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ありがとうございます!「第478回定期」は大変盛り上がりました。

今シーズン2度目の定期演奏会「第478回定期」は、2日間の本番を大盛況のうちに終える事が出来ました。
ご来場賜りましたお客様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

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(C)飯島隆

4月の「井上道義首席指揮者就任披露演奏会」を華々しく開催した直後に発覚した井上道義の咽頭癌。
病気療養中の井上マエストロに向けてメッセージを贈ろう!ということになり、
フェスティバルホールのホワイエにメッセージボードを用意いたしました。

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(C)飯島隆

たくさんの方が井上マエストロへ励ましのメッセージを記入いただきました。

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(C)飯島隆

メッセージボードには所狭しと色とりどりの星形メッセージカードが貼られてあります。

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(C)飯島隆

その横には井上マエストロからのこの日に向けたメッセージが掲示されてあります。

大フィルを応援してくれる皆さん、就任早々に心配をかけて申し訳ない。
納得の上で始めた化学療法とリハビリにより、9月末まで休むことにしました。
全快して10月には大阪に帰ってきます。
猛烈に期待してください。
2014年5月28日  病室にて 井上道義


実は今年の定期全10回すべてについて、指揮者や曲のに対するメッセージをマエストロ自身に書いて頂く事になっていたのですが、病気療養が決まり、その話は諦めていたのですが・・・

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マエストロから原稿が送られて来ました。
メールには「やるよ!」と。
送られて来た文書がこちらです。

シェフからのメッセージ

多少僕より若いイオンマリンは、僕が20代から30代にかけて多くの冒険的な
プログラムで何度も客演をしたルーマニアの大学都市クルージュのオーケストラ
(トランシルヴァニア・フィルハーモニー管弦楽団)で若い頃仕事をしたようだ。
ルーマニアは僕の師匠のセルジュ・チェリビダッケを生んだ国だが、なにせ小国。
大国に翻弄され続け、輩出を続ける才能ある音楽家は皆収入を求め外国に出ていく。
ウィーン歌劇場は今やルーマニア人なしには成り立たないほど。
今回のプログラムのブラームスの4番、なんという高貴な曲頭のテーマ!
ヘンデルから受け継がれたような慈愛と博愛に満ちたフィナーレの美しい彫刻。
また、前半を同じような傾向で「真善美」を描こうとしているベートーベンの
シンフォニーとの組み合わせ。
ああ自分で振りたい。
こういうのこそがクラシックの真髄。

大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者 井上道義



井上マエストロの姿こそ無いものの、マエストロの思いもいっぱい詰まった「第478回定期演奏会」のゲネプロ、本番の様子を、カメラマン飯島隆さんの写真を交えてご覧いただきましょう。

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和やかな雰囲気の中、定期2日目のゲネプロがスタート。

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初日の反省点を踏まえ、ポイントを絞った練習が行われました。

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一度本番を経験しているので、サクサクとゲネプロは進み、
「皆さま、本番頑張りましょう!」という事で、健闘を誓い合い、マエストロ イオン・マリンはコンマス渡辺美穂と握手を交わして解散です。

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(C)飯島隆

ステージでは、コンマス渡邊美穂のチューニングが行われています。
定期演奏会2日目の始まりです。

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(C)飯島隆

ベートーヴェン交響曲第2番は、バロックティンパニの響きの影響もあってか・・・

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(C)飯島隆

とても引き締まった演奏だったように感じました。

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(C)飯島隆

ブラームスの交響曲第4番は、歌い過ぎて必要以上にロマンチックになることなく・・・

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(C)飯島隆

52歳の時に作られた最後の交響曲に相応しい、とってもスケールの大きな音楽に仕上がっていました。

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(C)飯島隆

いずれも普段の大阪フィルのサウンドとは違うように感じました。
それは、ホールの違いもあったと思います。
フェスティバルホールは決して鳴り過ぎません。
それでいて、何処の場所でもそれぞれの楽器の音がはっきりと聞こえる。
怖いホールですが、ここで練習、本番を繰り返すと大フィルサウンドは変わるでしょうね。

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(C)飯島隆

ブラームス終了と同時に起こった盛大な拍手喝采、ありがとうございました。

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(C)飯島隆

4楽章、わずか8音と主題をもとに展開されるパッサカリア。
マエストロ イオン・マリンの下、素晴らしいブラームスの音楽を皆さまにお届け出来たのではなかったでしょうか。

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(C)飯島隆

カーテンコールのあいだ中、メンバーの頑張りを称え、

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(C)飯島隆

メンバーの奏でる音楽に拍手を贈って頂いたマエストロ。

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(C)飯島隆

そして、その音楽を静かに聴いていただいたお客さまに感謝を表すマエストロ。

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(C)飯島隆

日本の文化や禅の心にも造詣の深いマエストロ。
この合掌のポーズこそ、全てのものへの感謝の姿勢だそうです。
皆さま、マエストロの作り出す音楽はいかがだったでしょうか。

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ステージ袖に引っ込んできたマエストロをカメラでパチリ!
マエストロはとても充実し切った表情でした。

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残念ながらタイミングが合わず2ショットが実現しませんでしたが、今回コンサートマスターを務めた渡辺美穂を一人でパチリ!
コンマスだけでなく、初日の講座の講師もお疲れさまでした。

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(C)飯島隆

帰り際もメッセージボードの周りにはお客さまがいっぱい。

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(C)飯島隆

たくさんの方がマエストロに早く良くなって欲しい!と熱いメッセージをお寄せいただきました。
皆さま、たくさんのお気持ちをありがとうございます。
このメッセージボードは、近日中に井上道義の元へ届けます。
皆さまの温かいお気持ちに感謝申し上げます。



さて、次回の定期演奏会は6月26日と27日の2日間、下野竜也指揮、アルド・チッコリーニのピアノ独奏でお届けいたします。

     【♯479】チラシ

聴きどころ盛りだくさんのこの定期演奏会。
何と言っても今年88歳になるピアノの巨匠アルド・チッコリーニと夢の共演でしょう!
フランス音楽の大家が奏でるサン=サーンスの協奏曲第5番「エジプト風」。
指揮は毎回バラエティに富んだ選曲で大阪フィルの魅力を引き出してくれる下野竜也さんで、彼が得意とするヒンデミットや、演奏機会の少ないブルックナーの序曲ト短調などを演奏。
盛りだくさんの曲を一夜で聴ける贅沢な定期です。

チケットはまだ余裕がありますが、良いお席はお早めにどうぞ!
フェスティバルホールでお待ちしています。

(広報:H.I)

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:218-939】

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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