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2015年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2016年01月

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2015年、すべてのコンサートが終了しました!

年末恒例、「第9シンフォニーの夕べ」は大盛況の内に終了しました。

今年は大阪での「第九演奏会」が例年に比べて多く開催されたからでしょうか。
いつになくチケットの売れる速度が遅かったので心配していたのですが、
最後の2週間ほどはビックリするほど問い合わせを頂戴し・・・
当日券も驚くほどお買い上げ頂きました。

結果、会場のフェスティバルホールは、ほぼいっぱいになりました。

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大フィル通算727回目と728回目の「第9」を指揮するのは首席指揮者の井上道義。
今年は神戸国際会館の「第九」もマエストロの指揮でしたが、「第9シンフォニーの夕べ」で指揮をするのは2013年以来、2年振りのことです。

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(C))飯島隆

井上道義の渾身の指揮に凄まじい集中力で応えるオーケストラは、
フェスティバルホールの巨大空間いっぱいにダイナミックなサウンドを奏でました。

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オーケストラは弦楽器16型の通常配置で、木管楽器は倍管の設え。
重厚でありながらシャープなサウンド、テンポはゆったり遅めで流れて行きます。
最近は疾風怒濤の如く流れて行く快速「第9」が多いようですが、
井上道義は昔ながらの堂々とした「第9」。
朝比奈時代からこれが大阪フィルの「第9」!なのだと思います。

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(C)飯島隆

ソリストは2年前の「井上第9」で共演している豪華ソリストの皆さま。
小林沙羅(ソプラノ)、小川明子(アルト)、福井敬(テノール)、青山貴(バリトン)の皆さまとは、これまでにも色々なステージでご一緒させていただいています。
ソリストの力強くも華やかな歌唱に触発された合唱団の頑張りが光りました!

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今回の「第9」の主役は大フィル合唱団!で決まりではないでしょうか。
合唱指揮者 福島章恭氏の熱烈指導の下、確実に進歩を遂げています。

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井上マエストロの「もっともっと!」の合図に、より豊かな声量で応える合唱団には演奏終了後、お客様だけでなく出演者からも盛大な拍手が送られていました。

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大阪フィル伝統の「第9シンフォニーの夕べ」は、「第9」を1曲だけ演奏する演奏会です。
前プロが無い代わりに、演奏終了後、合唱団による「蛍の光」を演奏します。

カーテンコールが終わると、オーケストラが乗っていたステージが奈落の方に沈んでいき、場内は暗転。
指揮者の福島章恭氏がステージに登場し合図を贈ると、合唱団のメンバーはペンライトの光を灯し、「蛍の光」を歌います。

2014年蛍の光
(C)飯島隆

2番の歌詞に移る頃、スモークが焚かれます。
スモークはゆっくりと噴き出して、ステージ上を奈落に向かって落ちて行きます。

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そして歌はハミングに変わり、
一人また一人とステージを降りて行きます。
そして最後無人になった後、漆黒の闇になり、照明が点くと・・・

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ステージに井上道義がいて
「皆さま、来年も大阪フィルをよろしくお願いします!」とご挨拶。
この演出は2日目だけでしたが、お客様には喜んで頂けたようです。

終演後のバックステージでは写真撮影を行いました。

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達成感に溢れた素敵な表情の井上道義とソリストの皆さま。

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そして、井上道義と合唱指揮者 福島章恭さん。

2015年の大阪フィルの活動はこの「第9」をもって終了です。
今年も色々な事がありましたが、
皆さまの温かい声援に心より感謝申し上げます。

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どうぞ2016年も大阪フィルをよろしくお願い致します。

来年はこのコンサートから1年が始まります。
新年恒例の華やかなコンサートです。
フェスティバルホールでお会いしましょう!

