「大阪クラシック」6日目の模様をリポート致しましょう。
第72公演(11:00 オカムラ大阪ショールーム)
ヴァイオリン三瀬麻起子、横山恵理、ヴィオラ岩井英樹、チェロ石田聖子第72公演は、オカムラ大阪ショールームで、子供向けコンサートです。

(C)飯島隆
元気いっぱい、大植プロデューサーの挨拶からこの日の公演は始まりました。

(C)飯島隆
ヴィオラ岩井が子どもたちに楽器を体験させています。
何ともこの画がとても似合っていますが・・・
子どもが大好きなんでしょうね。
第73公演(11:30 リーガロイヤルホテルメインラウンジ)
ヴァイオリン小林亜希子、ピアノ佐竹裕介今年もリーガロイヤルホテルのメインラウンジで公演を行いました。

前々日のクリスタルチャペルでの公演が圧巻だった、リーガロイヤルホテル。
もっともチャペルは特定の方対象のハードですが、
メインラウンジは何と言ってもホテルの顔です。
川が流れていて、滝があって柱は金ピカで・・・

そんな所で、ヴァイオリン小林亜希子とピアノの佐竹裕介さんの奏でるベートーヴェンの調べが鳴り響きました!

リーガロイヤルホテルの自慢は、ハードだけではありません。
ホスピタリティをカタチとして提供する‘人’が自慢なのですが、
ホテルマンに成りきって大植プロデューサーが登場です。
第74公演(12:15 堂島アバンザビル1階エントランスホール)
ヴァイオリン中西朋子、ヴィオラ川元靖子、チェロ松隈千代恵、ピアノ岡純子今年から堂島アバンザビルでも「大阪クラシック」が行われました。

ちょうどランチタイムと重なり、OLやサラリーマンの姿も多く見られました。
「おっ、こんなんやってるんや」とばかりに、パンフレットがどんどん減って行きました。

この日、3公演連続大植プロデューサーの登場です。
しかも、すべて服装が違っています。
「どこで着替えておられるのですか?」と聞かれることもありますが、
私たちにもワカラナイのです(笑)。
最後は出演者と一緒に写真タイムでした。
第75公演(13:00 大阪市中央公会堂 中集会室)
トランペット篠崎孝、ヴァイオリン三瀬麻起子、浅井ゆきこ、ヴィオラ松本浩子、チェロ林口眞也、コントラバス松村洋介、ピアノ仲香織大阪市中央公会堂 中集会室の有料公演です。

(C)飯島隆
大集会室はオープニングとファイナルの公演会場でもあるのでご存知だと思いますが、中集会室は意外と知られていないかもしれません。
出演者がとても近くで、雰囲気もある素敵な会場です。

そんな中集会室に、サン=サーンスの七重奏曲が響き渡りました。
ピアノと弦楽アンサンブルに、トランペットが1本入るだけでサウンドが変わります。
初めて聴きましたが、とても素敵な曲ですね。
第76公演(13:30 カフェ・ド・ラ・ペ)
大阪交響楽団公演
ヴァイオリン村上慈、ピアノ原真奈美大阪交響楽団の担当公演です。
この期間、お昼間の営業をストップして「大阪クラシック」に全面協力を頂いているカフェ・ド・ラ・ペさんには、感謝申し上げます。

(C)飯島隆
奏者のバックがとても明るく緑の木も見える事からも、実はそこが御堂筋!とわかると驚きですね。
今回もたくさんの方にお越し頂きました。
第77公演(14:30 オカムラ大阪ショールーム)
チェロ近藤浩志「大阪クラシック」でいちばん最初に売り切れるのが決まってチェロの近藤の公演だという事を、色々な会場で取り上げておられるマエストロが、近藤と顔合わせです。

(C)飯島隆
実際には近藤の人気と実力には敬意を表しておられ、一緒に共演もされています。

(C)飯島隆
この日はソロでバッハの無伴奏組曲。
ピアソラとは違った意味で胸に迫るモノがありました。
第78公演(15:30 京阪電車なにわ橋駅アートエリアB1)
トランペット秋月孝之、肥後徹士、ホルン池田重一、トロンボーン小西真利江、テューバ藤田敬介オシャレな大植プロデューサーですが、

