『特別編成140人のホルン・オーケストラ』 です。
ホルンだけで140人、ステージに乗るの? いったいどんな‘絵’になるのかな? たとえ乗ってもちゃんと演奏出来るもんなの? など興味は尽きません

そこで初めて全員が集うゲネプロ風景をご覧になっていただきましょう!

舞台に譜面台が並んでいます。 椅子はありませんねえ。 スタンディングですか。
ホルンのメンバーは客席で待機中です。 
舞台の転換を待っているメンバーの様子、少し見えますか?

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すでに指揮者の手塚幸紀さんはスタンバイOK。
マエストロの隣に立っているステージマネージャー清水直行が「順番にステージに並んで下さい」と声をかけ始めました。
上手と下手から花道を伝って客席からホルンのメンバーが続々と上がって来ます。

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手を挙げてステマネ清水が「譜面台は二人で1台です。 前から1列目、2列目の順番です。 あらかじめ決められた番号のところに立って下さい」と叫んでいます!
さっきまで綺麗に譜面台だけが並んでいたステージにみるみるメンバーが集まって来ました。

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ほとんどがステージに乗ったのを見計らって、マエストロが指揮し始めました。
1曲目は“2つのファンファーレ”です。
最前列の上手女性6名、下手男性6名が交互に吹き始めました。

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そして、最後は全員の合奏へと発展していきました。
ホルンの音って140人で一斉に鳴らしても喧しくないんですね
もちろん皆さんがお上手だということもあるとは思います。
また楽器の特性上、直管では無いからでしょうか?

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 (C)飯島隆

「大栗裕に所縁があれば、プロ、アマチュア問わず参加出来ます!」
その結果140名が集まりました。
年齢、性別、楽器のキャリアなど色々です。

本番の様子を正面から見るとこんな感じになります。

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 (C)飯島隆

下手2階から見た本番ステージの様子はこんな感じ。
最後の曲、ベートーヴェンの“自然における神の栄光”は圧巻でした。
全員で吹くボリュームが凄かっただけではなく、きちんとハーモニーが出来、アンサンブルしていた事がブラヴォーでした!
それにしてもホルニストって女性の演奏家多いですね、白い服はすべて女性です。
白組と黒組、圧倒的に白組の勝ち! そんな事を考えてしまう光景ですね

次のステージに向けた舞台転換が始まっています!
次もホルンの演奏です。

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 (C)飯島隆

『大阪音楽大学OBホルン・アンサンブルで』  です。

演奏するのは“馬子唄による変装曲又はホルン吹きの休日”という曲。
今回の発起人の一人でもある元大阪フィルトップホルン奏者 近藤望のために作曲した、大栗裕唯一のホルン作品です。
オーケストラ・スタディのように幾度と無くホルンの有名な曲が演奏されたと思えば最後は馬子唄にかえっていく曲で、大きな意味では民謡の変奏曲になるのでしょうか。
ベートーヴェン、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、ワーグナー、Rシュトラウスなど、見事なソロを吹いたのは、先日退団したばかりの元トップホルン奏者 池田重一さん。
「まるでオーディションを受けてるみたいで気が休まらんかったわ!」
そりゃそうですね。このメンバーの前で吹くのは緊張するでしょうね

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 (C)飯島隆

すると舞台に馬子と馬が登場。 
このコンビがお客様の笑いを誘うのですが、サスガにどことなく動きが音楽的です。
馬子に扮するは元大阪フィルトップトランペット奏者池田俊さん。
馬に扮するは、フリーランスのホルン奏者として活動されている友田拓さん。
舞台で演奏者に絡んだり、やりたい放題です。

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 (C)飯島隆

やりたい放題の挙句、馬子は指揮をしたいと言い出す始末。
お約束で一度は失敗しますが、なかなか立派に指揮をする馬子。
それをおとなしく見守る馬。
実は初演では大栗裕みずから馬子役をやって、名演技を披露されたそうです。
1984年の大栗裕追悼演奏会の時に馬子役をやったのが今回の池田さん。
池田さん、今回2度目の馬子役となります。

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 (C)飯島隆

指揮をするのが今回の発起人の一人、元大阪フィルクラリネット奏者兼補助指揮者で、第2部に出演の「唱歌の学校」を主催されている 泉庄右衛門さん。
となりにホルンの池田重一さんの顔が見えます。

笑いと見事な演奏、これエンタテインメントの基本ですよね

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 (C)飯島隆

大栗裕作品のジャンル的にも大変重要な位置を占めるのがマンドリンです。
長年にわたり技術指導をしていた名門 『関西学院大学マンドリンクラブ』 も出演頂きました。
指揮は同クラブの技術顧問を務めておられる岡本一郎さん。
日本における中世西洋音楽やルネサンス音楽の先駆者として知られている大御所です。

まず、男子部員が後ろに一列に並び、マンドリンクラブ部歌を演奏。

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 (C)飯島隆

そして、大栗の代表作“舞踊詩”を演奏しました。
マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、コントラバス、フルート、クラリネットで奏でるオーケストラとしての総合音楽。
とても懐かしい郷愁に満ちたサウンド。
思いのほかダイナミックレンジも広く、ハートを鷲掴みされた気分でした。
90年以上の歴史がある名門関学マンドリンクラブ。
この機会がなければ聴けませんでした。 
うーん、完全にやられました
これからも素敵な演奏活動を続けてくださいね。

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 (C)飯島隆

前半のトリを務めるのはやはりここしかないでしょう、『大阪市音楽団』 です。

演奏したのは“吹奏楽のための小狂詩曲”と“吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による”の2曲、素晴らしかったです
サスガの貫禄というのでしょうか、良く楽器が鳴ってました!
いつ聴いても格好良い曲ですね。 これを40年前に作っていた事がスゴイ!

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 (C)飯島隆

取り巻く環境は厳しいと思われますが、演奏を聴いて元気が出てきました。
そうなんですよね、良い演奏をし続ける事、これに尽きると思いました。
5月5日の大阪城音楽堂、頑張ってください! 盛会を祈ってます

ここで第1部が終了致しました。 暫しの休憩タイムでございます。

                    

大阪フィルの出番は第2部からでございます。
登場していないのにこのブログの量、大変な事になっております。
ただ、大阪フィルとしてこの「大栗裕没後30年記念演奏会」はしっかりレポートするべきだと思うのですよ。
記憶だけではなく記録としても残しておかねば、と云う事で後半です

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お待たせしました、大阪フィルの登場です

後半もいくつかの団体や個人が出演しますが、すべて大阪フィルが共演いたします!
まず最初にご登場頂くのは『中島警子 桐絃社』 の皆さまです。
「春の海」で知られる宮城道雄直系の弟子でもある中島警子さんが結成された団体です。 