(広報:H.I)

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「第85回新春名曲コンサート」

日時:2016年1月9日(土)15:00開演(14:00開場)
会場:フェスティバルホール
指揮:円光寺雅彦
独唱:市原 愛(ソプラノ)、福井 敬(テノール)
独奏:松田華音(ピアノ)
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団

曲目:
デュカス/バレエ音楽「ラ・ペリ」より ファンファーレ
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調より 第1楽章
オッフェンバック/喜歌劇「天国と地獄」序曲
ワーグナー/歌劇「タンホイザー」より “歌の殿堂をたたえよう”
モーツァルト/モテット「踊れ、喜べ、汝さいわいなる魂よ」より アレルヤ
プッチーニ/歌劇「マノン・レスコー」より “見たこともない美人”
レハール/歌劇「メリー・ウィドウ」より ヴィリヤの歌
レオンカヴァッロ/歌劇「道化師」より “衣裳をつけろ”
ヴォルフ=フェラーリ/歌劇「マドンナの宝石」間奏曲
バーンスタイン/映画「ウエストサイド物語」より “トゥナイト”
エルガー/行進曲「威風堂々」第1番

料金:A席6,000円、B席:3,000円、BOX席:7,000円

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:269-969】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:58061】

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)


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| 演奏会 | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「第9シンフォニーの夕べ」まで1週間です!

2013年の「第9シンフォニーの夕べ」終演後、楽屋の前で撮影した1枚の写真。
皆さま達成感に満ち溢れたお顔をしておられます。

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2年前の「第9シンフォニーの夕べ」の出演者で撮影した写真です。
実は今年の「第9」もこの豪華な顔触れでお届けいたします。
コンサートマスターは崔文洙から首席コンマスの田野倉雅秋に変更となりますが・・・

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(C)飯島隆

首席指揮者 井上道義マエストロの下・・・

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(C)飯島隆

小林沙羅さん(ソプラノ)、小川明子さん(アルト)、福井敬さん(テノール)、青山貴さん(バリトン)に再度お集まりいただき、2年前の名演が甦ります!
そして、大阪フィルハーモニー合唱団は指導者が福島章恭さんに替わり、
以前よりパワーアップ致しております!

年末に「第九」を聴こう!と云うのは日本だけの風習だそうですが、
1年の最後に「人類愛」を高らかに演奏し、それを聴こう!というのは実に素敵な事だと思います。

1年の締め括りにベートーヴェンの「第9」を聴き、去りゆく年を振り返ってみませんか。
このコンサートは前プログラムはなく、ベートーヴェンのの「第9」だけをお聴き頂きますが、皆さまご存知のアノ演出は今年もございます。

2014年蛍の光
(C)飯島隆

どうぞ「第9」演奏の後、カーテンコールの途中でお帰りになられる事などありませんように。

チケットは両日ともございます。
皆さまのお越しをフェスティバルホールでお待ちしております。

(広報:H.I)

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「第9シンフォニーの夕べ」
日 時:12月29日(火)、30日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)、小川明子(アルト)、福井敬(テノール)青山貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
曲 目:ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
料 金:A席:6,000円、B席:4,500円、C席:3,000円、BOX席:売り切れ

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:269-968】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:58079】

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)



| 演奏会 | 12:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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オピッツのブラームスのコンチェルトは、両日ともに圧巻でした!

第494回定期演奏会は大盛況の内に終了しました。

2015年の最後を告げる定期演奏会は、メインにブラームスのピアの協奏曲第2番を据える、変則的なプログラム。
前プロはリヒャルト・シュトラウスのバレエ組曲「ホイップクリーム」より“ワルツ”と交響詩「死と変容」。
前半は華やかなオーケストラの魅力を堪能いただき、
後半はそのオーケストラと真っ向から渡り合うピアノの魅力を十二分に味わっていただこうと云うプログラムです。

ピアノを弾くのはドイツ・ピアノの正統派を代表する巨匠ゲルハルト・オピッツ。
ブラームスのコンチェルトを演奏する時、この人以上にうってつけのピアニストは思いつきません。
今回が2度目の共演となったオピッツですが、リハーサルからちょっと格の違いを感じました。

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(C)飯島隆

オピッツと共に本物のブラームスのコンチェルトを作り上げたい!
メンバーの思いは凄まじい集中力となり…1楽章冒頭のホルンソロから気持ちのこもった見事な演奏が続きました。
特に第3楽章のチェロ花崎薫の奏でるソロには、オピッツ自身もカーテンコールで花崎のもとに駆け付けて直接称える気の入れよう。
他のメンバーにも、お客さまから温かい拍手をたくさんいただきました。

