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チッコリーニのサン=サーンス、本日もございます!お越し下さい!

「第479回定期演奏会」初日は、大盛況のうちに終了しました。

巨匠チッコリーニの圧倒的なパフォーマンスに、場内は大いに盛り上がりました。
色々あった定期初日の模様を、皆さまにご覧いただきましょう。
それは、一人でも多くの方にこのブログをご覧になって、本日の定期2日目にお越し頂きたいから。

チッコリーニさんの演奏、お聴きにいらっしゃいませんか。

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今シーズンの定期演奏会初日の14時からは、朝日カルチャーセンターの「大フィル定期演奏会満喫講座」が行われています。
今月のゲストは、下野竜也さん。
下野さんからは、大フィルの指揮研究員だった時代の話や、今回の定期のプログラミングの意図や聴きどころなど、興味深いハナシを楽しく語って頂きました。
参加頂きましたお客様は、そのままゲネプロの前半部分を見学。
参加者からは「下野さんのハナシが聴けて、チッコリーニさんのゲネプロが見れてとても嬉しかったです。本番の聴き方が変わります!」といった感想をいただきました。

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このステージを最後に、ハープの今尾淑代が退団致します。
1973年5月が初舞台ですので、41年2カ月の間、大阪フィルのハープを一人で弾き続けて来ました。
ゲネプロの前に全員から花束が贈られました。
「皆さん、長い間お世話になりました!」
メンバーに向けて挨拶をする今尾。
本日の出番はラヴェル「古風なメヌエット」1曲です。
ラヴェル終わりで記念撮影をする事になっています。
その時にお客様へのメッセージを貰う事になっておりますので、また後ほど。

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ゲネプロが始まりました。
もちろん首席客演コンサートマスター崔文洙のチューニングから始まります。

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ヴァラエティに富んだ4曲構成によるプログラム。
しかし何と言っても巨匠チッコリーニの弾くサン=サーンスに注目が集まっています。

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当然ですね、8月に89歳になられるチッコリーニさんが十八番とするサン=サーンスの協奏曲5番「エジプト風」が聴けるのですから。
素晴らしいピアノについては、リハーサルでも再三お伝えした通りです。
フェスティバルホールに響き渡る巨匠の奏でるピアノの調べ。

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リハーサルなどから、チッコリーニさんの弾き方やくせのようなものまで下野マエストロはつかまれていて、オーケストラに向けたキッカケなどはバッチリ。

ゲネプロを終えてチッコリーニさんと両手で握手を交わす下野マエストロ。
リハーサルでもずっとそうでしたが、下野さんの表情が素敵ですね。

さあ、2時間半後には本番のステージでお客さまにお聴き頂きます。

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オーケストラのメンバーも、演奏家として大先輩のチッコリーニさんのパフォーマンスに接して、それぞれ思うところがあるようです。
自分の将来を置き換えて見るのは当然ですね。
サン=サーンスのステージ乗っていないメンバーも、気持ちは同じ。
皆の気持ちに共通の思いがある時のオーケストラは強いです。

本番は間違いなく名演が期待できます!

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後日、朝比奈時代から撮影して頂いているカメラマン飯島隆さんの写真で、定期演奏会はご報告致します。
こちらは速報ということで、本番の雰囲気をご覧ください。
コンマス崔文洙のチューニングですね。
この瞬間から、会場の雰囲気が一変します。

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ラヴェル「古風なメヌエット」でハープを演奏する今尾淑代。
在籍41年の今尾が「古風なメヌエット」・・・確かに、「現代風」ではありませんね(笑)。
しかしパフォーマンスは現在の若者に決して負けてないのは間違いございません。
1973年から大フィルサウンドを支えて来た今尾の最後の曲です。

このラヴェルの「古風なメヌエット」は、ピアノのために作曲した曲を本人が管弦楽曲として後に編曲し直したものです。
下野マエストロは、チッコリーニさんに対するリスペクトの気持ちで、前半をフランスもので揃え、ピアノ曲だったこの曲を選ばれたそうです。

期せずして、今尾淑代ラストナンバーにも相応しい曲となりました。

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出番を終えて今尾が舞台袖に戻って来ました。
ちょうどピアノ協奏曲向けにステージ転換のために舞台袖に戻って来ていたコンマス崔文洙と記念撮影です。

今尾からお客様へのメッセージです。

「長い間お世話になりました。 色々な事があった大フィル人生ですが、皆さまに支えられて何とか今日まで務める事が出来ました。 東京からやって来た私が、何とかやって来られたのは皆さまからいただく拍手のおかげです。 楽屋口や、電車の中でも声をかけていただいたりして、ありがたいなーって感じていました。 退団後も演奏する機会はあると思いますので、音楽は続けていきます。 どうぞこれからも大阪フィルをよろしくお願いします。」 

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その間に、ピアノもセッティング完了!
下野マエストロに支えられながら登場したチッコリーニさんをお客さまは息をのむように見入られています。
さあ、巨匠チッコリーニのサン=サーンスが始まります!

そして、お客さまの驚く様子が、後ろ姿からもわかりました。

演奏中のチッコリーニさんの姿は・・・私も真剣に聴いていたためございません。
申し訳ございません。 後日、飯島さんの写真でご覧ください。

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演奏終了後、盛大な拍手喝采をいただきました、
この写真からも、その雰囲気がお判りいただけると思います。

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チッコリーニさんは下野マエストロに抱えられる様にして、カーテンコールを繰り返され、

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アンコールにドビュッシーの前奏曲集第1巻より第12曲「ミンストレル」を演奏されました。

音楽の喜びに溢れた演奏。 
お客さまからは、先ほどにも増して、大きく温かい拍手が起こっていました。

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舞台袖でチッコリーニさんを挟み、下野マエストロとコンマス崔文洙で記念写真。

「チッコリーニさん、本当にお疲れさまでした。 明日もよろしくお願いします」

その後、後半のステージでブルックナー、ヒンデミットと続きましたが、前半のチッコリーニさんの演奏で熱気を帯びた場内は、お客さまの集中力がいつも以上。
下野マエストロの渾身の指揮に、オーケストラも一つになって大阪フィルらしい演奏が出来ました。

指揮者、奏者、そしてお客様が作り上げた演奏会だったと思います。
皆さま、ブラヴォーでした!

「第479回定期演奏会」は本日もございます。

どうぞ、フェスティバルホールへお出かけ下さい。
会場でお待ちしております。

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度よりフェスティバルホール3階を学生席(25歳以下)として販売いたします。
・当日券売り場で、学生証を提示の上お買い求めください。
・お席はお選びいただけませんが、1000円でご入場いただけます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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| 定期演奏会 | 12:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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本日、「第479回定期演奏会」初日です。 ぜひお越しください!

予定していたリハーサルも順調にこなし、本日「第479回定期演奏会」初日を迎えます。

昨日行われたリハーサル3日目の様子を駆け足でご覧いただきましょう!