今回のポイントは京阪特急です。
京阪電車のなにわ橋駅アートエリアで行われた公演なので、京阪特急の‘赤’を意識されたそうです。

大フィルのホルントップ奏者だった大阪音大准教授・池田重一さん。
母校の金管アンサンブルにトランペットトップ奏者・秋月孝之が出演し、久し振りの2ショットです。

偉大なる先輩と学生の微笑ましいアンサンブル。
超満員のお客さまからは、盛大な拍手を頂戴いたしました。
第79公演(16:00 大阪市中央公会堂 中集会室)
チェロ独奏・花崎薫、トランペット秋月孝之、篠崎孝、橋爪伴之、松原健二、ヴァイオリン田中美奈、黒瀬奈々子、三瀬麻起子、鈴木玲子、山本彰、力武千幸、小林亜希子、近藤緑、中西朋子、ヴィオラ植野博孝、周平、橋爪郁子、松本浩子、チェロ石田聖子、庄司拓、林口眞也、コントラバス松村洋介、オーボエ大森悠、大森美希、ホルン蒲生絢子、山本秀樹、チェンバロ秋山裕子、パーカッション中村拓美その秋月孝之、30分後に始まる中央公会堂の公演に出演です。
もっとも、後半のコンチェルトに出演なのですが、かなりタイトな感じですね。

このミニオーケストラとトランペットとの企画は毎年行っています。
今年、このオーケストラのコンサートマスターは2ndヴァイオリントップ奏者・田中美奈。
田中美奈のチューニングで、さあ開演です!って不思議な感じですね。

ソリスト花崎薫と握手を交わして、準備OK。

ソロが登場するところまでは花崎が指揮をしてテンポなどを決めて行きます。
そして、ソロの前に座り、

(C)飯島隆
ハイドンの協奏曲第1番が始まりました。

(C)飯島隆
弦楽器の編成は、1stヴァイオリン5,2ndヴァイオリン4、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1でお届けしました。
程良い感じの大きさでハイドンの音楽が淀みなく流れて行きました。
花崎のチェロの音色はハイドンにぴったり。

大植プロデューサーも絶賛でした。
後ろのステージマネージャー清水直行の顔がすべてを物語っています。
さあ、こうなるとトランペットは負けていられませんね。

今年も楽章ごとにソリストを変えてお届け致しましょう。
曲は、テレマンのトランペット協奏曲。
トップバッターは、篠崎孝です。

第2楽章を担当するのは、先ほどまでサウンド・オブ・ミュージックなどを吹いていた秋月孝之。

そして最後を締めるのは、この企画のプロデュースをし、当日の司会もこなす橋爪伴之です。
楽章ごとにサウンドが変わるのが面白いですね。

アンコールではもう一人のトランペット奏者、松原健二も登場し、大フィルトランペット奏者全員で演奏致しました。
ご来場の皆さまには楽しんで頂けましたでしょうか。
第80公演(16:30 カフェ・ド・ラ・ペ)
フルート井上登紀、ヴァイオリン高木美恵子、ピアノ佐竹裕介昨年もこのメンバーで出演していましたね。

(C)飯島隆
確か昨年は相愛学園の講堂で演奏していたはず。
今年は少し雰囲気を変えて、カフェ・ド・ラ・ペで演奏です。
映画音楽で有名な、ニーノ・ロータの三重奏曲をお届けいたしました。
第81公演(17:30 中之島ダイビル)
大阪交響楽団公演
ヴァイオリン里谷幸、長嶺貴洋、ヴィオラ渡辺康仁、チェロ塚本慈和中之島ダイビルにラヴェルの弦楽四重奏曲が鳴り響きました。

大阪交響楽団のメンバーによる弦楽四重奏です。
今年も大活躍の中之島ダイビルです。
明日もう1日お世話になります。
なんと明日は3公演ですか、よろしくお願いいたします。
第82公演(18:15 中之島三井ビルディング)
「ガーマンブラス」
トランペット池田悠人、西馬健史、ホルン藤原雄一、トロンボーン仁科秀隆、バストロンボーン三田博基現在活躍中の若手金管奏者による演奏です。