50分にも及ぶ大曲を一気に弾き終えたオピッツ。
「これがブラームス! これがドイツピアノの伝統のサウンド!」
それを自身のピアノで表現してみせました。

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(C)飯島隆

オピッツのそんな思いをメンバーもビシバシ感じ、大阪フィルがドイツのオーケストラのような響きを奏でているように感じたのは、やはり気のせいだったのでしょうか(笑)。

オーケストラをしっかりコントロールし、オピッツの奏でるブラームスの調べをしっかりオーケストラに伝えて行くのは、4度目の共演となるマエストロ・アレクサンダー・リープライヒ。

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(C)飯島隆

映画俳優並みの容姿に穏やかな中低音の語り口、そして颯爽とした指揮姿で人気のマエストロですが、指揮者としてバトンテクニックも音楽的な構築力も申し分なく、メンバーの中にもファンは多くいます。
ブラームスの成功はもちろん、前半のリヒャルト・シュトラウス「死と変容」でオーケストラから見事にメリハリのある引き締まったサウンドを引き出したのは、並々ならぬ手腕の現れですね。
必ずやまた定期の指揮台に立って欲しいと願うマエストロです。

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ここ最近でも、アルド・チッコリーニやネルソン・フレイレ、レオン・フライシャーといった巨匠クラスのピアニストが大阪フィル定期のステージにピアニストとして立っていますが、2度目の登場となったゲルハルト・オピッツも忘れる事の出来ない圧倒的な演奏を大フィル68年の歴史に残してくれました。

巨匠クラスの演奏家と、フレッシュな演奏家を聴き比べる事は定期演奏会の楽しみの一つ。
来年度は、フレッシュな演奏家が登場する番です。
ピアニストとしては5月のアンナ・ヴィニツカヤや12月の河村尚子、
チェリストでは3月の宮田大の若さ溢れる演奏にも注目です!

さあ、第494回定期が終わりました。
演奏会は残すところ5公演で・・・すべて「第九」です。

20日は15時からザ・シンフォニーホールで、炎のコバケンこと小林研一郎の指揮。
23日は16時から神戸国際会館で、井上道義の指揮。
26日は17時からびわ湖ホールで、沼尻竜典の指揮。

そして29日と30日はフェスティバルホールで・・・
大阪フィル伝統の「第9シンフォニーの夕べ」を開催致します。
今年は井上道義の指揮で、2年前と同じ豪華ソリストの登場です。

今年も残すところあと数日ですが、大阪、神戸、大津の各地で大阪フィルの「第九」をよろしくお願い申し上げます。

(広報H.I)

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「第9シンフォニーの夕べ」
日 時:12月29日(火)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)、小川明子(アルト)、福井敬(テノール)青山貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
曲 目:ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」
料 金:A席:6,000円、B席:4,500円、C席:3,000円、BOX席:売り切れ

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:269-968】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:58079】

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)


| 定期演奏会 | 23:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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第494回定期演奏会は、本日初日を迎えます!

指揮者のアレクサンダー・リープライヒとは今回が4度目の共演。
2008年、マーラー交響曲第4番で鮮烈にデビューを飾ったリープライヒは、
翌年の「第9シンフォニーの夕べ」の指揮者に抜擢。
そして2011年の「第420回定期演奏会」では、プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」を指揮。

「第448回定期演奏会 2011.5.19,20 ザ・シンフォニーホール」
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(C)飯島隆

この時の前プロのモーツァルト/ピアノ協奏曲第20番も、大変な話題となりました。
ピョートル・アンデルジェフスキの奏でる端正なピアノの調べには度肝を抜かれましたね。
もちろんアンデルジェフスキも凄かったのですが、見事にオーケストラをコントロールし、ピアノを際立たせたリープライヒの音楽の構築力とバトンテクニックには驚きました。

そんな出会いを経て今回メインで取り上げるのが、ブラームスピアノ協奏曲第2番。
初共演となる巨匠オピッツのピアノも、リープライヒが指揮者ならその魅力は皆さまにしっかり伝わるはず。

今回2度目の共演となるのが、ドイツ・ピアノの正統派を代表する巨匠ゲルハルト・オピッツ。
初共演が2003年7月「第370回定期演奏会」・・・大植英次が音楽監督に就任した年でしたね。
ガリー・ベルティーニの指揮でシューマンのピアノ協奏曲を演奏。

