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「あなたの夢は何ですか?」 素敵なコンサートは終了しました!

フォーマルウェア東京IGINが贈るクラシックコンサート「幸せな夢コンサート」は、大変な盛り上がりの中、去る17日に終了致しました。

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ちょうど桂冠指揮者・大植英次マエストロのコンサートシリーズの最中だった事もあり、ご報告が遅くなってしまいました。
ブログのリポート記事を楽しみに待っていて下さる皆さまにお詫び申し上げます。

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いつものように写真で綴る「IGINコンサート」、どうぞご覧ください。

プログラムは第1部が、グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲と、メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲。
第2部がバーンスタイン/「キャンディード」序曲、ヒメネス/サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚式」より“間奏曲”、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲、デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」といったバラエティに富んだもの。

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これらの曲を指揮するのは若手女性指揮者の齋藤友香理さん。
大阪フィルとは今回が初共演となります。
IGINブランドにぴったり、品と華を兼ね備えた美人指揮者です。

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今回のソリストは、実力折り紙つきのヴァイオリニスト奥村愛さん。
実力派の奥村さんも、IGINブランドのイメージ有りますね。
斎藤さん、奥村さんともに、IGIN製作の本番衣装に姿をご覧いただきましょう!

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コチラがIGINのドレスとスーツ。
見るからに上質のシルクとわかる鮮やかな水色のドレスです!
これって、いったいお値段はいくらするものなのか、
関西人ですね、聞かずにはおれません(笑)。

ふむふむ、なるほど、後半の奥村愛さんの出番の時に発表するそうです。
そうですね、お客様も皆さん代金、知りたいですよね。
という事で、後ほど発表します。

それよりも・・・
ええ、ワカッテいますよ。ドレスの裾がどうなっているかですよね。
承知しております。
ドレスの全体の写真は、最後に見て頂きます。こちらも今しばらくお待ちください。

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本番1時間前、フェスティバルホールは開場しました。
2階ホワイエでは入場時にお客様全員にお土産が配られていました。
赤の絨毯に緑の袋、良く映えますね。

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毎回、開演前のひと時、お芝居仕立てのサプライズ演出がありますが、今回はブレーメンの音楽隊が登場しました。

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年老いたロバ、イヌ、ネコ、ニワトリが「ブレーメンに行こう!」「ブレーメンの音楽隊に入ろう!」と歌いながら踊っていました。
けれど、実際には彼らはブレーメンには行ってないんですよね。
行ってないけれど、途中で自分達の居場所と楽しみを見つけた。 
これもまた、夢の実現なのかもしれませんね。

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指揮者斎藤さんの爽やかな笑顔からコンサートは始まりました。

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グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲の後、
IGINのドレスに身を包み、奥村愛さん登場です。
奥村さんのドレスは光沢があり、光り輝いています!

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奥村さんの弾くメンデルスゾーン、とても美しい響きです。
ピッチも正確でとてもスケールの大きな音楽を作られます。
そして、何と言っても弾き姿が美しいですね。

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お客様から大きく温かい拍手をたくさんいただきました。

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後半はバーンスタイン「キャンディード」序曲からスタートです。
申し遅れましたが、この日のコンマスは崔 文洙(チェ・ムンス)が務めています。
トップサイドには山本彰が並びます。

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このコンサートの司会は、岡本由季さん。
彼女の黒のドレスももちろんIGINの商品です。

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IGINのドレスとスーツの揃い踏み。
司会者が齋藤さんと奥村さんにインタビューをされていました。
その中で、

「齋藤友香理さんのスーツは素敵ですね?」
「IGINさんに作ってもらいました。値段ですか、80万円だそうです」
「襟と胸のチーフが取り替え自由で前半の白からブルーに替えてみました。」

「奥村さんのドレスも高そうですね。」
「私のはもっと高くて・・・160万円だそうです」

さすが、TOKYO IGIN。
フォーマルウェアのトップブランドですね! 

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襟と胸のチーフをブルーに替えてキャンディード序曲を指揮する齋藤さん。
「もっと勉強して、一流の指揮者になりたい!」と語っておられました。

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プログラムには掲載されていませんでしたが、エルガーの“愛の挨拶”を演奏されました。
奥村さんは「オーロラを見たい!」と仰っていました。

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TOKYO IGINがお贈りする「幸せな夢コンサート」。
アンコールはE.シュトラウスの“テープは切られた”を、お客さまも参加しての演奏となりました。

「あなたの夢は何ですか?」、「私の夢は・・・」
いくつになっても夢は持ち続けたいですね。

ブレーメンの音楽隊を夢見た動物達のような着地点も有る訳ですよね。
そんなことを考えたコンサートでした。

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新しくなったフェスティバルホールで初めて行なったIGIN コンサート。

ご来場いただきましたお客様に御礼申し上げます。
今回、お声掛け頂きましたフォーマルウエアの東京IGINの井上隆治社長さまをはじめ、関係者の皆さまに感謝申し上げます。

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最後に指揮者・齋藤友香理さんとヴァイオリニスト奥村愛さんの2ショットで締め括りましょう。
きちんとドレスの裾まで写ったヴァージョンです。

これからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

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大植マエストロによるプログラムの妙、ぜひお聴きください!

「第470回定期演奏会」初日は大盛況の内に終了致しました。

今回は、ブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)とラヴェル歌劇「子どもと魔法」というダブルメインと言ってもいい豪華重量級プログラム。

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桂冠指揮者の大植英次マエストロをはじめ出演者の多い今回の定期。
華やかなステージに成る事はわかっていました。
しかしここまで楽しく、感動的な演奏会になるとは正直思っていませんでした。
お客さまが楽しく感じていただいたなら、必ず出演者も楽しいのです。
どれほど楽しいかと言うと・・・

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これほど楽しかったのです。
大植マエストロと「子どもと魔法」のソリスト、コンマスの崔 文洙です。
先ず、終演後の記念写真をご覧いただきましょう。
その上で、ゲネプロの写真を見ながら、初日の模様を簡単にリポートいたしましょう。

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大植マエストロの衣装は本番衣装ではありませんので、念のため(笑)。

この日ザ・シンフォニーホールのステージに登場したもオシャレなマエストロは、
「よろしくお願いします」とだけ言い程なく指揮棒を降ろしました。

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表情も含めて全身を使って指揮することを私たちに教えてくれたマエストロ。
マエストロ得意なポーズがこの日も随所に見られました。
この腰に手を当てて踊るように指揮するポーズ、「あ、大植さんだ!」ってわかりますよね。

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爽やかなマエストロ、熱いマエストロ、そして渋いマエストロ!

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ブラームスの「ピアノ四重奏曲第1番」をシェーンベルクが管弦楽版に編曲したものを前半に演奏しましたが、
これが格好いいのです。
オリジナルのピアノ四重奏版とはメロディは一緒ですがまったく別の曲と思ったほうがいいでしょうね。
この機会に一度オリジナルも聴いて頂くと良く判ると思います。

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弦楽器も管楽器も大活躍しますが、特筆すべきは打楽器です。
皆さまもお感じになられたでしょう、シロフォンやグロッケンを弾かれていたエキストラ堀内聖子さん、いつもオトコマエですね!
もちろん打楽器奏者、大奮闘の管弦楽版「ピアノカルテット」でした。

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華麗なオーケストレーションで聞かせながらも、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのトップ奏者3人でオリジナルのように聴かせるところもあります。

第4楽章の迫力、こればかりは聴いて頂かないと・・・。
この曲こそ、CDやパソコンから流れる音では本物の良さは伝わりません。
ぜひライブでお聴きください!