写真は中島警子さんがゲネプロを終えてホッと一息つかれているところです。
指揮者は手塚幸紀さん。

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 (C)飯島隆

そして本番の写真です。
中島警子さんはお着物に着替えられています。

“筝と管弦楽による六段の調べ”が始まりました。
最初は中島先生お一人で弾かれ、直ぐに全員での合奏に変わります。

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 (C)飯島隆

八橋検校作曲「六段の調べ」、筝の曲としてはあまりにも有名ですね。
この曲、筝は「六段の調べ」をそのまま原曲を弾き、それにオーケストラが包み込むような編曲で原曲にメリハリを付けていきます。
大栗裕は八橋検校に対するリスペクトする気持ちからこういう作風を取ったのでしょうか。
筝とオーケストラのサウンドがこれほど自然に溶け合うとは、驚きました。

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大阪フィルが“ファンファーレ 大阪における医学総会のために”を高らかに奏でた後、いよいよ合唱団との共演になります。
先ほど指揮をして頂いた大阪フィルOB泉庄右衛門さんが、阪神淡路大震災に遭遇したことを機に、心のケアのために1996年に開校した「唱歌の学校」を開校しました。
そのメンバーによる『「唱歌の学校」心のうた合唱団』 で、2曲を披露してくださいました。

写真は交声曲「大阪証券市場100年」より記念祝歌のゲネプロの模様です。
この曲にはソリストが登場しますが、後で紹介します。

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 (C)飯島隆

“日本万国博覧会 EXPO70讃歌”の本番写真です。
合唱団のメンバーは本番中、自分達の出番以外もずっとオルガン前のクワイア席に座りっぱなしです。
すべての公演の背景になるのであまり動くわけにもいかず大変だったと思います。
そして迎えた本番、元気一杯日頃鍛えた歌を大きな声で歌って頂きました。

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 (C)飯島隆

交声曲「大阪証券市場100年」という曲、壮大な曲です! 全5楽章の大作だとか。
その中から第1曲“記念祝歌”はソプラノとテノールのソリストが入ります。
紹介しましょう、ソプラノは栢本淑子さん、テノールは林誠さん
ともに大阪フィルとの関りも深く、一世を風靡した歌手のお二人です。
華やかな曲で会場の温度もどんどん上がっております。

ここで皆さまお待ちかねのソリストが登場します。

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3月いっぱいで大阪フィルを退団した元首席コンサートマスター長原幸太さんです。
さん付けで呼ぶほうが照れるのですが 、そこはケジメですから。
久しぶりの長原さん、少しスリムになって精悍な感じに見受けられます。

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ソロが休みで演奏を聴いている時の感じとか、懐かしいですね。
あの時の雰囲気そのままです。
スターヴァイオリニストって演奏していない時も‘絵’になりますよね。

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 (C)飯島隆

そして大栗裕作曲ヴァイオリン協奏曲より第3楽章、本番です。
阿波踊りの‘よしこの’のリズムをベースに作ったと言われる第3楽章。
確かに言われると「「えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」と唄われているようにも聴こえます。
ヴァイオリンが何かをしゃべっているような。

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(C)飯島隆

3楽章だけですからアッと言う間の出来事でした。
必ずまた共演したいですね。
そう思っているのはメンバーも同じ。
彼に向けた拍手の音がやけに大きく感じました。

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 (C)飯島隆

オープニングの140人のホルン・オーケストラから始まって、お筝との合奏を経て、ヴァイオリン協奏曲ときて、最後を飾る“大阪俗謡による幻想曲”を振るのは手塚幸紀さん。
マエストロと大阪フィルの付き合いの歴史はかなり前に遡ります。
マエストロの定期デビューは1973年6月「第108回定期」で、ラヴェルの“ダフニスとクロエ”第2組曲がメインで、チャイコフスキーVn協奏曲、メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」でした。
それ以降は毎年のように定期を振って頂きました。
オールドファンの皆さまは懐かしく思われた方も多かったと思います。

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ゲネプロの光景もお見せいたしましょう。
コンサートマスターは崔 文洙(チェ・ムンス)。
今回のコンサートで大阪フィルが管弦楽として単独で演奏したのはこの曲だけです。

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打楽器を見ればお分かりですね。
チャンチキに神楽鈴、そう“大阪俗謡による幻想曲”です。

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 (C)飯島隆

“俗謡”の初演版、いかがでしたか?
良く演奏される改訂版と比べると随分と違いがありましたね。
またマエストロのテンポも少しゆっくりめだったと思いました。
同じ曲でもこの違い、これがクラシック音楽の、オーケストラの醍醐味です。
 
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 (C)飯島隆

終演時間は、ほぼ当初の予定通り21時40分。
2時間40分の夢のような時間が終わってしまいました。
後で振り返っても、盛りだくさん過ぎて良く思い出せません
でも、楽しかったですね。

「すべて終わってみて、事故無く大きなトラブルなく、お客様にも終演時間の見込み違いなどでご迷惑をお掛けすることなく終了出来てホッとしております。」
ステージマネージャーの清水直行が後日、そう語っておりました。
あの大がかりな舞台転換を何度も繰り返すことの大変さ、いやーお疲れさまでした。

今回のコンサートを開催して大栗裕の偉大さが良く判りました。
と同時にこれはもっと大栗の音楽を演奏していく責任が大阪フィルにはあるのではないか。 
そんな事をつくづく考えてしまいました

今回主催者の呼びかけに応えて、ご出演頂いた各団体の皆さま、有難うございました。
この企画に賛同しご協賛頂きました各社様、有難うございました。
企画段階からすべて手作業で、夢のようなハナシを現実に持って来られた発起人会の皆さま、大阪音大関係者の皆さま、お疲れさまでした。
そして、このコンサートに足を運んで下さった皆様、本当に有難うございました。
この長いブログを最後まで読んで頂いた方にも、感謝申し上げます。

いつの日か必ずまたお会いしましょう

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お昼間から“惑星”全曲が鳴り響いたザ・シンフォニーホール!

「マチネ・シンフォニーVOL.7~平日の午後の名曲セレクション~」は終了致しました。
ご来場いただきましたお客さまには、この場を借りて御礼申し上げます。

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「平日の昼間に定期並みの重量級プログラムを格安料金で聴いて頂きたい!」
そんな思いで始まった「マチネ・シンフォニー」も今回で7回目。
正直、動員面では苦戦していますが「定着までには時間がかかるもの!」との思いで、粘り強く続けていこうと考えています。
心強いのは、指揮者の井上道義さんがとことん付き合う気持ちでいてくださる事。
そして、ご来場いただいたお客さまが「良かった、また来たい!」と喜んでくださって、リピーター率が非常に高い事。
時間をかけて育てていく演奏会があってもいいのではないでしょうか?

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ゲネプロが始まりました。
首席客演コンマス崔 文洙(チェ・ムンス)のチューニングです。
マエストロはすでにスタンバイOK!

