楽しかった鳥取公演をレポートしました!
大阪フィル鳥取公演は今月14日、大盛況の内に終了致しました。

会場はJR鳥取駅にほど近い とりぎん文化会館 です。
前日からの雨も午後には上がり、気持ち良くお客さまを迎える事が出来ました。

とりぎん文化会館 の大ホール 梨花ホールは、客席数2000席を有します。
鳥取県を代表する三層構造の立派なホールです。

1993年10月に開業した とりぎんホール 、杮落とし公演では井上道義指揮/大阪フィルで、「新世界交響曲」を演奏させて頂きました
それ以来何度か演奏する機会を頂いてますが、昨年末に反響版を改修され、ホールの音響はさらにクリアになったように感じました

今回の指揮は、杮落とし公演と同じ井上道義さん。

杮落としのプログラムは、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲とドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」でしたが、今年の鳥取公演には、ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919版)、リスト/ピアノ協奏曲第1番、ショスタコーヴィチ/交響曲第5番という重量級
のプログラムを引っ提げやって参りました 

キラキラと色彩感の強い「火の鳥」では弦楽器メンバーに、「これは火の鳥が羽をバタつかせるシーンなので、もっと思い切って強く弓を刻んで欲しい」といったように、豊かな表情付けを施されます。
オーケストラもそれに応え、煌びやかで躍動感のある「火の鳥」が完成しました

確かなテクニックと力強いタッチで、見事なリストを奏でる金子三勇士さん。

19歳の時に、第3回バルトーク国際ピアノコンクール優勝し、話題になった金子さん。
1989年生まれなので、今年で23歳ですか

2011年第12回ホテルオークラ音楽賞受賞、2012年第22回出光音楽賞受賞と、着実にピアニストのキャリアを積み重ね、大音楽家への道を歩み始めておられます。
また近いうちにご一緒させてくださいね

後半のステージでは、まず最初に井上マエストロ一人が登場しトークが始まりました。
ショスタコーヴィチについて、時事ネタも絡めてユーモラスで興味深いお話しで、お客さまは大喜び
これから始まるショスタコーヴィチ交響曲第5番を聴く上で、参考になり一層興味を惹く話です。
マエストロはその後、2楽章と3楽章の間でも指揮の手を止めて、再びお話しをされました。
「この後の3楽章はこんな感じの曲です。そして、一転4楽章はこんな感じです」
こんな話をされた後、3楽章から演奏を続けると、お客さまもあらかじめ話しを聞いているので「さっき指揮者の人が言ってたのはこういうことだったのか!」、「これはわかりやすい
」 と評判でした 

ハナシが前後しますが井上マエストロは演奏前の話の後、いったん袖に引っ込んで、コンサートマスター田野倉雅秋によるチューニングが始まります。
ほどなくして全員のピッチが揃いました。

さあ、井上道義指揮、ショスタコーヴィチ/交響曲第5番の始まりです!
弦楽器による悲壮なカノンで始まった曲は、全ての苦難に対する勝利を謳い上げる第4楽章に至り、ティンパニとバスドラムが叩くリズムの上ですべての楽器がユニゾンで二音を強奏して終わります。
マエストロの指揮は、曲の持つ諧謔味をたっぷり表現しながら、第4楽章ではどっしりとしたテンポで迫力満点
お客さまから盛大な拍手を頂きました

この日、用意したアンコール曲は、バーンスタイン/ディベルティメントより“ワルツ”
マエストロによる「旧ソビエト連邦の作曲家の後、もう一つの大きな国の作曲家バーンスタインの書いたワルツを演奏します。 どちらの国とも上手くやっていきましょう!」
とのコメントの後、演奏されました。
7/8拍子という珍しい拍子で、弦楽器のみによって演奏されるとてもチャーミングなワルツですが、演奏はひと言「洒脱」でした!
鳥取のお客さまは本当に温かい方たちばかりで、オーケストラが入場する際にも歓迎の拍手に包まれ
、最後まで真剣に聴いていただき、気持ち良く演奏させて頂きました 
短い時間でしたが、本当に楽しかったです
ご来場いただきましたお客様に心より御礼申し上げます
また、とりぎんホール 関係者の皆さま、ありがとうございました。
どうぞこれからも大阪フィルをよろしくお願いいたします
(広報:H.I)