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後半は演奏会形式でお贈りする、ラヴェルの歌劇「子どもと魔法」です。
コチラがオーケストラ、合唱団、ソリストが乗ったステージです。
最も、合唱団はステージではなく客席に座っていますが。
とてもスケールの大きな曲です。

そして、パイプオルガンの横に何か書かれているのが・・・

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字幕となっています。
この他にも、上手と下手の花道にも大きなミニター画面で字幕をご覧頂きました。
これなら、何の役の誰が何を言っているのか、お判りいただけます。

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ソリストの歌唱シーンを一部ご覧いただきましょう。
子ども役のステラ・ドゥフェクシス(右)とママ役のインゲボルグ・ダンツです。
宿題を巡る最初のやり取りのシーンですね。

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雄猫と雌猫のやり取りは、セバスティアン・ノアーク(左)とアネリー・ゾフィ・ミューラー。
場内からも笑いが起きる猫の鳴き声でした(笑)。

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この方も素晴らしかったです。
ただ一人の日本人キャスト、天羽明恵さんです。
どの役も素敵でしたが、おとぎ話のお姫様役は本当に素晴らしかったです!
隣で座っているのがソファー、木役のバリトンのルドルフ・ローゼン。

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うぐいす役のレイチェル・ギルモア(左)とトンボ役のインゲボルグ・ダンツ(真ん中)、子ども役のステラ・ドゥフェクシスです。
座っているのはティーポットやちいさな老人、雨蛙役を演じたテノールのドミニクヴォルティッヒです。

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ステージ上に並ぶソリスト8名。
本番衣装でずらっと並ぶと、壮観ですよ。
男性は燕尾服ですが女性はそれぞれのドレスです。

ソリストだけで撮った写真で、本番衣装を確認ください。

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実力は折り紙つき、大植マエストロが保障します。
演奏会形式でお届けする「子どもと魔法」。

もちろん合唱団も頑張っています。

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大阪すみよし少年少女合唱団のメンバー、実に見事です!

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ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団の男声メンバー、皆さまプロです。

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ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団、女声のメンバーです。
それぞれにリサイタルや合唱などで活躍されている方たちばかりです。
皆さまの頑張りで、初日の公演は上手くいきました。
どうぞ、合唱にも注目してください。

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今回の定期のプログラム、「大阪フィルの間」で紹介しているメンバー二人は・・・
一人は「子どもと魔法」で素晴らしいピッコロを聴かせてくれた井上登紀(写真中央)と、

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1stヴァイオリンの4プルトアウト側で弾いている黒瀬奈々子(真ん中水色の服)です。
そちらもどうぞお楽しみに。

「第470回定期」初日は大盛況の内に終了しました。
定期は本日もございます。

どうぞ大植英次と大阪フィルの演奏を、ライブでお聴きください。

当日券はA7000円とB6000円ですが、17時半から販売します。

そして、学生・シニア当日券ですが、当日券に余裕が有れば18時半から販売します。
チケットは25歳以下の学生と60歳以上の方は1000円でご入場頂けます。
その際、お席はお選び出来ませんのでご了承ください。
年齢を証明できるものを持ってお越しくださいませ。

本日は、お越しになられる人数にもよりますが、何とか販売できると思われます。
販売時間は18時半からになりますので、よろしくお願い申し上げます。 

皆さまのお越しを、ザ・シンフォニーホールでお待ちしています。

(広報・H.I)

「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円  CとDとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  


| 定期演奏会 | 15:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「第470回定期」は、明日が初日。 お待ちしています!

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「ブラヴォー!良いですね。それで行きましょう!」

合唱団に対して大植マエストロの Good!サインが飛び出した「第470回定期」練習3日目をリポートしましょう。

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昨日に続きソリストの練習も2日目となり、ソリスト同士、マエストロとソリストの距離もグッと近付き、楽しそうな雰囲気が感じられます。

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練習前にソリスト全員と握手を交わされるマエストロ。
このタイミングからマエストロは楽しそうに話し込まれていました。

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子ども役のステラ・ドゥフェクシス(メゾ・ソプラノ)とティーポット、小さな老人、雨蛙役のドミニク・ヴォルティッヒ(テノール)が口を開けて、さて 何をしているのでしょうか。

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練習番号や小節数などを的確にソリストに伝えているのは、唯一の日本人ソリスト、羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウなどの役をされる天羽明恵さん(ソプラノ いちばん奥)です。
オーケストラや合唱団とマエストロが何の話しをしているのかなどちょっとした情報も、色々と気を遣って周囲に話されていました。

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コンサートマスター崔 文洙(チェ・ムンス)のチューニングで練習が始まりました!

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ソリストは指揮者のを向こう側で、オーケストラや合唱団と向き合う形で並んでいます。
もちろん本番ではお客さまの方を向いて歌いますよ(笑)。

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マエストロが初日の練習でやり残したところや、気になったところから練習がスタート。

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練習の前半は合唱団の歌うところを集中的にやりました。
ドイツ語や英語、イタリア語やラテン語で歌う機会は有っても、フランス語は珍しいのでしょうね。
悪戦苦闘の様相でしたが、かなり良い感じに仕上がって来ましたね。

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合唱団のパートには全体で歌うところと、何人かずつにディヴィジョンしてセリフのように語るところとがあります。
セリフのように語るところ、難しいですね。
とても大切なことを言っているのですが、皆さまには字幕で見ていただきます!

マエストロのメガネにメガネ、面白いですね。
こんな事さえも、オシャレにきまるマエストロです。

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マエストロ、鼻をつまんでどうしたのですか?
と思ったら・・・

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女声のメンバーも同じように鼻をつまんでいます。
この場面、もちろん男声メンバーも同じように鼻をつまんでいます。
どうやら、そんな歌い方をする場面が有るようです。
ちょっと声を変えてみるという事でしょうか。

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こちらは普通に歌っている男声メンバーです。
合唱は男女4声各20名、総勢80名のザ・カレッジ・オペラハウス合唱団です。

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とてもしっかり歌っている児童合唱は、総勢56名の大阪すみよし少年少女合唱団です。
マエストロも絶賛!
それにしても、ハードスケジュールですね。
「第473回定期」のベンジャミン・ブリテン「戦争レクイエム」もよろしくお願いします。

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今回の定期、オーケストラ・ソリスト・合唱団、このスケールでお届けします。
ラヴェルの歌劇「子どもと魔法」もブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」と同じく3管編成の曲です。
フルート2、ピッコロ1、オーボエ2、イングリッシュホルン1、、クラリネット2、バスクラリネット1、Esクラリネット1、ファゴット2、コントラファゴット1、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、ティンパニ1、打楽器5(小ティンパニ、トライアングル、小太鼓、シンバル、大太鼓、タムタム、フエ、クレセル、ラペ・ア・フロマージュ、ウッドブロック、風音器、アンティークシンバル、ロットスフルート、シロフォン)、ハープ1、ピアノ1、チェレスタ1、弦5部