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いつものようにリハーサルは、首席客演コンマス崔文洙のチューニングで始まります。

そんな崔文洙に、今回共演するチッコリーニさんのピアノについて聞きました。

「88歳というご高齢にも関わらず、あのクオリティの高さで演奏されるのは信じられないことです。 長いキャリアの中で真摯に音楽に向き合い、独自のメソードを研究されてきた結果だと思います。 自然な節回しやパレットの多さ、独特なタッチなどは、誰のものでもないチッコリーニさんの音楽。 ホロビッツやリヒテルやギレリスなんかはピアノの音色を聴いただけで誰か判るように、チッコリーニさんも同じ20世紀の巨匠ピアニストのお一人です。 1フレーズ弾くだけで独自の世界を表現出来るピアニストって他にいるでしょうか。」  
  
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コチラは、リハーサルを終えて、チッコリーニさんと握手を交わすコンマス崔文洙です。
いつにも増して熱く語るコンマス崔文洙、話は続きます。

「共演は過去にもさせていただきましたが、本当に毎回が刺激的。 楽器は違いますが、演奏家として目指したい方です。 今回のサン=サーンスの5番「エジプト風」は、チッコリーニさんの十八番です。  皆さま、あまりご存知ない曲かもしれませんが、素晴らしい曲です。  また、他のピアニストやCDで聴くのと、チッコリーニさんの音楽はまったく違います。 言葉では言い尽くせません。 ぜひ会場でお聴き下さい。 絶対におすすめです。」  

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下野マエストロにチッコリーニさんの事を伺うタイミングがなかったのですが、間違いなくマエストロもチッコリーニさんの事をリスペクトされているのが分かります。

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それは、昨日もそうでしたがリハーサルを終えた後、握手を交わす時のマエストロの表情をみれば明白。
こんなにも嬉しそうな下野マエストロの表情!うーん素敵ですね。

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ステージに入場される姿と、ピアノを弾く姿のギャップ。
チッコリーニさんの姿に、皆さま目がクギヅケになられるはずです。

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チッコリーニさんが奏でるピアノの調べと、大阪フィルのオーケストラサウンド。
両者を巧みにコントロールする下野マエストロのハイレベルなバトンテクニック。
フェスティバルホールにどんなパフォーマンスが生まれるのでしょうか。
サン=サーンスのピアノ協奏曲「エジプト風」をぜひライブでお楽しみください!

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いつもしっかりスコアを読み込んでリハーサルに登場される下野マエストロ。
本番スケジュールも目いっぱい埋まっている忙しいマエストロの、一体どこにそんな時間があるのでしょうか。

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下野マエストロのリハーサルは、奏者にとってストレスなく演奏に集中できます。
そして目から鱗の指示を受けて、「よし、やってみよう!」と思い、
試してみた結果、「「なるほど、そんなやり方もあるんだ!」と腑に落ち・・・
信頼関係は一層深まっていくのです。

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今回の定期演奏会もそんな内容の濃いリハーサルが、連日続いております。

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サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」だけではなく、
1曲目のラヴェル「古風なメヌエット」もブルックナーの序曲ト短調も、メインのヒンデミットの交響曲「画家マティス」も、どうぞご期待下さい!
そして、バラエティに富んだ4曲を聴き終えて得られる満足感を味わってください。

当日券は17時半からすべての席種発売致します。
皆さまのお越しをお待ちいたしております。

(広報:H.II)

     【♯479】チラシ

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度よりフェスティバルホール3階を学生席(25歳以下)として販売いたします。
・当日券売り場で、学生証を提示の上お買い求めください。
・お席はお選びいただけませんが、1000円でご入場いただけます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


| 定期演奏会 | 08:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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大阪フィルとチッコリーニ、夢の共演。 ぜひお聴き下さい!

メンバーがまだ来ていない静かな練習場にピアノが鳴っています。
さっきまでの調律をしている音とは明らかに違い・・・サン=サーンスです!
もしかして、と見に行ってみると、ピアノの主が判明。

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やはりあの方でした。
メンバー数人が音出しをしているだけの比較的静かな練習場でピアノを弾く、大巨匠アルド・チッコリーニ。
しばらくその様子を見ていると、そこに下野竜也さんが来られました。

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チッコリーニと打ち合わせをされる下野マエストロ。
楽譜を示しながら、事前に注意点をチェック。
リハーサルが楽しみになってきました。

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「第479回定期演奏会」リハーサル2日目は、やはり首席客演コンマス崔文洙のチューニングで始まります。
崔のチューニングを見ているだけで安心します。
このオーラ、包み込んでしまう人間力。彼の存在は大きいのです。

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相変わらずの活躍で、大忙しの下野竜也さん。
下野マエストロの活躍は誰もが知るところで、今では押しも押されぬ日本を代表するマエストロ。
指揮をして欲しいと望むオーケストラは多いと思いますが、定期的に振って頂いている大阪フィルは幸せです。

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この日のリハーサルは、待ちに待ったサン=サーンスのピアノ協奏曲から。
下野マエストロの指揮の下、遂に巨匠チッコリーニと大阪フィルの共演が実現しました!

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巨匠チッコリーニは、ナポリ生まれで現在88歳、8月15日生まれなので、誕生日が来れば89歳になられます。
さすがに歩くお姿は年齢を感じますが、ピアノの前に座ると別人に変身(笑)
余計な力は入っておらず自然体。
しかし、葉っぱの上を朝露が転がるように均等に力が振り分けられた16分音符や、力強いフォルテにはびっくりです。

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巨匠チッコリーニのピアノは、どう表現すればいいのでしょうか。
若手ピアニストの超絶技巧を駆使するピアノとは一線を画した、ピアノという楽器の奥深さを感じさせてくれるピアノ。
聴くものを幸せにするピアノ。
ぜひ皆さまにお聴きいただきたいピアノです。

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サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」。
ピアニストとしての名声を絶対的なものとしたサン=サーンスがデビュー50周年を記念して作曲し、自らソリストを務めた61歳の作品。
旅先のエジプトで作曲をし、第2楽章の中近東風のエキゾチックな楽想から「エジプト風」の愛称で親しまれています。
サン=サーンスのピアノ協奏曲全5曲の中では第2番と並んで人気の曲ですが、演奏機会はそれほど多くはありません。

大阪フィルが定期演奏会でこの曲を取り上げたのは2回。
最初は、1960年10月の第4回定期で、朝比奈隆指揮、井上二葉ピアノ独奏で演奏。
そして2度目は、2005年10月の第392回定期で李心草指揮、パスカル・ロジェのピアノ独奏。
チッコリーニはこの曲を得意としており、CDも発売されています。

コチラ ↑ リハーサルの途中に何度も見られた光景。
下野マエストロがチッコリーニにキッカケやテンポなどを確認しています。

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オーケストラの楽器編成は、独奏ピアノ、ピッコロ1、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ1、弦五部。
弦楽器のサイズは、バランスなどを考慮して、当日のお楽しみです。