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今回のレポートは、後半に本番の写真を交えてアップしています。
きちんとしたオーケストラ写真は、プロ写真家 飯島隆さんの本番写真を見てください。
ゲネプロは雰囲気を味わって頂くという事で・・・
パイプオルガンが鳴り、ダブルティンパニーの打楽器が腹の底に沁みます。

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迫力のオーケストラサウンド、“火星”が始まりました。
ダブルティンパニー、堀内吉昌(右)と中村拓美(左)です。
咆哮する金管楽器! トロンボーンの隣には吹奏楽界のスター、ユーホニウム外薗祥一郎さんの姿も見えます。

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今月末での退団が決まっているコントラバス石井。
ザ・シンフォニーホールで弾くのはラスト2回です。
ゲネプロから特別な思いを感じているのでしょうか
楽しんで弾いてほしいですね

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かなり緻密で丁寧なゲネプロ前半が終わりました。
本日のゲストがステージに登場、マエストロとコンマス崔(チェ)さんとご挨拶です。
マエストロの表情しか見えませんね。
クワイア席(パイプオルガン前)にまわってみると・・・

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見えました、東京大学名誉教授 松井孝典(まつい たかふみ)名誉教授です。
この後、後半の練習前にはメンバーにも松井先生をご紹介。

さあ、準備は整いました! 開場、そして開演を迎えます

                   

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 (C)飯島隆

13時50分、開演に先駆けてマエストロによるプレトークがスタート。
井上マエストロ、地球を持って登場です
簡単に本日演奏する曲の説明、そして松井先生との対談の軽いフリがありました。
それにしても、何をしても‘絵’になるマエストロですね。

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 (C)飯島隆

優雅にダンスをするかのような指揮で“天体の音楽”が終了。
マエストロと松井先生の対談が始まりました。
松井先生はお話が上手、マエストロの質問にスラスラと答えていきます。
マエストロも駄洒落れ?親父ギャグ?で応戦です。
の写真は、‘星座’と‘正座’をかけているところですね

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 (C)飯島隆

“惑星”の演奏は1曲目の‘火星’からすごい迫力!
‘金星’、‘水星’と続いたところでいったん休憩、前半終了です。

後半は再びマエストロと松井先生の対談から始まります。
そして、皆さまお待ちかねの‘木星’で後半の演奏はスタート!
‘土星’、‘天皇星’最後の曲となる‘海王星’へと続きました。

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 (C)飯島隆

この「マチネ・シンフォニー」の企画に並々ならぬ意欲を持って向き合って頂いているのが、他ならぬマエストロ井上道義さん。
「要するに 慣れ なんです。 積み重ねるしかない。 お昼間で時間があるからこそ出来る仕掛けもある訳でしす。 定着するまでやりますよ!」 と話されています。

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 (C)飯島隆

マエストロのダイナミックな指揮の様子、3連発です。
こんな緊迫した表情もあれば、

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 (C)飯島隆

こんな穏やかな表情もあります。
桐朋の指揮科を出られているマエストロ、醸し出す雰囲気も一流なら、指揮の技術ももちろん一流。
そういえば、3月末の大植監督、4月定期の尾高忠明さん、井上道義さんと3名とも桐朋出身、齋藤門下という共通点があります。
3名それぞれが、日本を代表する指揮者。
この3名の指揮が続くのですから、オーケストラメンバーの集中力はすごいですね

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 (C)飯島隆

最後の曲‘海王星’の女声コーラスが何処からともなく響いています。
ヴォカリーズで歌うコーラス、神秘的です。
そして、溶け込むように消えていくコーラスに合わせるように・・・

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 (C)飯島隆

照明も消えていきます。
途中、星が煌めいた後、指揮者だけを薄く照らし出し完全に暗闇になりました。

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 (C)飯島隆

カーテンコールに登場した女声コーラスの皆さまです。
とても神秘的な陰コーラスでしたが、みなさま別の色の服を着ておられます。
人数は7名、“惑星”は全7曲。
右から1曲の‘火星’をイメージした赤、いちばん左が‘海王星’をイメージした白。
これもマエストロの細かく計算され尽くした演出のひとつでした。 お見事

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 (C)飯島隆

上の写真は、本番中のコントラバス石井博和です。
今日も出し惜しみなし、全身で表現しきった演奏でした。 

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 (C)飯島隆

アンコールのラヴェル/“マ・メール・ロワ”より‘妖精の園’を演奏し終えたマエストロとオーケストラのメンバー。
皆、心地よい達成感に満ち溢れた表情をしています。

マエストロが呼びかけます。

「次回、「マチネ・シンフォニー」は11月8日です! しっかりメモしておいてくださいね!」

そうです、次回こそは皆さま、昼間から重量級の曲の醍醐味を味わってください。

次回は昼間から “巨人” です!

それに、菊池洋子さんのピアノで、ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲もお届けします!

これからも「マチネ・シンフォニー」をよろしくお願いします

「平日午後の名曲セレクション<マチネ・シンフォニーVol.8> 」
日 時:11月8日(木)14:00開演(13:00開場)
会 場: ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
独 奏:菊池洋子(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
♪13:50~マエストロ井上道義によるプレトークがあります♪
<プログラム>
ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

発売日:一般:7月24日(火) 会員優先:7月17日(火)

料 金:A席4000円(3600円) B席3000円(2700円)

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※(  )内の料金は大阪フィル・会員価格でございます。

【チケット販売所】
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-00-9999(Pコード:154-335)
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:57069)

【お問合せ】
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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「東洋のバルトーク」大栗裕の音楽をお聴きください!

大阪フィルの前身、関西交響楽団でホルンを吹き、作曲家も兼任していた大栗裕の没後30年を記念した演奏会が、本日ザ・シンフォニーホールで開催されます。

   2012-04-20 大栗裕

大阪の祭囃子などを盛り込んだ作風から、民族音楽を取り入れたことで知られるハンガリーの作曲家バルトークにひっかけ「東洋のバルトーク」と呼ばれた大栗裕は、その人懐っこい性格からも、当時から彼を慕う音楽家が多かったそうです。

大栗裕の事を慕って・・・、当時良くして頂いたので恩返しのつもりで参加を・・・など、明日の記念演奏会に出演される方たちの総数は優に400名を超えます

特に、大栗裕が専門としていたホルンに関しては、直接の弟子、孫弟子、所縁の有る大阪音大関係者等をあわせ、総勢140人を超えるホルン・オーケストラ  がお目見えすることになりました。
140名全員がホルンって想像出来ないのですが・・・

 大栗裕&朝比奈隆
 大栗裕(左)と朝比奈隆(右)、1970年代

良く知られた話ですが、今回のコンサートの最後に演奏する大栗裕の代表作「大阪俗謡による幻想曲」は、1956年、朝比奈隆がベルリンフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会で指揮する際、作曲を依頼して出来た作品で彼の出世作だったとか。
‘天神祭り’のだんじりと‘生國魂神社の獅子舞’を組み合わせた音楽で、‘ちゃんちき’や‘神楽鈴’などを打ち鳴らし、お囃子の旋律をピッコロが奏でる大阪の民族的音楽とも言える作品です。
今回は、現在広く演奏されている改訂版ではなく、珍しい初演版で演奏します。
1956年、ベルリンに旅立つ前に神戸で初演した時の楽譜は、改訂版とはかなりの部分で相違があるので、この曲を良くご存知の方はどうぞお楽しみください


それでは、練習風景を見て頂きながら本番の聴き所を紹介いたしましょう。

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「春の海」の作曲で有名な宮城道雄に師事し、関西で宮城筝曲を広める重要な役割を担う中心的な存在、中島警子さんと彼女が主催する桐絃社です。
正面が中島警子さん、マエストロは古くから大フィルを知る手塚幸紀さん。
コンサートマスターは首席客演コンマス崔 文洙(チェ・ムンス)。

