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「吹奏楽meetsオーケストラ」、本日開催します!

「スペシャルライブ」前日練習も関係者のご配慮により、フェスティバルホールで行いました。

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昨日のブログでは客席から見たステージをご覧いただきましたが、今回はステージから見た客席を見ていただきましょう!
指揮者の位置から真正面に広がる光景がこれ
天上から音が降ってくると言われるフェスティバルホール。
この客席が超満員でスタンディングオベーションならスゴイでしょうね。

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下手側の客席がこちら。
壁が突起しているのはデザイン的な意味はもちろん、その角度で音を色々な方向に飛ばしているのだとか
音が綺麗に混ざるような仕組みになっているのですね。
2階の出っ張った部分に並んでいるのはバンダ用の譜面台です。

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上手側客席がこちら。
もちろん左右シンメトリーになっております。
半分切れていますが、下と上にある箱のようなものが2席ずつの「バルコニーボックス」で、2階と3階にあります。

メンバーが誰もいないホール客席。
旧ホールに住まわれていたいう音楽の神さまは、既にこちらに移っておられる 無人の客席を見ていてそれを実感いたしました

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神さま、発見です!
練習が始まるころになると吹奏楽の世界では‘神さま’として名を馳せている淀川工科高校吹奏楽部顧問の丸谷明夫先生がお見えになりました。
パーソナルマネージャー服部喜久男と打ち合わせをされる丸谷先生。
丸ちゃんスマイルで会場の雰囲気は一気にヒートアップ

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そして、より一層練習がヒートアップしたのは、ソリスト須川展也さんの熱いサクソフォンプレイが飛び出してから
技術は完璧 ダイナミックレンジの広いそのサウンドは、パワフルもメローもお手のもの!

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全国のブラスキッズからクラシックファンまで、誰もが憧れる須川さん。
今回、須川さんがプログラムに選んだのはドビュッシーの「サクソフォンのためのラプソディ」とイベール「アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内協奏曲」の2曲。

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ドビュッシーの方は、スペイン風のエキゾチックな響きが魅力的なサクソフォン協奏曲。
ドビュッシーが果たせなかったオーケスト版への編曲はフォーレの弟子のロジェ=デュカス(1873-1954、「魔法使いの弟子」のポール・デュカスとは全く別人)が行い、1919年に初演されています。

オーケストラのコンサートではまず聴かれない曲ですが、サックスをやられている皆さんにはお馴染みの曲だと思います。

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イベールの方は11名の管弦楽奏者とサクソフォンソロの曲。
メンバーは各楽器トップ奏者が出演。
大フィルトップメンバーと須川さん、渾身のプレイをお楽しみ下さい!

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フェスティバルホールのホワイエで練習終了後、記念撮影をしました。
左から下野マエストロ、コンマス渡辺美穂、須川展也さん、淀工・丸谷先生です。
マエストロと須川さん、何度も共演されていますが、協奏曲で一緒されるのは今回が初めてだそうですよ。

カメラの調子が悪く、暗くてすみません

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このコンサートならではの企画として、吹奏楽ファンの皆さまに弦楽合奏の魅力をお伝えするために必ずそれに合った曲を演奏しています。
今回お届けするのはプッチーニの「菊」(弦楽合奏版)。
元は弦楽四重奏曲として作曲された単一楽章の短い曲ですが、弦楽合奏版で演奏されるケースが多いですね。
イタリアでは追悼曲としてしばしば演奏される曲で、弦楽合奏の深みを十分感じていただけると思います

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フェスティバルホール中通路の後ろは、旧ホールもそうであったように少しゆったりめのボックス席です。
新ホールのボックスは、横1列で3ブロックに分かれてボックスになっています。

センターのボックス席で練習を見つめているのは、左が「シンフォニア・ノビリッシマ」を管弦楽版に編曲された中原達彦さん、そして右が丸谷先生です。

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前日の練習で初めて譜面上で書かれた「ノビリッシマ」が曲として鳴り響いたのを受けて、少し手が加わったようです。
メンバーはその箇所を譜面に書き込んだ後に演奏されました。

さて、皆さまお楽しみの「シンフォニア・ノビリッシマ」、どんな感想をお持ちになるのでしょうか
この曲、プログラムの1曲目です。 いきなり始まります!
くれぐれも遅れることのなきよう、お急ぎ下さいませ

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フェスティバルホールのテーマカラー‘赤’を意識されたのでしょうか。
この日のマエストロは赤のTシャツを着用。

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マエストロは本当に綺麗な指揮姿ですね

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時にはとても力強く、時には優しい指揮なのです。

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プログラムの最後を飾るレスピーギの交響詩「ローマの松」

注目のバンダ位置は上手側がここ

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そして、下手側はここ で演奏いたしました。
しかしこれは、今回特別に練習会場!としてお借りしたフェスティバルホールでのハナシ(エラソウですみません

本番のザ・シンフォニーホールではどこの位置にバンダが配置されるのか
当日のお楽しみです

何かと話題の尽きない「スペシャルライブ」は、いよいよ本日開催です。

例年、チケット売り切れの人気コンサートですが、今年はラッキーな事に当日券を販売出来ますよ
当日券発売は18時からです!
どうぞライブでとっても高貴(ノビリッシマ)な音楽をお聴きください

(広報:H.I)

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《スペシャルライブ》吹奏楽meetオーケストラ

日 時:11月30日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野竜也
独 奏:須川展也(サクソフォン)*
監修・司会:丸谷明夫(大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問)

<プログラム>
R.ジェイガー(中原達彦編曲)/シンフォニア・ノビリッシマ(管弦楽版)
ヴェルディ/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
イベール/アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲
ドビュッシー(デュカ編曲)/サクソフォンのためのラプソディ*
J.S.バッハ(A.リード編曲)/主よ人の望みの喜びよ(管弦楽版)
プッチーニ/菊(弦楽合奏版)
レスピーギ/交響詩「ローマの松」

料 金:A席5000円 B席3000円 C席1500円

※当日券は18時から販売致します。
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。

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「スペシャルライブ」の練習会場も、とってもスペシャルでした!

年に1度のお楽しみ、「スペシャルライブ~吹奏楽meetsオーケストラ」の練習が始まりました。

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練習前にパーソナルマネージャー服部喜久男、インスペクター(チェロトップ奏者)近藤浩志、ステージマネージャー清水直行が打ち合わせ中。

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コンサートマスター渡辺美穂のチューニングで練習スタートです。

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このシリーズは今回で5回目ですが、指揮はずっと下野竜也さんです。

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マエストロのバックに赤い椅子が見えますね。
いつもの大阪フィルハーモニー会館とは違うようです。
いったい、ここは何処なのでしょうか?