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サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」、こんなに綺麗な曲だったのですね。
何度もCDで、2回実演で聴いていますが、第3楽章などは震えるほど。
終わるな、終わるな! と念じていましたが、リハーサル終了。
下野マエストロがチッコリーニに拍手を贈り・・・

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握手を交わされています。
マエストロの表情が、素晴らしさを物語っていますね。

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そしてオーケストラにサンキュー!と話されて、1回目のリハーサルは終了です。
明日もリハーサルは予定されていますし、ゲネプロもございます。
もっとアンサンブルの精度は上がって行くと思われ・・・
これは間違いなく名演の予感。
出会いは一期一会。
聴いておけば良かった!なんて後悔するのはやめましょう。
自信を持ってお薦めいたします。

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サン=サーンスの熱気が冷めない練習場ですが、リハーサルは続きます。
本番ではラヴェル「古風なメヌエット」に続き、サン=サーンスが演奏されて休憩。
後半が、ブルックナーの序曲ト短調、ヒンデミットの交響曲「画家マティス」と続きます。

それぞれ比較的短めの曲が多いため、20時45分頃には終わりそうです。
あ、もちろんチッコリーニのアンコールの状況次第ですが。

記録にも記憶にも残る定期演奏会になりそうです。
どうぞフェスティバルホールに足をお運びください。
皆さまのお越しをお待ちしています。

(広報:H.II)

     【♯479】チラシ

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890



| 定期演奏会 | 23:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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「第479回定期演奏会」のリハーサルが始まりました!

「第479回定期演奏会」のリハーサルが始まりました。

今シーズン3度目の定期は、お馴染みの下野竜也さんの指揮でお贈りいたします。

     【♯479】チラシ

毎回バラエティに富んだ選曲で、大阪フィルの違った魅力を引き出してくださる下野竜也マエストロ。
今回も期待に違わず、とても変化のある4曲でプログラム構成されています。
ラヴェル/古風なメヌエット、サン=サーンス/ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」、ブルックナー/序曲ト短調、ヒンデミット/交響曲「画家マティス」。
なかなか素敵なラインナップだと思うのですがいかがでしょうか。

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コンサートマスターは首席客演コンマス、崔文洙が務めます。

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下野マエストロとは定期演奏会としては、昨年11月のブリテン「戦争レクイエム」以来、共演としては今年3月の「青少年のためのコンサート」以来となります。
練習場に入って来られたマエストロは、コンサートマスターの崔文洙、トップサイドの渡辺美穂と握手を交わし・・・

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「よろしくお願いします」とだけ言うと、さっと構え指揮棒を振り下ろされました。
今回のメイン曲、ヒンデミット交響曲「画家マティス」からリハーサルはスタート。

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この曲は同時期に作曲していた同名のオペラをもとにした作品で、
オペラの前奏曲を素材とした第1楽章「天使の合奏」
最終場面への間奏曲に当たる第2楽章「埋葬」
マティスが見る幻影の場面を音楽にした第3楽章「聖アントニウスの試練」
から構成されています。

「音楽を使って絵画を見るような感情の変化を表現したかった」
初演のプログラムでヒンデミットはそのようなことを語っています。

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下野マエストロが得意とするヒンデミット。
以前東京で行われていた、読売日本交響楽団とのヒンデミットプロジェクトを大阪から羨ましく見ていたので、今回ヒンデミットの代表曲「画家マティス」を指揮して頂けるのはとても嬉しいのです。
ちなみに、大阪フィルで交響曲「画家マティス」を取り上げるのは今回が2度目。
前回は1961年4月に行われた「第9回定期」で、ヨアヒム・ケルロイター指揮で演奏。
そして、1楽章「天使の合奏」だけでは、1985年11月の「第212回定期」で、ハンス・ワルター・ケンプフェルの指揮で演奏しました。
いずれにしましても、とても久し振りに演奏することになります。

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まず通してみて、それに対して下野さんが指示を出すリハーサル。
無駄なことは話されず、やりたいことは指揮棒で表現するのが下野マエストロのリハーサルです。
要所では、「ここは説明しておきますね!」と前置きをして説明をされます。
厳しいのかと言うと、笑いもたくさんあって、すごく密度の濃いリハーサルです。

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楽器編成は、フルート2名(2番はピッコロ持ち替え)、オーボエ2名、クラリネット2名、ファゴット2名、トランペット2名、他では・・・

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ホルンは4名・・・

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トロンボーン3名、チューバ1名・・・

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ティンパニ1名、その他打楽器(グロッケンシュピール、トライアングル、シンバル、小太鼓、大太鼓)3名。

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弦五部は16型で、下手には1stヴァイオリンの奥に2ndヴァイオリンが並ぶ通常配置。

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上手側は、客席寄りにヴィオラ、その奥にチェロ、それら二つの後方にコントラバスが並びます。

ヒンデミットと言うと、難しいのでは!と思われるかもしれませんが、この曲はとても聴きやすく美しい曲です。
演奏時間はおよそ20分。
第1楽章はオペラ版の前奏曲で、オルガンのような導入部で始まります。
弦楽器にも管楽器にも聴かせどころのある曲。
管楽器奏者のテクニックと、弦楽器によるアンサンブル、そしてオーケストラサウンドの醍醐味をご堪能ください。

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ホルンが2名に減る以外はほぼ同じ編成でお届けするブルックナーの序曲ト短調は、演奏機会の少ない曲です。
こちらがブルックナーの管楽器。
一部を除き、ヒンデミットと同じ奏者で演奏します。

習作期の作品ということで、重厚、長大というイメージのあるブルックナーの作品とは違い、12~3分の短い曲。
ブルックナーはちょっと・・・と言われる方は、この曲から入ることをお勧めします。
新しくなったフェスティバルホールに、初めて鳴り響く大阪フィル伝統のブルックナーは、意外にもこの曲でした。

重厚長大でないとブルックナーでは・・・と言われる皆さまは来月の定期、スダーンの指揮する交響曲第4番「ロマンチック」にご期待ください。

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オープニングのラヴェル「古風なメヌエット」は、もともとはピアノ曲。
ラヴェルの作品に多いパターンですが、この曲もその後管弦楽版に編曲されました。
ピアノ曲作曲から34年後の事です。

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今回の定期は、印象派音楽特有の煌びやかなオーケストラサウンドで幕を開けます。
これに続くのが、サン=サーンスのピアノ協奏曲なので、前半がフランス音楽、
後半がドイツ・オーストリアの音楽と、雰囲気が変わります。

どうぞバラエティに富んだプログラムをお楽しみください。
4つの曲がすべて短い曲ですので、とても引き締まった定期演奏会になるものと思われます。

明日はいよいよ巨匠チッコリーニとの初顔合わせがあります。
88歳の現在もバリバリの現役で、先日のリサイタルもとても素晴らしかったそうです。
とても楽しみなサン=サーンス、もちろん報告いたします。

フェスティバルホールに移って3度目の定期演奏会。
ゴージャスで音も素晴らしいフェスティバルホールですが、やはり大きいです!
チケットはまだまだ余裕がございます。
どうぞ皆さまお誘いあわせの上、お越しください。
よろしくお願いします。
(広報:H.I)

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・お問合せ
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大垣の地で、指揮者・垣内悠希さんと初共演!