「第370回定期演奏会 2003.7.4、5 ザ・シンフォニーホール」
オピッツ・ベルティーニ
(C)飯島隆

多くの人が、その見事な演奏に魅せられました。
終演後、「次回はぜひブラームスを!」と話をし、今回ようやく実現となりました。

3日間のリハーサルは順調に進んでいきました。
今回のプログラム、オピッツがソロを弾くブラームスのピアノ協奏曲第2番という事もあって、協奏曲をメインで演奏いたします。

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ご存知のように、ブラームス2番は、ピアノ独奏付き交響曲とも言われる曲。
4楽章構成で50分の大曲です。

ブルックナーやベートーヴェンと並んでブラームスは、朝比奈隆=大フィル時代よりお家芸ですが、2番のコンチェルトはやはり特別な曲。
ソリストとしては、朝比奈隆と共演回数の多い園田高弘以外では、ラローチャ、バリー・ダグラス、マルクス・グロー等錚々たる顔ぶれが並びます。
そして今回はゲルハルト・オピッツ!
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番の決定版をお楽しみください。

コンサート前半は華やかなリヒャルト・シュトラウスの曲をどうぞ。

演奏される機会の少ないバレエ組曲「ホイップ・クリーム」より“ワルツ”と、
25歳の時の作品で、作曲家としての地位を確立させた名曲、交響詩「死と変容」。

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リープライヒが華麗なバトンテクニックで、オーケストラから魅力あふれるサウンドを引き出します。
リヒャルト・シュトラウスの曲は、CDと違いライブで聴くと全然印象が変わります。
ぜひライブで、大空間のフェスティバルホールでお聴きください。

当日券は全ての席種をご用意してお待ちしております。
ぜひ、お越しください。

(広報:H.I)

【♯494】チラシ

「第494回定期演奏会」

日 時:12月16日(水)、17日(木)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:アレクサンダー・リープライヒ
独 奏:ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
曲 目:R.シュトラウス/バレエ組曲「ホイップ・クリーム」より“ワルツ”
    R.シュトラウス/交響詩「死と変容」作品24
    ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83

料 金:A席:6000円、B席:5000円、C席:4000円 
    学生席(25歳以下):1000円(3階席)、BOX席:7000円
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
※当日券は開演の1時間半前から販売致します。
[学生席について]
・3階を学生席(25歳以下)として販売しております。
・当日、窓口にて学生証を提示の上お買い求めください。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
(営業時間:平日10:00~18:00 土曜10:00~13:00 日・祝・年末年始は休業)


| 未分類 | 08:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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兵庫県立芸文センター大ホールに鳴り響いた「ロマンティック」

兵庫県立芸文センター主催、「大ブルックナー展Vol.3」は盛況の内に終了しました。

井上道義とこのシリーズで作り上げたブルックナーのシンフォニーは、8番、7番、4番という人気の3曲。
出し惜しみなし! 人気の曲から順にお聴き頂いておりますが、今回の演奏は皆さまお気に召して頂けたでしょうか?

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(C)飯島隆

ブルックナーの交響曲は、NHK交響楽団と連続演奏会を行うなど、井上道義にとって特別な曲。
もちろん大フィルにとっても特別な曲である事は、皆さまご存知の通りです。

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(C)飯島隆

今回の4番「ロマンティック」は、朝比奈隆の指揮する‘音の大伽藍’というのとは少しアプローチが違ったように感じましたが、スッキリ見通しの良いブルックナーも素敵です。
井上道義と大阪フィルのブルックナー名演伝説は、今まさに始まったばかりなのです。

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(C)飯島隆

今回の「大ブルックナー展」のもう一つの話題は、アルトネンの交響曲第2番「ヒロシマ」の60年振りの再演。
この曲はフィンランドの作曲家アルトネンが広島への原爆投下に心を痛め、1949年に作曲した単一楽章の交響曲。
1953年に朝比奈隆がヘルシンキフィルを客演で訪れた際に、アルトネンから日本で演奏して欲しいと託され、1955年の8月15日に広島で、8月31日に京都で演奏されました。
今回、戦後70年を記念して再演となりました。

