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一味も二味も違う “未完成” 、ライブでお聴きください!

「第458回定期」練習2日目が始まりました。

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指揮者のイオン・マリンは客演コンマス 三上亮さんとまず握手。
そして指揮台に上がるとジャケットを脱ぎます。

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褐色の肌に白いシャツが似合います。そしてロングヘアーに彫りの深い顔立ち。
うーん、格好良いですね
 
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今日の練習は、シューベルト“未完成”から。
一昔前に比べると演奏される機会は減ったようにも感じますが、やはり人気の曲です。

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当初からイオン・マリンはメンバーが何十回も弾いている曲にどんな指示を出し、どんな練習をするのか、とても注目してみていました。

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結論から言うと、サスガ!という感想でございます。
自分がしたい音楽をキチンと相手に伝える術を持たれています
それは指揮の技術においても、言葉においても・・・。
英語での指示が細かい点まで伝わりにくいと感じると、自ら歌って伝えます。
それもラララとメロディを歌うケースと、ドレミで歌うケースとで使い分けられます。

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アーティキュレーションやテンポの取り方、弦楽器のヴィブラートのかけ方までとても丁寧に話されます。
次の瞬間には、聴き慣れた“未完成”がとても新鮮な音楽に変わっていきます。

の写真、管楽器、打楽器ですが、楽器編成はブラームス2番と比べるとホルンやチューバに違いが出てきます。
木管はフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2。
金管はホルン2、トランペット2、トロンボーン3。 チューバはありません。
打楽器はティンパニー1。

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“未完成”木管楽器の1番奏者4人です。
皆さまよくご存知のメンバーだと思いますが念のために。
フルート野津臣貴博、オーボエ浅川和宏、クラリネット金井信之、ファゴット久住雅人。

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ブラームス2番はホルン4本に対し“未完成”は2本です。
藤原雄一とエキストラ蒲生さんです。
トランペットは右から秋月孝之、松原健二、そしてティンパニーは中村拓美。

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“未完成”のチェロは聴かせどころ満載、大活躍ですね
客演奏者の丸山泰雄さんと近藤浩志が引っ張ります。

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新真二率いるコントラバスは上手後方でオーケストラサウンドを支えます。

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1stヴァイオリンと向き合う形になるのは小野眞優美率いるヴィオラです。
ヴァイオリンとチェロ、バスをつなぐ接着剤のような役割、とても重要なのです。
このヴィオラパートの5プルトアウト側、お客さまのすぐ前で弾いているのが・・・

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今月で退団が決まっている吉田陽子です。
いつもヴィオラを弾く時は決まってこの表情か、周囲をキョロキョロしています。
しかし、ヴィオラを弾く姿はゆったり大きくみせる弾き方でとても美しいのです。
「私の場所からはオーケストラ全体が見渡せ、お客さまも近いのでつい・・・(笑)」
彼女は降り番などの関係で、この定期が大フィルでの最後の演奏となります。
練習最終日のレポートで彼女のメッセージを掲載いたします。

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シューベルト“未完成”、弦楽五部、1stヴァイオリン16型。
コンサートマスターは客演奏者の三上亮さんです。
2ndヴァイオリンを引っ張るのはもちろん田中美奈。
なかなか後ろのプルトまで写真を撮影する機会がありませんので今回はぜひ
1stヴァイオリン3プルトの三瀬麻起子、松川朋子あたりまではこんな感じ。

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1stヴァイオリンの3プルト以降です。
客席側に5プルトまで並び、内側に折り返す形で6~8プルトまで並びます。
2ndヴァイオリンはその奥に並びます。

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2ndヴァイオリン1プルト田中美奈、橋本安弘の後ろ、客席側が2プルト市野桂子、横山恵理、右側に3プルト小林亜希子、高木美恵子です。 市野の姿が写っていません。上の写真をご覧ください。

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客演コンマスの三上亮さんです。 大阪フィルに乗るのはこれが初めて。 
あまり大柄なタイプではありませんが、弾かれてる姿はとても大きく見えます。
ヴァイオリンの腕前やキャリアは申し分のない物をお持ちの三上さん。
よろしくお願いします。

お客様の関心がとても高いコンサートマスターのポジション。
「今回はコンマス誰ですか?」 最近良く聞かれます。
コンマスってどんな役割なんですか?っていう感じのお客様が普通だと思うのですが、大阪フィルのお客さまは皆さま通ですね
今回の定期もどうぞお楽しみに。

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昨日のブラームスには驚きましたが、“未完成”も良いですよ。
皆さまも良くご存知の曲なので違いがはっきりわかると思います。
少なくとも毎年必ず演奏する‘コバケンの未完成’や、昨年CDが発売された2010年度実施の大植桂冠の‘ブラームス交響曲全曲演奏会’でのブラ2との比較。
楽しみが増えると思うのですが

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「マエストロ、凄く大フィルを気にいってるみたいですよ。 とても楽しいって!」
イオン・マリンの関係者が教えてくれました。
嬉しいですね、世界のイオン・マリンにそんな事を言って頂けるなんて

確かにマエストロ、楽しそうに見えます。
休憩時間には自ら気になる奏者のもとへ足を運んで行き、直接アドバイスをします。
なんだかとても良い雰囲気なんじゃないでしょうか。
この状況から見て、悪い演奏になるとは到底思えません。

どうぞ迷われている皆さま、お越しくださいませ。

25歳までの学生さんや60歳以上のシニアの皆さま、千円でご入場出来ますよ!
限られた方への特典です、使わない手は無いですよ

お待ちしています

 「第458回定期演奏会」

日 時:5月15日(火)、16日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:イオン・マリン
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン/序曲「コリオラン」 作品62
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円
※当日券は17時半より販売致します。

※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。


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イオン・マリン指揮の5月定期練習、始まりました!