大垣に春を告げる「大垣音楽祭」は、国内外で活躍しているプロのアーティストによる「スプリングコンサート」や、大垣市を中心に活動している団体による多彩なコンサートを、1ヶ月半に渡って華やかに繰り広げて来ました。

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そしてそのファイナルコンサートを務めたのが、大阪フィルでした。
少し時間は経ってしまいましたが、とても盛り上がったコンサートの模様を報告致します。
 
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コンサートマスターは首席コンマスの田野倉雅秋。

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そしてこのコンサートを指揮するのは、メジャーデビューへの登竜門、ブザンソン指揮者コンクール2011年の覇者・垣内悠希さんです。

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垣内さんと大阪フィルはこの日が初顔合わせでした。
機会があればご一緒したいと思っていた、現在赤丸急上昇中の人気若手指揮者です。

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颯爽として躍動感のある指揮は、見ていても気持ち良いいもんです。
爽やか且つ自信に満ち溢れた表情がGoodですね!

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この日の曲目は、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」序曲、オーボエ協奏曲、そして、ベートーヴェンの交響曲第7番という古典派名曲プログラム。
指揮者とオーケストラ、お互いを知る上では持って来いのプログラムと言えるでしょう。

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中でもベートーヴェンのシンフォニーは、ブルックナーやブラームスのそれと並んで、朝比奈時代から録音、実演と数えられないほど演奏してきた、言わば大フィルのお家芸的な位置付けの曲。
それを臆することなく自分のペースで指揮される垣内さん。
「この曲はダンスです!」
そう話すなり垣内さんは、リズムやアーティキュレーションなど気になる点を次々指摘。
垣内悠希のベートーヴェンを作っていかれました。

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初顔合わせのベートーヴェンですが、この段階では本番はどうなるのか不明なほどお互い手探りな感じ。
会場の響き具合やお客さんの反応も知れない練習場では、予測不可能です。
それだけに本番の仕上がりが楽しみになって来ました。

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今回のコンサートのお楽しみのひとつは、モーツァルトのオーボエコンチェルトです。
ソリストは大阪フィルのオーボエトップ奏者 大森悠が務めました。

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楽員がソリストを務めると、オーケストラがしっかりサポートしようと集まって来るのが良いですね。
日本テレマン協会の延原武春さんが指揮を務められたシリーズを思い出します。

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こちらも本番が楽しみです。
大垣のお客さまにはおそらく喜んで頂けるはず。
垣内さんと大森は、細かなニュアンスや出のキッカケなどをチェックして、リハーサル終了です!

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大垣と云えば大阪と同じく水の都として知られ、日本列島のほぼ中心に位置する人口162,814人の街です。
ご覧のJR大垣駅から歩いて15分、タクシーだったら7分ほどの所に・・・

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この日の会場、大垣市スイトピアセンター文化ホールがあります。
スイトピア・・・水都ピア、なるほど!

2014-5-24 大垣公演②
(写真は大垣市スイトピアセンター文化ホール提供)

ゲネラルプローベが始まりました。
大フィル会館で心配した響きの問題はクリアになり、思いっ切って演奏出来そうです!

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大垣市スイトピアセンター文化ホール音楽堂は、客席数602席、素晴らしい音響のホールです。
開場直前のホールには誰もいません。
ここが1時間後にはお客さまでいっぱいになるのです。

2014-5-24 大垣公演⑧
(写真は大垣市スイトピアセンター文化ホール提供)

モーツァルトのオーボエ協奏曲が始まりました。
大森悠のオーボエソロは、とても喜びに溢れた華やかな演奏だったと思います。
お客さまからは、盛大な拍手喝采をいただきました。

2014-5-24 大垣公演⑩
(写真は大垣市スイトピアセンター文化ホール提供)

メインのベートーヴェンの交響曲第7番は、垣内さんの渾身の指揮の下、オーケストラも大熱演でした。
垣内さんはリハーサルのクールなイメージはなく、全力投球の大熱演で指揮をされました。
「のだめカンタービレ」の千秋真一を彷彿させるような感じと言ったら良いのでしょうか(笑)。
華がお有りですし、きっとスターになられる予感がします。
またぜひともご一緒させてくださいね。

最後に、温かいご声援をいただきました大垣のお客さま、ありがとうございました。
そして、大垣市スイトピアセンター文化ホールをはじめとする関係者の皆さま、お世話になりました。
今後も大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。


                           


いよいよ来週は「第479回定期演奏会」の週となります。

     【♯479】チラシ

この日の指揮者・垣内悠希さんのブザンソン音楽祭優勝の先輩にあたる下野竜也さんの指揮で、バラエティに富んだプログラムをお贈り致します。
そして、何と言ってもピアノの巨匠アルド・チッコリーニの大フィル定期初登場がいちばんの話題だと思います。

アルド・チッコリーニ ©三浦興一 
(C)三浦興一

今回の来日でチッコリーニは、ピアノリサイタルを3か所でされますが、オーケストラとの共演は大阪フィルだけとなります。
88歳という年齢を考えても、最初で最後の夢の共演と言えるでしょう。
奇跡のようなサンサーンスの協奏曲第5番「エジプト風」をどうぞお聴き逃しなく!

チケットはまだ余裕がございます。 お急ぎくださいませ。

(広報:H.I)

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:218-939】

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890



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「神戸特別演奏会」で準・メルクルが指揮をします!