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もうちょっとカメラを引いてみましょう。
皆さま、おわかりですね、フェスティバルホールです
この日、中之島フェスティバルタワーはオープンを迎えましたが、フェスティバルホールのオープンは来年4月。
今回、大阪フィルはどこよりも先にホールでの音出しを許可されました

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この日、ホールには設計に係わった人たちなどごく限られた人だけが集まりました。
フルオーケストラが音を出すのはこれが初めて。
データーの上では完璧に作られたホールですが、本当に計算通り音は鳴り響いてくれるのか・・・
緊張の中での音出しとなりました。

2階席のせり出した上手側シートから3層構造の客席を見ると、こんな感じです。
本当に美しいホールです

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ホールのホワイエがこちら。
前回、大植英次桂冠指揮者のレポートでも見て頂きました。
コンサート会場はやはり特別な思いに浸れるハレの場所ですね

桂冠指揮者・大植英次が見た「これがフェスティバルホールだ!」はコチラ


昨年12月のフェスティバルホール近況報告ブログはコチラ


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ハナシを「スペシャルライブ」の音出しに戻しましょう!
レスピーギの交響詩「ローマの松」から練習が始まりました。
緊張の面持ちで初めてホールに響くオーケストラサウンドを待つ関係者の皆さま。
その表情は、ほどなくして緩みました
メチャクチャ良く鳴りますよ、このホール
そして、それぞれの楽器の音が綺麗に混ざります。

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新しいフェスになって新たに2階、3階の両サイドに出来た2人用の「バルコニーボックス」は、ぜひとも一度試して頂きたい贅沢なスペースです。
写真は2階「バルコニーボックス」から見たオーケストラです。
ステージ上では、16型のフルオーケストラでもこの余裕

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3階席から見たオーケストラ、とっても良く見えます!
ステージまでの距離は、旧ホールの2階席最後部からより、新ホール3階席最後部からのほうが近くなっています。
3階で聴く音も、文句の付けようのない素晴らしいものです

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今回の「スペシャルライブ」で最も楽しみにしていたのが、今回のコンサートのためにオーケストラ版に編曲された「シンフォニア・ノビリッシマ」。
オーケストラ版への編曲、面白いです。
やはり、オリジナルとは別の曲と思った方が良いかもしれませんね。

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しかし、音楽は聴いて感じて頂かないと・・・
管楽器のメンバーはそれぞれ中学・高校の吹奏楽部を指導していたり、自身も吹奏楽に強い思いれを持っている者も多いのです。
「スペシャルライブ」はやはり特別なコンサートなのですね。

明日の練習にはいよいよサクソフォン奏者の須川展也さんが合流します。

丸谷先生と須川さん、下野マエストロの3ショットが見られるかもしれません。

すっかり定着した「スペシャルライブ」、昨年はこの時期にはチケットは一切残っていませんでしたが、ラッキーな事に今年はまだ少し余裕があります。

どうかライブでお楽しみ下さいませ!

会場はザ・シンフォニーホールですよ、フェスティバルホールではありません

お待ちしております

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練習終了後、この日オープンした中之島フェスティバルタワーを覗きに行きました。
素敵なお店も多く、以前とはだいぶん雰囲気が変わりましたね。

やはり興味あるのは2階ホール・エントランスロビーに繋がる大階段から・・・

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エントランスロビーですね

現在、こちらではフェス所縁のアーチストのメッセージ色紙が展示されています。

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クラシック、ポップスなど色々なアーチストのフェスティバルホールに対する思いがわかって、ちょっと涙ものなのです。

の写真は、錦織健さん、佐藤しのぶさん、下野竜也さんのメッセージ色紙です。

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下野マエストロの色紙には「いつもお祭り!」と記されていました

この、フェスティバルホールへのメッセージ~開幕のプレリュード~は、12月29日まで10時~21時まで、入場無料で開催しているそうです。

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「スペシャルライブ」練習初日は、会場がフェスという事もあってちょっと舞い上がってしまいました
メンバーのモチベーションも当然高かったです。
今日と明日の練習の音が、本番に向けて音響設計の専門家の皆さんに少しでもお役に立つのならば、私たちもとても光栄なことです

クラシックに限らず、関西の音楽シーンにとってフェスティバルホールの持つ意味は、計り知れないものがあります。

「お帰りなさい、フェスティバルホール!」
大声で叫びたい気持ちでいっぱいでした

(広報:H.I)

《スペシャルライブ》吹奏楽meetオーケストラ

日 時:11月30日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野竜也
独 奏:須川展也(サクソフォン)*
監修・司会:丸谷明夫(大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問)

<プログラム>
R.ジェイガー(中原達彦編曲)/シンフォニア・ノビリッシマ(管弦楽版)
ヴェルディ/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
イベール/アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲
ドビュッシー(デュカ編曲)/サクソフォンのためのラプソディ*
J.S.バッハ(A.リード編曲)/主よ人の望みの喜びよ(管弦楽版)
プッチーニ/菊(弦楽合奏版)
レスピーギ/交響詩「ローマの松」

料 金:A席5000円 B席3000円 C席1500円
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。

ご予約・お問合せ:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890



| 演奏会 | 01:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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年に1度のお楽しみ、「吹奏楽meetsオーケストラ」は今週末です!

日本には現役の吹奏楽人口が100万人以上、OG・OBを加えると500万人以上の吹奏楽経験者がいると言われています。
そういった皆さまにもオススメしたいコンサート「スペシャルライブ~吹奏楽meetsオーケストラ」を今年も開催いたします。

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このコンサートは、大阪フィルの管楽器・打楽器奏者だけで吹奏楽の曲を演奏すると云った単純なコンサートではありません

2011-12-15スペシャルライブ 014
 (C)飯島隆

吹奏楽作品の中で人気の曲をオーケストラ版に編曲したモノや、吹奏楽の世界でよく演奏される曲だけどオリジナルはオーケストラの曲 、そして、せっかくなので弦楽器のサウンドも聴いて欲しい!ということで弦楽合奏の曲など、ヴァリエーション豊富に聴いて頂くコンサートなのです
もちろん、下野マエストロ指揮で大阪フィルの演奏!
演奏のクオリティは間違いなし 、一般のクラシックファンの方も必ずやご満足いただける演奏をお届けいたします

2011-2-25 スペシャルライブ 006
 (C)飯島隆

このコンサートの曲決めからゲスト選び、そしてもちろん指揮まですべてお願いしているのが、このお二方。

指揮者の下野竜也さんと、「吹奏楽のカリスマ教師」大阪府淀川工科高等学校吹奏楽部顧問・丸谷明夫先生です

2011-2-25 スペシャルライブ 032
 (C)飯島隆

下野マエストロは吹奏楽の演奏にも力を入れておられます
ご自身も、吹奏楽部でトランペットを吹いていた経験をお持ちのマエストロ、昨年には広島ウインドオーケストラ音楽監督に就任されました。
今回が5回目となるこの「スペシャルライブ」の指揮はマエストロ以外は考えられません

スペシャルライブ2008 003
 (C)飯島隆

丸谷先生には、この企画の監修と本番の司会をお願いしています。
選びに選んだ自信の選曲とゲスト。
曲紹介やゲストへの突っ込んだ質問
文字通り丸谷節が全開です

スペシャルライブ2008 004
 (C)飯島隆

「スペシャルライブ」過去4回を簡単に振り返ってみましょう!

記念すべき第1回は2008年10月、ザ・シンフォニーホールで開催。
ゲストにはユーフォニウムの名手、外薗祥一郎さんをお迎えしました。
ショスタコーヴィチの「祝典序曲」で幕を開けたコンサートは、外薗さんの演奏するエレビーのユーフォ二アム協奏曲で一気に興奮のるつぼへ!

そして待ちに待った「吹奏楽曲のオーケストラ編曲版」の演奏は、大人気曲 A.リード「アルメニアンダンス・パート1」

ラストにレスピーギの交響詩「ローマの祭り」を演奏し、大盛り上がりの終演後、「やっぱりブラスの勝ちやな!」とか「オーケストラ版も、弦楽器はクラリネットとまた違って良かった!」など、話題は尽きぬ感じでしたね

そして私たちも「これは面白い 」という事に成り、今回まで続いているのです。

スペシャルライブ 003
 (C)飯島隆

第2回は2009年12月、ザ・シンフォニーホールで開催。
ゲストはサクソフォーンの平野公崇さん、これまたビッグネームです。
この回は、「双頭の鷲の旗の下に」で元気よくスタート
平野さんのグラズノフのサクソフォン協奏曲、超絶技巧に驚きました
そして、吹奏楽定番曲は、A.リード「エル・カミーノ・レアル」の管弦楽版!