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中島警子 桐絃社さんが演奏する曲は“筝の管弦楽による六段の調”。
八橋検校の作曲で有名な“六段の調べ”を管弦楽で上手く包み込んだ作品です。
大阪フィルが登場する第2部の最初、この曲から優雅にスタートします

そして次に登場するのは皆さまお待ちかねのこの方です。

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3月まで首席コンサートマスターを務めていた長原幸太さん。
久し振りに見るその顔、少し痩せて精悍になったような。
ただ「がははは!」という豪快な笑い声はそのままです。

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指揮者の手塚幸紀さんの傍らで、オーケストラに向かって演奏する長原さん。
演奏する曲は、大栗裕/ヴァイオリン協奏曲より第3楽章。
こちらは‘天神祭り’ではなく、‘阿波踊り’の激しいリズムにのせて盛り上がる曲。
大栗節というのでしょうか、曲調が“俗謡”と似ています。
久し振りに聴く長原さんのヴァイオリン、テンション高いです!
聴いているだけで燃えてきます  元気になりますよ

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元首席コンマス長原さんと首席客演コンマス崔さん共演。
3月の「青少年のためのコンサート」以来の豪華顔合わせですね。

これだけでも長原幸太ファンの皆さま、見る価値・聴く価値大アリです 

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第2部、大阪フィルは出ずっぱりです。
大栗裕が作った曲をお筝と合わせ、ヴァイオリンと合わせ、そして歌とも合わせます。
合唱団と合わせる前に、噂の“俗謡”の練習が始まりました。

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会場は、昨日の「マチネ・シンフォニー」に続きザ・シンフォニーホールです。
今月末で退団するコントラバス石井博和、最後のザ・シンフォニーホールの舞台。
カメラは石井の後ろから指揮者を撮ってみました。
41年間、石井はこんな感じで指揮者を見て演奏してきたのですね。
最後のザ・シンフォニーホール、モットーの‘全身での表現’を期待しています!

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合唱団との合わせが始まりました。
合唱は大阪フィルOBでもある泉庄右衛門さん率いる「唱歌の学校」心の歌合唱団。

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まず交声曲「大阪証券市場100年」より記念祝歌。
この曲は合唱団とソプラノ栢本淑子さんとテノール林誠さんが歌われます。
そして、日本万国博覧会EXPO’70讃歌を合唱団だけで歌われます。
泉さんが阪神淡路大震災の時に、心のケアのために始めた「唱歌の学校」。
そのメンバーによる合唱団が大栗裕の代表作をどこまで楽しんで歌えるか。
大阪フィルとアマチュア合唱団の組み合わせ、有る意味楽しみですよね

大阪が生んだ「東洋のバルトーク」大栗裕。
没後30年を記念して行うこのコンサート。

他にも見どころ聴きどころいっぱいです 

繰り返しになりますが、ホルン140名のオーケストラ、壮観だと思いますよ
大阪音大OBホルンアンサンブルは、ちょっと面白い趣向を交え、見事なホルンのアンサンブルを聴かせてくれます。
名門 関西学院大学マンドリンクラブも出演、大栗の代表作を演奏。 
大栗裕はマンドリンの曲もたくさん作っていて、関学同部の技術指導を続けていました。
そして前半の最後を飾るのは 大阪市音楽団 。
自慢のブラスアンサンブル  で魅了してくれる事でしょう。

盛りだくさんのコンサート、終演時間は21時40分を予定しています
終演時間がいつものコンサートに比べ、遅めとなっております。
どうぞご注意ください


これだけの出演者を迎えてのコンサート、そう度々出来るものではありません。

大阪の誇る「東洋のバルトーク」大栗裕の音楽の世界に浸りにお越しください

甦る大阪の響き~大栗裕没後30年記念演奏会~
日 時:4月20日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:手塚幸紀、泉庄右衛門
独 奏:長原幸太(ヴァイオリン)
独 唱:栢本淑子(ソプラノ)、林 誠(テノール)
出 演:大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪市音楽団、中島警子 桐絃社、『唱歌の学校』心のうた合唱団♪、大阪音楽大学OBホルン・アンサンブル、関西学院大学マンドリンクラブ、特別編成140人のホルン・オーケストラ
<プログラム>
【第1部】
特別編成140人のホルン・オーケストラ
  2つのファンファーレ
  ベートーヴェン/自然における神の栄光
大阪音楽大学OBホルン・アンサンブル
  馬子歌による変装曲又はホルン吹きの休日
関西学院大学マンドリンクラブ(指揮:岡本一郎)
  関西学院大学マンドリンクラブ部歌
  舞踊詩
大阪市音楽団
  吹奏楽のための小狂詩曲
  吹奏楽のための神話~天岩屋戸の物語による
【第2部】
大阪フィルハーモニー交響楽団
  箏と管弦楽による六段の調(八橋検校作曲/大栗裕編曲)(桐弦社)
  ファンファーレ 大阪における医学総会のために
  交声曲「大阪証券市場100年」より 記念祝歌
  日本万国博覧会 EXPO'70讃歌♪
  ヴァイオリン協奏曲より第3楽章(独奏:長原幸太)
  大阪俗謡による幻想曲
料 金:一般3,500円 学生1,500円
※当日券は18時から販売いたします。
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。

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“惑星”全曲を演奏する 「マチネ・シンフォニー」、本日14時です!

「マチネのコンマス誰ですか?」そんな通な質問が増えてきた最近の大阪フィルです。

「マチネ・シンフォニー」前日練習が始まりました。
コンマスは前日のレポートでも取り上げたのでご存知ですよね、この方です。

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首席客演指揮者 崔文洙(チェ・ムンス)、みんな崔(チェ)さんと呼んでます!
巨匠クラスのマエストロから言葉の通じない外国のマエストロまで、どんなマエストロからも信頼の厚い崔さん。
百戦錬磨の達人、日本を代表するコンサートマスターです。
崔文洙のプロフィールはコチラ

 
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例えば、今日の練習中でも井上道義マエストロが「こんな音が欲しい!」と言えば、すぐさまヴァイオリンでそのイメージを示します。

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練習終了後、マエストロと話す崔さん、存在感でも負けていません
当分の間コンマスは、崔さんを中心に客演コンマスでまわしていく形になります。
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そして改めて紹介しましょう、マエストロはこの方、井上道義さんです
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井上道義マエストロ、愛称はミッキー。
中には名前が道義さんなのでミッチーと呼ぶ方がおられますが、それは違います

井上道義マエストロのプロフィールはコチラ

 
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マエストロも指揮している間も表情豊かです。
身振り手振りと表情だけで何となく伝わってくるようですね。
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表情が豊かと言えば大植英次 大阪フィル桂冠指揮者もですよね。
大植桂冠って大植警官みたいだし、何て呼べばいいのか正直戸惑っています。
なので、‘大植さん’
以前から‘監督’という呼び方と並行して‘大植さん’って呼んでいましたから
ハナシが逸れましたね

マエストロの表情で辿るミッキーワールド、これは何の話をしているところでしょうか?