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オープニングは2本のオーボエが奏でる単調なメロディ。
あまり心にひっかからないメロディですが、物語のラストシーンで再び同じメロディが登場する時には他の楽器と一緒になってとても素敵なメロディに変わっているのも聴き所のひとつですね。
一人では何も出来ない、皆と一緒になって・・・
物語の本質を象徴するようなそんな音楽です。

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オープニングのオーボエに絡むのが弦楽器でいちばん低音を担当するコントラバスが、ハーモニクス奏法で弾く高音のメロディ。

そして子どもが歌い始めます。
「宿題なんかやりたくない。散歩に行きたい。お菓子を全部食べたい・・・と」

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物語の中で色々な動物が登場します。
それに合わせて色々な音が効果音として鳴り響きます。
スライドホイッスルや・・・

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風の音を作り出すウインドマシーン(写真の真ん中にある白いロール状のものをハンドルで回して音を出します)

他にも打楽器奏者の持ち場を覗くと・・・

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チーズを削るようなもの物までありました。
これもれっきとした楽器なんだそうです。
さて、どの場面で出てくるのでしょうか、チェックして下さい。

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とても純粋な気持ちに帰れるオペラですね。
どことなく東洋的なフレーズや、アメリカの古きジャズのような音楽も混じった音楽です。
ドイツオペラやイタリアオペラとは少し雰囲気が違いますが、なかなか素敵です!

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最後のシーン、子ども役のステラ・ドゥフェクシスが・・・「ママ!」

これが堪らなくいいのです。
マエストロも思わず指揮棒を叩いて「ブラヴォー!」

どうぞライブでお楽しみ下さい!

いよいよ明日に迫りました「第470回定期演奏会」。
当日券は17時半から発売します。

大植マエストロと大阪フィルが絶対の自信を持ってお届けする「子どもと魔法」。
前半にはブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)も演奏します。

大植シリーズの最後を飾る演奏会、どうぞご一緒して下さいませ。
皆さまのご来場をお待ちしております。

(広報:H.I)

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「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円  CとDとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  


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「子どもと魔法」のソリスト、合唱団が練習に合流しました!

「第470回定期」練習2日目です。
この日から、ラヴェル歌劇「子どもと魔法」のソリスト8名と、合唱団、児童合唱団が練習に合流。
大植英次指揮、演奏会形式でお届けする「子どもと魔法」の全容が見えてきました。

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まず、8名のソリストの実力が判りました。
予想はしていましたが皆さま実力派揃い。凄いです!
唯一の日本人、天羽明恵さんは、今さら語るまでもなく日本を代表するソプラノ。
7名の方は、大植マエストロが海外からこの為に呼んだだけの事はあります。

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子ども役のメゾ・ソプラノのステラ・ドゥフェクシス。
チラシやプログラムの写真とは少しイメージが違うのは、髪を切られたからでしょうか。
アバド、ハイティンク、ラトル、メータといった指揮者と共演し、ザルツブルク、ルツェルンなどの音楽祭や主要ホールに引っ張りだこだそうです。

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先ほどの写真は少し暗かったですね。
歌はもちろん、アッカンベーをするなど、いたずらっ子の子どもになりきっておられました。

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子ども以外は一人で何役もするのがこの「子どもと魔法」です。
世界的なコントラルト、インゲボルグ・ダンツも例外ではありません。
ママ、中国の茶碗、トンボの役で、落ち着いた美声を聴かせてくださいます。
アーノンクール、ブロムシュテット、シャイー、ビシュコフなどと共演し、ウィーンフィル、ベルリンフィルなどにソリストで呼ばれ、ミラノスカラ座、ザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭などにも招かれておられます。
この顔、見たことあるといわれる方も多いのではないでしょうか。

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日本代表、天羽明恵さん。
大阪フィルとは何度か共演していますが、2008年のアレクサンダー・リープライヒが定期初登場したマーラー4番のソリストとして、素晴らしい歌声を聴かせてくださいましたね。
コロラトゥーラとリリックな声を併せ持たれた日本を代表するソプラノです。
この日の練習での歌声も、指揮していたマエストロが「ブラヴォー!」と叫んだほど素晴らしかったです。
羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウの役をされます。

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現在大活躍のコロラトゥーラソプラノ、レイチェル・ギルモア。
09年、「ホフマン物語」でメトロポリタン歌劇場デビュー後、バイエルン国立歌劇場、ミラノスカラ座にデビューを飾った。
今回は、火、うぐいすの役で、綺麗なコロラトゥーラを聴かせてくださいます。
鮮やかなブルーの吹くが印象に残りますね。 本番衣装も楽しみです!

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メゾ・ソプラノのアネリー・ゾフィ・ミューラーは、安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年の役を歌われます。
雌猫の鳴き声、かなりリアルです(笑)。
ベルリン・コミッシェ・オーパーのソリストとして活躍する傍ら、シュトッツガルト州立歌劇場にも出演。
リリング、ヴェデルニコフリープライヒと共演を重ねておられます。

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バリトンのセバスティアン・ノアークは、大時計、雄猫を歌われます。
彼のプロフィールにも大物指揮者の名前が出て来ますね。
エッシェンバッハ、リリング、ビシュkフ、コルボ・・・。
バッハなどの宗教曲を得意としながらも、ベルリン国立歌劇場やワイマール州立歌劇場にも定期的に招かれているそうです。
大時計の歌、哀しすぎますね。

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テノールのドミニク・ヴォルティッヒは、ティーポット、小さな老人、雨蛙の役を歌われます。
声質的にはリリックからドラマチックまで幅広くこなす彼。ハーゲン市立歌劇場やヴッパタール歌劇場の専属歌手を務め、ザクセン州立歌劇場やミラノ・スカラ座にも定期的にも招かれいるそうです。
今回唯一のテノールで、その圧倒的な声に期待が集りそうです。

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歌手紹介だけでもかなり疲れてきました(笑)。
何しろ8名のソリストです。
皆さん体がおおきいので、本番衣装で並ばれると、壮観だと思います。
最後の一人は、ルドルフ・ローゼン、バリトンです。
ソファーや木の役で登場されます。シュトゥッツガルト州立歌劇場の専属歌手から、現在はフリーランスとしてシャンゼリゼ劇場、ミラノ・スカラ座、リヨン歌劇場、日本の新国立劇場などに定期的に登場しておられるとか。
スイスを代表するバリトン歌手が、どんな歌を聴かせてくださるのか楽しみですね。

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このオペラに登場するのは8名のソリストだけではありません。
混声合唱と児童合唱も登場します。
真ん中に児童合唱団を挟み、上手側に男声、下手に女声が並びます。

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混声合唱を歌うのはザ・カレッジ・オペラハウス合唱団の皆さまです。
上手に並ぶ男声の皆さまです。

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下手に並ぶ女声の皆さまです。
男声、女声ともにおよそ20名づつのメンバー構成となっています。
歌詞はもちろんフランス語。
さすがはカレッジ・オペラハウス合唱団。
少人数でも声量があります。 プロですね!