イオン・マリンが大フィル会館に久しぶりの登場です。

2010年5月の「第438回定期」以来2年ぶりです。

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颯爽とホールに現れ、指揮台に立つ姿、顔、は2年前と同じで、その直後にテレビで見たベルリンフィルのワルトビューネ・コンサートそのままです。

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簡単な挨拶の後、指揮棒を振り下ろすとブラームス交響曲第2番1楽章のメロディが鳴り響きました。

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マエストロの言われていることは特別な事はひとつもありません。
ごくごく当たり前な事ばかりなのですが、メンバーに色々な事を気付かせ頂いているようです。
「ブラームスの2番ってそうだったのか!」とか

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今回のコンサートマスターは三上亮さん。
元札幌交響楽団のコンサートマスターで、大阪フィルへはこれが初めての登場です。
元首席コンマスの長原幸太氏や関西フィルのコンマス岩谷祐之氏、フリーの奥村愛さんなどと同じ時期に日本音楽コンクールを競っておられた、現在フリーのヴァイオリニスト。
個性的なメンバーの多い大フィルのコンマスだけに大変だと思いますが、最後までよろしくお願いします。

 三上亮さんのプロフィールはコチラ

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ブラームスの2番の楽器編成は、
木管がフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2。

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金管はホルン4、トランペット2トロンボーン3、チューバ1
それにティンパニー1、弦五部です。

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第1楽章冒頭、低弦に続き第1主題を木管と交互に奏でるホルン。
の木管や金管のメンバーもそうですが、楽器を吹いていない時の顔を紹介いたしましょう

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ヴィオラの吉田陽子、残念ながら今月いっぱいで退団が決まっています
ヴィオラパートの5プルトアウト側で弾いている姿が印象深い彼女。
皆さまには大阪クラシックで楽器を弾きながら司会もこなしている姿が馴染み深いかもしれませんね。 
楽器は弾いてもしゃべるのはちょっと・・・という音楽家が多い中にあって、自分の思いをマイクに乗せて伝えられる彼女は貴重な存在だと思います。
毎年10ユニットほどのアンサンブルに出演する彼女。
どうして退団するの? 退団して何をするの?
彼女へのインタビュー、本番までにレポートいたします。
どうぞ楽しみになさって下さい

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5月定期練習初日にして、早くもサスガ!と思わせたイオン・マリン
早くもメンバーの気持ちをガシット鷲掴みです

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ワールドワイドの活躍を見せるイオン・マリン指揮5月定期は、火曜と水曜です。
木曜、金曜ではありませんので注意してくださいね

そして、チケットはまだまだたくさんございます。

今回の定期は、いつも以上にアマチュアオーケストラや学生オーケストラの皆さまに聴いて頂きたいプログラムです
ブラームス2番、未完成、コリオラン序曲、必ず演奏される曲目だと思います。
皆さまが演奏される上でとても参考にして頂けると思いますよ!

どうぞオケのお仲間たちと連れだってお越しくださいませ。

お待ちしております

 「第458回定期演奏会」

日 時:5月15日(火)、16日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:イオン・マリン
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン/序曲「コリオラン」 作品62
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円
※当日券は17時半より販売致します。

※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。



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マーラー3番の次はブラームス2番、いよいよ5月定期です!

マーラーの3番がまだ頭の中で鳴っています。
6楽章のフィナーレ、本当に感動的でした。

「大阪国際フェスティバル特別公演 マーラー3番」は改めてレポートをアップ致します。
今しばらくお待ち下さい

オーケストラのメンバーは本日はオフ、頭を切り替えて明日からは定期練習です!

2012-05-15 #458

「第458回定期演奏会」(5月15日(火)、16(水)、ザ・シンフォニーホール)は、定期で演奏する事は珍しいほどのザ・名曲コンサートです。
ブラームス/交響曲第2番をメインに、シューベルト/交響曲第7番「未完成」、ベートーヴェン/序曲「コリオラン」という王道プログラム。

  「第438回定期演奏会(2010年5/20、21)」より 
#438 007
 (C)飯島隆

指揮はイオン・マリン

2010年「第438回定期」に登場したイオン・マリンは「展覧会の絵」をオペラの1シーンを見ているかのように鮮やかに演奏してみせました。
「美術館に入って肩怒らせて歩かないでしょう。絵画を楽しむ、そんな雰囲気を表現するなら少し抑制を効かせたほうが自然ですよね。」
なるほど
オペラのような色彩感のある煌びやかな「展覧会の絵」をメインに、同じくムソルグスキーの「はげ山の一夜」、「展覧会の絵」をオーケストラ版に編曲したラヴェルの「クープランの墓」。
イオン・マリンのきちんと計算されたプログラムには感心いたしました


イオン・マリンのプロフィールはコチラ

#438 011
 (C)飯島隆

ベルリンフィルをはじめ、ドイツのオーケストラで本場の音楽を演奏している彼が、大阪フィルでこれらの名曲たちを演奏したいという本意は何か、今回の聴きどころはそのことに尽きます。