もちろん元の曲が格好良いのですが、余韻に浸っていると、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲でとどめです
満足度120% オーケストラサウンドを堪能しました!

2011-2-25 スペシャルライブ 019
 (C)飯島隆

第3回は少し事情があって、2010年の秋から冬にかけて開催出来ず、翌2011年の2月に会場を兵庫県立芸術文化センターへ変えて開催しました。

ゲストはトロンボーンのスーパースター、中川英二郎さん。
フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より、で始まった第3回、今までとは少し雰囲気が違うかな!?と思っていると、大栗裕の「大阪俗謡による幻想曲」が・・・
3回目にしてようやく「俗謡」キターッ

中川英二郎さんのトロンボーンで聴く、モンティのチャルダッシュ。
吹奏楽部でトロンボーンを担当している生徒さんがご覧になられてどう思われたのでしょうか? 
「やってられへん!」とか「あんなふうに上手くなりたい 」など色々ありそうです。
それにしてもスケールを一瞬で吹く技術、スゴ過ぎでしたね

後半は吹奏楽の世界で超メジャー作曲家 兼田敏の「吹奏楽のためのパッサカリア」の管弦楽版を演奏し、最後はオーケストラより吹奏楽の方が良く演奏する曲、レスピーギの「シバの女王ベルキス」を演奏して終了しました。

2011-12-15スペシャルライブ 005
 (C)飯島隆

そして、第4回目は昨年2011年12月、ザシンフォニーホールでゲストにトランペットのエリック・ミヤシロさんを迎えて開催しました。

この回は、アタマの曲からシビレてしまいました
バーンズ作曲、「アルヴァマー序曲」の管弦楽版です。
吹奏楽を経験した人なら、この曲は必ずご存知のはず、いかがだったでしょうか?
終盤のクラリネットで吹く16分音符、ここはやはり弦楽器ですか。
下野マエストロが、「ベートーヴェン交響曲第1番のような感じでアルヴァマー序曲を作って!」というリクエストで作曲家の中原達彦さんが編曲されました。

ゲストで来て欲しいランキングNo.1のトランペッター、エリック・ミヤシロさんが遂に登場です!
ハイノートヒッターという言葉が有りますが、エリックの吹く音はまさしくそれですね。
きれいに伸びるハイトーン。
丸谷先生が「何食ったらそんな高い音鳴るんや?」と聞かれていました

最後は、ホルスト「惑星」より“木星”で終了しました。

2011-12-15スペシャルライブ 027
 (C)飯島隆

過去4回、最後の曲はそれぞれ記しましたが、それは本編での話。
このシリーズ、必ずアンコールを演奏致します。
そしてその曲を指揮するのは、丸谷先生なのです

2011-2-25 スペシャルライブ 028
 (C)飯島隆

丸谷先生の指揮を楽しみにしているのはお客さまだけではありません。
オーケストラのメンバーも歌心溢れた先生の指揮は楽しみなのです。
そしてアノ丸ちゃんスマイルに癒されたい
今年は何が飛び出すか、どうぞお楽しみに。

2011-12-15スペシャルライブ 006
 (C)飯島隆

ゲストが超絶技巧を駆使してお客様の拍手喝采を浴びているのも、バックで支えているマエストロの計算され尽くされた指揮があってこそ。
今回も素晴らしい演奏をお聞かせ出来るはずです

2011-12-15スペシャルライブ 030
 (C)飯島隆

すべてのプログラムを終え、達成感いっぱいのカーテンコール、 の写真は第4回ですね、エリック・ミヤシロさんの姿が見えます。

会場には一般のお客さま以上に中高生の姿が多いのもこのコンサートの特徴です。

現役のブラスキッズも吹奏楽関係者の皆さまも、吹奏楽OB・OGの方も、いつもの大阪フィルファンの皆さまも皆さまに聴いて頂きたい
ちょっと肩の力を抜いて、リラックスして聴いて頂きたいコンサートです。

第5回目となる今年のゲストは、絶大な人気を誇るサクソフォンの須川展也さん、遂に登場です!

そして注目の、この日のためにオーケストラ版で演奏する人気曲は、R.ジェイガーの「シンフォニア・ノビリッシマ」

この曲のタイトルを聞くだけで「キュン!」とくる吹奏楽経験者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
オリジナルが勝つのかオーケストラ版に軍配が上がるのか、ライブで確認下さい。

最後は圧巻の「ローマの松」、ザ・シンフォニーホール自体が楽器となって迫力のオーケストラサウンドをお聴かせできるはずです。
注目のバンダは、どこに配置されるのでしょうか? 話題は尽きません。

2011-2-25 スペシャルライブ 030
 (C)飯島隆

マエストロが大阪フィルを指揮する演奏のクオリティはもちろん保証しますが、丸谷先生の厳しくも愛に満ち溢れた丸谷節と丸ちゃんスマイルをライブで体感して頂きたいです

音楽があって良かったなって実感できると思いますよ

当日券をご用意してお待ち申し上げております

(広報:H.I)


《スペシャルライブ》吹奏楽meetオーケストラ

日 時:11月30日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野竜也
独 奏:須川展也(サクソフォン)*
監修・司会:丸谷明夫(大阪府立淀川工科高等学校吹奏楽部顧問)

<プログラム>
R.ジェイガー(中原達彦編曲)/シンフォニア・ノビリッシマ(管弦楽版)
ヴェルディ/歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
イベール/アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲
ドビュッシー(デュカ編曲)/サクソフォンのためのラプソディ*
J.S.バッハ(A.リード編曲)/主よ人の望みの喜びよ(管弦楽版)
プッチーニ/菊(弦楽合奏版)
レスピーギ/交響詩「ローマの松」

料 金:A席5000円 B席3000円 C席1500円
※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。

ご予約・お問合せ:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-02-9999
ローソンチケット 0570-000-407


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マエストロ・スダーンと奏でる「ザ・グレイト」、本日です!

「ウィーン音楽祭 in OSAKA 2012」の練習3日目は、本番と同じいずみホールのステージで行いました。

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この日からピアニスト、インゴルフ・ヴンダーの登場です。

いずみホールはいつ見ても美しいホールですね。
いつもと雰囲気が違い祝祭モードに見えるのは、この「ウィーン音楽祭」の時にしか見られないのが、オルガンの両脇に吊るされた「タペストリー」効果でしょう。

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「Wiener Musikfest in OSAKA」という文字とヨハン・シュトラウス像のシルエットが、いずみホールのシンボルカラーであるワインレッドのタペストリーに染め抜かれています。

「ウィーン音楽祭」は今年でファイナル、そして大阪フィルのコンサートが今年のトリを飾るということなので、いずみホールでこの光景が見られるのはこれが最後になるのかもしれませんね
とても感慨深いものがあります

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インゴルフ・ヴンダーさんもマエストロ同様、はじめてご一緒させて頂きます。

インゴルフ・ヴンダー、1985年オーストリア生まれ、今年27歳です。
何と言っても彼がこれほどメジャーになったきっかけは、ピアノコンクールの最高峰、2010年ショパン国際コンクールで2位になったことでしょう。
本選では唯一のスタンディングオベーションだった事も報道されていましたね。

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とにかくテクニシャンの印象が強かったヴンダーさんですが、練習を聴いていて技術はもちろん、力強くメロディアスな印象を受けました
オーケストラと合わせるきっかけは、マエストロ・スダーンとアイコンタクト。
お客様が入っていないホールでは、鳴り過ぎるくらいです!