いきなりですが・・・
2012年ー2013年のシーズンで最も感動した定期演奏会は何でしたか?
これに対し、「第466回定期」だった!というメンバーや事務局スタッフは多いのです。
10年越しのオファーに応え、準・メルクルが大阪フィル定期に初めて登場した定期。
忘れられないワーグナーの「指環」管弦楽版でした。

準・メルクル指揮「第466回定期演奏会」の様子はコチラをご覧ください。


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(C)飯島隆    「第466回定期演奏会」より

「第466回定期」は、前の前のシーズンになりますが、2月28日、3月1日の開催だったので昨年の事ですね。
ということで、2年続けて準・メルクルが大阪フィルのステージに登場します。

     【神戸特別】チラシ

今回は「神戸特別演奏会」での登場です。
定期のような会員席は無く、一からチケットを売らなければならず大変なのですが、
メルクルの指揮する大阪フィルの演奏を、神戸の皆さまにも聴いていただきたい!
日曜日の神戸公演なら、大阪や京都からでもお客さまに足を運んで頂けるはず!
そんな思いで「神戸特別演奏会」を開催いたします。

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まだまだ準・メルクルが神戸で指揮をする!という事を知らない方が多いのでは・・・
ということで公演まで3週間を切りましたが、新聞などの紙媒体と並行して、看板やポスターを街に掲示していくという宣伝展開を現在行っています。

こちらは、JR三ノ宮駅南側のデジタルサイネージ。
定期的に画面が切り替わっていきます。
雑踏の中で微笑む、ソリストの児玉桃さんが素敵。
ここはとにかく人が多いので、人が途切れず撮影するのが大変でした。
露出効果、期待出来そうですね。

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そしてコチラが阪急神戸三宮駅の様子。
B1サイズの大きなポスターが連張りしてありますが、何と言ってもココには宝塚歌劇団の派手なポスターも多く、目立ち過ぎることもなく、ぴったりはまっています。
まずは「神戸特別演奏会」がある事を知っていただかなくてはなりません。

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他にも、JR新長田の駅のホームや・・・

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JR垂水の改札入ったところなどにもB1サイズのポスターを貼っております。
色々な宣伝・販促展開をしておりますが、すべては皆さまに準・メルクルと大阪フィルの奏でる音楽をお聴きいただきたい一心です。

会場は、JR三ノ宮、阪急・阪神神戸三宮駅からすぐの、客席数2000席を誇る神戸国際会館こくさいホールです。
7月6日、日曜お昼の15時の公演ですので、じゅうぶん京都、大阪からでもお越しになれますし、終演後、オシャレな神戸の街でちょっと食事でもお楽しみ頂ける時間だと思います。

皆さまお誘いあわせの上、ぜひ神戸国際会館へお越しください。

(広報:H.I)

「神戸特別演奏会」  
日 時:7月6日(日)15:00開演
会 場:神戸国際会館こくさいホール
指 揮:準・メルクル  
独 奏:児玉桃(ピアノ)
曲 目:サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」作品40
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
     ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
料金:A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円  

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
神戸国際会館プレイガイド   078-230-3300
チケットぴあ  0570-02-9999【Pコード:224-561】
ローソンチケット0570-000-407【Lコード:53038】

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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次回の定期で演奏するCDをお探しですか?

今月10日より、タワーレコード梅田マルビル店とのコラボ企画が始まりました。

ここのお店は、クラシックとジャズの売場が独立した店舗になっていて、品揃えも豊富。
クラシックの世界に浸りながらゆったりCD選びが出来るショップなのです。

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ご覧のレジ前の良い場所に置かれていおる棚のうち一番手前が大フィルの棚!

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次回定期演奏会で取り上げる曲、過去の朝比奈、大植時代のCDなどもコンパクトに陳列して頂いています。

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次回定期演奏会のチラシも設置。 チッコリーニの顔が見えますね❤
6月定期で演奏する曲の中では、珍しいブルックナーの序曲ト短調のCDも、朝比奈・大フィルでご用意しています。
そして、チッコリーニのピアノ独奏で演奏するサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」も、チッコリーニが演奏するCDがちゃんとディスプレイされています。

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5月定期のプログラムで新たに連載を始めた「私のお気に入りCD」のコーナー。

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ステージ上で熱い音楽を奏でている大阪フィルのメンバーも、演奏会に足を運んでいただく皆さまと同じ音楽愛好家の一人です。
コンサートで演奏する曲をチェックするだけでなく、仕事を離れてオフにゆったり音楽を楽しむための身近な存在がCDです。
大阪フィルのメンバーは普段どんなCDを聴いているのでしょうか。
以外にもメンバーが好きなCDが皆さまもお好きなCDだったり、贔屓のメンバーの人生の転機になったCDを、私もぜひ聴いてみたい!と思っていただけたり・・・。
メンバーと皆さまの距離がグッと縮まると嬉しいなぁと思い、この企画を考えました。

初回は、首席コンサートマスターの田野倉雅秋、打楽器の久保田善則、フルート上野博昭が、それぞれお気に入りのCDを紹介しています。

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首席コンマス田野倉雅秋は、学生時代に貯金を下ろして購入したハイフェッツの全集の中から、今でも気分転換によく聴くという「小品集」を紹介。
「室内楽にはオーケストラと違う楽しみがあります。 1曲3分前後の短い曲ですが、わずかな時間の中に人生が凝縮されていて、いつでも夢の世界に誘ってくれます。 同じヴァイオリン弾きとしてハイフェッツは永遠の憧れ」と話します。

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打楽器の久保田善則は、打楽器奏者にとって原点のようなグループで、彼自身大きな影響を受けたというストラスブール・パーカッション・グループのCDを紹介。
「こんな機会がなければ皆さまにパーカッションのアンサンブルをお勧めする機会はありません。 このグループの出現で、メシアン、ヴァレーズ、ケージ、ブーレーズ、クセナキスなど錚々たる現代作曲家が彼らのために曲を書きました。 こんなCDがあるんだと思っていただけたら嬉しいです。」

そして、フルートの上野博昭は、人気の木管アンサンブル レ・ヴァン・フランセの最新CDを紹介。
「木管五重奏の魅力を伝えたくて、このCDを選びました。 木管楽器だけでアンサンブルするのは難しいですが、オーケストラとは違った魅力があります。 実は昨年末に木管五重奏団「ウインドクインテット・ソノリテ」を結成しました。 そちらもよろしくお願いします(笑)。 」

そんな彼らおススメのCDも、ディスプレーして頂いています。

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この企画、さすがに廃盤になっているものも出てきます。
コンマス田野倉おススメのハイフェッツの全集は廃盤のようで、違うCDをディスプレイして頂いています。
久保田が紹介するCDは無く、同じグループのヤニス・クセナキスの作品を演奏しているCDが並んでいます。
上野おススメのレ・ヴァン・フランセは、もちろんございます。

こんな感じで、タワーレコード梅田マルビル店とのコラボは始まりました。

タワレコ梅田マルビル店の場所は、大阪駅前のマルビルの地下です。
丸の内にあるからマルビルではなく、丸いビルだからマルビル。
このハナシ、大阪の人なら当たり前ですが、東京の方はビックリされます(笑)。
このお店は、クラシックとジャズが一緒になって、独立しているのもとても便利。
バッハの平均律のCDでも、グールドやリヒテルだけでなくキース・ジャレットも容易に選択肢に入ります(笑)。

お時間のある時にでもどうぞチェックしに来てください。
よろしくお願いします。

(広報:H.I)

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リハーサルを終えて、本日から学校公演に行ってきまーす!