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真ん中にはさまれている児童合唱を歌うのは、大阪すみよし少年少女合唱団です。
難しい合唱を元気いっぱいに歌ってくれました。

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先月行った「林光さんの音楽をオーケストラで聴く会」でもご一緒しましたね。
その時はオペラ「森は生きている」から“十二月の歌”を元気いっぱい歌って頂きました。
実は、彼らとは今シーズンの定期演奏会でもう一度ご一緒するのです。
それは、「第473回定期」で下野竜也指揮のブリテン/「戦争レクイエム」です。
大きな曲これだけ共演するのも珍しい事ですね。
大阪フィルと大阪すみよし少年少女合唱団の共演にご注目ください!

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ここまで、大植マエストロの姿をほとんど見て頂いてませんね。
この日もマエストロはすこぶる元気なご様子。

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マエストロはところどころ、ソリストのパートを歌いながら指揮をされていました。

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オペラ最初の子どもとママの宿題をめぐるやり取りのシーンですね。
上手より、ステラ・ドゥフェクシス(子供)とインゲボルグ・ダンツ(ママ)です。

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この日がこの出演者で初めてのオーケストラ合わせ。
ソリストの皆さまは、真剣モードです。

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ソリストは一人が何役もこなすので、色々な組み合わせのデュエットをお聴き頂けます。
こちらは、ソファー役のルドルフ・ローゼン(左)と安楽椅子役のアネリー・ゾフィ・ミューラーのダンスシーンですね。
会場内にはちゃんと字幕が出ますので、何の役が何を言っているのか、すべてお分かり頂けますのでどうぞご安心を。

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コチラは「子どもと魔法」の中で登場する楽器です。
一見するとヤマハのアップライトピアノのように見えますね。
スコアには曲の中でチェンバロのような音のする楽器が指定されています。
アップライトピアノのハンマーの間に紙を挟んで叩いて音を出すといったものですが、そんな楽器は見つかりません。
ということで、ヤマハの調律師さんに作って頂いたのがコチラです。
鍵盤をたたくと・・・いやいや普通のピアノですよ。
ペダルを踏み込むと、なるほど!チェンバロのような微妙な金属音も入った音に切り替わります。
企業秘密のため(笑)あまりお見せ出来ませんが、いやー凄いですね。
コチラの楽器の音色、本番では結構目立ちますのでどうぞお楽しみに。

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本日の「子どもと魔法」の練習は終了しました。
もちろん明日もこの続きをやります。

休憩時間にマエストロとステージマネージャー清水直行が打ち合わせをしています。

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こんなシーンも発見です。
ヴィオラの小野眞優美と近藤浩志とマエストロが談笑していました。
なんとも楽しそうな雰囲気ですね。

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ブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)の練習が始まります。
まずはコンマス崔文洙のチューニングです。

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曲が変わるとマエストロの衣裳も代わります。
そして、気付かれてますか、眼鏡も代わっています。
オシャレなマエストロ、見ていても気分が変わっていいですね。

マエストロが叫びます。「4楽章からお願いします!」

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ブラームスのピアノ四重奏曲第1番をシェーンベルクが管弦楽版に編曲したこの曲、管楽器3管編成で出来ています。
フルート3、(3番ピッコロ持ち替え)、オーボエ3(3番イングリッシュホルン持ち替え)、E♭管クラリネット、クラリネット2(2番バスクラリネット持ち替え)、ファゴット3(3番コントラファゴット持ち替え)、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、打楽器6(ティンパニ、バスドラム、シンバル、グロッケンシュピール、スネアドラム、タンバリン、トライアングル、シロフォン)、弦五部

この曲は、ブラームスの作ったオリジナルとは別の曲と言って良いでしょうね。
オーケストラの魅力を味わえる曲、良い曲ですね!

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4楽章エンディングの打楽器は迫力十分。
弦楽器の響きを切り裂くようにシロフォンが鳴り響きます!

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マエストロのこのポーズでエンディング。

いやー、何回聴いても格好いい曲ですね!

ラヴェルの歌劇「子どもと魔法」とブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)の重量級プログラムで臨む、桂冠指揮者大植英次率いる大阪フィルの「第470回定期」。

いよいよ今週火曜日、水曜日と迫ってまいりました。
どうぞ会場のザ・シンフォニーホールにお越しください。
聴き応え、見応え十分、きっと楽しんで頂けるはずです!

お待ちしています!

(広報:H.I)

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「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円  CとDとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  



| 定期演奏会 | 03:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)、素敵な曲ですね!

「第470回定期演奏会」の練習が始まりました。

3公演続いた大植シリーズの最後を締め括る「定期演奏会」は、ソリスト8名が出演するラヴェルの歌劇「子どもと魔法」の演奏会形式と、ブラームス作曲/シェーンベルク編曲「ピアノ四重奏曲第1番(管弦楽版)」という大曲を2曲聴いて頂く演奏会です。

練習初日の模様を、大植マエストロの表情を中心にリポートしましょう。

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いつものように練習場に指揮棒とスコアを持って入って来られたマエストロは、
弦楽器の前のプルトに座っている奏者と握手を交わされ、

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練習が始まりました。
今回の定期のコンサートマスターは崔文洙、トップサイドには渡辺美穂が入ります。

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練習はブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)から始まりました。
この曲は以前からマエストロが、大阪フィルでやってみたい!と言われていた曲です。

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この曲のオリジナルはピアノ四重奏ですが、アルノルト・シェーンベルクが管弦楽版に編曲し、三管編成に色々な打楽器が絡む大管弦楽曲として生まれ変わりました。

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迫力あるオーケストラサウンドを堪能できる曲です。
ブラームスの美しいメロディがベースになっているので、「この曲は聴いたが無いけど最後まで聴けるかな?」とご心配される方でもまったく問題なくお聴き頂けると思います。

オーケストラのメンバーはもちろん譜読みを済ませ演奏出来る状態で練習に臨んで来ているので、1回目の合わせからほとんど形は出来あがっています。
しかし、ここから細部をどうするのか。 指揮者の手腕にかかってきます。

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もちろんそれぞれの楽器を演奏する奏者に直接マエストロが話しますが、コンサートマスター崔に「ここはこうしたい!」と語り、コンマス崔は「こんなイメージですか」といった遣り取りが多く見られるのが初日の練習です。

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アーティキュレーションや強弱記号といった、最も大切な演奏上のルールの確認作業。
初日の練習はそういった基本的な事に大半の時間をかけて行く事になります。

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奏者はあらかじめ譜面に書いてあることの意味や程度の確認、新たに注意する事などについてマエストロが語ることを譜面に書き込み、演奏する時に忘れないようにするのです。

大植マエストロは、自分で直筆譜を取り寄せたり、色々な参考文献を読んだりして作品を掘り下げて研究される方なので、新たな発見やさまざまな疑問が多く生まれ、最初の確認作業は特に念入りに行われます。

この作業で、音楽は全く違ったものになり、新たな生命を吹き込まれるのです。

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ティンパニやスネアドラム、バスドラム、シンバル、トライアングル以外にもグロッケンシュピールやシロフォンなど、色々な打楽器が登場します。
この曲の楽しみのひとつですね。

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練習初日はラヴェルの歌劇「子どもと魔法」のソリストや合唱団は参加していません。
まずはオーケストラだけの練習が行われました。
合唱団が客席に座るので、オーケストラの並びはいつもと逆を向いています。
客席からマエストロが正面に見えます。
豪華8名のソリストは、金管楽器の後ろに座る形になるのでしょうか。
椅子が並んでいますね。
8名のソリストに合唱団、児童合唱団・・・
練習2日目が楽しみですね。

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オシャレなマエストロは、ラヴェルを練習する時には衣裳が代わっていました。
今度は上下白ですか。
このあたりのマエストロのファッションチェックもブログを読んで頂いている皆さまには興味のあるところではないでしょうか。

マエストロがこだわって選んだ大曲2曲で構成された7月定期。
ぜひライブでお聴き下さい!
チケットはまだ余裕がございます。

それと、今回の定期は曜日が週末ではなく、今週の火曜、水曜ですのでお間違いなく!