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(C)飯島隆

交響曲「ヒロシマ」は、戦争当時の日常風景から原爆投下、葬送をリアルに描き・・・
最後は希望を感じさせる明るい曲調で締め括られました。
会場のお客さまは初めて聴く音楽を集中して聴いて下さり演奏終了と同時に割れんばかりの拍手喝采を頂きました。、
そして、アルトネンのご子息ファミリーも来場されていました。

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(C)飯島隆

「大ブルックナー展Vol.3」は盛況の内に終了しました。
ご来場いただきましたお客様にはこの場を借りて感謝申し上げます。

次回の「大ブルックナー展」は来年6月に交響曲第1番を演奏します。
第1番は井上道義がとても愛するシンフォニー。
1985年の民音シンフォニーシリーズも井上と大阪フィルは演奏しております。

そして、前半のコンチェルトには昨年の4月定期に続き、神尾真由子さんがソリストとして登場!
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏します。

チケットの発売は、兵庫県立芸文センター、その他プレイガイドでは今月20日から。
大阪フィル・チケットセンターでは22日からの発売となります。
良いお席はお早目にお買い求めください。

(広報:H.I)

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「大ブルックナー展Vol.4」

日 時:2016年6月25日(土)15:00開演(14:15開場)
会 場:兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール
指 揮:井上道義
独 奏:神尾真由子(ヴァイオリン)
曲 目:メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」作品26 
     メ ンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
     ブルックナー/交響曲第1番 ハ短調
料 金:A席:5,000円、B席:4,000円、C席:3,000円、D席:2,000円

※チラシには載っていませんが「フィンガルの洞窟」を演奏致します。
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス 0798-68-0255
イープラス
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:276-650】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:57954】

お問合せ:兵庫県立芸術文化センターチケットオフィス 
     0798-68-0255

発売日
一般発売日:2015年12月20日(日)
※大阪フィル・チケットセンターは12月22日(火)からの発売となります。


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今年度最後の「ソワレ・シンフォニー」は華やかに終了しました!

いつもより少し遅めの19時半開演にする事で、サラリーマンやOLの皆さまに余裕を持って会場にお越しいただき、フレッシュ溢れる指揮者やソリストで名曲の数々を楽しんで貰いたい!
そんな思いでザ・シンフォニーホールと共催で立ち上げた「ソワレ・シンフォニー」。
通算6回目の「ソワレ・シンフォニー」は、三ツ橋敬子さんに指揮をお願いしました。

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(C)飯島隆

ステージを使っての開演前のプレトークは、定期ではやらないお楽しみ企画。
三ツ橋敬子さんのお話は、チャーミングな人柄や整然としたハナシが印象的でしたが・・・
一たび指揮棒を持てば、全身を使って颯爽とした指揮が魅力です。

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(C)飯島隆

三ツ橋敬子さんのタクトが紡ぎだすストラヴィンスキー‘火の鳥’は、極彩色の音絵巻。
キラキラと羽根を輝かせ、大空に飛び立つ‘火の鳥’の姿が鮮やかに映し出されました。

今回の「ソワレ」、もう一つのお楽しみは、神戸出身の木嶋真優さんとの共演。
確かなテクニックに裏打ちされたスケールの大きな音楽は、聴く者を魅了しました。

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(C)飯島隆

初共演となった今回、メンデルスゾーンの協奏曲がザ・シンフォニーホールに鳴り響きました。
木嶋ファン続出!ではないでしょうか。
木嶋さんのヴァイオリンの調べは本当に魅力的でした。
「木嶋さんをまた呼んでくださいね。」「次回は定期で聴きたいです!」など、評判は上々。
ぜひまたご一緒いたしましょう!

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今回が4回目の共演となった三ツ橋敬子さん。
来年3月には伝統の「第39回岐阜定期演奏会」でサン=サーンスの「オルガン付」を共演します。
関東ではオペラなども指揮され、益々活動の幅が広がっている三ツ橋敬子さんとの再会が待ち遠しいです。

さて、来シーズンの自主公演のラインナップを先日発表しました。
その中には当然来年の「ソワレ・シンフォニー」の概要も含まれています。

来シーズンの「ソワレ・シンフォニー」は、以下の通りとなっています。
どうぞ来シーズンの「ソワレ・シンフォニー」もよろしくお願いします。

(広報:H.I)

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来シーズンも大阪フィルの定期演奏会にご期待下さい!