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大阪フィルがベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を演奏するのは今年の3月定期、大山平一郎さん指揮、野平一郎さんピアノ以来です。
その時に野平さんがこの曲についてこんなハナシをされました。

「4番の協奏曲はベートーヴェンの表現力の深さ、広さがいちばん感じられる作品だと思います。 1楽章は平和だけどドラマが有る。 2楽章はオーケストラが俗世間、ピアノが聖なる祈りのコラールだと思います。聖なるものを乱す奴等との共存ですかね。 3楽章は舞曲。 色々な側面、宗教がかった側面や快楽的な側面のある曲」

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を端的に表現されていますね

今回、いちばん驚いた事は、 の写真、ヴンダーが鍵盤ではなくピアノの上に手を伸ばしています。
何をしているかというと・・・

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お判りでしょうか。
ヴンダーの楽譜はいわゆる‘楽譜’ではなく、タブレット端末なのです
ほとんど暗譜をされているのでこれで対応出来るのでしょうか。
マエストロが「何小節ですが…」と話すと、その場所を開いて見られています。
凄い時代になりましたね

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この日もマエストロはスコアを睨みながら指示を出されます。
そのスコアですが、小型サイズです。
大きいスコアがない曲も多いのですが、これは見難くて大変ですね。

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実際に鳴っている音が客席でどう聞こえるか。
客席で練習を見ているスタッフに確認をするマエストロ。
練習中にこんなシーンが何度も見られました。

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「インテンポ!」マエストロがよく仰います。
オーケストラの楽器一つ一つに細かく表情を付けていかれるマエストロ。
最初の演奏がみるみる変わって行きます。
スダーンマジックですね

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シューベルトの「ザ・グレイト」も、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番も、これまでとは違った新しい大阪フィルの音楽になっていると思います。

管楽器は聴かせどころいっぱいです。

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もちろん低弦だって、

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ヴァイオリンだって、目が離せません。

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「ウィーン音楽祭」フィナーレとなるコンサートは必聴ですよ。

名演の予感がします

当日券、余裕があるそうですので、ぜひライブでお聴き下さい

(広報:H.I)

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「ウィーン音楽祭 in OSAKA 2012 Vol.7 《ザ・グレイト》」

日 時:11月25日(日)14時00分開演
会 場:いずみホール
指 揮:ユベール・スダーン
独 奏:インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944 《ザ・グレイト》

<料金>
S=¥7,000 A=¥5,000 学生=¥3,500

※大阪フィル・チケットセンターでのチケットのお取扱いはございません。

<お問い合わせ>
いずみホール 06-6944-1188 


| 演奏会 | 10:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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マエストロ・スダーンと作り上げる「ザ・グレイト」、必聴です!

「ウィーン音楽祭in OSAKA 2012」練習2日目の様子をレポートします。

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初日の練習で「このマエストロは違う! 凄いぞ!」とメンバーに思わせたユベール・スダーンさん。
シューベルトはマエストロのお気に入りの作曲家の一人で、とりわけ「ザ・グレイト」に関しては大変なこだわりを)お持ちのようです。
スコアの細部に至るまで明確にイメージを持っておられます

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初日の練習では「ザ・グレイト」の1、2楽章だけで練習時間を使い果たしました
メンバーも初日でマエストロの練習の進め方はわかっています。
さて、この日の練習はどんなふうに進むのでしょうか。

弦楽器のユニゾンとオーボエが、主旋律の前半と後半を交互に奏でる3楽章が始まりました。

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会場がいずみホールという事も有り、1stヴァイオリン12型の弦五部。
その他楽器編成は、木管楽器がフルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2
金管楽器は、ホルン2+1、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニィ1

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シューマンがシューベルトの弟の家で偶然見つけた「ザ・グレイト」
シューマンはメンデルスゾーンに指揮を託し、作曲からちょうど10年後の1838年3月、ライプツィヒのゲヴァントハウス演奏会で初演されました。
大作曲家の連携により世に出た「ザ・グレイト」。
数多くある交響曲の中にあって、最高峰に位置する曲なのです

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1楽章冒頭のホルンはもちろん、弦も管も聴きどころいっぱいの「ザ・グレイト」。

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スコアの隅々にまで神経を行き届かせた精妙な音楽づくりをするマエストロ。
パートごとのアンサンブルもしっかりチェック
スコア片手に、トロンボーンの1番から3番それぞれのバランスもチェックします。

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スコアに忠実に指示を出すマエストロ。
一つの音、一つのフレーズ、メンバーが何気に演奏するところは一切無いと言っていいぐらい、細部にわたるまでマエストロの神経が行き届いています。
しかし、マエストロ独自のアイデアもたくさんお持ちです。

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オーソドックスな中にも新しいものを取り入れておられるマエストロ。

シューベルトの交響曲は全曲、マエストロが音楽監督をされている東京交響楽団と一緒にツィクルスというカタチで演奏され、大評判となりました

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マエストロは大阪フィルにとても好感を持って頂いたようです

「色々とアイデアを提示すると、その場で積極的に試して頂ける。 そして対応力が高い。 協力的なオーケストラの姿勢にとても感謝しています。」

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初共演から信頼関係で結ばれたマエストロと大阪フィルのメンバーたち。
きっとスゴイ「ザ・グレイト」をお届け出来るはずです

明日は練習会場を本番のステージ、いずみホールに移し、いよいよ注目のピアニスト、インゴルフ・ヴンダーの登場です
ヴンダーはどんなピアノを聴かせてくれるのでしょうか?

そんな「ウィーン音楽祭in OSAKA 2012」のトリを飾るコンサート、ラッキーな事にチケットはまだ余裕があるそうです

このコンサートは聴き逃すと後悔すると思います
三連休の最終日、どうぞいずみホールへお越しください。
本当、名演の予感がするのです

(広報:H.I)

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「ウィーン音楽祭 in OSAKA 2012 Vol.7 《ザ・グレイト》」

日 時:11月25日(日)14時00分開演
会 場:いずみホール
指 揮:ユベール・スダーン
独 奏:インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944 《ザ・グレイト》

<料金>
S=¥7,000 A=¥5,000 学生=¥3,500

※大阪フィル・チケットセンターでのチケットのお取扱いはございません。

<お問い合わせ>
いずみホール 06-6944-1188 


| 演奏会 | 01:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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ユベール・スダーンさんと緊張の初顔合わせでした!