ザ・シンフォニーホールで皆さまのお越しをお待ちしています。

(広報:H.I)

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「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円  CとDとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  



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大植英次マエストロと小曽根真さんの共演にブラヴォー!

「神戸特別演奏会」は、たくさんのお客様にお越し頂き、大盛況の内に終了しました。

桂冠指揮者・大植英次マエストロと、ジャズピアニスト小曽根真さんががっぷり四つに組み合った熱い演奏に、会場をほぼ埋め尽くした満員のお客様からは拍手喝采、たくさんのブラヴォーを頂きました。

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演奏会当日の長い1日を、いつものようにブログでリポートしましょう。

前日のリハーサルに続いてゲネプロでも、ほぼ即興を封印して演奏される小曽根真さんのピアノ。
客席後ろから2階席と場所を変えながら見学していましたが、ピアノの音が他の楽器とは違う波形で飛んでくるように感じるのです。
色々と調べてみると、原因はピアノにありました。

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小曽根真さんお気に入りの、そしてこだわりのピアノ、ヤマハコンサートグランドピアノCFXをあえて神戸国際会館に持ち込まれていたのです。
元々、このホールにはスタインウェイのグランドピアノが有るのですが、本気モードの小曽根さんは妥協がありません。
本番、満員のお客様の中で、CFXはどんな音がするの興味は尽きませんね。

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大阪フィルにとってチャイコフスキー交響曲第5番と言えば、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーなどドイツ・オーストリア音楽と並んでお家芸とも言えるロシア音楽の代表のような曲です。
大植マエストロと大阪フィルも、これまでにも数多く演奏してきました。

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チャイコフスキー交響曲5番、サスガに名曲と言われるだけの曲ですね。
第1楽章冒頭のクラリネットの音が鳴った瞬間から引き込まれます。
今回の大植マエストロのチャイコフスキーは、2011年の「チャイコフスキーーセレクション」の演奏とは随分違います。
しかし、この日のチャイコフスキーもお客様は喜んでくださるはずだと、ゲネプロを聞いていて確信しました。
これがオーケストラサウンドだ!というような、とにかく凄い迫力なのです!

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 (C)飯島隆

さあ本番が始まりました。
オープニングの曲は、ロッシーニ歌劇「どろぼうさささぎ」序曲。
先日の「南海コンサート」でも演奏し、好評を博した曲です。
上手と下手にセッティングされたスネアドラムの連打から始まる、オープニングに相応しいワクワクする曲です。

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 (C)飯島隆

カーテンコールで、下手のスネアを叩いていた久保田善則に続き、上手のスネア担当のエキストラ田中雅之さんを紹介するマエストロです。

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 (C)飯島隆

申し遅れましたが、この日のコンサートマスターは田野倉雅秋です。
林光さんの音楽会や奈良のムジークフェスト以来ですね。

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 (C)飯島隆 

さあ、ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」が始まりました。
この日のソリスト小曽根さんの登場をファンの皆さま同様に心待ちにされていた、大植マエストロ。
ドイツのハノーファのオーケストラにもソリストで呼ばれるほどの親密ぶり。

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 (C)飯島隆

もちろん小曽根さんも心待ちにされています。
小曽根さんは、「演奏中に涙をこぼすことは滅多にないけど、恩師バーンスタインの交響曲第2番「不安の時代」を共演した際の大植マエストロの感情表現には感極まった」とおっしゃるほど、マエストロとの共演は刺激的だったそうです。

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 (C)飯島隆

この二人だからこそ出来る演奏、到達できる境地。

小曽根さんが即興を封印していると言いましたが、禁欲的で我慢をしているという感じではなく、とても疾走感やグルーブ感のあるラフマニノフです。
なんとも魅力的ですね。

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 (C)飯島隆

本番の小曽根さんの演奏は、ソロの部分でリズムが少しシンコペイトしたり、少し即興を取り入れるなど、リハーサルと違ったものになりました。
しかし、大きくクラシックの世界からジャズの世界に反れたりはみ出したりするものではなく、きちんと枠に収まったとても上品な演奏でした。
上品でいてエキサイティング、とても推進力のあるラフマニノフ。
クラシックの領域で勝負され、素晴らしいパフォーマンスを披露した小曽根さん。
ブラヴォーでした!

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 (C)飯島隆

演奏終了後、固く抱き合うマエストロと小曽根さん。

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 (C)飯島隆

お客様へご挨拶です。

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 (C)飯島隆

感動的なカーテンコールは、このあたりからお二人の抱腹絶倒コントへと変わっていきます。
まず、小曽根さんが笑いながらピアノの蓋を閉めて舞台袖に戻っていきました。
マエストロは、ピアノの蓋を開けて、自分のポケットチーフでピアノ椅子をサッと一拭き。
そして、先生こちらへどうぞ!とアンコールを促します。

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 (C)飯島隆

このあたりのやり取り、一切打ち合わせはありませんが、見事です。
お客様もメンバーも大笑い!
そして、小曽根さんのアンコールが始まると、笑いがため息に変わります。
アンコール曲は、小曽根さん作曲の「My Witch’s Blue」。
ラフマニノフとは違い、これはジャズですね。
指揮台に座ってマエストロも楽しそうに聴かれていました。

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 (C)飯島隆

そしてカーテンコールは続きます。
小曽根さんはまたまたピアノの蓋を閉められ、
マエストロと肩を組んで、袖に引っ込まれ終了となりました。

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舞台袖に戻ってこられたお二人は、とてもハイテンション。
せっかくなので2ショットをお願いします!ということで、
「ハーイ、ス マ イ ル !」

今回小曽根さん、燕尾服でしたね。
小曽根さんはご自身の事をよく‘ジャズ屋’と仰いますが、燕尾で象徴されるようにやはり色々と期するものがお有りだったのではないでしょうか。

お二人さま、素晴らしい演奏をありがとうございました!