今週と来週、文化庁の「文化芸術による子供の育成事業~巡回公演事業」、通称‘学校公演’が始まります。

これは小学校・中学校にこちらから足を運び、本物のクラシック音楽を聴いていただくことで、子供たちの発想力やコミュニケーション能力の育成を図り、芸術家の育成や芸術鑑賞能力の向上に繋げることを目的とした文化庁の管轄事業です。
公演実施に当たっては、事前にワークショップを行い、子供たちを合奏や合唱という形で公演に参加してもらい、オーケストラと共演を希望される吹奏楽部の実演指導なども行います。

大阪フィルでは、本番指揮者と奏者、事務局担当者が事前にすべての学校を訪問しています。

以前に実施した学校公演の様子は、ざっとこのような感じです。

   大フィル号
 
演奏会に欠かせない大フィル号。
もちろん学校公演でも、貴重な楽器を運んでいます。
メンバーがどこの学校に行っても、必ず大フィル号は先に到着をしていてメンバーを迎えてくれるのです。

はじめまして、大阪フィルです!

いつも学校の講堂や体育館が、この日だけはコンサート会場に変身。
慣れ親しんだ会場で聴くオーケストラのサウンドに、生徒の皆さんも大喜び。

   演奏会の始まりです!

どこの学校でも温かく私たちを迎えてくださいます。
皆さん講堂の床に直接座わるというのが多いパターンですね。
正座や体育座りでクラシック鑑賞、何だか新鮮です。

   楽器紹介のコンマス崔
「首席客演コンマス崔文洙、ヴァイオリン演奏中」

学校公演の内容は、オーケストラの演奏を聴いていただく以外にも・・・
楽器紹介のコーナーや、

   指揮者体験コーナー

指揮者体験コーナーなども有ります。
クラスの人気者が押し出されるように登場し、毎回大変な盛り上がり。
毎回さまざまなドラマがあり、こちらも大笑いしながらもドキドキです。

   翼をくださいを熱唱!

オーケストラと生徒の皆さんで共演する曲は、「翼をください」や「ビリーブ」、「大地讃頌」、「となりのトトロ」より“さんぽ”“君をのせて”など。
指揮者の合図でオーケストラと合唱が始まります。

   終演です.

最後に生徒の代表の方から温かいメッセージをいただいて終了。
公演はだいたいこんな流れとなっています。

今でこそオーケストラ側の立場ですが、その昔、いや ずっと昔、ワタシの学校にも演奏に来てくれたオーケストラがあったなーと懐かしく思い出しました。
あと、劇団の公演とかも…ね。
そういう事ってよく覚えているもんですし、とても大切な事だと思います。
今回、初めてライブでオーケストラの演奏を聴く人が大半でしょうから、必ず感動して貰いたい!

将来のお客さまを開拓するだけでなく、その中から未来の大フィルメンバーが誕生するかもしれません。
学校公演は私たちの活動の生命線なのです。

大阪フィルにとっては久し振りの学校公演のリハーサルが始まりました。

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今週、コンサートマスターを務めるのは、首席コンマスの田野倉雅秋。
彼がチューニングをする向こうに見えるのが、今回の学校公演を指揮していただく若きマエストロ。

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直井大輔さんです!
大阪フィルを指揮するのは今回が2度目です。
前回は昨年の12月、大阪フィルハーモニー会館でのコンサートでした。
一般財団法人共済会記念文化財団が、クリスマスに300人の親子を招待してくださった「親子で楽しむクリスマスコンサート」で、指揮とお話をして頂きました。

若手の活躍も目覚ましい指揮者の世界にあって、音楽性やバトンテクニックはもちろん大切ですが、やはり人間性は重要です。
その点、直井さんは人柄の良さが表情に表れているような(笑)。

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本番のプログラムは、小学生と中学生で一部違います。
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲とグリーグ/「ホルベルク組曲」より‘前奏曲’は、小学校、中学校共通で演奏。
そして、小学校ではエルガーの行進曲「威風堂々」第1番を演奏するのに対し、中学生ではスメタナの交響詩「我が祖国」より‘モルダウ’を演奏します。
それ以外に、先ほどお話をした合唱曲や、吹奏楽部と合奏をする「旧友」や「星条旗よ永遠なれ」など、この日練習する曲はたくさんあります。
直井さんは躍動感のある指揮で、サクサクこなしていかれました。

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1週目の学校公演に出演するメンバーがこちら。
皆さま良くご存知のメンバーで学校を巡回します。

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ホルンも皆さま良くご存知の1番 高橋将純、2番 蒲生絢子、3番 藤原雄一、4番 山本秀樹の4名。

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打楽器は贅沢な5名の布陣!
この5名が曲によって場所を移動し、色々な楽器を持ち替えて大忙し。

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例えばエキストラの堀内聖子さんは、「君をのせて」ではシロフォンを叩いていたはずが、「威風堂々」では鈴とタンブリンの両刀使い。
そしてグロッケンシュピールまで演奏されます。
このあたりも見応えじゅうぶん。
パーカッション5名に加えハープまで。
いつもの学校の講堂で奏でる総勢70名ほどのオーケストラサウンド。
どうぞお楽しみください。

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最後に文化庁「巡回公演事業」に臨む指揮者・直井大輔さんにお話をうかがいました。

「いよいよ始まりますね! 事前に打ち合わせとワークショップを兼ねてすべての学校を回って来ました。 どの学校も生徒の皆さんがキラキラした目で真剣にハナシを聞いてくれたのが嬉しかったですね。 学校公演というと小編成のオーケストラのイメージが有るかもしれませんが、大阪フィルは大編成でまわるので皆さんビックリされると思います。 一切出し惜しみナシ。 これがオーケストラ!これが大阪フィル!と云うのをお聴き頂きましょう。 生徒の皆さん、期待して待っていてください!」
人懐っこい表情で熱く語る直井大輔さん。
小・中学校の生徒の皆さんとは間違いなく仲良くなれるはずです(笑)。
訪問予定の学校の皆さま、どうぞご期待ください。

今週と来週、訪問する学校は以下の通りです。

6月10日(火) 京丹波町立蒲生野中学校
   11日(水) 福井市立日新小学校
   12日(木) 小浜市立西津小学校
   13日(金) 精華町立精華南中学校
   16日(月) 京都市立明徳小学校
   17日(火) 魚津市立吉島小学校
   18日(水) 砺波市立出町中学校
   19日(木) 砺波市立砺波東部小学校
   20日(金) 勝山市立荒土小学校

各地のコンサートの様子は、後日報告致します。

皆さま、大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

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コバケンさんの音楽がザ・シンフォニーホールに鳴り響きました!