しかし、この3曲に関してならオーケストラのメンバーだって負けていません、
色んな指揮者で何十回もこれらの曲を演奏してきた彼らを唸らせるのは並大抵の事ではありません。
特別な知識、彼独自の練習方法、引き出しの多さなど、「サスガはイオン・マリン!」というものを見せつけてくれることでしょう

#438 008
 (C)飯島隆

イオン・マリンほどの大物がブラームスの交響曲第2番を指揮するにも関らず、なんとチケットがまだまだ残っております

皆さまどうぞお越し下さいませ。

明日からの練習、ちゃんとレポートしますよ!
聴きに行きたくなるような‘ネタ’も探して紹介しますのでお楽しみに


「第458回定期演奏会」

日 時:5月15日(火)、16日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:イオン・マリン
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
ベートーヴェン/序曲「コリオラン」 作品62
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円
※S席、D席は完売
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。


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マーラー3番、練習は終了。 いよいよ本番です!

「大阪国際フェスティバル特別公演」マーラー3番の練習も最終日。

本番目前の練習の様子をレポートしてみましょう。

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本番ではまずスコアを見ない大植桂冠、しかし練習では細かくチェックします。
スコアには付箋がたくさん貼ってあって、注意した事が判るようになっているようです。

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本日の練習は、そんなマエストロが気になるところをざっと通していきました。

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大植マエストロの指摘するポイントははっきりしています。
オケのメンバーも何が問題なのか直ぐに理解します。
そして2回目演奏する時にはすっかり変わっています。
これまで9年間の成果ですね

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1楽章のスネアによるバンダ演奏、普通に演奏している奏者が瞬間移動で叩きます。
本番ではどうなるのでしょうか、お楽しみに!

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昨日に続いてソリスト、合唱団との合わせは4楽章から。
コントラバスとチェロがピアニシシモで奏でる神秘的な響きから始まります。

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4楽章から合唱団の登場する5楽章、そして6楽章へはアタッカで入るため、合唱団も全体の流れを知らないといけません。
合唱団は4楽章から息を潜めて聴いています。

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合唱団を紹介しましょう。
ステージ下手(お客様からみて左側)から、すみよし少年少女合唱団。
写真の右側の皆さまは大フィル合唱団の方たちです。

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センターは大阪フィル合唱団女声コーラスの皆さまです。
今回は大阪音大の生徒さんも賛助出演いただいております。

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上手もすみよし少年少女合唱団です。

つまり、両サイドに児童コーラスを配し、女声コーラスを包む形になっております。

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ソリストはこの方、アネリー・ペーボさん。
昨日の‘ドイツ語発音口座’のおかげで合唱団との関係は良好
本日も爽やかな笑顔でご登場です。

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アネりー・ペーボさんからは、5楽章の出だし、鐘の音を表すビム・バム、ビム・バム!をとても褒めていただきました

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アネリー・ペーボさんの歌は超1級です!
大植桂冠もオーケストラメンバーも大絶賛
どうぞご期待ください

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4楽章はコンマス田野倉さんのヴァイオリンソロも聴きどころ。
アネリー・ペーボさんの独唱との絡み方の問題もあり、チェックが必要です。
二人で打ち合わせをされているシーンが幾度となくみられました。

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最後に、合唱団やソリストの入場のタイミングや、立ち座りのきっかけを確認して本日の練習は終了!
どこで入場するかですか? それは本番でのお楽しみです

ソリストや合唱団との練習が終わった後、再び1楽章から綿密にあわせます。
と云う事で、ホルンのユニゾンですね。
ここのテンポ設定から、これから始まる壮大な音絵巻への期待が高まるはずですよ

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トランペットもトロンボーンも、もちろん木管楽器も聴かせどころ満載のマーラー3番。
今回は練習中のオーケストラの位置が逆だったため、奏者の表情をあまり紹介出来ませんでした。
でもみんな、とても充実しきった表情で練習に臨んでいました。
どうか、本番中のメンバーの表情を見てください。

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もちろん、大植マエストロの表情も見てくださいね。
マエストロの指揮は、音楽の楽しさが倍増します。
音楽は聴くだけでなく視覚的にも楽しいんだ!ということを教えてくれます。
まさに‘ライブで観てみたい指揮者’といえるでしょう

さあ、マーラー3番が始まります。
100分の音絵巻、すごい世界ですよ、マーラーの音楽の世界は・・・。

同時に来年オープンする新装フェスティバルホールでの「復活」へと続く道です。
「大阪国際フェスティバル特別公演」マーラープロジェクト第2弾!

桂冠指揮者・大植英次と大阪フィルの渾身の演奏にご期待ください

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マーラー3番の練習2日目、アネリー・ペーボ登場!

