今年1年、たいへんお世話になりました。
今年も大阪フィルは、皆さまのご声援に支えられてここまでやって来られました。
あらためてこの場を借りて御礼申し上げます。
色々な事があった大阪フィル同様、関西エンタメシーンにも大きな出来事が有りました。
今年いちばんのニュースは、フェスティバルホールがオープンした事ではないでしょうか。
2008年、大阪フィル「第9シンフォニーの夕べ」で50年の歴史に幕を閉じた旧フェスティバルホール。
ファンの皆さま、音楽関係者の皆さまが待ち望んだフェスティバルホールのオープニング記念式典に、大阪フィルはお声掛け頂き、記念演奏を致しました。
(フェスティバル開業記念式典での演奏風景)

日本を代表するバス歌手の妻屋秀和さんをゲストに迎え、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕より“マイスターをさげすんではならぬ”や「威風堂々」などを演奏。
オーケストラとして記念すべき最初の演奏をさせて頂きました。
そして、新生フェスティバルホールで「大阪国際フェスティバル」が再開です。
(大植英次・桂冠指揮/マーラー交響曲第2番「復活」カーテンコール風景)

(C)飯島隆
オープニングシリーズで、桂冠指揮者・大植英次指揮マーラー「復活」を演奏。
超満員のお客さまから拍手喝采、ブラヴォーの嵐を頂きました!
この時点ではまだ来年度から大阪フィルが定期演奏会を、
フェスティバルホールで行う事は決まっておりませんでした。
その事を対外的にオープンしたのは、来年度から首席指揮者に井上道義氏の就任が決まり、記者発表をした9月26日の事でした。
(井上道義 首席指揮者就任記者発表会から 9/26)

(C)飯島隆
「一緒に頑張りましょう!」と井上道義マエストロと、フェスティバルホールの西部支配人ががっちり握手。
(コンサートオペラ「青ひげ公の城」演奏風景)

(C)飯島隆
首席指揮者就任が決まった井上マエストロが発表後最初にフェスティバルホールで指揮をしたのが、コンサートオペラ形式でお届けした「青ひげ公の城」でした。
この公演の少し前には「大阪クラシック」も開催。
(大阪クラシック最終公演のアンコールで“八木節”を指揮する大植プロデューサー)

(C)飯島隆
1週間で100公演、過去最高の52,800人の入場者を記録しました。
この「大阪クラシック」のPRイベントの一環として・・・
(長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅のギャラリーメトロ心斎橋で弦楽四重奏で演奏)

初めて地下鉄の構内で弦楽四重奏を演奏しました。
メンバーは、1stヴァイオリン三瀬麻起子、2ndヴァイオリン横山恵理、チェロ石田聖子、ヴィオラ岩井英樹。
同じようにコンサートホール以外では・・・
(キンチョウスタジアムで金管五重奏を演奏 8/17)

同じ大阪市西成区に練習場を構えるセレッソ大阪の試合に、キンチョウスタジアムで金管五重奏を演奏しました。
こちらのメンバーは、トランペット篠崎孝、エキストラ西馬健史さん、ホルン藤原雄一、トロンボーン エキストラ菅崎誉さん、チューバ川浪浩一。
そして、昨年グランドオープンした阪急百貨店 阪急うめだ本店の1周年イベントでは、
(阪急うめだ本店9階「祝祭広場」での演奏風景)

9階の「祝祭広場」でヴァイオリン、チェロ、ピアノのトリオで演奏しました。
出演はコンサートマスター田野倉雅秋、チェロトップ奏者・近藤浩志、ピアニスト永野沙織さん。
今年の「大阪クラシック」でも大人気となったトリオの演奏が話題を呼びました。
私たちの練習場、大阪フィルハーモニー会館メインホールでの活動としては、
8月には、公募による公開リハーサルを実施しました。
(チャイコフスキー交響曲第4番のリハーサル風景)

普段はお見せしないオーケストラのリハーサル風景をこの日は特別に解説を交えて実施。指揮者は船橋洋介さん。
そして、
一般財団法人共済記念文化財団主催の「親子で楽しむクリスマスコンサート」では、
(「親子で楽しむクリスマスコンサート」演奏風景)

300人の親子連れの方を無料でご招待しました。
奏者の息遣いまでも聞こえるほど近い距離で聴く事が出来る大フィル会館。
フェスティバルホールやザ・シンフォニーホールとは違った響きで聴く大阪フィルの音楽を、これからも皆様にお届けいたします。
色々な事があった2013年ですが、コンサートのラストは
(2014年「第9シンフォニーの夕べ」カーテンコール風景)

(C)飯島隆
フェスティバルに会場を戻して行った「第9シンフォニーの夕べ」でした。
指揮は井上道義マエストロ。
フェスティバルホール2日間は超満員!
来年からの大阪フィルにとって模範的なコンサートとなりました。

さあ、いよいよ大阪フィルにとって正念場となる2014年を迎えます。
オーケストラも事務局も一体となり、井上マエストロとともに、
皆さまに熱い音楽をお届けいたします。

(C)飯島隆
どうぞ2014年も大阪フィルに盛大なご声援をよろしくお願い申し上げます。

皆さまにとって素晴らしい新年をお迎えください!
(広報:H.I)