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 (C)飯島隆

後半はチャイコフスキーの交響曲第5番。
客席には中学、高校の吹奏楽部や弦楽部の皆さまの姿も多く見受けられました。
マエストロの指揮する大阪フィルの演奏はいかがだったでしょうか。

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 (C)飯島隆

小曽根さんが仰っていましたが、音楽はリアルタイムの芸術。
鳴り終わった次の瞬間、音楽は消えてなくなりますが、
聴く者の記憶には残ります。

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 (C)飯島隆

マエストロの思いが指揮棒を介して、凄まじい集中力でマエストロと向き合っているメンバーへと伝わります。

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 (C)飯島隆

そして生まれたチャイコフスキーを、皆さまはどんな思いで聴いて頂いたのでしょうか。

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 (C)飯島隆

久し振りに神戸で開催した大阪フィルの自主公演。
結果としては、たくさんのお客様にお越し頂きました。

ご来場の皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。

そして、この公演をご協賛頂いた、株式会社三井住友銀行、株式会社みなと銀行、神戸土地建物株式会社の関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
会場の神戸国際会館の皆さまには色々とお世話になり、ありがとうございました。

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 (C)飯島隆

桂冠指揮者の大植英次のシリーズも、いよいよ「第470回定期演奏会」を残すばかりとなりました。
定期演奏会は23日(火)、24(水)となっております。

どうぞそちらもよろしくお願い申し上げます。
会場のザ・シンフォニーホールでお待ちしています。

(広報:H.I)

「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円、C5000円、 DとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内) 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-02-9999

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  



| 演奏会 | 18:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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たかいしアプラホールに鳴り響いたハイドンのトランペット協奏曲!

大植英次シリーズ全3回のうちの第一弾「第60回南海コンサート」は、大盛況の内に終了しました。

大植マエストロが大阪フィルを指揮する機会は、桂冠指揮者になられて減りました。
この前指揮をしていただいたのは、4月の大阪国際フェスティバルのマーラー「復活」。
それ以前はというと昨年9月の「大阪クラシック」、その前は昨年7月定期のマーラー交響曲第9番まで遡ります。

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ファンの皆さま、待望の「南海コンサート」だったはずです。
しかしそれは、事務局とて同じ事。

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久し振りのライブを、いつものようにブログで見て頂きましょう。
写真をふんだんに使ってゲネプロシーンから本番の様子までどうぞご覧下さい!

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そう言っているバックでも、すでに大植マエストロの表情を見て頂いています。
オシャレなマエストロ、今日もビシッとファッションが決まっていますね。
マエストロはいつも通り明るく元気にホールに入って来られました。
そんなマエストロ、指揮をされている時はこんな厳しい表情もされます。

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たかいしアプラホールに大植マエストロが引き出した大阪フィルサウンドが鳴り響きました。

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今回のコンサートの楽しみのひとつが、ハイドンのトランペット協奏曲です。
ソリストは当団トランペットトップ奏者の篠崎孝。
昨年の日本音楽コンクール優勝のハナシはもう皆さまご存知ですね。

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篠崎の美しいトランペットが音響に定評のあるアプラホールに鳴り響きました。
これは本番が楽しみです! お客さまはきっと喜んでくださるはず。

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ゲネプロを終えてホールの外に出てみました。
近鉄高石駅を降りると懸垂幕が目に入ります。

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そしてホール入口にはお馴染みの「南海コンサート」の看板が出ていました。

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客席数800席のたかいし市民文化会館アプラホール大ホール。
1階席から2階席までなだらかにせりあがった客席ですが、音が均等に周り音響はGood!
とても美しいホールです。

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いよいよ本番、大植マエストロが入場してきました。
夏らしい白いジャケットが似合うマエストロ。素敵です!

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プログラム1曲目、ロッシーニ歌劇「どろぼうかささぎ」序曲が始まりました。
先ほどまで誰もいなかった客席に、満員札止めのお客さまが入り真剣に聴いておられます。

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とてもリズミカルで疾走感のある「どろぼうかささぎ」序曲。
マエストロの踊るような指揮姿、この写真だけ見ても、「指揮は大植英次だな!」とわかりますよね。
フィナーレに向けて、どんどん疾走感を増していきました。

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次の曲はハイドンのトランペット協奏曲。
お待ちかね、トランペットトップ奏者 篠崎孝の登場です。

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これが昨年日本一になったトランペットのサウンドです。
透明感のある美しい音色、そして早いパッセージもピッチが乱れません。

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この曲、トランペットの為の協奏曲としては定番の曲であまりにも有名ですが、ピアノやヴァイオリンとは違い演奏機会がそう多い曲ではないので初めて聴いた方も多かったと思います。
「初めて聴いたけれど良い曲ですね」、「篠崎君の音にぴったり!」
いろいろな感想を頂きましたが、皆さま喜んでいただいたようで良かったです。

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篠崎は演奏を終えて、大植マエストロとまず握手をします。

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そして、コンサートマスター崔 文洙(チェ・ムンス)とも満面の笑みで握手です。

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お客さまからはご覧のように盛大な拍手をいただきました。
何度目かのカーテンコールの後、マエストロがお客さまに代わって篠崎にアンコールを要求します。

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マエストロは指揮台に座り、篠崎のアンコールを聴く体制です。
ヘンデルの「わたしを泣かせてください」を吹きます!
客席に向けて篠崎が言った言葉を、マエストロが繰り返しお客様に伝えます(笑)
そんなやり取りの末・・・
まるで祈りの音楽のような優しいメロディが、トランペットから流れてきました。

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その後のカーテンコールで、篠崎はオケ中で演奏していたトランペットのメンバーの元に駆け寄り、直接お礼を言っていました。
予期せぬ篠崎の行動に橋爪伴之は拍手で応え、笑顔を客席に向けていた秋月孝之も、

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拍手でねぎらっていました。
ティンパニの堀内吉昌の表情もイイですね。

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最後に、もう一度お客さまにご挨拶をして、前半のプログラムが終了しました。

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後半は、ブラームスの交響曲第1番です。
マエストロは黒の本番衣装にチェンジ。
気合いがうかがえますね。

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ベートーヴェンの第10交響曲と評されることもあるほど、ベートーヴェンに影響を受けたブラームスが21年の歳月をかけて作った交響曲第1番。
第1楽章冒頭の緊張感のある出だしはティンパニとともに始まります。

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「暗から明へ」「苦悩から歓喜へ」という、ベートーヴェンの『運命』や『第九』の流れを意識しつつ、煌びやかな色彩感のある重厚なサウンドはドイツロマン派を代表する名曲です。
トロンボーンとファゴットの奏でるコラールは、まさにそれを実感させます。

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大植マエストロはつねに研究を重ねておられるようです。
色々な発見がその演奏に盛り込まれていきます。

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なので同じ演奏はありません。
この日のブラームスは、CDになっている2010年の交響曲全曲演奏の時とは違っています。

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演奏終了と同時に起こった拍手喝采、ブラヴォーの叫びは・・・

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マエストロが振り向いた時、最高潮に達しました。

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マエストロは、オケを牽引し素晴らしいソロを演奏したコンマス崔 文洙を称えます。
お客さまからも大きな拍手を頂きました。

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温かい拍手に応える形で演奏したアンコールは、ブラームス「ハンガリー舞曲第5番」。
ラデツキー行進曲のようにお客さまの拍手とともに演奏しました。

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まるで「大阪クラシック」で“八木節”を演奏しているような光景ですね。
これ、「ハンガリー舞曲」です。

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大いに盛り上がったアンコールはマエストロのこのポーズで締め括られました。

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客席に向きあうマエストロもお客さまも嬉しそうな表情です。

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マエストロとオーケストラ、そしてお客さまが一体となった「南海コンサート」は終了しました。

1990年から始まり、今回で60回目を迎えた伝統の「南海コンサート」は大成功で終えることが出来ました。
ご来場頂きましたお客さまに感謝申し上げます。
そして、たかいし市民文化会館アプラホールと、南海電気鉄道株式会社の関係者の皆さまに御礼申し上げます。

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終演後のマエストロの楽屋には、ハイドンのソロを吹いた篠崎孝の姿がありました。
長かった「南海コンサート」の最後は、マエストロと篠崎の2ショットで締めくくりましょう。

「はーい、ス マ イ ル !」


来週はいよいよ大植シリーズの第3弾、「第470回定期演奏会」です。
今回は開催曜日が23日(火)、24(水)と、いつもと違うのでご注意下さい。

今回、プログラムは豪華ですよ!