マーラー交響曲3番の練習2日目です。

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本日の練習は昨日の続き第4楽章から始まりました。

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大植マエストロは客演コンマス田野倉雅秋さんと色々確認を取りながら練習を進めていきます。

4楽章と5楽章は練習後半、ソリストと合唱団と一緒にもう一度やる事になってます。
100分にも及ぶ長大な曲ですが、アルト独唱の入る4楽章は10分程度、合唱団とアルト独唱が入る5楽章は5分弱と短い曲です。
5楽章のコーラスが終わると、そのままアタッカ(途切れることなく)で6楽章に突入。
そして感動的に全曲が締めくくられます
一言で言ってスゴイ曲です。

しかし、やはり4楽章、5楽章はオーケストラだけで聴くと寂しいですね。
1時間の休憩をはさんでソリストと合唱団が加わりました。

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合唱は我らが大阪フィルハーモニー合唱団と大阪すみよし少年少女合唱団。
大植練習は今回が2度目です。

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マエストロが指揮棒を振り下ろすと・・・
ビム・バム、ビム・バム、鐘の音が鳴り響きます 
日曜日の練習で丁寧にやっただけの事はありますね、きれいにそろっています。
マエストロが練習の大半をかけてやったドイツ語の発音は、やはり難しいようですね。

「ドイツ語の発音を特別に教えてくれる先生を紹介しましょう!」

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発音を指導して下さる先生が、今回のソリスト アネリー・ペーボさんです
なんかそんな感じで、気になるドイツ語を一つずつ教えてくださいます。
隣ではマエストロも同じように先生と一緒に声を出します。

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アネリー・ペーボさん、めちゃくちゃ明るい方ですね。
苦戦している合唱団を見て大笑い。

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そして上手くいけば、ご覧の表情で‘Good!’

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5楽章、ご自身のソロではガラッと変わって真剣モードです。
しかし彼女以上に、まるでオペラモードで指揮しながら歌うマエストロ 
今回が初対面の大植マエストロとアネリー・ペーボさん。
かなりマエストロのインパクトが強かったようで、とても楽しそうでしたよ。

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皆さまご存知のように、急きょ代役でステージに立つアネリー・ペーボさん。
マーラーの3番はすっかり手の内に入っているレパートリーなのでしょう。
余裕で歌われていましたよ
楽譜を片手にマエストロに何かを質問しているようすですね。
それに対してマエストロの反応が、どこかオペラっぽく見えるのが面白いですね

皆さま、アネリーペーボの歌に期待して下さい。
今月アルミンク指揮の新日本交響楽団でマーラー「嘆きの歌」を歌われるそうです。
そして昨年には、以前大阪フィル定期を振ってもらったインキネンの指揮で、実際にマーラー3番を歌われていたとか。
これは楽しみですね。

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合唱団とソリストの練習が少し早めに終わったためオーケストラの練習再開です。

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大植桂冠、本日も絶好調です!
色々と望んでいる音を引き出すために、表情豊かにオーケストラと向き合います。
これはどんな意味があるのか判りませんが、前の写真と見比べると笑っちゃいますね。
欲しい音を得るための全身を使った豊かな表現力には脱帽です

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大植マエストロがマーラーの3番を大阪フィルで振るのは2005年に次いで2度目。
前回の演奏はNHKで完全ノーカットで放送されているので、録画してお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回改めて見直しましたが、テンポ設定やアーティキュレーションなど随分違うようです。
音楽はどんどん変わっていくものなのですね。 

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2012年5月現在のマエストロの考えるマーラー3番、楽しみです。
このあと、7月定期でマーラー9番、その9日後にはマーラー5番を演奏します。
テンポという意味ではマーラー5番のテンポ設定は興味深いですね。
前回定期のマーラー5番、とてもゆっくりでしたから

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1楽章も再びマーチとなり、どんどん盛り上がっていきます。
マエストロの指揮もますますアグレッシブなものになっていきます。
ダンスをしているかのような指揮、井上道義さんのそれとはまた違います

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ソリストのアネリー・ペーボさんとも顔合わせが出来ました。
合唱団の頑張りも改めて確認出来ました。
オーケストラのテンションもどんどん上がってきています。
入場券も完売しました。
条件がすべて整って、あとは大植桂冠ですが、もちろん最高のパフォーマンスを聴かせて頂けるはず!

「大阪国際フェスティバル特別公演 大植英次指揮マーラー交響曲3番」、2013年フェスティバルホールオープンに向けたマーラープロジェクト第2弾!

記憶にも記録にも刻まれる熱い演奏をどうぞご期待ください!


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大植桂冠登場!マーラー3番のオーケストラ練習が始まりました。

「大阪国際フェスティバル特別公演」の練習が始まりました。

桂冠指揮者になって初めて大阪フィルを指揮するマエストロ大植英次。

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今回は合唱団が入るため、練習場でのオーケストラの並びはいつもと逆。
客席からマエストロの姿は良く見えますが、オーケストラは後姿になります。

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なので1楽章冒頭の8本のホルンのユニゾンも後姿です。

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マエストロの横から前にまわり込んでみると、弦楽器奏者の顔は見えますが、ひな壇が無いので管楽器は顔が隠れて見づらいです。

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でも、間近で良く判りました、客演コンサートマスターは田野倉雅秋さんです。
現在、広島交響楽団と名古屋フィルのコンサートマスターを兼任なさっています。
大阪フィルへの出演回数も多いのでご存知の方は多いですね。

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マエストロは弦楽器のトップ全員と握手をします。
「おはようございます」そして周囲を見渡して、おもむろに指揮棒を下ろします。

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迫力十分なホルン8本のユニゾンで奏でる1楽章第1主題。
このメロディー、何処かで聴いたような・・・
記録では大植マエストロがこの曲を演奏したのは2005年9月「第391回定期」のはず。
デジャヴ? いやはっきりと・・・思い出しました

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昨年の大阪クラシック、ザ・シンフォニーホールで行った『第59公演~大植英次特別企画「名曲の隠された事実」~』のなかで、大植マエストロはこの曲の第1楽章冒頭、ホルンのユニゾンのところを演奏し、続いてブラームスの交響曲第1番の第4楽章の有名な弦楽合奏が奏でる第1主題を演奏しました。