会場はJR鳥取駅にほど近い とりぎん文化会館 です。
前日からの雨も午後には上がり、気持ち良くお客さまを迎える事が出来ました。

とりぎん文化会館 の大ホール 梨花ホールは、客席数2000席を有します。
鳥取県を代表する三層構造の立派なホールです。

1993年10月に開業した とりぎんホール 、杮落とし公演では井上道義指揮/大阪フィルで、「新世界交響曲」を演奏させて頂きました

それ以来何度か演奏する機会を頂いてますが、昨年末に反響版を改修され、ホールの音響はさらにクリアになったように感じました


今回の指揮は、杮落とし公演と同じ井上道義さん。

杮落としのプログラムは、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲とドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」でしたが、今年の鳥取公演には、ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919版)、リスト/ピアノ協奏曲第1番、ショスタコーヴィチ/交響曲第5番という重量級



キラキラと色彩感の強い「火の鳥」では弦楽器メンバーに、「これは火の鳥が羽をバタつかせるシーンなので、もっと思い切って強く弓を刻んで欲しい」といったように、豊かな表情付けを施されます。
オーケストラもそれに応え、煌びやかで躍動感のある「火の鳥」が完成しました


確かなテクニックと力強いタッチで、見事なリストを奏でる金子三勇士さん。

19歳の時に、第3回バルトーク国際ピアノコンクール優勝し、話題になった金子さん。
1989年生まれなので、今年で23歳ですか


2011年第12回ホテルオークラ音楽賞受賞、2012年第22回出光音楽賞受賞と、着実にピアニストのキャリアを積み重ね、大音楽家への道を歩み始めておられます。
また近いうちにご一緒させてくださいね


後半のステージでは、まず最初に井上マエストロ一人が登場しトークが始まりました。
ショスタコーヴィチについて、時事ネタも絡めてユーモラスで興味深いお話しで、お客さまは大喜び

これから始まるショスタコーヴィチ交響曲第5番を聴く上で、参考になり一層興味を惹く話です。
マエストロはその後、2楽章と3楽章の間でも指揮の手を止めて、再びお話しをされました。
「この後の3楽章はこんな感じの曲です。そして、一転4楽章はこんな感じです」
こんな話をされた後、3楽章から演奏を続けると、お客さまもあらかじめ話しを聞いているので「さっき指揮者の人が言ってたのはこういうことだったのか!」、「これはわかりやすい



ハナシが前後しますが井上マエストロは演奏前の話の後、いったん袖に引っ込んで、コンサートマスター田野倉雅秋によるチューニングが始まります。
ほどなくして全員のピッチが揃いました。

さあ、井上道義指揮、ショスタコーヴィチ/交響曲第5番の始まりです!
弦楽器による悲壮なカノンで始まった曲は、全ての苦難に対する勝利を謳い上げる第4楽章に至り、ティンパニとバスドラムが叩くリズムの上ですべての楽器がユニゾンで二音を強奏して終わります。
マエストロの指揮は、曲の持つ諧謔味をたっぷり表現しながら、第4楽章ではどっしりとしたテンポで迫力満点

お客さまから盛大な拍手を頂きました


この日、用意したアンコール曲は、バーンスタイン/ディベルティメントより“ワルツ”

マエストロによる「旧ソビエト連邦の作曲家の後、もう一つの大きな国の作曲家バーンスタインの書いたワルツを演奏します。 どちらの国とも上手くやっていきましょう!」

7/8拍子という珍しい拍子で、弦楽器のみによって演奏されるとてもチャーミングなワルツですが、演奏はひと言「洒脱」でした!
鳥取のお客さまは本当に温かい方たちばかりで、オーケストラが入場する際にも歓迎の拍手に包まれ


短い時間でしたが、本当に楽しかったです

ご来場いただきましたお客様に心より御礼申し上げます

また、とりぎんホール 関係者の皆さま、ありがとうございました。
どうぞこれからも大阪フィルをよろしくお願いいたします

(広報:H.I)