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10月24日から始まった「ウィーン音楽祭in OSAKA 2012」はいよいよ今月25日、ユベール・スダーン指揮の大阪フィル「ザ・グレイト」を以て終了となります。

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昨日からマエストロによる練習が始まりました。
練習の模様をレポートしてみましょう

コンサートマスターは渡辺美穂。
彼女のチューニングから練習は始まりました。
隣に写っているのはブログ読者の方ならすっかりご存知ですよね、ステージマネージャー清水直行です。

コンマス渡辺美穂が出演したイズミホールのイベントの模様はコチラをご覧ください


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チューニングを黙って待つマエストロ、第1印象は物静かな感じです。

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シューベルトの交響曲は、未完成作品を番号に入れる、入れないなどの議論があって、「ザ・グレイト」も7番、8番、9番などさまざまに紹介されていました。
「ザ・グレイト」というのは当初、第6番の交響曲も同じハ長調で書かれており、規模の大きい小さいで、「小ハ長調」、「大ハ長調」から「グレイト」と呼ばれるに至ったそうです。
しかし、曲の構成、演奏時間、ナント言っても聴き応え十分な、No.1 グレイトシンフォニーです

「まず1楽章から通してみましょう!」とマエストロ。

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シューベルト作曲、交響曲第8番ハ長調「ザ・グレイト」、1楽章冒頭はこの楽器 が奏でる牧歌的な8小節の旋律から始まります。

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途中、止まることなく1楽章は流れて行きました。
そこからが、スダーン劇場とも言うべき時間の始まりです。

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マエストロはこの曲を本当に良くご存知です。
細部にわたるまでイメージが出来ておられるのでしょうね。
手の内に入った曲、そんな感じでしょうか

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スコアの最初から各パートにフレージングやアーティキュレーション、強弱記号などを次々に指示されます。
管楽器だったら、1番と2番ではそれぞれこう吹くといった感じですね。
写真はヴィオラパートを弾かせて・・・

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細かく丁寧に「こうして欲しい!」と仰ります。

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「よしやってみよう!」そう思ったメンバーが試してみると、効果は抜群
劇的変化が
そんな発見や驚きのいっぱい詰まった初日の練習は、予定時間を目いっぱい使った濃密なものとなりました。

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ブラヴォー、マエストロ!
これは本番が楽しみになってきましたよ

そんな「ザ・グレイト」、チケットはまだ余裕があるそうです。
これは聴かないともったいない、名演の予感が・・・

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チケットはいずみホールまでお問い合わせ下さい。
会場でお待ちしております

(広報:H.I)

「ウィーン音楽祭 in OSAKA 2012 Vol.7 《ザ・グレイト》」

日 時:11月25日(日)14時00分開演
会 場:いずみホール
指 揮:ユベール・スダーン
独 奏:インゴルフ・ヴンダー(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
シューベルト:交響曲 第8番 ハ長調 D944 《ザ・グレイト》

<料金>
S=¥7,000 A=¥5,000 学生=¥3,500

※大阪フィル・チケットセンターでのチケットのお取扱いはございません。

<お問い合わせ>
いずみホール 06-6944-1188 


| 演奏会 | 16:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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楽しい 「マチネ・シンフォニー」、来年の開催も決まりました!

「マチネ・シンフォニー」からだいぶん時間が経ってしまいました。

11月定期に入り、そのまま阪急うめだ本店のシークレットライブへと続いたため、このタイミングのアップとなってしまいました。
楽しみにして頂いた皆さまには遅くなった事をお詫び申し上げます。

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「マチネ・シンフォニー」は11月8日、14時から開演。
平日の昼間からマーラー交響曲第1番「巨人」とラヴェル「左手のためのピアノ協奏曲」という重量級プログラムをお届けいたしました。

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このシリーズ、指揮はもちろん井上道義さん、今回のソリストは菊池洋子さん。
前半のラヴェルを終えた井上マエストロと菊池洋子さん、そして首席客演コンマス崔文洙(チェ・ムンス)とコンマス渡辺美穂の記念撮影からお届け致しましょう。
皆さん本当に素敵な笑顔です
この笑顔からも、本番の演奏が大成功だった事が感じ取れますね

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まずはゲネプロの様子を紹介しましょう。
ラヴェルの「左手のための協奏曲」を弾く菊池洋子さんですね。
井上マエストロの指揮をじっと見つめておられる姿が印象的ですね。

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ピアノ協奏曲としては大きな編成の曲ですね。
右手が使えるのに、封印をして臨む左手だけの協奏曲、大変でしょうね。
右手はだらりと伸ばしたままでした。

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大きな編成といえば、もちろんマーラー「巨人」も負けていません。
1楽章のトランペット3人のバンダは有名ですね。
今回のバンダは、左から今回1番を吹いている篠崎孝、松原健二、秋月孝之。
出番の直前の3名の表情です

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さあ、出番です!
モニターに映るマエストロの指揮を見ながら演奏開始。
これが遠くで吹いているように効果的に客席には聴こえるのです。
場所は舞台袖の奥、ここは意外によく響きます

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ゲネプロ時の井上マエストロ。
マエストロは、トランペットの篠崎孝が「日本音楽コンクール」で優勝した喜びを、お客さまと共有したいと考えておられました。

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「こんな名誉なことは祝福しないと!」
「そして「お客様にも一緒に祝ってもらった方が良い!」
「アンコールはトランペット篠崎を前面に押し出し、報告の形でやろう!」
そこで決まった曲は、後ほど本番写真で報告します

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 (C)飯島隆

大阪フィルのコンサートで指揮者が開演前にステージ上で話をするのは、「青少年のためのコンサート」など音楽普及型のコンサートだけで、比較的珍しいことです。
定期などでは「プレトークサロン」と銘打って、ステージ上ではなく、あえて2階ホワイエの片隅で定期の狙いと質疑応答を事務局スタッフが話しているほどです。
しかしこのシリーズではマエストロが何を話すのか?お客さまも楽しみにされているようで、すっかり定着しているように思います。
今回も予定時間を超えて、熱いミッキー節が繰り広げられました

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 (C)飯島隆

マエストロの「プレトーク」が終わり、オーケストラが出て来ました。
前半、まず演奏するのはラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲です。
この曲、ほとんどジャズですね、とても激しい曲です。

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 (C)飯島隆

両手が使えるピアニストがこの曲を演奏する場合、ひとつの見どころは右手の位置だそうです。
膝の上、鍵盤の端などいろいろなパターンがあるようですが、菊池さんは右手をダラリと真っ直ぐに伸ばしたままです。
これ、かなり疲れるのではないでしょうか
しかし、菊池洋子さんの左手の奏でる音は、とても力強いものです
そして、音に気品があり、美しい

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 (C)飯島隆

えー、両手を使われているのでは
はい、アンコールですから

拍手喝采、ブラヴォーの声に促されるようにカーテンコールは続き、アンコールのために再びピアノ椅子に座られた菊池洋子さん。
演奏されたのはラヴェル/ソナチネより第2楽章。

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 (C)飯島隆

マエストロのエスコートでカーテンコールに登場される菊池洋子さん。
お二人とも背が高くスタイルが良いので、本当に絵に成りますね。
迫力のラヴェルのコンチェルト、堪能いたしました

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 (C)飯島隆

さあ、いよいよ後半です。
平日の昼間から「ザ・シンフォニーホール」でマーラー「巨人」が鳴り響きます

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 (C)飯島隆

表情豊かなマエストロ、クアイア席でないとなかなか指揮者の表情は見えません。
は、よくチラシなんかに掲載される表情ですね。

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両手をいっぱいに広げて、こんな表情もあります

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 (C)飯島隆

こんな厳しい表情も。
優秀なマエストロは、表情だけで演奏する事が出来るのではないでしょうか。
マエストロの表情を見ている間に演奏は終了してしまいました。
お客さまから盛大な拍手喝采 を頂戴しました。

マエストロが拍手を制して、話されます。
「先日嬉しいメールが入って来ました。 大阪フィルトランペットの篠崎孝君が日本音楽コンクールで優勝したと。 これはとても名誉な事。 皆さんに大阪フィルを聴いて頂く理由が増えました。 今日はピッタリの曲があるので、受賞を記念して彼に演奏してもらいましょう!」

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 (C)飯島隆

演奏する曲は「花の章」
当初、マーラーが「巨人」の2楽章として書き、後に削除したトランペットソロが格好良い曲です。
この日のために、トランペットソロを中心に縮小して演奏しました。