「この2曲、似ていませんか?」

大植マエストロからの投げかけでしたね。
マーラーとブラームスの交流は有名です。
「大学祝典序曲」にも似ているような・・・ブラームスに向けたオマージュだったのかもしれませんね

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大植マエストロ、客演コンマス田野倉雅秋さんが談笑しています。
大忙を極める田野倉さん、広響と名フィル演奏会の合間に大阪フィルにもご登場です。
マーラーの3番は随所にソロもあり、何より100分に及ぶ長大な曲だけに集中力勝負!
コンマスの腕の見せ所 満載の曲です。
いつものように田野倉さんのまわりには笑顔が絶えません。

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後姿ですが、2ndヴァイオリントップ奏者 田中美奈です。
マエストロと何やら会話中ですね。
相方の佐久間聡一の退団後、ヴァイオリンパートを一人で支えています。
田中の隣はこのところよくコンミスとして登場いただいている渡辺美穂さん。
今回はコンマス田野倉さんのサイドで演奏していただいています。
こちらも顔は見えませんが 田中のダイナミックな弾き方に引けをとらないパワフルな奏法です! 
この二人のヴァイオリンの競演、とても絵になりますよ

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ヴィオラトップ奏者 小野眞優美とマエストロの打ち合わせシーンです。
彼女もヴィオラを弾く姿が大きくそして美しいですね。
なんといっても「第443回定期」、堤剛さんとの「ドンキホーテ」が忘れられません。
マエストロの信頼も厚い小野眞優美、大阪フィルの定評ある弦セクションの要となる重要な役割を担っているのです。
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チェロの客演奏者 上森祥平さんとマエストロの打ち合わせシーンもキャッチ!
ボーイングの相談でしょうか、マエストロが弓を動かすポーズが見れました。
ご覧のように、今回はたまたまコントラバス以外の弦のトップ奏者と大植マエストロの打ち合わせシーンをカメラで押さえましたが、マエストロは常に誰からも色々な事を質問されます。
それに直ちに答えること、これも信頼関係を築くためには大切な事なんですね。
知らないでは済まされない。指揮者はあらゆる楽器の事を知っておく必要があります。

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マーラーの3番にはいくつかのバンダ(別動隊)が登場します。
有名なのは第3楽章のポストホルンですが、第1楽章ではスネアのバンダが登場します。 演奏するのはエキストラの堀内聖子さんと渡辺友希子さん。
モニター画面に映るマエストロの指示で叩くのですが、映像がはっきり鮮明で、視力が弱い奏者ならステージで遠いところから指揮者を見るより判りやすいですよ。

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パーカッションも出番が多いので、叩く直前に楽器の所までやって来て、ババーンと叩いて嵐のように去って行ってしまいます。
残されたスネアドラムときれいに揃えられたスティック。
モニター画面に映っているマエストロ、実際の姿は・・・

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こちらですね。
正面からモニターカメラで撮っているため、綺麗に映っているでしょう?

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本日の練習は予定時間目一杯使っても、ようやく半分といった感じです。
うーん、マーラー3番、大曲ですね。
世界で1番長い曲として本当にギネスブックに載っていたそうですしね。
指揮者のいちばん大切な仕事は、練習をキチンと進める事かもしれませんね。
こだわりを持ちながらも時間を常に考えて、限られた時間の中で練習を進めていく。
今日の進み具合、マエストロの読み通りの進捗だったようですよ。

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「本番ではなく、練習でその指揮者の力量がわかる」 よく聞きますね。
限られた時間の中で費用対効果の高いパフォーマンスを生み出す。
生み出せたと思っても実は独りよがりな結果で、本番は自分の意志と別に進んで行く。
考えただけで恐ろしいですね
一見派手に見える指揮者、孤独との闘いなのかもしれません。

明日はいよいよアルトのアネリー・ペーボも登場します。
合唱団との合わせもあります。
マーラーの3番の全貌がはっきりする練習2日目、楽しみです!

また練習風景をレポートしますね、ご期待下さい!

入場券、大阪フィル扱い分は既に完売しています。
ただ、芸文には僅かですがあるようです。 今確認しました
芸文のチケットオフィスにお問い合わせください。
よろしくお願いします

『2012年度 大阪国際フェスティバル特別公演』
日 時:5月10日(木)19:00開演(18:15開場)
会 場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
指 揮:大植英次
独 唱:アネリー・ペーボ(アルト)
  ※予定していたゲルヒルト・ロンベルガー(アルト)は体調不良のため出演が不可能となりました。
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:マーラー/交響曲 第3番 ニ短調
料 金:A席6000円 B席 売切れ C席 売切れ D席 売切れ
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。
※開演時間に遅れますと、長時間お立見となったり、ご入場をお待ちいただく場合がございます。

ご予約・お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
         10:00~17:00 月曜休み※祝日の場合は翌日



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「大阪国際フェスティバル特別公演」まずは合唱練習開始です!

ビム・バム、ビム・バム・・・
大フィル会館に穢れ無き児童合唱の響きが鳴り渡っています!