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これはボーイングの指示? 弓の使い方? ビブラート?
ヴァイオリンを弾いてる感じですよね。
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これはどう見ればいいのでしょうか
何かと何かの境界線、ここまでは許せるけどこれを超えたらダメよとか、そんな感じ?
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‘海王星’の女声コーラスです。
ヴォカリーズで歌う神秘的なコーラス、そして溶け込むように消えていきます。
何とも言えない曲の終わり方ですね。
弦楽器のコル・レーニョ奏法で始まる迫力の‘火星’で始まり‘海王星’まで全7曲。
まだ‘冥王星’が見つかっていない時代の曲ですね。
マエストロは全身を使って指揮します。

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“惑星”の前に演奏する曲がヨゼフ・シュトラウスのワルツ“天体の音楽”。
ワルツです。 マエストロは踊るように指揮します。 いや、踊っています

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完全にテーマを宇宙、惑星、天体に特化したプログラム。
マエストロのご友人、東大名誉教授 松井先生との宇宙談義もとても興味深いですね。

お昼間から“惑星”全曲が聴ける「マチネ・シンフォニー」

正直、動員的にもう少し頑張りたいところですが、マエストロも・・・
「要するに 慣れ なんです! 積み重ねるしかない。 このコンサートも回を重ねて漸く定着してきたようですね。 お昼間で時間があるからこそ出来る仕掛けもあるわけでして、今回もゲストをお迎えしてトークショーをやりますよ!」  
と話されているとおり、粘り強く、しつこく、頑張りますよ

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 3/7実施した「マチネ・シンフォニー」記者会見より

「マチネ・シンフォニー~平日午後の名曲セレクションVol.7」
日 時:2012年4月18日(水)14:00開演(13:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
お話し:松井孝典(東京大学名誉教授、千葉工業大学・惑星探査研究センター所長)
合 唱:ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団*

♪13:50~マエストロ井上道義によるプレトークを、そしてプログラムの途中には東京大学名誉教授の松井孝典さんをお招きして小惑星探査機「はやぶさ」のはなしなどをお伺いします。♪

プログラム:
ヨゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」
松井孝典と井上道義による対談
ホルスト/組曲「惑星」* "火星" "金星" "水星"
~ 休憩(20分) ~
松井孝典と井上道義による対談
ホルスト/組曲「惑星」* "木星" "土星" "天王星" "海王星"

お得なセット券も好評発売中♪
料 金:Vol.7&8セット券 A席6000円 B席4000円
    1回券 A席4000円 B席3000円
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※セット券は大阪フィル・チケットセンターでのみ販売いたします。
 大阪フィル・チケットセンター06-6656-4890
 

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「マチネ・シンフォニー」の練習が始まりました!

年に2度のお楽しみ、「マチネ・シンフォニー」が今週水曜日に開催されます。

本日からそれに向けた練習が始まりました。

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コンサートマスターは首席客演コンサートマスター崔文洙。
彼のチューニングで本日の練習スタートです!

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指揮はもちろんこの方、井上道義さん。
マエストロが練習場に入って来ただけでその場が明るくなります。
マエストロには独特なオーラがあります。

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練習前にメンバーに語ります。
「このコンサートは特別なもの。 今回は古くからの友人、松井教授に宇宙の話をしてもらいます。 そのため、“惑星”を前半と後半に分けて演奏します。 毎回何かそういった演出を盛り込んでいきたいと思っています」

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ご存知のように、このコンサートは平日昼間に行うコンサートにしては定期なみのしっかりした重量級プログラムを聴いていただこうというコンサート。
クラッシックコンサートは‘平日の夜か土日の昼’という概念を打ち破る事で、可能性を広げたいと思い、回を重ねて7回目となりました。

同じエンタメでも歌舞伎や劇団四季、宝塚歌劇、ミュージカル全般などお芝居系は平日マチネがむしろ主流になっているぐらいですから。
平日昼間のほうが出やすい方もいらっしゃいます。
そういう要望を叶えるために続けていますが・・・なかなか大変です

そんなこんなで今回のテーマは‘宇宙’、演奏するのは“惑星”全曲

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マエストロの練習が始まりました。
“惑星”には女声コーラスが入ります。その関係などもあり、‘海王星’から!
ピアニッシモで始まる幻想的な曲ですが、この曲から練習開始というのは大変そうです。
マエストロの指示はフレージングの取り方や、アーティキュレーションの細部にわたるまで的確です。
スコアに書き込まれている‘死んだ音’の説明などがなされました。

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首席客演コンマス崔さんの存在感はサスガですね。
そこに座って弾いているだけで安心感が広がります。

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スケールの大きな“惑星”、珍しい管楽器も出てきます。

木管楽器では、フルート2本、ピッコロ2本(うちアルトフルート持ち替え1本)。
オーボエ3本(うちバリトンオーボエ持ち替え1本)コールアングレ1本。
クラリネット3本、バスクラリネット1本。
ファゴット3本、コントラファゴット1本。

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金管楽器では、ホルン6本、トランペット4本、トロンボーン3本、ユーフォニウム1本、テューバ1本。
打楽器はティンパニー2台、シンバル、スネア、タムタム、鉄筋、木琴、鉦、タンブリン、ほかを4名で分担。
ハープ2台、チェレスタ1名、オルガン1名、女声合唱。
そして弦楽5部。

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オーケストラの横で歌う女声コーラスに対して指示を出すマエストロ。

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女声コーラスはザ・カレッジ・オペラハウス合唱団の皆さん。
ヴォカリーズ(無歌詞)で歌う神秘的なコーラス、さて本番では何処から聴こえてくるでしょうか? これも楽しみの一つですね。

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この「マチネ・シンフォニー」を特別な思いで迎えるメンバーがいます。
今月いっぱいで大阪フィルを定年退職するコントラバスの石井博和です。
最後のステージはびわ湖ホールの「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」ですが、自主公演として最後のザ・シンフォニーホールでの公演。
20日にもザ・シンフォニーホールでは「大栗裕没後30年記念演奏会」もありますがこれは出演団体多数、お祭りのようなコンサート。 ちょっと趣旨が違いますよね。
「まだまだ若いもんには負けん!」くらいの勢いでコントラバスを演奏している石井。

練習終了後、石井博和に話しを聞きました。

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大阪フィル歴何年になりますか?
「1970年、大阪万博の年に入団したので、41年ですね。 ヨーロッパはもちろん最初の韓国公演も行っているので、海外演奏旅行はすべて行ったことになります。 私より古いメンバーは一人だけになりました。 今いるメンバーのオーディションをすべて聞いているのも私ともう一人だけ。 その私が敢えて声を大にして言いたいのは、大フィルのメンバーは本当に厳しいオーディションを勝ち抜いてきた素晴らしい演奏家ばかりだという事。 こんなにハイレベルの技術集団、音楽集団でやって来れた事を誇りに思います。」 


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2011年大阪クラシック第12公演「コントラバス30分1本勝負」より 