以前から大植マエストロが大阪フィルで演奏したいと言い続けて来られた、ブラームス作曲/シェーンベルク編曲の「ピアノ四重奏曲(管弦楽版)第1番」と、ソリスト8名を擁するラヴェルの歌劇「子どもと魔法」を演奏会形式で演奏します。

「あまり知らない曲なので、もう一つ気が進まない」なんて言わないで下さい(笑)
大植マエストロにとって唯一の定期演奏会で何を指揮するか?
真剣に事務局とマエストロの間で時間をかけて決めたプログラムです。
絶対にハズレはありません!

もちろん練習の模様は初日からリポートいたしますが、
先にスケジュール調整をお願い致します。

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この公演はソリストが8名も出演(内、日本人は天羽明恵さんのみ。7名はこのために外国から招聘)しますので、特別料金として1000円だけ通常料金より高くなっています。

現在、チケットはA7000円、B6000円、C5000円の席に余裕がございます。
どうぞお早めにお買い求めくださいませ。


「真夏の大植祭り」のフィナーレを飾り、9月8日から始まる「大阪クラシック」へと繋がっていくとても大切な「第470回定期演奏会」。

会場のザ・シンフォニーホールでお持ちしております。

(広報:H.I)

「第470回定期演奏会」

日 時:7月23日(火)、24日(水)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
独 唱:
ステラ・ドゥフェクシス(子供)
インゲボルグ・ダンツ(ママ、中国の茶碗、トンボ)
天羽明惠(羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ)
レイチェル・ギルモア(火、うぐいす)
アネリー・ゾフィ・ミューラー(安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年)
セバスティアン・ノアーク(大時計、雄猫)
ドミニク・ヴォルティッヒ(ティーポット、小さな老人、雨蛙)
ルドルフ・ローゼン(ソファー、木)
合 唱:ザ・カレッジオペラハウス合唱団
    大阪すみよし少年少女合唱団
曲 目:
ブラームス(シェーンベルク編曲)/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調作品25
ラヴェル/歌劇「子供と魔法」(演奏会形式)

料 金:A7000円、B6000円、C5000円、 DとSは完売です

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内) 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-02-9999

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890  


| 演奏会 | 13:15 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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お待たせしました!「大阪クラシック2013」の概要はこちらです。

今年の大阪クラシックの開催が決定しました!

8回目となる今年の大阪クラシックは、9月8日(日)~9月14日(土)までの7日間、大阪御堂筋や中之島界隈のオフィスビルやホテル、音楽ホールにとどまらず、昨秋オープンした阪急うめだ本店・祝祭広場、今春オープンしたフェスティバルホール大階段前や、グランフロント大阪ナレッジプラザなどの話題のスポットでも開催されます。

今年の出演団体は5団体です。
大阪フィル以外は昨年同様、関西フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団の在阪プロ4オーケストラと、大阪音楽大学となっています。

35か所38会場で100公演を開催する今年の大阪クラシック
その内訳は、有料公演が21公演、無料公演が79公演。
無料公演の内、整理券が必要となる公演は2公演で、オープニングの第1公演と、昨年同様大阪府庁本館5階・正庁の間で行われる第62公演。招待専用公演は障がい児招待招待公演の第7公演となっています。

例年人気の最終公演(第100公演)は、今年から有料公演となりました。

今年の大阪クラシック総合パンフレットの表紙がコチラです

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この総合パンフレットは、7月22日(月)以降、大阪市サービスカウンター(梅田、難波、天王寺)に配架され、その後順次流通し始めます。

大植マエストロが指揮する大阪フィル7月定期でも配布致します。

 「大阪クラシック2012」オープニング公演より
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 (C)飯島隆

注目の有料公演、なかでも人気のザ・シンフォニーホールの2公演と、ファイナル公演についてお知らせいたします。

ザ・シンフォニーホールの最初の公演は2日目の9月9日(月)、第27公演として19時45分から行われます。
指揮はもちろん大植マエストロ、オーケストラは大阪フィルで、ブラームスの交響曲をお届けします。
昨年がベートーヴェンの交響曲を1番~9番まで1楽章を連続して演奏するという「究極9曲のベートーヴェン」でしたね。
昨年ベートーヴェンならば今年はブラームスで、1番~4番までの4楽章を4番から3番、2番、1番と遡って行こうという企画です。
昨年のアンコールのようなあっと驚くサプライズは、果たして用意されているのでしょうか。


もう一つのザ・シンフォニーホール公演は、5日目(木)、第71公演として19時半から行われます。
「永遠に語り継がれる愛の物語」と題して、クラシック音楽で綴ります。
バーンスタインのミュージカル「ウエストサイド物語」より“サムウェア”や、ワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲の他、
「ロメオとジュリエット」に関しては、ニーノ・ロータ、ベルリオーズ、チャイコフスキーと夢の競演をお楽しみいただきます。
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番第2楽章は、大植マエストロの弾き振りでお贈りします。


そして、人気のファイナル公演は、今年から有料公演になりました。
プログラムは、モーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」第4楽章と、チャイコフスキー交響曲第4番全曲です。
1週間100公演に及ぶ壮大なクラシック音楽の祭典の最後を、大植マストロと大阪フィルの音楽で締め括って下さい。


有料公演のチケット発売日は8月3日(土)です。

すべての詳細は、大阪クラシック専用サイトまでアクセスをお願いします。

「大阪クラシック2013」の専用サイトはコチラ


 「大阪クラシック2012」ファイナル公演より
2012大阪クラシック 270
 (C)飯島隆

大阪クラシックに関する情報は、動きがあり次第、このブログでも紹介させて頂きます。
もちろん練習風景も8月中旬以降、コチラにアップいたします。

どうぞよろしくお願いします。

(広報:H.I)

| お知らせ | 14:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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大植英次と小曽根真の夢の共演再び!神戸でお待ちしています。

明日17日、大阪フィルが神戸で久し振りの自主公演を行います。
「神戸特別演奏会」は、指揮が桂冠指揮者の大植英次、ピアノ独奏に小曽根真さんをお招きして、オール・ロシアプログラムを引っ提げ、神戸国際会館で19時よりコンサートを行ないます。

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本日は「神戸特別公演」のリハーサルです。
この日、朝から小曽根真さんは大フィル会館メインホールでピアノを弾かれていました。
大植マエストロは会館に到着するなり小曽根さんの元に駆けつけ、挨拶もそこそこに打ち合わせが始まりました。

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そして、練習がスタートです。
マエストロはこの日もネクタイを締めてジャケット着用。
暑さを感じさせないマエストロ、汗もそれほどかかれません。