「第493回定期演奏会」初日のゲネプロ前、大阪フィル来シーズンの自主公演に関する記者会見を行いました。

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会場は本拠地フェスティバルホールの2階エントランスホワイエ。
通常、大階段を上がりチケットをもぎってエスカレーターに乗る手前のスペースに、机と椅子を並べて会見場所を設置。
この場所を会見所として使用する事はまずありませんが…
高級な赤じゅうたんに伝統のシャンデリア、手積みのレンガと、フェスティバルホールの代名詞とも言えるアイテムに囲まれての会見は贅沢な気分です。

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これは、フェスティバルホールと大阪フィルとの良好な関係があればこそ。
会見にはフェスティバルホールの西部支配人も首席指揮者・井上道義と並んで登壇いただきました。

会見は、関西の音楽記者の皆さまに囲まれて、井上道義は来年度の定期演奏会の狙いや聴きどころを丁寧に説明。

「たいへん納得のいくものが出来たと思う。大阪だからこそ出来るラインナップ。東京のオーケストラの評判の良い指揮者を集めることに成功。必ずお客さまには喜んでいただけるはず!」 と語る井上道義。

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記者の皆さまと活発な意見交換が続いた後、フォトセッションへ。
来年度シーズンパンフの表紙を傍らに、にっこり微笑む井上マエストロでした。

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来年度のシーズンパンフレットは、今月16日、17日の第494回定期演奏会から配布スタート。
今しばらくお待ちください。

来年は大阪フィルの定期会員になって、フェスティバルホールの決まった席で1年間、選りすぐりのプログラムを堪能しませんか?
先日発表した自主公演ラインナップは、以下の通りとなります。

どうぞよろしくお願い致します。

(広報:H.I)

【定期演奏会】
会場:フェスティバルホール

●第497回定期演奏会
2016年4月8日(金)19:00開演 9日(土)15:00開演
指揮:井上道義
独奏:山本浩一郎(トロンボーン)
曲目:
ドビュッシー/交響詩「海」
吉松隆/トロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」作品55
プロコフィエフ/バレエ音楽「シンデレラ」 作品87より

●第498回定期演奏会
2016年5月20日(金)19:00開演 21日(土)15:00開演
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
独奏:アンナ・ヴィニツカヤ(ピアノ)
曲目:
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲

●第499回定期演奏会
2016年6月17日(金)19:00開演 18日(土)15:00開演
指揮:ジャン=クリストフ・スピノジ
曲目:
ラヴェル/ラ・ヴァルス
ラヴェル/ボレロ
ショスタコーヴィチ/室内交響曲 ハ短調 作品110a
プロコフィエフ/古典交響曲 ニ長調 作品25(交響曲第1番)

●第500回定期演奏会
2016年7月21日(木) 22日(金)19:00開演
指揮:井上道義
独唱:
サンドラ・フェランデス(メゾ・ソプラノ)
ガスパール・コロン(バリトン)
独奏:三浦一馬(バンドネオン)
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲目:
バカロフ/ミサ・タンゴ
ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55

●第501回定期演奏会
2016年8月25日(木) 26日(金)19:00開演
指揮:大植英次
曲目:
小倉朗/管弦楽のための「舞踊組曲」
ブルックナー/交響曲第9番 ニ短調 (ノヴァーク版)

●第502回定期演奏会
2016年9月27日(火) 28日(水)19:00開演
指揮:エリアフ・インバル
曲目:
モーツァルト/交響曲第25番 ト短調 K.183
マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調

●第503回定期演奏会
2016年11月11日(金)19:00開演 12日(土)15:00開演
指揮:シモーネ・ヤング
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲目:
ブラームス/悲劇的序曲 作品81
ブラームス/運命の歌 作品54
ブラームス/交響曲第2番 ニ長調 作品73

●第504回定期演奏会
2016年12月8日(木) 9日(金)19:00開演
指揮:ヤクブ・フルシャ
独奏:河村尚子(ピアノ)
曲目:
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
ショスタコーヴィチ/交響曲第10番 ホ短調 作品93