退団後、どうされる予定ですか?
「許されるならまだまだ弾きたい! 本当にコントラバスが好きなんです(笑)。 コントラバスという楽器は、マイナーな楽器のように思われますが、あらゆるジャンルの音楽に登場するとてもメジャーな楽器なんです。 この間、大阪クラシックなどでもそうですが、コントラバスの魅力をアピール出来るような演奏会を個人的に開催してきました。 生徒もいますが、私が楽器が弾けてこその関係だと思っています。 ここまで大きな病気や怪我もなく、やってこれた事に感謝しつつ、これからも演奏はしていきたいと思っています。」

最後の演奏会「びわ湖のラ・フォル・ジュルネ」までカウントダウンですね。 
「多い時で個人の活動も含めると年間170回くらい演奏した事もあったので、これまでに5000回くらい演奏しているのではないでしょうか。 考えるとすごいですね。 それらすべてに聴いていただくお客さまがいる訳です。 一緒に音楽を共有してこれた事に感謝しています。 声をかけて頂くこともありましたし、それがきっかけで今も付き合いを続けている方もいらっしゃいます。 繰り返しになりますが、これまで出合ったすべてのお客様に感謝しつつ、最後まで一生懸命に弾かせていただきます。」

大阪フィル最古参の一人、石井博和の退団。
また一人、1975年ヨーロッパ演奏旅行、あの噂の聖フローリアン協会のブルックナー交響曲第7番を知るメンバーがオーケストラを離れていきます。
寂しいですが、こればかりは仕方ありません。
最後の出番、「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」を含めてラスト3公演。
大フィルの生字引 石井のファイナルもしっかりレポートします。

石井にとってザ・シンフォニーホールでの最後の自主公演「マチネ・シンフォニー」。
井上マエストロと、ご友人でもある東大名誉教授 松井先生との宇宙談義も聞き逃せません
どうぞお越しくださいませ。

「マチネ・シンフォニー~平日午後の名曲セレクションVol.7」
日 時:2012年4月18日(水)14:00開演(13:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
お話し:松井孝典(東京大学名誉教授、千葉工業大学・惑星探査研究センター所長)
合 唱:ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団*

♪13:50~マエストロ井上道義によるプレトークを、そしてプログラムの途中には東京大学名誉教授の松井孝典さんをお招きして小惑星探査機「はやぶさ」のはなしなどをお伺いします。♪

プログラム:
ヨゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」
松井孝典と井上道義による対談
ホルスト/組曲「惑星」* "火星" "金星" "水星"
~ 休憩(20分) ~
松井孝典と井上道義による対談
ホルスト/組曲「惑星」* "木星" "土星" "天王星" "海王星"

お得なセット券も好評発売中♪
料 金:Vol.7&8セット券 A席6000円 B席4000円
    1回券 A席4000円 B席3000円
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※セット券は大阪フィル・チケットセンターでのみ販売いたします。
 大阪フィル・チケットセンター06-6656-4890
 

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新シーズン最初の定期は大盛況のうち終了いたしました!

皆さまのご声援のおかげで、新しいシーズン最初の定期演奏会を大成功で終える事が出来ました。 
ご来場頂きましたお客様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

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 (C)飯島隆

演奏したブルックナー/交響曲第7番は、大阪フィルにとってお家芸とも言える曲ですが、大フィルの歴史にまた一つ燦然と輝く演奏記録が刻まれる事になりました。

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 (C)飯島隆

指揮はオーケストラのメンバー誰もが信頼を寄せるマエストロ尾高忠明さん。
品格あるマエストロの思いに応えたい一心で演奏するメンバー。
本番ではどの楽器も良く鳴っていました。

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 (C)飯島隆

ゲストコンマスの西江辰郎さんは、大阪フィル初登場。
全身を使った激しい演奏スタイルで強いリーダーシップを発揮しされました。
そして、予想どおりですがファンの皆さまの反応も凄かったですね。
後にも写真を掲載しましたが、サインを求める人の数が・・・。
ファンの皆さまの反応は、「ようこそ大阪フィルへ!」というモノでした

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 (C)飯島隆

大フィルファンの皆さまに受け入れられたという意味では、この方もそうでしたね。
ジュネーブ国際コンクール受賞以来、国内の名立たる賞を軒並み受賞されている今最も勢いの有るピアニスト、萩原麻未さんです。

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 (C)飯島隆

マエストロ尾高忠明さんも萩原さんの音色の美しさには太鼓判を押されていました。

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 (C)飯島隆

今回の定期デビューがザ・シンフォニーホールデビュー!となった萩原さん。
2日目だけのアンコール演奏は、ドビュッシーの“月の光”。
現在、パリ国立高等音楽院でジャック・ルヴィエ教授に師事する彼女、同校出身のドビュシーは学校の先輩にあたる訳ですね。 
繊細なピアノタッチ、ずっと聴いていたと思う心地よい弱音の響き。

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 (C)飯島隆

萩原さんの大阪フィル定期デビューは、同時にマエストロ尾高さんとの初顔合わせやザ・シンフォニーホールデビュー、モーツァルトピアノ協奏曲23番初演奏など話題の多いものとなりました。
緊張する事も多かったと思いますが、とっても爽やかで気持ちの良い演奏を聴かせてくれた萩原さん、本当にお疲れさまでした!

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 (C)飯島隆

後半に演奏したブルックナー/交響曲第7番は大変堂々としたものでした。
大阪フィルの特徴でも有る重厚なサウンドで押し通すのではなく、緻密にアンサンブルされた品の良い演奏に、マエストロの人柄が表れていたのではないでしょうか。

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 (C)飯島隆

マエストロと一緒に演奏出来る喜びからか、弦も管も集中力が冴え渡り、特にホルンやワーグナーチューバのアンサンブルは素晴らしかったです。

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 (C)飯島隆

2週間前に同じブルックナーの交響曲第8番を大植監督指揮で演奏しましたが、同じブルックナーでも全然違いますね。
改めてクラシック音楽の奥の深さを再認識した、そんな定期演奏会でした。


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本番終了後、お疲れのところ尾高さんもサイン会に顔を出して頂きました。
マエストロ、気さくにサインに応える姿にも気品を感じます。

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楽屋口でサインするゲストコンマス西江辰郎さん。
西江さんのサインを貰おうと、ファンがいっぱい。
面と向かっては誰も言いませんが、ウラでは皆‘王子’と呼んでいます
すっかりファンの皆さまに認められた今回が初登場の西江さんです。
西江さん、これからもよろしくお願いします。

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2日目のサイン会には萩原麻未さんも参加いただきました。
の写真はファンの方と談笑されている写真です。
きちんと相手を見て受け答えされる萩原さん、笑うとこの表情です。

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練習の合間に取材させて頂いたり、カメラを向ける機会も多かったのですがいつも気持ちよく取材に応じていただきました。
これだけ人気が出ているのに実はまだCDが発売されていない萩原さん。
本格デビューはまだだったのですね。
これからも何かに付けて初めて尽くしの日々が続くと思われますが、素晴らしい音楽を聴かせてください。
また大阪フィルとご一緒してくださいね!

