古典派の名曲が一度に聴ける演奏会、本日本番です!
すでに新聞報道等でご承知かと存じますが、一昨日、大阪市より私たちへの運営補助金が対前年10%削減と発表されました。
今回、このタイミングを利用しまして、私たちの経営ビジョンの骨子を紹介させていただこうと、トップ画面のニュース欄に記入させていただきました。
もしまだお読みでなかったら長文ではございますが、ぜひお読み下さい。
コチラからどうぞ!

「いずみホール特別演奏会」はいよいよ本日19時からです!
練習3日目、最終日の模様をお届けします。
この日の練習順は、ハイドン、ベートーヴェン、そしてモーツァルトの順番。
今回はベートーヴェンの交響曲第2番を中心にお届けしましょう!
「皆さま、ベートーヴェン交響曲第2番をご存知ですか

そうです、ベートーヴェン2番目

「それでは、聴いた事はありますか」
そこの方



1802年に作曲という事なので今から210年前、ベートーヴェン31歳の作品です。
初演は翌年、ピアノ協奏曲第3番と一緒だったそうですよ。
1楽章、少し長めの序奏部を抜けると、軽快なメロディが鳴り始め、ここまで来たらもう大丈夫

どうしても最初の数分間、“エロイカ”や“運命”のような曲の冒頭から‘掴みはOK’


でも何と言ってもこの曲の魅力、2楽章の美しいメロディにも注目です!
さすがはベートーヴェン、史上最強のメロディメーカーと呼ばれる所以ですね。

失礼しました、マエストロ

延原さんの練習中にペラペラと話し込んでしまいましたね。
要するに、このマエストロ延原さんの表情のように‘堪らなく魅力的な曲!’という事です


楽器の編成は・・・
木管は、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2
金管は、ホルン2、トランペット2
ティンパニー1
そして弦楽五部はハイドンと同じで、10-10-8-6-4です。
トランペットとティンパニが上の写真には写っていませんね。


心地良い疾走感と言うのでしょうか。
凄くメリハリが効いて、とにかく聴いていて小気味良いんです、延原さんの音楽って。
歌い過ぎないのも良いですね。
ビブラートをかけ過ぎない、ここ一番に少しだけ!が効いているのでしょうか


この日の練習でも大活躍のコンマス崔さん。
いつもとは違う音楽、モダン楽器によるピリオドアプローチ。
言ってしまうと簡単ですが、弦楽器も管楽器も、もちろんバロックティンパニも、それぞれに工夫を重ねて本番に臨むオーケストラのメンバーなのです。

お待たせしました! この日最後の練習はモーツァルトのオーボエ協奏曲。
大阪フィルオーボエトップ奏者、浅川和宏です。

ここまで大フィルサウンドを支えて来た、オーボエ浅川による渾身のモーツァルトをお聴きください

‘噂のシリーズ’と人知れず呼ばれてきたこの演奏会も残すところ2回!
9月に行うラストの演奏会は、ベートーヴェンの交響曲第1番と第9番「合唱付き」を演奏するため、このシリーズの基本コンセプトである、ハイドン、ベートーヴェンの交響曲と、メンバーのソリストでモーツァルトの協奏曲をお届けする、という意味では今回が最後になります。
皆さま、ラストチャンスですよ。
当日券もまだ余裕がございます

音響抜群!ホールの持つ雰囲気で言うなら日本屈指のクラシック専用ホールではないでしょうか、‘いずみホール’で開催してきた、大阪フィルのもう一つの顔そして音に出会える演奏会。
どうぞお越しください。 会場でお待ちしております


「いずみホール特別演奏会<ウィーン古典派シリーズVII>」
日 時:6月29日(金)19:00開演(18:30開場)
会 場:いずみホール
指 揮:延原武春
独 奏:浅川和宏(大阪フィル オーボエトップ奏者)
<プログラム>
ハイドン/交響曲 第104番 ニ長調「ロンドン」Hob.Ⅰ,104
モーツァルト/オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
料 金: A席5000円 B席3000円
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。