本日から「大阪国際フェスティバル特別公演マーラー3番」の練習が始まりました。

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指揮はもちろんこの方、大植英次・桂冠指揮者です。
皆さまご存知の方も多いと思いますが、大植桂冠のお父様が先日お亡くなりになり、まだそれほど日数も経っていない事から少々心配しておりました。
また、皆さまからも同様の問い合わせを頂いておりましたが、ご安心ください、とても元気な様子です

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この日は合唱団だけの練習です。
合唱団は我らが大阪フィルハーモニー合唱団と、大阪すみよし少年少女合唱団です。

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大フィル合唱団といっても、女声コーラスのみの登場!
大曲として知られるマーラーの交響曲第3番、全6楽章あります
児童合唱と女声合唱、それにアルト独唱が入るのは第5楽章ですね。

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100分に及ぶギネス級のマーラー3番、合唱の活躍する第5楽章は僅か5分弱ほどの曲です。
「天使が私に語ること」という表題が付いている第5楽章は、アルトソロが入る第4楽章とならび直接言葉でマーラーのメッセージが伝えられる訳です。

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そのメッセージを伝えるためには、ドイツ語の発音がとても大切になるのです
本日の練習の大半が発音に費やされるのも当然ですよね。
マエストロの後ろには、大フィル合唱団指揮者・本山先生のアシスタント真木喜規さん。
マエストロの指示内容をすべて書き込んで、この後も練習です!

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大植マエストロからは一度最後まで聴いた後、細かな指示が飛びます!
マエストロみずから歌いながら指揮をします。

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今日の練習、半分は大阪すみよし少年少女合唱団の子供さんたち相手です。
その事はマエストロもばっちり計算済み。
ジョークを交えながら、和やかな中にも厳しさの残る練習が進んでいきます。

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マエストロが何かを伝える度に「ハイ!」という元気な返事が
大フィルの女声コーラスのメンバーの反応とは若干違い 面白いですね。

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「小節線とメトロノームは音楽の敵です!」 マエストロからこんなハナシが
音楽の流れを止めてしまう恐れがあるという事のようですよ。
「小節線は便宜上引かれているものであって、それを意識しすぎてそこで音楽が止まってしまう事があってはいけない。 つねに小節線を超えるところまで長さを保つように!」

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眼鏡をかけたり外したり、これもマエストロのリズムです。
もちろんこの日はまだオーケストラはありません。
大フィル合唱団のピアニスト尾崎さんのピアノに乗って軽やかに、しかし念入りに練習は繰り返されます。

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あっという間にマエストロの練習は終わりです。
最後に全部通してみると、えーっ、最初とは全然違う音楽ですよ
これはオーケストラ合わせが楽しみですね。
その時にはアルトソロも入りますから。

そうそう、そのアルト独唱ですが出演者変更があります!
ブログ読者の皆さまなら大丈夫でしょうね。

当初予定のゲルヒルト・ロンベルガーは体調不良により出演不可となり、アネリー・ペーボが代わって出演する事となりました。

よろしくお願いいたします

いよいよ明日からはオーケストラの練習が始まります。
大植マエストロが桂冠指揮者になって初めて指揮する大阪フィルです。
ちょっぴりドキドキ、そしてワクワク
早く見てみたい!

この公演の後、6月2日は「星空コンサート」。
7月12日、13日には待望の“マーラー9番”を演奏する「第460回定期」。
そして1週間後には“マーラー5番”を演奏する「南海コンサート」があります。

この3カ月、これまでと同じで“大植祭り!”とはしゃぐのも違うかなと思っています。
マエストロにもオーケストラメンバーにもそれぞれ、これまでの音楽監督時代とは違うアプローチなり付き合い方が有るのではないか! 
それが何か判りませんが、そんなところも見てみたいですね。

オーケストラ練習の様子もレポートします!
どうぞご期待下さい

『2012年度 大阪国際フェスティバル特別公演』
日 時:5月10日(木)19:00開演(18:15開場)
会 場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
指 揮:大植英次
独 唱:アネリー・ペーボ(アルト)
  ※予定していたゲルヒルト・ロンベルガー(アルト)は体調不良のため出演が不可能となりました。
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:マーラー/交響曲 第3番 ニ短調
料 金:A席6000円 B席 売切れ C席 売切れ D席 売切れ
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。
※開演時間に遅れますと、長時間お立見となったり、ご入場をお待ちいただく場合がございます。

ご予約・お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
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大植英次のマーラー交響曲第3番、ソリスト変更のお知らせ!

今月10日に行われる『2012年度大阪国際フェスティバル特別公演 大植英次指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団 マーラー交響曲第3番』 の出演者変更が主催者より発表されましたのでお知らせいたします。

「5月10日(木)に兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて開催いたします「2012年度大阪国際フェスティバル特別公演 大植英次指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団 マーラー交響曲第3番」に出演を予定しておりましたアルトのゲルヒルト・ロンベルガーは、体調不良のため出演不可能となりました。代わりましてアネリー・ペーボが出演いたします。
急な変更で大変申し訳ございませんが、お客様には何卒事情をご賢察の上、ご理解ご了承賜りますようお願い申し上げます。
なお、この変更によるチケットのキャンセル、払い戻しはございません。」
2012年5月5日
朝日新聞文化財団・大阪国際フェスティバル協会
朝日新聞社・兵庫県・兵庫県立芸術文化センター


20120510[1]

2012年度大阪国際フェスティバル特別公演という位置付けで行われる大植英次と大阪フィルによるマーラー・プロジェクト第2弾!
昨年が4番、今年が3番、そして来年が新装フェスティバルホールのこけら落としシリーズで第2番「復活」を演奏 する事はすでに発表しているのでご存知かと思います。

