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4大オーケストラの響演

 先週末「大阪4大オーケストラの響演」に出演いたしました。今年で4回目となるこちらのイベント、オーケストラによる演奏だけでなく金管楽器によるオープニングファンファーレや、アンサンブル演奏(今年は木管八重奏)、マエストロ4人のプレトークから終演後の抽選会まで盛りだくさんの内容。約3時間の長いコンサートですが、来場された方にはたっぷり楽しんでいただけたことと思います。 ※写真は金管アンサンブルのリハーサル風景。


 
 そしてこの日の午前中には事前に申し込んでだ方対象に、大阪フィルのゲネプロ見学と尾高忠明のお話を楽しんでいただきました。
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 『「南国にて」は英国で何度も演奏してきたが、実は英国は音響の良いホールが少ない。今回フェスティバルホールで演奏してみて、とても良い響きがして嬉しかった』 とマエストロの率直な感想。実は尾高×大阪フィルはエルガーの三つの交響曲をすべて演奏しており、そのときのエピソードを交えながら、エルガーの魅力を話すマエストロ。このあと受講生の皆さんは本番もお聴きになりましたが、さらに興味深く聴いていただけたのではないでしょうか。

 次回尾高忠明音楽監督の出演は、「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会 第1回」。大切なシリーズ初回です。ベートーヴェンの九つのシンフォニーオーケストラの原点というべき存在ですが、今回取り上げる1番・2番は、そのベートーヴェンの「原点」というべき作品。この曲を知らずしてオーケストラは語れません。これからクラシック音楽を聴いてみよう、という方にもおススメのシリーズですので、ぜひご家族、お友達を誘ってご来場下さい。 

「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」の詳細はこちら⇒ http://www.osaka-phil.com/beethoven/
 ※お得な5回セット券もあります!
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ベートーヴェン交響曲全曲演奏会(1)

  先週末開催いたしました「第517回定期演奏会」、大勢ご来場いただきありがとうございました
  かねてよりお知らせしていましたとおり、この定期演奏会が尾高忠明音楽監督就任披露演奏会。40年以上の長いおつきあいなので、少し不思議な感じもしますが、今まで客演で来ていただいていた時とは異なる尾高カラーがより鮮明に出てくることと思います。朝比奈隆が築いた土台に、大植氏、井上氏のカラーが加わり、そしてこれからまたどのように変わっていくか、楽しみにしていただければと思います。

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 そして、尾高新音楽監督との最初の大仕事といえば、来月から始まる「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」。ベートーヴェンの交響曲、というのは、ご存じのとおりオーケストラの礎であるというべき、最も大切なレパートリーです。これまでに札幌響と二度取り組んでいる尾高は「チクルスをひとつやり遂げるとオーケストラとの間に共通の語法が生まれ、距離が縮まっていく。そのプロセスも楽しんでいただければ」と語ります。

 また、今回は作品を作曲順に演奏していくので、年を追うごとの変化、深化も感じていただけることと思います。記念すべき初回は第1番と第2番。全9曲の中では、演奏機会の少ない作品ですが、さすがベートーヴェン!ハイドン風の装いをしつつも、隠しきれないエネルギー、個性が溢れています。 マエストロも 「軽い作品、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません!特に2番は明らかにエロイカ(3番)に向かって行っています」と話します。

 音楽史上の“事件” とも言われる第3番ですが、突然アイディアが湧いたのではなく、ちゃんと伏線があった―ということも、シリーズを通して聴いていただくことで実感していただけ、より興味深くお聴きいただけることでしょう。

 大阪フィル11年ぶりのベートーヴェンチクルス、5月17日スタートです!
 
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(C)飯島隆

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