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 (C)飯島隆

演奏終了後、メンバーからも一斉に拍手がおきました。
篠崎は満面の笑顔でお客さまにご挨拶です。
以前、彼のメッセージを掲載しましたが、受賞に甘えることなくより精進するそうです
どうかこれからも篠崎孝に応援をよろしくお願いします。

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 (C)飯島隆

「マチネ・シンフォニー VOL.8」はすべてのプログラムを終了しました。
時計を見れば、なんとまだ16時過ぎです。
これから会社に戻って仕事するもよし、仲間と語らうもよし、時間はたっぷりあります。
これもまた、平日昼間のコンサートの魅力ですね

「マチネ・シンフォニー」は少しづつですが定着してきたように思います。
もちろん来年も続けますよ!
来年の詳細も決まりました
これからも「マチネ・シンフォニー」をよろしくお願いします。

(広報:H.I)

「マチネ・シンフォニー」
【VOL.9】
日 時:2013年5月28日(火)15:00開演
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
独 奏:横坂 源(チェロ)
   松居直美(オルガン)
曲 目:サン=サーンス/糸杉と月桂樹
   サン=サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調
サン=サーンス/交響曲 第3番 ハ短調

【VOL.10】
日 時:2013年11月7日(木)15:00開演
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
曲 目:ドビュッシー/管弦楽のための「映像」より“イベリア”
   サティ/3つのジムノペディ より 第1・2番
   ラヴェル/スペイン狂詩曲
   ラヴェル/ボレロ

発売日:2公演セット券【会員優先】1月15日(火) 【一般】1月22日(火)
    VOL.9  【会員優先】2月12日(火) 【一般】2月19日(火)
    VOL.10 【会員優先】7月16日(火) 【一般】7月23日(火)

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来年度定期演奏会および自主公演ラインナップ正式決定!

皆様お待たせいたしました

来年度定期演奏会をはじめとする自主公演のラインナップが決定しましたので、発表させて頂きます

定期演奏会は例年にも増して充実した共演者とプログラムを並べる事が出来たと自負しております。
大阪フィルの個性である重厚かつ生命力溢れるサウンドを存分にお楽しみいただける充実のラインナップ
どうぞご確認下さい。

また、新装フェスティバルホールを会場にした特別企画コンサートオペラ「青ひげ公の城」等、注目の公演が目白押しです。
大阪フィルの総力を結集した迫力のラインナップ、ぜひご期待下さい。

皆様のご来場を大阪フィル一同心よりお待ちいたしております


「2013/2014定期演奏会ラインナップ」

第467回
日時:2013年4月18日(木) 19日(金)
指揮:ヴォルフ=ディーター・ハウシルト
曲目:ワーグナー/ジークフリート牧歌 〈ワーグナー生誕200年記念〉
   ブルックナー/交響曲 第9番 ニ短調(ノヴァーク版)

第468回
日時:2013年5月23日(木) 24日(金)
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
曲目:ハイドン/交響曲 第91番 変ホ長調 Hob.I,91 
   チャイコフスキー/交響曲「マンフレッド」 作品58 

第469回
日時:2013年6月20日(木) 21日(金)
指揮:レオン・フライシャー
独奏:崔 文洙(ヴァイオリン)
曲目:ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 
   ラヴェル/組曲「クープランの墓」
   ウォルトン/管弦楽のためのパルティータ 

第470回 ※特別料金
日時:2013年7月23日(火) 24日(水)
指揮:大植英次
独唱:ステラ・ドゥフェクシス(子供)
   インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
   天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
   レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
   アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
   セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
   ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
   ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
   大阪すみよし少年少女合唱団
曲目:ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
   ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

第471回
日時:2013年9月19日(木) 20日(金)
指揮:井上道義
独奏:児玉 桃(ピアノ)
   原田 節(オンドマルトノ)
曲目:メシアン/トゥランガリラ交響曲

第472回
日時:2013年10月21日(月) 22日(火)
指揮:ラドミル・エリシュカ
曲目:ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92
   ドヴォルザーク/交響詩「野ばと」作品110
   ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」作品95

第473回
日時:2013年11月15日(金) 16日(土)
指揮:下野竜也
独唱:木下美穂子(ソプラノ)
   小原啓楼(テノール)
   久保和範(バリトン)
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
   大阪すみよし少年少女合唱団
曲目:ブリテン/戦争レクイエム 作品66 〈ブリテン生誕100年記念〉

第474回
日時:2013年12月5日(木) 6日(金)
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
独奏:フセイン・セルメット(ピアノ)
曲目:ペンデレツキ/広島の犠牲への哀歌
   モーツァルト/ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456
   ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

第475回
日時:2014年2月20日(木) 21日(金)
指揮:ガエタノ・デスピノーサ
独唱:マグダレーナ・アンナ・ホフマン(ソプラノ)
曲目:ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕前奏曲~"イゾルデの愛の死"
   マーラー/交響曲 第4番 ト長調

第476回
日時:2014年3月13日(木) 14日(金)
指揮:尾高忠明
独奏:ネルソン・フレイレ(ピアノ)
曲目:パヌフニク/カティンの墓碑銘 〈パヌフニク生誕100年記念〉
   ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
   シベリウス/交響曲 第1番 ホ短調 作品39


【発売日】
年間・前期 連続券・・・・2013年1月15日(火)
前期1回券 会員優先・・・2013年1月29日(火)
前期1回券 一般・・・・・2013年2月5日(火)

【料金】
入場料        A席   B席   C席   D席   S席
年間会員(10回) 45,000円 37,000円 30,000円 ― 58,000円
半期会員(5回) 24,000円 20,000円 16,000円 ― 30,000円
一回券会員割引 4,800円 4,000円 3,200円 ― 6,000円
一回券定価 6,000円 5,000円 4,000円 1,500円 7,000円

※特別料金(第470回 )
 一回券会員割引 A席5,600円、B席4,800円、C席4,000円、D席2,500円(割引なし)、S席7,000円
 一回券定価 A席7,000円、B席6,000円、C席5,000円、D席2,500円、S席8,000円

・未就学児の入場はお断りさせて頂きます。
・D席は1回券一般発売日から販売させていただきます。また1回のご予約で1公演につきお一人様2枚までとさせて頂きます。


2013/2014定期演奏会以外の自主公演ラインナップ

マチネ・シンフォニー(2回)/ザ・シンフォニーホール
【Vol.9】
日時:2013年5月28日(火)14:00開演
指揮:井上道義
独奏:横坂 源(チェロ)
   松居直美(オルガン)
曲目:サン=サーンス/糸杉と月桂樹
   サン=サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調
サン=サーンス/交響曲 第3番 ハ短調
【Vol.10】
日時:2013年11月7日(木)14:00開演
指揮:井上道義
曲目:ドビュッシー/管弦楽のための「映像」より“イベリア”
   サティ/3つのジムノペディ より 第1・2番
   ラヴェル/スペイン狂詩曲
   ラヴェル/ボレロ
発売日:2公演セット券【会員優先】1月15日(火) 【一般】1月22日(火)
    Vol.9 【会員優先】2月12日(火) 【一般】2月19日(火)
    Vol.10 【会員優先】7月16日(火) 【一般】7月23日(火)

親子のためのオーケストラ体験教室(2回/4公演)/大阪フィルハーモニー会館
日時:2013年7月27・28日(土・日)11:00&14:00
指揮:円光寺雅彦
曲目:フチーク/剣士の入場
   楽器紹介コーナー
   オーケストラの楽器を触ってみようコーナー
   指揮体験コーナー:J.シュトラウスⅠ世/ラデツキー行進曲
            ベートーヴェン/交響曲 第5番「運命」第1楽章より
   演奏体験コーナー:ビゼー/歌劇「カルメン」第1幕への前奏曲“闘牛士”末尾
   オーケストラと一緒に歌おう:森のくまさん
   チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」より 情景~フィナーレ
発売日:5月21日(火)【優先一般同時発売】

