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「大阪クラシック」は無事に終了!最終日のレポートです。

大阪の街に音楽があふれた「大阪クラシック」から10日ほど経過しました。
大阪フィルではその間に、「大阪クラシック」プロデューサーの大植英次の指揮で「第491回定期演奏会」が行われたため、「大阪クラッシック」最終日のレポートのアップが遅くなってしまいました。

あの時の感動をもう一度・・・
「大阪クラシック」最終日の様子をご覧ください。

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雨と台風に祟られた「大阪クラシック」でしたが、後半の二日は快晴。
上の写真は、最終日の雲ひとつない大阪市役所です。
今年の「大阪クラシック」では市役所を舞台に、いくつか新しい試みを行いました。

一つは、初日の大阪府下の中高生による無料の吹奏楽演奏。

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(C)飯島隆

雨の中でしたが、4つの学校が熱い演奏で「大阪クラシック」を盛り上げてくれました。
写真は第1ステージの初芝立命館中学、高校の演奏。

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もう一つは、最終日に大阪市役所市民ロビーで開催した 楽器体験 イベントです。
ヴァイオリン、チェロ、フルート、トランペットを体験出来るとあって、多くのお子さま連れを中心に、お越し頂きました。

では、最終日の12公演の様子をご覧ください!

第70公演(11:15 フェスティバルホール エントランスホワイエ)
フルート:井上登紀、上野博昭、トランペット:秋月孝之、ヴァイオリン:鈴木玲子、宮田英恵、ヴィオラ:米田舞、チェロ:松隈千代恵、コントラバス:松村洋介


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(C)飯島隆

最終日は11時15分から、本拠地フェスティバルホールのエントランスホワイエからスタート。
そう、ここはホールではなくチケットのモギリが行われるホール入口です。
そこにご覧のようにもの凄い数の人が訪れました。
今日1日のお客さまの来場数を占うオープニング公演となりました。

第71公演(11:30 中之島ダイビル)
ヴァイオリン:田中美奈、三瀬麻起子、チェロ:近藤浩志、コントラバス:新眞二


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(C)飯島隆

お馴染みのロッシーニの弦楽ソナタが今年も「大阪クラシック」に鳴り響きました。
‘コミックバンド’の異名を持つこのユニット。
笑わせながらもしっかりとお客様に感動を与える大フィルの腕利き4名です。

第72公演(12:30 大阪市中央公会堂中集会室) 有料公演
クラリネット:船隈慶、ヴァイオリン:黒瀬奈々子、ピアノ:戸田恵


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(C)飯島隆

大阪市中央公会堂でのこの日最初の有料公演
「オーケストラと吹奏楽団で共にメロディを奏でる事の多いヴァイオリンとクラリネットが一緒にアンサンブルをすれば面白いかなと思い…」 とクラリネット船隈慶。
それを聴こうと多くのお客さまにお集まりいただきました。

第73公演 子ども連れ優先入場公演 (13:30 日本生命本店本館1階セミナールーム)
オーボエ:大森悠、クラリネット:船隈慶、ハープ:佐々木千恵


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(C)飯島隆

「大阪クラシック」期間中、必ず実施している 子ども連れ優先入場公演。
今年は日本生命本店本館1階セミナールームで実施です。
開演前に大植プロデューサーが大きなミッキーマウスを持って登場。
会場に一番最初にお越しになられたお子さんにプレゼントしました。

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(C)飯島隆

オーボエ、クラリネット、ハープの三重奏で、ジブリやディズニーの曲を演奏。
クラリネットを吹いているのは、ナント30分前まで中央公会堂で演奏していた船隈慶。
いやー、お疲れさまです。
子どもたちは喜んで聴いてくれましたよ。

第74公演(14:00 ダイビル本館)
【関西フィルハーモニー管弦楽団】ヴァイオリン:友永健二、ヴィオラ:飛田千寿子、チェロ:大町剛


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(C)飯島隆

ダイビル本館に関西フィルの弦楽トリオが登場。
このトリオは「大阪クラシック」に3度出演されています。
ファンもしっかり付いているのでしょうね、満員の会場に大きな声援が飛んでいました。

第75公演(14:30 本町ガーデンシティ)
チェロ:庄司拓、コントラバス:松村洋介


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「大阪クラシック」では色々なユニットに出演してきた大忙しの二人によるデュオ。
二人の顔を見ない日は無いような…。
これにて個人としての活動は終了。
残すは最終公演のオーケストラですね。

第76公演(15:00 中之島ダイビル)
ヴァイオリン:田野倉雅秋、高木美恵子、ヴィオラ:佐藤まり子、チェロ:石田聖子


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首席コンマス田野倉雅秋率いる弦楽カルテット。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第1番を演奏。

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(C)飯島隆

会場の中之島ダイビルは本日2度目ですが、ご覧の混雑ぶり。
さあ、4人もこの後はオーケストラ公演。
最終公演のオーケストラ、コンマスはもちろん田野倉雅秋が務めます。
よろしく頼みまーす!