恒例の「オービックス・ペシャルコンサート」は超満員のお客さまにお越しいただき、大変な盛り上がりのなか終了いたしました。
ご来場頂きましたお客様には、この場を借りて御礼申し上げます。
リハーサルからゲネプロの写真を通して、本番の様子を駆け足で振り返ってみましょう。

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まずはこの写真からご覧ください。
前半のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番演奏終了後、この日のコンマス渡邊美穂を交えて楽屋で撮影した3ショット記念写真。
炎のコバケンこと小林研一郎マエストロとピアニストの清水和音さんは共演回数も多く、とても強い信頼関係で結ばれておられるようです。
「我々二人をセットでご指名ください。名演奏をお届けしますよ!」(笑)
そんな事を冗談めかして話されるコバケンさんと清水さん。
清水さんの笑顔、素敵ですね。

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お二人の親しい雰囲気は、前日リハーサルのちょっとした会話にも感じられます。

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もちろんリハーサル中は本番同様真剣勝負。
清水さんのラフマニノフは力強く、とてもスケールの大きな音楽です。
本番での成功、この時点で確信出来ました。

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トランペットをはじめ金管楽器の華やかなファンファーレで始まるチャイコフスキーの歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ。
華やかなコンサートのスタートです。

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コバケンさんの音楽が常にお客さまを感動させるのは、他の誰もが持ち得ないコバケンマジックが有るからです。

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マエストロはお客さまの生理を十分理解し、「ここは少しタメて出る!」、「ここは少し長めにフォルテにもっていく!」といった仕掛けを曲の至る所に配置されています。
それを弾き手の生理を十分配慮の上、丁寧に指示をされます。
コバケンさんのことをよくわかっているメンバーは「よし、今回も試してみよう!」。
そしてやってみると、「なるほど、いいじゃない!」。
今夜も感動的な音楽をオーケストラから引き出すマエストロなのです。

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フィギュアスケート浅田真央さんのフリー演技のテーマ曲としてすっかりお馴染みのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

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このところ、素晴らしい技術を持った若手女性ピアニストの台頭が目覚ましクラシック音楽の世界。
清水さんの音楽は、優しさと力強さを併せ持った、これぞオトコのピアノ!です。
1981年、ロン=ティボー国際ピアノコンクール優勝のテクニックは、時間と共に更なる磨きがかかり、申し分なし。

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今年、一度に「皇帝」、ラフマニノフ2番、チャイコフスキー1番のピアノ協奏曲を演奏された清水さん。
2011年のデビュー30周年には、これまた一度にご自身も大好きだと仰るラフマニノフの4曲の協奏曲とパガニーニラプソディの全5曲を演奏されたこともありました。
紛れもなく日本を代表する清水和音さんのラフマニノフの2番。
お客さまにはご堪能いただけた事と思います。

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音のバランスを聴くために客席に降りられているコバケンさんに「どうですか?」と話し掛けられる清水さん。

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ゲネプロ終了後、談笑されるコバケンさんと清水さん。
コバケンさんの笑顔が何とも素敵ですね。
横でその様子を聴いているコンマス渡辺美穂、その奥には2ndヴァイオリンのトップ宮田英恵、その後ろには高木美恵子。

本番では感動的な演奏が行われ、それに応える形で清水さんが演奏されたのが、スクリャービンの「ポエム32-1」。
カーテンコールの後に撮影した写真が、冒頭の3ショットです。

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休憩をはさんで本日のメイン、ムソルグスキー作曲/ラヴェル編曲「展覧会の絵」が始まりました。

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元はピアノのための曲だったのがラヴェルがオーケストラ版に編曲をし、オーケストラにとっても大切なレパートリーとなっています。
美術館の中を絵画をゆったり見て回る光景が描かれています。

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絵画は全部で10枚。
グノムス(こびと)、古い城、テュイルリー(子供の言い争い)、ヴィドロ(牛)、殻を付けたヒヨコのバレエ、金持ちで傲慢なゴールデンベルクと貧しく卑屈なシュムイレの会話、リモージュ(市場)、カタコンブ(ローマ人の墓地)、バーバ・ヤガー(鶏の足の上に建つ小屋、キエフの大門。
それぞれの曲の間を美術館内を歩くイメージの‘プロムナード’が繋ぎます。

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聴きどころ満載の「展覧会の絵」、オーケストレーションが本当に見事!
弦楽器も管楽器も魅力たっぷりです。
冒頭の‘プロムナード’や‘ザムエル・ゴールデンベルグとシュレイム’などで大活躍のトランペット、‘古い城’のアルトサックスなど、ソロもGood!

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しかしこの日の第4曲‘ヴィドロ(牛)’はブラヴォーでした。
‘ヴィドロ’のソロを吹くのはチューバ奏者 川浪浩一。
この‘ヴィドロ’、川浪はバスチューバ(F管)で演奏します。
‘ヴィドロ’以外は通常のチューバ(C管)で演奏するため「展覧会の絵」ではご覧のように2台持ち。
上の写真は、C管のチューバを吹いているところ。

‘ヴィドロ’の事を、以前、新聞記者さんの取材で語っております。

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これは、毎日新聞の人気コーナー「アートのトリセツ」取材時の一コマ。

「チューバのソロで代表的なものと言えば、「展覧会の絵」の第4曲“ビドロ”でしょうか。
この“ビドロ”、テナーチューバやユーフォニウムで吹く場合も多いのですが、
僕はバスチューバ(F管)で吹くため、通常のチューバ(C管)と合わせて2台持ち。
通常のチューバを吹いている時に、バスチューバはこの位置に置いておきます」
と。

まさに先ほどの写真そのままですね。

     画像 18637

オーケストラの中にあって圧倒的な存在感を示すチューバ。
オーケストラサウンドの最低音をしっかり支えています。
大阪フィルでチューバを吹くのは、2007年入団の川浪浩一です。
この機会に皆さま、どうぞ顔を覚えていただき、応援をよろしくお願い申し上げます!

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最後は‘キエフの大門’を大迫力で演奏し、炎のコバケンさんの華やかな「展覧会の絵」は終了しました。
演奏終了の後、すぐに拍手やブラヴォーは起こらず、暫しの静寂が素晴らしかったです。
その後起こった拍手喝采、ブラヴォーコールを何度目かのカーテンコールの後制して、マエストロは語られました。

「皆さまの声援がオーケストラにパワーを与えて下さり、稀にみる素晴らしい「展覧会の絵」!を演奏する事が出来ました。どうもありがとう存じます。」
「アンコールに‘カヴァレリア・ルスティカーナ’の間奏曲を演奏します。この間起こった震災の事などを思い出し祈りの気持ちで聴いて頂けるとありがたいです。 そしてその後は、オービック・スペシャルコンサート恒例、私がピアノに合わせて皆さまと‘ふるさと’を合唱しましょう!よろしくお願いします。」


‘カヴァレリア・ルスティカーナ’の間奏曲が、祈りの音楽としてザ・シンフォニーホールに鳴り響きました。
その後、オーケストラは退場し、ピアノがセッティングされる間も、ほとんどの方が帰る気配も無くその場に残っておられました。 さすがコバケンさんです(笑)。
まず‘千の風になって’を歌った後、‘ふるさと’を皆さんで歌って終了しました。