3大交響曲の夕べ/フェスティバルホール
日時:2013年8月4日(日)17:00開演
指揮:小林研一郎
曲目:シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調「未完成」
   ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調「運命」
   ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」
発売日:【会員優先】4月16日(火) 【一般】4月23日(火)

コンサートオペラ「青ひげ公の城」/フェスティバルホール
日時:2013年9月27日(金)19:00開演
指揮:井上道義
独唱:コヴァーチ・イシュトヴァーン(青ひげ公)
   アンドレア・メラース(ユーディト)
   晴 雅彦(吟遊詩人)
曲目:オッフェンバック(ロザンタール編曲)/バレエ音楽「パリの喜び」
   バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」(演奏会形式)
発売日:【会員優先】5月28日(火) 【一般】6月4日(火)

京都特別演奏会/京都コンサートホール
日時:2013年10月5日(土)15:00開演
指揮:阪 哲朗
独奏:フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
曲目:ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
   ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調
発売日:【会員優先】5月28日(火) 【一般】6月4日(火)


スペシャルライブ〈吹奏楽meetsオーケストラ〉/ザ・シンフォニーホール
日時:2013年11月29日(金)19:00開演
指揮:下野竜也
共演:瀬尾和紀(フルート)
司会:丸谷明夫
曲目:保科 洋/風紋(管弦楽版)
   ワーグナー/歌劇「ローエングリン」第2幕より“エルザの大聖堂への行列”
   リード/「オセロ」-シェイクスピアに基く5つの場面による交響的描写(管弦楽版)
   イベール/フルート協奏曲(18)
   J.S.バッハ(ストコフスキー編曲)/G線上のアリア(弦楽合奏)
   R.シュトラウス/楽劇「サロメ」より“七つのベールの踊り”
発売日:【会員優先】7月16日(火) 【一般】7月23日(火)

第9シンフォニーの夕べ/フェスティバルホール
日時:2013年12月29日(日)19:00開演
指揮:井上道義
独唱:小林沙羅(ソプラノ)
   小川明子(アルト)
   福井敬 (テノール)
   青山貴 (バリトン) 
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲目:ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調「合唱付」
発売日:【会員優先】9月24日(火) 【一般】10月1日(火)

新春名曲コンサート/ザ・シンフォニーホール
日時:2014年1月13日(月・祝)15:00開演
指揮:円光寺雅彦
独奏:未定
曲目:未定
発売日:【会員優先】9月24日(火) 【一般】10月1日(火)


スペシャル 059
 (C)飯島隆

皆さま、大阪フィルをよろしくお願い申し上げます

(広報:H.I)

| お知らせ | 16:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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さようなら、AR(拡張現実)オーケストラ!

色々とあったこの日。

いったい何をしていたのか振り返ってみると・・・

そうです、まず「第9シンフォニーの夕べ」の指揮者変更が有りました。

指揮者ヴォルフ=ディーター・ハウシルトは体調不良のため出演不可能となりました。 代わりまして、今回が大阪フィルと初共演となるドイツ生まれの巨匠マックス・ポンマーが指揮いたします。 この変更によるチケットのキャンセル・払い戻しはございませんので、お客さまには、何卒事情ご賢察の上、ご理解、ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

「第9シンフォニーの夕べ」指揮者変更の件は、コチラをご覧ください


年末の「第9」を楽しみにされている方には本当に申し訳ございませんでした

しかし、ハウシルト同様にマックス・ポンマーも一度機会が有ればご一緒したかったドイツ系の巨匠指揮者です。
大阪フィルを指揮するイメージ、脳裏に鮮明に描けますね。
頭を切り替えて、ポンマーと一緒に本物の「第9」をお聴かせ致しましょう

ポンマ-(c)Kosaku Nakagawa  Nagoya Philharmonic
 マックス・ポンマー  (C)Kosaku Nakagawa Nagoya Philharmonic 

そして午後からはオーケストラの練習が行われました。
日経新聞の愛読者に向けたコンサートが翌日にザ・シンフォニーホールで行われます。
昨日はその練習でした。

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指揮は現田茂夫さんで、ドヴォルザーク/交響曲第8番やワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲、モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲 、J.シュトラウスⅡ世/皇帝円舞曲など盛りだくさんの内容。

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現田茂夫さんに指揮して頂くのは約1年ぶりです。
昨年12月、千住真理子さんや幸田浩子さんと一緒でした。
とてもにこやかなマエストロ、なんと言っても華がありますね

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この日のコンサートマスターは渡辺美穂。
小柄な身体をいっぱい使った、とてもパワフルかつアグレッシブ なヴァイオリン奏法が印象的なコンマスです。

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ワーグナーにウインナワルツ、そしてドヴォルザークと色とりどりの名曲たちに、見事なまでに表情を付けていく現田マエストロ。
本日のコンサートでご確認下さい

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ドヴォルザーク「交響曲第8番」では咆哮する金管が聴けますよ!
どうぞお楽しみに

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そして、17時前の到着を目指し、阪急うめだ本店へ向かいました。
この日20日が「AR(拡張現実)オーケストラ」の最終日だったのです
10月25日の二期棟オープンの日から始まった「AR(拡張現実)オーケストラ」は、約4週間大勢のお客さまに指揮をして頂きました。

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AR大阪フィルハーモニーオーケストラは、
早くても遅くても、お客様のお気に召すままのテンポで忠実に演奏いたしました
期間中、いったい何人くらいのお客さまが指揮をされたのでしょうか?
お子様がいちばん多いとは思いますが、中には・・・

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サラリーマン風の方が、丁寧に指揮をされたり、

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OL風の女性の方は「ラデツキー行進曲」を、途中で階段のお客さまの方を振り返り、手拍子 を要請されるほどの余裕だったり、
色々な指揮を目の当たりしてきました

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性格出ますね、指揮って
このイベントが百貨店の4層吹き抜けのスペースを使って行われている事が堪らなく贅沢でもあり、面白くもあり、いやー楽しませてもらいました!

画面には大阪フィルのクレジットを入れて頂いていたので、後付けで大阪フィルのことをお知りになられた方も随分多いと思います。

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期間中、大勢のお客さまを乗せて大活躍だった指揮台。
ここにはARの色々な仕掛けがしてあります。
泣き言一つ言わず 期間中完走してくれました

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そして人では 何と言ってもこの3名の方々です
左から内海敏夫さん、野坂美香さん、吉川直希さん
無理を言って指揮台からアートビジョンの見える忘れ得ぬポジションで記念撮影です。
同じ高さで手を握るあたり、極めて百貨店的で素敵です

大阪フィルとAR三兄弟、共にこだわりの強い集団ですから打ち合わせは大変だったと思います。
根気強く付き合って頂きましたね、本当に有難うございました
この場を借りて御礼申し上げます。

阪急百貨店・阪急うめだ本店は本日グランドオープンを迎えました。
まだまだ大忙しの日々は続くと思われますが、あんな素敵な4層吹き抜けの「祝祭広場」を作られる阪急さんですから、いつも心に音楽を共鳴させながら、明るく楽しく頑張って下さいませ。
またご一緒できる機会を、楽しみにしております

(広報:H.I)

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≫ EDIT

AR(拡張現実)オーケストラが、リアルコンサートを開催しました!