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(C)飯島隆

2012/2013年のシーズンは尾高忠明さんの指揮のもと、大盛況のうちに終了しました。

今年は年度初めから何かと話題の多い大阪フィルでございます。
音楽監督、コンサートマスター問題から楽団運営の元になる財源の問題に至るまで、色々とご心配をお掛けしておりますが、私たちはこれまで以上に素晴らしい音楽を作ってまいる所存です。
また、その時々に考えている事や、起こった出来事などをホームページやツイッターなどを駆使して、情報発信してまいります。
ファンの皆さまと一緒に進んで行きたい!
どうぞこれからも大阪フィルハーモニー交響楽団をよろしくお願いいたします

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「第457回定期演奏会」初日、大盛況のうちに終了しました!

「新しいシーズン、初日おめでとうございます!」 
多くのファンの皆さまにこう声を掛けて頂きました。 嬉しいですね
ファンの皆さまとともに迎える新しいシーズン。

大阪フィルにとって65周年の幕が開きました

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これまでの456回の演奏会には朝比奈隆、大植英次、歴代の音楽監督だけではなく、指揮して頂いたすべての指揮者の思いが込められています。
‘伝統’という言葉の重みを改めて感じます

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記念すべき開幕のプログラムがブルックナー/交響曲第7番とモーツァルト/ピアノ協奏曲第23番。
大阪フィルのお家芸とも呼べるプログラムですね

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指揮していただくのはこの方、尾高忠明さん。
メンバーの絶対的な支持を集める尾高マエストロの指揮、これほど心強くそして光栄なことはありません。

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これまでにも数多く大阪フィルを振って頂いているマエストロ。
「齋藤先生のお手伝いで相愛学園に教えに来たところが大阪との係わりですね。 秋山先生からも大阪フィルの事は良く聞いていました。」
マエストロとのお付き合いは相当長いです。
先日のインタビューでも大阪フィルへの愛情は強く感じました。

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練習場とは違い、ザ・シンフォニーホールで楽器を鳴らすと、マエストロの指摘されている事がより良く鮮明に判ります。
ブルックナーの交響曲は特に、音の響きが大切ですね。
ゲネラルパウゼの間も、音楽は動いているのだという事。
そんな事をゲネプロを聴きながら考えていました
それぞれに聴かせどころもたっぷりのビオラ、チェロ、コントラバス。
ゲネプロでの低弦セクション、下手2階バルコニー席から見た演奏の光景です。

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腕がちぎれんばかりの大迫力のトレモロ  お見事でした、ヴァイオリン!
同じく上手2階バルコニー席から見た演奏風景、ゲネプロ時のものです。
客演コンサートマスター西江辰郎さんの足の幅が男らしいですね

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ティンパニー、腹の底に響くサウンドでした。
木管のメロディ、そして楽器間の受け渡し、うなりました!
やはりなんといっても迫力の金管サウンド。
花形トランペット、オルガンサウンドの要トロンボーン、バッチリです。
そしてナント言っても、ホルン、ワーグナーテューバ、そしてテューバの頑張りはブラヴォーものでした。

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ホルンとワーグナーテューバの集中力、すごかったですね。
そして上手と下手でアンサンブルが取り辛かったと思うのですが、テューバとワーグナーテューバも綺麗に揃っていました

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ゲネプロ終了後、客席で聴いていたパーソナルマネージャー服部喜久男がワーグナーテューバ奏者のところへ行き、アドバイスを。
服部は大阪フィルのホルンOBで、何度もこの曲を演奏しています。
前にいるのはトップ村上哲と山本秀樹です。

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今回、ブルックナー7番と一緒に演奏したのがモーツァルトのピアノ協奏曲23番。
‘前プロと’言ったものではなく、‘ダブルメイン’!と胸を張れる楽しみなソリスト。
ピアニスト萩原麻未さん、ザ・シンフォニーホールデビューの瞬間です

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マエストロの登場を待つ萩原さんとコンマス西江さん。
すっかりオーケストラの雰囲気になじみ、お二人同士も楽しそうで良い感じです

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先日のインタビューでもハナシが出ていましたが、萩原さんは大阪フィルやマエストロと合わせるのも初めてなら、“モーツァルトの23番を弾くのも初めて”。

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しかし演奏中は全然それとわからないほど、自信たっぷりの演奏でした。
萩原さん自身が「2楽章を聴いてほしい!」と言われていましたが、なるほど、美しい!
いや、メロディもですが、音色ですよ!
抑制の効いた粒の揃った音。 
ため息が出るほど美しいモーツァルトです

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3楽章はメリハリの効いた自由度の高い音楽。
オーケストラも伴奏に徹するのではなく、音楽を一緒に作り上げています。
とても素敵なモーツァルトに仕上がりましたよ

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終演後の萩原さんに感想をお聞きしたところ・・・
「ザ・シンフォニーホールの響き、すごかったです! そしてピアノも良かったです! 関西のお客さまはとても温かく、すごく一生懸命聴いてくださっていたのがわかり、弾きやすかったです! 明日も頑張ります!」
と語ってくださいました。

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新しいシーズンの記念すべき最初の定期は、大盛況のうちに終了致しました。

ブルックナー7番の最後の音がホールに鳴り響いた直後に起こった拍手喝采。
カーテンコールに入るとブラヴォーの声も出て、すごい盛り上がりでした。
マエストロは各楽器の奏者を称えた後、ホルン、ワーグナーテューバの奏者をもう一度立たせて称えていました。

終演後はサイン会の席にマエストロの姿が。
マエストロの表情からも、演奏が満足いくものだった事がわかりました。

「第457回定期演奏会」はもう1日ございます。
自信を持って皆さまへご来場を呼びかけたいと思います

どうぞ皆さま、お友達やお仲間をお誘い合わせの上、ご来場ください

「第457回定期演奏会」

日 時:2012年4月12日(木)、13日(金)19:00開演 18:00開場
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
独 奏:萩原麻未(ピアノ)
プログラム:
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円(D席、S席は売り切れ)

※当日券は17時半より販売致します。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。




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新シーズンの最初の「第457回定期演奏会」は本日開幕です!

いよいよ今シーズン最初の「第457回定期演奏会」です。

練習最終日の様子を追いかけてみました。

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この日の練習は第1楽章から始まりました。
練習3日目、最初に聴いたブルックナーがだいぶん変わってきています。
不思議ですね、同じスコアで演奏しても全く違う音がするなんて。
今回マエストロはハース版を使用しておられます。
朝比奈隆創立名誉指揮者もそうでしたね。

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先日の「大植スペシャルコンサート」のブルックナー8番、監督渾身の演奏で良かったのですが、とりわけ3楽章のアダージョは最高に聴き応えがあったように思いました。
今回のマエストロ尾高さんのアダージョもまた違うアプローチで素晴らしいですよ
練習聴いていてちょっと鳥肌ものでした!