●第505回定期演奏会
2017年2月17日(金)19:00開演 18日(土)15:00開演
指揮:井上道義
曲目:
ショスタコーヴィチ/交響曲第11番 ト短調 「1905年」 作品103
ショスタコーヴィチ/交響曲第12番 ニ短調 「1917年」 作品112

●第506回定期演奏会
2017年3月17日(金)19:00開演 18日(土)15:00開演
指揮:尾高忠明
独奏:宮田大(チェロ)
曲目:
尾高尚忠/チェロ協奏曲 作品20
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」 作品40

<料金>(全席指定・税込)
・年間会員(10回)
A席:45,000円 B席:37,000円 C席:30,000円 BOX席:58,000円
・半期会員(5回)
A席:24,000円 B席:20,000円 C席:16,000円 BOX席:30,000円
・1回券
A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円 学生席:1,000円(3階席) BOX席:7,000円

※学生席は25歳以下の学生の方が対象です。一般発売日より大阪フィル公式HPでお申し込みください。

◆発売日
年間・前期連続券:2016年1月12日(火)
前期1回券:2016年2月2日(火)

後期連続券:2016年7月12日(火)
後期1回券:2016年8月2日(火)


【その他自主公演】
●平日午後の名曲セレクション マチネ・シンフォニーVol.15、Vol.16
会場:ザ・シンフォニーホール
・Vol.15
2016年6月8日(水)14:00開演
指揮:井上道義
独奏:ネストル・マルコーニ(バンドネオン)
曲目:
リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲 作品34
マルコーニ/バンドネオン協奏曲
ハチャトゥリアン/バレエ組曲「ガイーヌ」より

・Vol.16
2016年11月16日(水)14:00開演
指揮:井上道義
独奏:アレクセイ・ヴォロディン(ピアノ)
曲目:
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第2番 ト長調 作品44
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 作品64

<料金>(全席指定・税込)
Vol.15・16 2公演セット券:A席6,000円 B席4,000円
Vol.15・16 1回券:A席4,000円 B席3,000円

2公演セット券発売日:2016年1月26日(火)
Vol.15発売日:2016年2月23日(火)
Vol.16発売日:2016年7月19日(火)

●大阪フィル×ザ・シンフォニーホール<ソワレ・シンフォニー>Vol.7、Vol.8
会場:ザ・シンフォニーホール
・Vol.7
2016年6月30日(木)19:30開演
指揮:大井剛史
独奏:郷古廉(ヴァイオリン)
曲目:
フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
リムスキー=コルサコフ/序曲「ロシアの復活祭」作品36
チャイコフスキー/序曲「1812年」作品49

・Vol.8
2016年10月21日(金)19:30開演
指揮:角田鋼亮
独奏:小林愛美(ピアノ)
曲目:
ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調 「運命」作品67

<料金>(均一指定・税込)
各回 3,500円

Vol.7発売日:2016年1月26日(火)
Vol.8発売日:2016年3月22日(火)

●大ブルックナー展Vol.4、Vol.5
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
・Vol.4
2016年6月25日(土)15:00開演
指揮:井上道義
独奏:神尾真由子(ヴァイオリン)
曲目:
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」 作品26
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルックナー/交響曲第1番 ハ短調

・Vol.5
2017年1月21日(土)15:00開演
指揮:井上道義
曲目:
ブルックナー/交響曲第5番 変ロ長調

<料金>(全席指定・税込)
A席:5,000円 B席:4,000円 C席:3,000円 D席:2,000円

Vol.4発売日:2015年12月20日(日)※大阪フィル・チケットセンターは12月22日(火)からの発売となります。
Vol.5発売日:未定

●親子のためのオーケストラ体験教室
2016年7月30日(土) 31日(日)各日11:00&14:00開演
大阪フィルハーモニー会館
指揮とお話:船橋洋介
曲目:
ハチャトゥリアン/バレエ組曲「ガイーヌ」より“剣の舞”
オーケストラのそれぞれの楽器の音を聴いてみよう(楽器紹介)
オーケストラの楽器を触ってみよう
オーケストラを指揮してみよう(ラデツキー行進曲&「運命」第1楽章)
オーケストラに参加してみよう (ビゼー/歌劇「カルメン」より “闘牛士” )
オーケストラと一緒に歌おう(久石譲/さんぽ)
ワーグナー/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲

<料金>(全席自由・税込)
1,000円

発売日:2016年5月31日(火)

●3大交響曲の夕べ
2016年8月7日(日)17:00開演
フェスティバルホール
指揮:小林研一郎
曲目:
シューベルト/交響曲第7番 ロ短調「未完成」D.759
ベートーヴェン/交響曲第5番 ハ短調「運命」作品67
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調「新世界より」作品95

<料金>(全席指定・税込)
A席6,000円 B席3,000円 BOX席8,000円

発売日:2016年4月19日(火)

●京都特別演奏会
2016年10月16日(日)15:00開演
京都コンサートホール 大ホール
指揮:井上道義
独奏:小曽根真(ピアノ)
曲目:
ガーシュウィン/キューバ序曲
ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36

<料金>(全席指定・税込)
一般券
S席:5,000円 A席:4,000円 B席:3,000円
学生券(25歳以下)
S席:2,500円 A席:2,000円 B席:1,500円

発売日:2016年5月31日(火)

●第9シンフォニーの夕べ
2016年12月29日(木) 30日(金)19:00開演
フェスティバルホール
指揮:アンドリス・ポーガ
独唱:中村恵理(ソプラノ)、福原寿美枝(アルト)、福井敬(テノール)、森雅史(バリトン)
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲目:ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調「合唱付」作品125

<料金>(全席指定・税込)
A席:6,000円 B席:4,500円 C席:3,000円 BOX席:7,000円

発売日:2016年9月6日(火)

●第86回新春名曲コンサート
2017年1月9日(月・祝)15:00開演
フェスティバルホール
指揮:円光寺雅彦
詳細未定

<料金>(全席指定・税込)
A席:6,000円 B席:3,000円 BOX席:7,000円

発売日:2016年9月6日(火)


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井上道義の「レニングラード」、好評を賜りました!

第493回定期演奏会は大勢のお客さまにお越し頂き、盛況の内に終了。

井上道義渾身の「レニングラード」が、フェスティバルホールの大空間に鳴り響きました。
ご来場いただいたお客さまには、この場を借りて感謝申し上げます。

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(C)飯島隆

ショスタコーヴィチの権威、井上道義の指揮する交響曲第7番「レニングラード」は、単なる爆音シンフォニーに陥ることなく、聴かせどころを心得たスッキリとした音楽に仕上がっていました。

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(C)飯島隆

もちろん金管の別動隊が十分機能したフォルテシシモは迫力十分!
しかしそれよりも100人を超えるオーケストラが凄まじい集中力で作り出すピアノやピアニシシモは、ライブでしか味わう事の出来ないオーケストラの醍醐味です。
お客さまには、これぞオーケストラ!という究極のアコースティックサウンドをお楽しみ頂けたと思います。

初日の演奏は、NHK-FMが録音。
そして、CDでも発売する予定で録音を行いましたので・・・
「残念ながら会場には行けなかった!」
と言われる皆さまにも、お楽しみ頂けるはずです。

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(C)飯島隆

井上道義と大阪フィルは、今月5日に兵庫県立芸文センターで、6日には三原市芸術文化センターポポロホールで、大阪フィル伝統のブルックナーから交響曲第4番「ロマンチック」をお聴きいただきます。
大阪フィルの「ロマンチック」は2014年7月のユベール・スダーン指揮「第480回定期」以来。
この時の演奏は評判となり、ユベール・スダーンは「マイベストブルックナー!」とお褒めの言葉を頂きました。
今回「大ブルックナー展」の3回目に当たり、満を持して「ロマンチック」を取り上げた井上道義がどんな演奏を聴かせてくれるのか興味は尽きません。

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(C)飯島隆

同時に演奏するアールトネンの「ヒロシマ」は、大阪フィルの前身の関西交響楽団が朝比奈隆とともに日本初演した大フィルにとって忘れられない作品。
終戦70年の年に兵庫と広島で「ヒロシマ」が再演される事は、とても意義深い事です。
スケールの大きな「ロマンチック」と共に、ぜひお聴きください。

(広報:H.I)

【ブルックナー③】チラシ


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