昨日、阪急百貨店・阪急うめだ本店で行った「シークレット・ライブ」についてご報告致します!

現在、「祝祭広場」で実施中のAR(拡張現実)オーケストラが、画面を抜け出して画面の中で演奏しているのと同じ曲を、お客さまの目の前で演奏する  
バーチャルがリアルに!、そんな発想で開催した今回のコンサートは、安全上の問題を考慮して事前の告知は一切行いませんでした
二期棟先行オープンからここまで順調に来店数を伸ばしている阪急うめだ本店、ただ今人気の「北海道物産大会」の真っ最中という事も有り、安全を最優先に考えた結果、「シークレット・ライブ」として行う事になりました。
皆さまに予めお伝えする事が出来ず、申し訳ございませんでした

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催事場と連動し、「祝祭広場」も北海道の装いです。
まず目につくのは‘ばんえい競馬’のアノ大型馬‘ばん馬’の模型です。
時間は午前11時過ぎ、「祝祭広場」は比較的すいています。
「シークレット・ライブ」、大丈夫なのでしょうか・・・

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ゲネプロは13階のダイヤモンドホールで行いました。
コンサートマスターは先日の「11月定期」に続いて田野倉雅秋。
いつものように彼のチューニングで始まりました。

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指揮は横島勝人さん。
先日台風で延期になった高槻現代劇場公演を振って頂く予定でした。
ちなみに高槻公演は、1月9日に延期になっております。
今回のコンサート、いつもと勝手が違うと思いますが、よろしくお願いします!

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「シークレット・ライブ」は15時から。
ゲネプロの真っ最中の13時からは「祝祭広場」でAR(拡張現実)オーケストラを普段通り行っておりました。
スゴイですね、未だに毎回指揮したいという人が殺到するそうです!
やはり、1度は オーケストラを指揮してみたいものなのでしょうか

AR(拡張現実)オケのメイキングからお披露目編はコチラをご覧ください


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たくさんのお客さまが階段から指揮する姿を見ています。
そうです、階段から下の広場を見下ろしているのです。
しかし、私たちのオーケストラはその階段に座って演奏し、お客様は広場から見上げる形でオーケストラを見ることになります。
これらの写真とはまったく逆になる訳です
という事は、どこかのタイミングでお客さまに移動をお願いしなければならない
時間が有れば何とかなりそうですが、実はこの日、発表されているオモテのイベントとしては、14時から「YOSAKOIソーラン祭り」が行われる事になっています。

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高知県のよさこい祭りと北海道のソーラン節を混ぜ合わせて生まれた「YOSAKOIソーラン」。
毎年6月に北海道札幌で行われるこの祭りの“連”が祝祭広場に登場です!
その名も「関学よさこい連 ‘炎流’」
大学生のキビキビとした動きが気持ちいいですね

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お客さまも見る見るうちに増えて来ました。
これは私たちも負けてはいられません
何しろこちらは一切の告知をしていないのですから。
「YOSAKOIソーラン」を見ながら、北海道物産大会で買って来たばかりの‘ウニイクラ丼’ ? を食べている方もたくさんお見かけするのですが、無事に階段は空けて頂けるのでしょうか?
そうこうしているうちに、関学よさこい連‘炎流’の演舞は終わりました。

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14時20分の時点でも、大フィルのコンサートの事は秘密です
あらかじめ のような看板が出ていたとはいえ、阪急百貨店スタッフの皆さまはお客さまに事情を説明をされています。
見る見るうちに階段から人がいなくなって行きました!

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すかさずそこに、譜面台を並べ、楽器を並べ・・・
ステージスタッフが本領発揮の時間です

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ステージスタッフのボス、ステージマネージャー清水直行は指揮台の位置を決めています。 そして自ら楽器を運び、座布団を敷き、周囲に指示を出して動き回っていました。

そして14時40分、初めてアナウンスが入りました。
「この後15時から祝祭広場で大阪フィルの演奏を行います!」
そこから開演時間まで、お客様の動きは早かったですねー
どんどん祝祭広場へ人が集まって来られます

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並んだ譜面台に譜面を置いて行くのはライブラリアン家恵子。
先ほどまで見物席だった階段は、オーケストラシートに早変わりです

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ご覧のように、譜面台と大型楽器はスタンバイOK。
広場はもの凄い混雑ぶりなので、オーケストラは階段の上から登場です!

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ほどなく全員が定位置に付きました。
せっかくなので記念撮影、「ハイ、チーズ!」
さあ、楽しい音楽の時間の始まりデス

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指揮者の横島勝人さんもオーケストラ同様、階段の上から降りてこられました。

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そして、コンマス田野倉雅秋と握手をし、いざ指揮台へ!

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まず、お客さまにご挨拶です。
本当にたくさんの方に集まっていただき、ありがとうございました

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今回演奏する曲は、AR(拡張現実)オーケストラで実際に使われている曲。
バーチャルの大阪フィルを相手に皆さまが指揮をなさった曲を演奏します。
それは、グリーグ/「ペールギュント」より“朝”、ブラームス/「ハンガリー舞曲第5番」、バッハ/「G線上のアリア」、ビゼ-/「カルメン前奏曲」、モーツァルト/「アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク」、ホルスト/「惑星」より“ジュピター”です。

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そしてアンコールで、やはり阪急と言えばこの曲 「すみれの花咲く頃」
そして最後はARオケでも人気の曲、J.シュトラウス「ラデツキー行進曲」

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指揮者の横島さんが力強く指揮している姿は、大型ビジョンに写っています。
その後ろにはたくさんのお客様の姿が見えます。
いったいどのくらいたくさんの人かと言うと・・・

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これほどたくさんの人に集まって頂きました

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“ジュピター”の演奏時には、ミラーボールが回り始めました!
こんな演出もあるのですね

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アンコール最後の曲「ラデツキー行進曲」はすっかり有名なのですね。
曲の最初のドラムを聴いただけで、すでに手拍子を始めておられる方もいます

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そしてエンディングの音に合わせて、金色のテープが客席に向かって飛び出しました

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テープがヒラヒラと落ちていく中、「ラデツキー行進曲」は終了しました。

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「祝祭広場」は端から端までお客さまでいっぱいです。
オーケストラの後ろにも、10階、11階、12階にもお客さまはいらっしゃいます。
この日のお客さまは大阪フィルを目当てに来て頂いた訳では有りません。
「買い物に来たら、たまたま大阪フィルが演奏をしていた、ラッキー
そんな感じかもしれませんが、
それならば逆にこの機会にぜひファンになって頂きたい
お客さまにご挨拶をして、この日の演奏は終了しました

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演奏終了と同時に撤収が始まりました!
見る見るうちに何もなかった元の階段に戻って行きます
そして何事も無かったように、お客さまが座っておられます。
なんか夢を見ているようです

阪急うめだ本店のオープンに際して阪急さんとご一緒出来たことが嬉しかったです
そして時代の先を行くAR三兄弟の協力で、思いがけないモノが生まれました。
夏から始まった今回のコラボイベント。
このリアルコンサートがひとつの終着点だったのです。

AR「拡張現実」オーケストラはこの後20日まで行っております。
そして21日は、いよいよ阪急百貨店・阪急うめだ本店全館グランドオープンです

阪急百貨店の最新情報はコチラをご覧ください


阪急百貨店さん、あの素敵な空間、今回限りではもったいないですよ。
これからも一緒に面白い事をやらせてください
長い間、いろいろと有難うございました


ブログをお読みの皆さま、「シークレット・ライブ」はこのような感じで行われました!

どうかこれからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます

(広報:H.I)

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