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ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」が始まりました。
この曲は、ニコロ・パガニーニのヴァイオリン曲『24の奇想曲』から第24番「主題と変奏」の「主題」が用いられています。
序奏と主題+24の変奏曲は、急-緩-急の3つの部分に分かれていて形態はピアノ協奏曲。
途中にグレゴリオ聖歌の「怒りの日」が引用されています。

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日本を代表する人気ジャズピアニスト小曽根さんが演奏する「パガニーニラプソディ」。
皆さまは小曽根さんにどんな演奏を期待されるのでしょうか。
この日の演奏は、クラシックピアニストとしての小曽根さんの側面が伺えました。
ほぼ、譜面どおりのオーソドックスなラフマニノフ。
しかも、暗譜! なんと譜面を持って来られていません。
もちろん技術的にはサスガ!の演奏です。 とても新鮮でした。
しかし、過去の「ラプソディ・イン・ブルー」や「ジュノム」、「不安の時代」を聴かれている皆さまはにはちょっと意外に感じられるかもしれませんね。

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ここに至るには少し背景があります。
先日、小曽根さんとお話をした時に、尾高忠明さんの指揮でNHK交響楽団と全国6箇所、ツアーでこの「パガニーニ・ラプソディ」を演奏された話になりました。
その際、尾高さんから「即興を封印した小曽根さんのラフマニノフを聴いてみたい。即興にばかりお客さまの注目が集るのはもったいないから」という内容でした。

「神戸特別演奏会」に向けた小曽根真さんのメッセージが載っている過去ブログはコチラ


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その事もあって、今回のラフマニノフは譜面に忠実に演奏されるのでしょうか。

しかし、大植マエストロは尾高忠明さんとはまた違います。
大植マエストロはまた違ったアドバイスをされるかもしれません。
さて、明日は何が起こりますか・・・!

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この曲、最大の聴かせどころは第18変奏曲。
とても美しく、叙情的なメロディですが、パガニーニの主題の音を上下逆転させた反行という手法を使用しています。
(「ラドシラミ」に対して「ソミファソド」)
このあたりも知っているとナルホド!というふうに思えるかもしれません。

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大植マエストロと小曽根さんのやり取りは、メンバーの笑いを巻き起こしながらも細かく行なわれていました。
小曽根さんがお帰りの際、少しお話をうかがうと・・・
「マエストロからもっと遊べば、と言われたんだ。 今日の練習でかなりヒントも掴んだしね。 ま、明日・・・」
さて、この言葉は何を意味されているのでしょうか。

皆さま、どうぞこの答えをライブで見つけて下さい。
絶対スリリングな演奏になりますよ。 ご期待下さい!

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「神戸特別演奏会」の後半を飾るのは、チャイコフスキーの交響曲第5番。
最近では2011年に「チャイコフスキーセレクションNo.2」で、ボリス・ベルキンのヴァイオリンで協奏曲と一緒に演奏しましたね。

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練習で聴いた感じだと、また違ったチャイコフスキーをお届け出来そうです。

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曲の説明も不要なほど有名なチャイコフスキー交響曲第5番。

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皆さまお目当てのメロディなどお有りでしょうね。
明日の管楽器のメンバーを横から撮影しました。
どうぞご期待下さい。

明日の「神戸特別演奏会」、最後の追い込みが効き良い感じの客席になりそうですが、もちろん18時より当日券は発売いたします。
「真夏の大植祭り」と言うには天気が今ひとつな感じですが、明日は晴れると思われます!
大植シリーズ第2弾!、ぜひライブでお楽しみ下さい。

会場の神戸国際会館で皆さまをお待ちしています。

(広報:H.I)

2013神戸特別

「神戸特別演奏会」

日 時:7月17日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:神戸国際会館 こくさいホール
指 揮:大植英次
独 奏:小曽根 真(ピアノ)
プログラム:
ロッシーニ/歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
チャイコフスキー/交響曲 第5番 ホ短調 作品64

料 金:A席5000円 B席4000円 C席3000円 

当日券は18時より販売致します。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
お問い合わせ:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890 


| 演奏会 | 20:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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女性指揮者・齋藤友香理さん、大阪フィルと初共演です!

レディースフォーマルの東京IGINが贈るクラシックコンサート、「幸せな夢コンサート」の練習が行われました。
本番会場はフェスティバルホール。
何度演奏してもフェスティバルホールは特別な気分に浸れます。
おまけに、毎回色々な工夫が施されたIGINコンサート。
今年はどんなサプライズがあるのか、コンサートが今から楽しみです!

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指揮者はIGIN主催のコンサートらしく、品と華を兼ね備えた女性指揮者、齋藤友香理さん。
大阪フィルとは今回が初共演となります。

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今回のコンサートはヴァイオリン協奏曲をはさみ、名曲の数々で綴ります。
オープニングはグリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲。
1曲目からお客さまの気持ちをキャッチするには鉄板の選曲ですね。

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他にはバーンスタイン/「キャンディード」序曲、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲、デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」などです。
指揮の齋藤友香理さんは大阪フィルを前に、全く臆することなく指揮されました。
ご自分の持つ曲のイメージを指揮棒にのせて上手く表現する齋藤さん。

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打楽器に向けては「ここはもっと大きくください!」とリクエスト。

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メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲で、ソリストとアイコンタクトを図る齋藤さん。
コンチェルトではソリストの良さを引き出すことに神経を使われているようですね。
このコンサートのソリストもIGINのコンサートらしい方です。

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人気と実力を兼ね備えたヴァイオリニスト、奥村愛さんです。
奥村さんとは2010年の「阪急電鉄Presents ゆめ・まち・親子チャリティーコンサート with 大阪フィル~桂米團治のおはなしつき~」というコンサートでご一緒して以来の共演となります。

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久し振りにご一緒しましたが、奥村さんのヴァイオリンの音は本当に美しいです!
ピッチも正確で、とても上品なサウンド。
まさに、レディースフォーマルのトップブランド、東京IGINに相応しい音色だと言えますね。

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そして、IGINコンサートのもう一つのお楽しみは当日のファッションです。
今年2月に開催されたIGINコンサートでは、ソリストの末延麻裕子さんが素敵な真っ赤のドレスで登場されました。

前回のIGINコンサートの模様はコチラです。


今回、奥村愛さんもIGINのドレスで演奏されるのでしょうか。

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そういう意味では齋藤友香理さんのファッションも期待してしまいますね。

奥村愛さんは後半のステージで、エルガーの「愛の挨拶」も演奏されます。

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素晴らしいメンデルスゾーンの協奏曲が終了です。
本番が楽しみになってきました。

このコンサート、当日券は12時から販売されるそうです。
新しいフェスティバルホールに映える女性二人の共演。
大阪フィルの演奏と合わせて、ぜひライブでお聴き下さい。
フェスティバルホールでお待ちしています!

(広報:H.I)

        「幸せな夢コンサート」
~レディースフォーマル東京IGINが贈るクラシックコンサート~

日 時:7月15日(月・祝)14時開演
会 場:フェスティバルホール
指 揮:齋藤友香理
独 奏:奥村愛(ヴァイオリン)※
プログラム:
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
バーンスタイン/ミュージカル「キャンディード」序曲
ヒメネス/サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」間奏曲
モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲
エルガー/愛の挨拶※
デュカス/交響詩「魔法使いの弟子」

料 金:S席6,000円、B席4,000円

当日券は12時より販売致します。

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。 



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