コバケンマエストロの魅力全開、コバケン劇場の終演です。
分かっていても感動してしまう・・・。
いったい何なのでしょうか、小林研一郎のという人の魅力は。

コバケン人気は、まだまだ衰えを知りません。

     【3大】チラシ

こちらも恒例となった「3大交響曲の夕べ」のチケットもほぼ完売。
会場はフェスティバルホール。 それが早々に完売!本当に有難い事です。


その前日、8月9日には、鳥取県米子でもコバケンさん指揮の公演があります。
「米子市市公会堂リニューアル記念  大阪フィルハーモニー交響楽団 演奏会」です。
プログラムは、ベートーヴェンの 「運命」とドヴォルザークの「新世界より」。
チケットはS席6500円、A席4500円、高校生以下2000円で好評発売中!
お問い合わせは、とりぎん文化会館(0857)21-8700まで。


そして、新しいコンサートが決まりました。

今年の「南海コンサート」、コバケンさんの指揮が決定しました!
10月13日(月・祝)14時半開演、大阪狭山市文化会館SAYAKAホールです。
曲は、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と、ベルリオーズの幻想交響曲。
チャイコフスキーのソリストは、南紫音さん。
チケットは一般3000円、ペアですと5000円。 7月12日発売です!
客席数1208席限定。 こちらもすぐに完売する事でしょうね。


炎のコバケンさんの指揮は、今まさに円熟の極み!
大阪フィルとこれほどたくさん共演して頂き、マエストロには感謝申し上げます。


さて、オーケストラは今週と来週、文化庁の学校巡回コンサートです。
京都、福井、富山の小学校・中学校へ巡回の旅公演に出るため、大阪を離れます。
そしてその翌週は、いよいよ「第479回定期演奏会」です。
指揮者はお馴染みの下野竜也さん。
ピアノ独奏には88歳の巨匠アルド・チッコリーニを迎え、盛りだくさんのプログラムでお贈りします。

チケットはまだ余裕がありますが、良いお席はお早めにどうぞ!
フェスティバルホールでお待ちしています。
皆さま、どうぞ引き続き大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

     【♯479】チラシ

「第479回定期演奏会」

日 時:6月26日(木)、27日(金)19時開演(18時開場)
会 場フェスティバルホール
指 揮:下野竜也
独 奏:アルド・チッコリーニ(ピアノ)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ラヴェル/古風なメヌエット
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第5番 ヘ長調 作品103 「エジプト風」
    ブルックナー/序曲 ト短調
    ヒンデミット/交響曲 「画家マティス」
料 金:A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 BOX:7,000円
    学生席(3階席):1,000円(25歳以下の学生。要学生証)

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:218-939】

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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準・メルクルが2年続けて大阪フィルのステージに登場!

昨年に続き、今年も「神戸特別演奏会」開催いたします。

     【神戸特別】チラシ

7月6日、神戸国際会館こくさいホールで行う今年の神戸での演奏会は、
文字通り私たち大阪フィルにとって特別な演奏会なのです。

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(C)飯島隆 「第466回定期演奏会」より

何故なら、昨年2月から3月にかけて開催した「第466回定期」以来となる名指揮者 準・メルクルが、大阪フィルと再び共演するからです。

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(C)飯島隆 「第466回定期演奏会」より

世界中のオーケストラからオファーの絶えないマエストロ 準・メルクル。
今回、共演の舞台は「定期演奏会」ではなく「神戸特別演奏会」。
神戸の地で、あの伝説のコンサートが再び甦ることになります!

準・メルクル指揮「第466回定期演奏会」の様子はコチラをご覧ください。


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(C)飯島隆 「第466回定期演奏会」より

前回は、シューマンのピアノ協奏曲とワーグナー楽劇「ニーベルングの指環」管弦楽版。
超ド級のワーグナーサウンドを大阪フィルから引き出してくださったマエストロ。
その時の演奏が随分話題になった事は、まだ記憶に新しいですね。
それに対して今回のプログラムは、サン=サーンス交響詩「死の舞踏」、ピアノ協奏曲第2番、ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」です。

メインは、共演2度目にしていよいよベートーヴェンの「エロイカ」。
朝比奈時代から演奏機会の多い大フィルの「エロイカ」を、マエストロはどのような指示を出し、どんな音楽に変えていくのか・・・、興味は尽きません。

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(C)飯島隆 「第471回定期演奏会」“トゥランガリラ交響曲”より

前半のプログラム、サン=サーンスも、マエストロ得意の作曲家です。
1曲目の交響詩「死の舞踏」では、首席客演コンマス崔文洙のソロを堪能ください。

2曲目のピアノ協奏曲第2番は、サン=サーンスのピアノ協奏曲全5曲のうち最も演奏機会の多い人気の曲。
1楽章冒頭、バッハ風カデンツァから始まる印象的な曲を演奏するのは、マエストロのリクエストでもある人気ピアニスト児玉桃さんです。
児玉桃さんの人気は凄まじく、ここ最近の関西の殆どのオーケストラの定期演奏会でも良くお名前を拝見するほど。
大阪フィルとは昨年の「第471回定期」で井上道義指揮の下、「トゥランガリア交響曲」で独奏ピアノを演奏して頂きました。

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(C)Marco_Borggreve

フランス在住の児玉桃さんは、人気の現代作曲家 細川俊夫作品などでもマエストロと共演実績は多く、マエストロが信頼を置いているピアニストなのです。
フランス音楽に定評のある児玉桃さんの奏でるサン=サーンスの協奏曲、とても楽しみですね。

ちなみに、神戸演奏会から1週間ほど前には、「第479回定期演奏会」で巨匠チッコリーニとサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番「エジプト風」を演奏します。
サン=サーンスのピアノ協奏曲が続くのは、とても珍しいことです。

楽しみな「神戸特別演奏会」まであと1か月。
客席数2000席を誇る神戸国際会館こくさいホールですが、ここにきてチケットが動き始めました。
良いお席はお早めのご購入を勧めいたします。
関西で準・メルクルの指揮をライブで聴く機会はこの機会を逃せば滅多にありません。
7月6日の日曜お昼の15時の公演ですので、じゅうぶん京都、大阪からでもお越しになれるのではないでしょうか。
終演後、オシャレな神戸の街でちょっと食事でも出来る時間だと思うのです(笑)。
ぜひ神戸国際会館へお越しください。

(広報:H.I)

「神戸特別演奏会」  
日 時:7月6日(日)15:00開演
会 場:神戸国際会館こくさいホール
指 揮:準・メルクル  
独 奏:児玉桃(ピアノ)
曲 目:サン=サーンス/交響詩「死の舞踏」作品40
    サン=サーンス/ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品22
     ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
料金:A席5,000円 B席4,000円 C席3,000円  

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
神戸国際会館プレイガイド   078-230-3300
チケットぴあ  0570-02-9999【Pコード:224-561】
ローソンチケット0570-000-407【Lコード:53038】

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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