今年演奏する交響曲第3番は演奏時間が100分にもなる大曲です。
第4楽章でアルトのソロ、第5楽章でアルト、女声合唱、児童合唱が入ります。

そのアルト歌手が当初予定のゲルヒルト・ロンベルガーからアネリー・ペーボに代わリます

アネリー・ペーボのプロフィールです

アネリー・ペーボ(メゾ・ソプラノ)Annely Peebo(mezzosoprano)
 エストニア生まれ。ピアノと指揮をエストニアで11年間学んだ後、ゲルハルト・カーリーのもとで声楽を学び始め、ウィーン国立音楽大学の歌曲とオペラのクラスを卒業。5か国語を操り、指揮者としても秀でるなど、多彩な才能を持つ。ザルツブルクの地元紙は“ビロードのような極めて滑らかな声色とこの上ないテクニックが見事に調和している”と評した。
 これまでに、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フォルクスオーパー、カルロ・フェリーチェ歌劇場、トリノ王立歌劇場、フィンランド国立歌劇場など主要劇場に招かれ、チェネレントラ(チェネレントラ)、ロジーナ(セヴィリアの理髪師)、ドラベッラ(コジ・ファン・トゥッテ)、ドンナ・エルヴィーラ(ドン・ジョヴァンニ)、ケルビーノ(フィガロの結婚)、イダマンテ(イドメネオ)、フリッカ(ワルキューレ)、オルロフスキー公爵(こうもり)、ヘンゼル(ヘンゼルとグレーテル)など、数々の幅広い役を歌っている。
同時に、リサイタルも評価が高く、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリンのフィルハーモニーホール、ガスタイク、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、ボンのベートーヴェンホール、ザルツブルク音楽祭、ブレゲンツ音楽祭、シューベルティアーデ音楽祭などに登場、バッハからシェーンベルクに至るまで膨大なレパートリーを誇る。コンサートでは、ジョルジュ・プレートル、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス、クラウディオ・アバド、サー・ネヴィル・マリナー、ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ、マンフレート・ホーネック、ファビオ・ルイジなどの指揮者と共演を重ねている。
 その他、ヨハネ・パウロ2世即位25年記念式典でベートーヴェンの第九を歌ったほか、国際的な評価を受けたフランス3とアルテ(フランスとドイツの共同テレビ)の共同制作音楽映画「Les lecons de tenebres」を率いるなど、多岐に渡る活躍を広げている。
 
  アネリー・ベーボ(A)

昨年、9月の日本フィル「第633回定期」に指揮者インキネンの指名でマーラーの3番を歌い、大好評を博したアネリー・ペーボ。
今年5月18日、19日に行われるアルミンク指揮の新日本フィル「第494回定期」ではマーラーの「嘆きの歌」のソリストとして出演が決まっています。
プロフィールに記載されている経歴も申し分ない素晴らしいものです

ゲルヒルト・ロンベルガーの降板は残念ですが、アネリー・ペーボの‘ビロードのような歌声’にどうぞご期待ください!

マーラーの交響曲第3番を大植桂冠が指揮したのが2005年9月「第391回定期」でのこと。
7年ぶりに指揮する大曲マーラー交響曲第3番。
それとなによりも、大植英次が桂冠指揮者になって初めて指揮する大阪フィルです。 

すでに大阪のホテルでマーラー3番のスコアと睨めっことの情報を入手しています。
いよいよ明日6日から女声合唱&児童合唱の練習が始まります。
ちょっぴりドキドキ 桂冠指揮者としてオーケストラと向き合うのは7日から。

2012年5月、新たな大植祭りが始まります

チケットは本当に残りわずか、芸術文化センターチケットオフィスで取り扱い中です。
お急ぎくださいね

『2012年度 大阪国際フェスティバル特別公演』
日 時:5月10日(木)19:00開演(18:15開場)
会 場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
指 揮:大植英次
独 唱:アネリー・ペーボ(アルト)
  ※予定していたゲルヒルト・ロンベルガー(アルト)は体調不良のため出演が不可能となりました。
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:マーラー/交響曲 第3番 ニ短調
料 金:A席6000円 B席 売切れ C席 売切れ D席 売切れ
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。
※開演時間に遅れますと、長時間お立見となったり、ご入場をお待ちいただく場合がございます。

ご予約・お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
         10:00~17:00 月曜休み※祝日の場合は翌日


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初参加の「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」、楽しかったです!

第3回目となる「ラ・フォル・ジュルネびわ湖」は4月28日~30日のスケジュールで、大津のびわ湖ホールで開催されました。

今年、初めて大阪フィルも出演いたしました。

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びわ湖ホールの外には開催を告げる大きなサインが掲出されています。

ここのホールが他のホールと違うところは、なんと言っても圧倒的な開放感!
周囲のロケーションが違います

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日本一の湖‘琵琶湖’にホールが面しています
湖面を外輪船ミシガンやジェットスキーが走行する光景がロビーから見えます。
写真は湖畔広場で演奏した中学校の吹奏楽部の生徒さんが寛ぐ姿でしょうか。

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このイベントは、大、中、小ホールで行われる有料演奏とは別に、メインロビー、大ホールホワイエ、屋外の湖畔広場などで随時行われる無料演奏などもあり、音楽が堪能できるお祭りとなっています。
その日のスケジュールと有料コンサートのチケット残券状況は、大看板に貼り出されます。
大阪フィルは・・・ヤッター!売り切れです