(C)飯島隆
大フィルから参戦しているのはホルンの藤原雄一。
ピアソラヤモリコーネなど、人気作曲家の曲が演奏されました。
第83公演(18:30 関西アーバン銀行 心斎橋本店)
日本センチュリー交響楽団公演
ヴァイオリン池原衣美、ヴィオラ大槻桃子、チェロ寺田達郎定期的にこの場所で演奏されているのですね。

日本センチュリーはこの場所で演奏会を続けておられます。
そんな事もあってか、超満員のお客さまです。
1階で撮影するのはムリ!
という事で2階から撮らせて頂きました。
お客さまからは温かな拍手がおこっておりました。
第84公演(18:45 大阪市中央公会堂 中集会室)
ヴァイオリン松川朋子、ピアノ笹まり恵中央公会堂の中集会室、有料公演です。

(C)飯島隆
本人がいちばん驚いたと思いますが、大きなステージでの演奏です。
演奏も見事ですが、演奏中の姿勢がとにかく美しい!
ピアノの笹まり恵さんともども見事なドレスすがた。
とても華やかなステージで、お客様を魅了してくれました!
第85公演(19:15 日本生命本店本館 1階セミナールーム)
フルート上野博昭、ヴァイオリン黒瀬奈々子、ヴィオラ岩井英樹今年から使用させて頂いている日本生命本店本館のセミナールーム。

演奏前に、大植プロデューサーがお客さまにご挨拶をされています。
最後に「私なんかよりずっと面白いハナシをするのが、岩井君です!」

そんなふうに紹介された岩井がマイクで話をしております。
「皆さまも、これぐらいのスペースの商業ビルを見つけられたら、係の人に 大阪クラシックで使いませんか!と言ってくださいね」
そんな話で笑いを取っていると突然大植プロデューサーが、

壁に何かを貼り付けています。 突然に・・・。

日本生命のロゴですか。
これを準備しているあたり、確信犯だったのですね。
しかし白い壁が少し殺風景だったので、ワンポイント、締まりました。

そして、何事もなかったかのように(笑)マルトの三重奏曲が演奏されました。
たくさんのご来場有難うございました。
第86公演(20:00 グランフロント大阪 北館1階ナレッジプラザ)
「大阪フィルチェロアンサンブル)
チェロ石田聖子、織田啓嗣、近藤浩志、庄司拓、田中賢治、花崎薫、林口眞也、松隈千代恵さあ、6日目の最終公演は人気の「大阪フィル・チェロアンサンブル」です。

(C)飯島隆
グランフロント大阪北館1階ナレッジプラザにはたくさんの方がお集まり頂きました。

テレマン(トーマス・ミフネ編曲)4本のヴァイオリンのための協奏曲が始まりました。
大勢のチェロで演奏するにはとても効果的な曲です。
後ろから見るとこんな感じですが、

(C)飯島隆
チェロ8本が並ぶと迫力があります。

(C)飯島隆
金曜日の20時、人が多いのは予想していましたがその通りでした。
あまりに広く、音量的には少し弱かったかなとも思いましたが、皆さまからはたくさんの温かな拍手をいただきました。

ご来場頂きました皆さま、どうもありがとうございました。

最後を締めるのは、もちろん大植英次プロデューサーでございます。
この日お集まりの皆さまにご挨拶をさせて頂き、6日目のスケジュールがすべて終了致しました。
さあ、残すところ1日となりました。明日も14公演ございます。
最終公演は、今年から有料公演となり既に完売しておりますが、第90公演(12時半 中央公会堂 大集会室)も第95公演(14時45分 中央公会堂 中集会室)も共に当日券はございます。
どうか皆さんと一緒に1週間の「大阪クラシック」をゴールさせて下さい。
どうぞ会場で皆さまのお越しをお待ち申し上げております。
(広報:H.I)
「 大阪クラシック~街にあふれる音楽 」
日 時:9月8日(日)~14(土)
会 場:御堂筋~中之島エリア中心に35会場
プロデューサー:大植英次
出 演:大阪フィル、関西フィル、大阪交響楽団
日本センチュリー、大阪音楽大学
公演数:100公演
「大阪クラシック」の公式サイトへはコチラからお入り下さい。
お問い合わせ:
大阪フィル・チケットセンター06-6656-4890