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マエストロ、桐朋学園で斎藤秀雄に師事、N響指揮研究員から1971年にN響デビュー!ということなので41年前の事ですね。 
朝比奈時代も毎年のように定期を指揮していただいていました。
昨日のインタビューで大阪フィルへの愛情を感じました。
個性派揃いのメンバー誰もがリスペクトするマエストロ。
指揮の技術だけではなく、人間性にその理由があることに疑う余地はありません。
プロのオーケストラがいちばん振って欲しい指揮者だと思います。

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木管楽器を下手サイドから見ていただいた光景です。

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同じく金管楽器を下手サイドから見ていただくと、こんな感じです。

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尊敬するワーグナーがこの曲の作曲中に亡くなり、急遽彼のために書き加えたたといわれる葬送の曲を2楽章アダージョで奏でる4本のワーグナーチューバ。
後期ブルックナーの交響曲で登場するワーグナーチューバですが、第7番では持ち替えではなく専任で演奏します。
下手最後列にワーグナーチューバ、その前にホルンが並びます。

「尾高さんは元々ホルン吹き。 だからホルン奏者の気持ちは良く判っておられる。 我々が感じている疑問はマエストロ自身も感じてこられたはず。 百戦錬磨の尾高さんに言われてナルホド!と思わないメンバーはいないんじゃないかな。」 
ホルントップ奏者の村上が呟いていました。 やはりそうなんですね

「奏者は指揮者もに対して、「本番ではちゃんと振ってくれるはず」。指揮者は奏者に対して「本番ではちゃんと演奏してくれるはず」とそれぞれ思っていて、結果当日何が生まれるのか? それが音楽だと思うのです。 本番当日に最高のものを聴かせるために、それぞれのタイミングをどう迎えるのか・・・。難しいですよ、音楽って。 だから面白い・・・」 ホルン村上のハナシ、興味深いですよね

「せっかく大勢集まっているので、写真撮ってよ!」と云う事で・・・

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上段がワーグナーチューバ、下段がホルン。 トップ村上は下段右から二人目。
彼らの演奏にも注目してください

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後半は萩原麻未さんのピアノでモーツァルトの23番。
いつ聴いても良い曲ですね

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演奏するだけなら技術的にそれほど難しい訳ではないので、一般の方も「この曲弾いた 」 という方、多いでしょうね。
それだけにこの曲は難しいのです。
その違いは歴然! 
本当に萩原さんのピアノの音色を聴いてほしいものです

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マエストロとスコアを見ながら細かな部分を打ち合わせる萩原さん。
「ここはどう弾きますか?」 「最後の音だけ少し伸ばします」
こういう二人の遣り取りをメンバーは聞いていて、スコアに書き込みます。

最後に萩原さんには本番に向けた意気込みなどを聞いています。
お楽しみに

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3日間の練習はすべて終わりました。
スコアチェックの萩原さんの横で、客演コンマス西江さんとマエストロが話しています。
もちろん西江さんもマエストロをリスペクトしている一人。

そのあたりのところも含めて、西江さんに話を伺いました。

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「伝統のある大阪フィルへコンマスで呼んでいただけて光栄です。 今回のメインの曲、ブルックナー/交響曲第7番は、朝比奈先生指揮、聖フローリアン教会での有名なCDが出ているほど、大阪フィルにとっては特別な曲ですよね。 大阪フィルのブルックナーは定評があり、この曲も何度も演奏されているんだと思います。 今回、私がコンマスをさせて頂いた事で、何か役に立てれば光栄ですし、逆に私自身も色々と勉強させて頂きたいと思っています。 それと今回、とても尊敬している尾高先生とこういう形で一緒に演奏できて幸せです。 演奏ばかりはやってみないとわからないのですが(笑)良い演奏になるよう頑張ります。 皆さま、どうぞごゆっくりお楽しみください。」

「誰が指揮するの?」はよく耳にする会話ですが、「コンマス、誰?」はあまり普段聞かないですよね。
しかし、今の大阪フィルでは皆さんとても関心をお持ちなのは承知しています。
そんな中で初登場の西江辰郎さん、ツイッター上では既に話題になっている模様。
「王子が大フィルで弾いてくれるの!」みたいな

「西江さん、今日と明日の2日間、よろしくお願いします」

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練習終わりの萩原麻未さんにもお話を伺いました。

初めて合わせた大阪フィルの印象はいかがでしたか?
「私、大植さんや長原さんと同じ広島出身なので、一方的に大阪フィルには親近感があります。 ですので、今回の話を頂いた時には本当に嬉しかったですね。 どちらかと言うと、本番よりリハーサルのほうが緊張するタイプなのですが、私の弾きたい意図をちゃんと酌みとっていただき気持ちよく弾かせていただきました。]

モーツァルトの23番は始めて弾かれるそうですね?
「はい。 もう大好きな曲で、ホロビッツやグルダなど色々な名演を聴いてきました。 皆さまも大好きな曲だと思いますので、期待に応えたいという思いはもちろんありますが、25歳の今の自分でどこまで行けるか、どこまで理想を形に出来るか挑戦してみたいですね。 この後何十年にわたってピアノを弾いていく中で、この曲を演奏する機会は出てくると思いますが、最初に弾いたのが初めての大阪フィルで、初めての尾高先生の指揮で、初めてのザ・シンフォニーホールというのは絶対に忘れないと思います。」  

尾高さんとも初めて、ザ・シンフォニーホールも初めてですね?
「尾高先生とご一緒できるのは大変光栄です。 新人の私の考えもちゃんと尊重してくださり、感激でした。 ザ・シンフォニーホールで演奏出来るのも楽しみです。 わたしの周りの方からは「シンフォニーホールは良いよ!」と言われていますので、第1音を出すのが今からワクワクします(笑)。 ジュネーブの賞を頂いてから急に、色々な方との出会いが増え、新しい場所で演奏する機会が増えました。 元々、東京で活動をしていたわけでもなく、広島から直接海外に行って、ジュネーブの賞を頂きましたので、日本での出来事はすべてが初めて尽くしです。 とても新鮮な毎日を送っています(笑)」

最後にお客さまにメッセージをお願いします。
「モーツァルトの23番、本当に大好きな曲です! 大阪フィルさんをバックに弾かせていただけてとても嬉しいです。 聴き所ですか? そうですね、やはり第2楽章! 音色を聴いて欲しいですね。 これからも初心を忘れずに地道に努力していきます。 どうぞこれからもよろしくお願いします。」

真っ直ぐに目を見て受け応えする萩原さん。

マエストロ尾高さんも仰っていた‘素直で美しい音’を奏でる萩原さんの大阪初ライブをぜひ聴いて頂きたいですね!

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取材を終え、「もう少しだけ弾かせて頂いていいですか?」と誰もいないホールへ向かう萩原さんに、ピアノの前でもう1枚、写真をお願いしました。
の写真もそうですが、ご自身も大好きだと言われるモーツァルト23番のスコアを手に、ニコッ

「ありがとうございました。 どうぞごゆっくりお弾きください」と言って、ホールのトビラまで戻り、後ろを振り向いた瞬間には、既にすごい集中力でピアノを弾く萩原さんの姿が。

それから長い間、ピアノの音は途切れる事はありませんでした。


新しいシーズン、最初の定期でお届けする ブルックナー/交響曲第7番 と モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番。

チケットはまだございます。 会場でお待ちしています

「第457回定期演奏会」

日 時:2012年4月12日(木)、13日(金)19:00開演 18:00開場
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
独 奏:萩原麻未(ピアノ)
プログラム:
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円(D席、S席は売り切れ)

※当日券は17時半より販売致します。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。



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