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他にもこんなものもあります。
全国の「ラ・フォル・ジュルネ」トータルのイメージビジュアル。
ラフマニノフとストラヴィンスキーの顔がくり貫かれています。
ここから顔を出してみたい!抑えられない衝動、関西人の性ですね  

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無料コンサートをいくつかご紹介しましょう。
ちょうど大阪フィルがゲネラルプローベの最中、大ホールのホワイエで行われていたのがロシア民族楽器集団テレム・カルテットです。
バラライカの親玉みたいな大きな楽器、驚きですよね
窓の外は琵琶湖! 最高のロケーションです。

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びわ湖ホールをフランチャイズとして活動を行っているプロの声楽家集団、びわ湖ホール声楽アンサンブルの無料演奏会はメインロビーで行われました。
この合唱団を率いているのは本山秀毅さん。
大阪フィル合唱団の合唱指揮者でもあります。
すごい人の数です。 大阪クラッシクを彷彿させますね

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「ラ・フォル・ジュルネ」(熱狂の日)音楽祭が誕生したのは1995年、フランスのナントでのこと。 その勢いはフランス国外にも拡がり日本では2005年に東京、2008年に金沢、2010年に新潟とびわ湖ホールのある大津、2011年には鳥栖に上陸し、世界最大級の音楽祭に成長しました。
 
この音楽祭の‘顔’として知られるアーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタンさん。
世界中の「ラ・フォル・ジュルネ」を飛び回る大忙しの氏が、最初から最後まで大阪フィルの演奏は聴いて頂いたようです。
終演後ルネ・マルタンさんは、「いやー、素晴らしかった! これからも頼むよ」
世界中を駆け回る有力プロデューサーからのコメントです、リップサービスでも嬉しいですよね

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大阪フィルの演奏をゲネプロの写真を見ながら紹介します。
コンサートマスターというかコンミスですね、すっかりお馴染みの渡辺美穂さん。
彼女のチューニングで、さあ大阪フィルの演奏が始まります!

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指揮者はマエストロ パスカル・ロフェさん。
現代音楽の旗手的な言われ方をする事が多いですが、母国フランス音楽を中心にレパートリーは広範囲にわたります。 

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“展覧会の絵”の‘プロムナード’の冒頭、篠崎孝のトランペットは気持ちよくホールに響きました!
写真は途中のソロの部分を撮ったもの。

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“展覧会の絵”ではこだわりのテューバ2台持ちで臨む川浪浩一。
それぞれの管で調性が違いますが、いちばんの聴かせどころ‘ビドロ’は奥のゴールデンテューバで奏でます。
ユーフォニウムなどで吹く機会が増えた‘ビドロ’ですが、頑ななこだわりは川浪のプライドでもあります。
本日も芯のある優しく綺麗に響くサウンド、Good!でしたよ

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“火の鳥”1919版の‘魔王カスチェイの凶悪な踊り’からフィナーレまでをまず演奏。
マエストロからは最後までアグレッシブな指示が飛びます。
ボーイングも最後に変わりました。
非常に色彩感の強い“火の鳥”が生まれました。

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“展覧会の絵”ではムソルグスキーの曲と言うより、ラヴェルの曲のような煌びやかな音楽に仕上がっていました。
一音一音がはっきりくっきり見える“展覧会の絵”、新鮮でした

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アンコールはチャイコフスキーの弦楽セレナーデの第4楽章。
本編2曲が比較的煌びやかな管楽器サウンドの印象が強かったので、ストリングスの音が胸に沁みました。
終演後には温かく盛大な拍手を頂き、感謝申し上げます

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考えてみればアンコールでも第4楽章フィナーレを演奏したので、“火の鳥”、“展覧会の絵”とあわせて1時間のステージで3曲のフィナーレを演奏した事になります。
これはなかなか珍しいことです。
感動的なエンディングを3回も聴けるちょっとラッキー!したような気分に浸れる演奏会、「ラ・フォル・ジュルネ」ならではですね。

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この演奏会を最後に退団が決まっているコントラバスの石井博和。
自身のモットーでもある‘全身を使った熱い演奏’が生まれていたように感じました!

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ゲネプロ前に話し込んでいた二人、石井とコントラバストップ奏者 新真二です。
カメラは偶然にも最高の笑顔で笑う二人をキャッチ!
お二人さん、素敵な笑顔、サンキューでした

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最後の演奏、チャイコフスキーの弦楽セレナーデを弾き終ってホッとした顔が印象的だった石井。
彼の元にはメンバーが駆け寄り、握手を求めてきます。
そんな一人、コンミスの渡辺美穂さんとの2ショットです。
親と娘、いやお爺ちゃんと孫でしょうか?
渡辺さん、お疲れさまでした

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最後に本番が終わったばかりの舞台でポーズです。
言葉は多くありませんでしたが、その少し寂しそうな笑顔がすべてを語っています。

「41年間、お疲れさまでした。 ずっと走り続けて来たので、なかなか難しいでしょうが、ちょっとぐらいゆっくり休んでくださいね!」


初出場の「ラ・フォル・ジュルネ」、とても楽しかったです。
マエストロ パスカル・ロフェさんとご一緒出来たのも幸せでした。

関係者の皆さま、来年もぜひとも呼んでくださいませ。
ご来場いただきました皆さま、有難うございました。

皆さま、これからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます 

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