第77公演(15:30 大阪市中央公会堂中集会室) 有料公演
ヴァイオリン:田中美奈、黒瀬奈々子、高山佳南子、ヴィオラ:米田舞、ヴィオローネ:池内修二、リュート:佐野健二、チェンバロ:吉竹百合子


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「大阪クラシック」では珍しい本格的な古楽器演奏が、この日2度目の有料公演。

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(C)飯島隆

リュート、チェンバロ、ヴィオローネのほか、ヴァイオリンやヴィオラはモダン楽器ながら、弦や弓などもこだわりの古楽演奏。
なかなか聴くチャンスはないからか、チケットは早々にソールドアウトでした。

第78公演(16:00 フェスティバルホール エントランスホワイエ)
ヴァイオリン:鈴木玲子、浅井ゆきこ、ヴィオラ:竹内晴夫、松本浩子、チェロ:松隈千代恵、林口眞也


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(C)飯島隆

「大阪クラシック」ではこれまでも多くのお客さまがお集まりになり驚くような光景を目にする事もありましたが、こんな光景は見た事がありません。
なんと1200人もの方がお越しになられたそうです。
会場は本日最初の公演の会場となったフェスティバルホールのエントランスホワイエ。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの六重奏ですが、ホワイエの端クロークの前から、エスカレーターの前まで人でビッシリ。

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いちばん後ろのエスカレーターの前あたりから見ると、遥か彼方に演奏しているのが見えます。
しかし音は良く聴こえます! これだけお客さまが入っていても皆さま静かです。
これ、すべて人です。 
奏者の両サイドは皆さまお座りいただいておりまして、正面のお客さまには立ってお聴きいただきました。
フェスティバルホールの支配人も、「こんな光景見た事ない!」と驚かれていました。
予定時間を過ぎて終了。
最終オーケストラ公演のゲネプロが迫っています。
6人はその足で5階のホールステージへ。

最終公演は2時間半ほどに迫って来ました。
「大阪クラシック」は残すところ3公演となりました。

第79公演(17:00 日本生命本店本館1階セミナールーム)
【大阪交響楽団】ヴァイオリン:村上慈、ヴィオラ:南條聖子


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(C)飯島隆

大阪交響楽団のメンバーによるヴァイオリンとヴィオラの二重奏。
会場はお客様でいっぱいです。
1週間にわたる「大阪クラシック」の締め括りをどの公演で迎えるか。
既に最終公演はソールドアウトしています。
無料公演はこの公演と、次の公演ですが、移動時間を考えるとどちらかになります。
大阪交響楽団の二重奏か、はたまた・・・

第80公演(18:00 中之島ダイビル)
【関西フィルハーモニー交響楽団】ホルン:小川敦、中川直子、永武靖子、松田信洋


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(C)飯島隆

関西フィルのホルン四重奏です。
夕暮れ迫る屋外をバックに、素敵な写真ですね。
この公演が今年の「大阪クラシック」80公演目。
無料公演の最後を、関西フィル自慢の華やかなホルンの調べで飾っていただきました。

最終公演のチケットをお持ちでは無い皆さまは、こちらが最終公演となりました。
皆さま、1週間ありがとうございました。

チケットをお持ちの皆さまは、少しお急ぎくださいね!

第81公演(19:15 フェスティバルホール)
指揮:大植英次 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団


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(C)飯島隆

なんとかゴールの第81公演まで辿りつきました。
最終公演は、見どころ聴きどころ満載です。
19時から始まった大植英次プロデューサーによるプレトークは・・・
予定時間を超えましたが、笑顔あふれるモノとなりました。

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(C)飯島隆

温かい雰囲気で、今年生誕150周年を迎えるシベリウスの交響詩「フィンランディア」のスタートです。

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(C)飯島隆

最終公演のメインプログラムはブラームスの交響曲第1番。
大植プロデューサーによると、
「大阪クラシック」が今回で10回目を数えるので、ベートーヴェンの第10交響曲と呼ばれるこの曲を取り上げました。」との事です。

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(C)飯島隆

大植英次渾身の指揮にオーケストラもしっかり応えました。
メンバーは各自バラバラになって色々なユニットで室内楽を演奏してきた事で、最後に集まって大編成のオーケストラで演奏する喜びを再確認したのではないでしょうか。
聴いていて、そんな事を考えました。

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本編は終了。 しかしまだこれで終わる訳にはまいりません。
お馴染みの日本の童謡メドレーが始まりました。
大植プロデューサーは指揮棒をコンマス田野倉雅秋に託し、自分は会場へ。
お客さまと次々タッチを交わしていきます。
そして、姿が見えなくなったと思ったら、客席2階、3階にも駆け上がって行きました。

何とか指揮台に戻って来たのを見計らって、最後の曲、「ふるさと」は終了。
アンコール最後は恒例の「八木節」です。

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(C)飯島隆

舞台袖まで走って行った大植プロデューサーは、お馴染み法被姿で登場。
今年はフェスティバル仕様の 赤!

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客席はオールスタンディング! このノリの良さは大阪ならではですね。
天上から拍手が降る!と言われる三層構造のフェスティバルホール。
このシーンがこれだけ絵になるのは、大植英次プロデューサーだけだと思います。

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延々と続いたカーテンコールも終了しました。
ステージ袖で、大植プロデューサーとコンマス田野倉雅秋に写真をお願いしたところ、
それじゃという事で、指揮棒とヴァイオリンを交換して写ってくれました。
お二人さま、どうもお疲れさまでした。

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「大阪クラシック」最後の写真がコチラ、スタッフの反省会です。
大阪の街に音楽があふれたように、大阪の街にこの黄色いTシャツ姿のスタッフがあふれました。
彼らの多くは、ボランティアのスタッフです。
ボランティアの皆さまの頑張りで、今年も「大阪クラシック」を事故なく無事に終える事が出来ました。

雨や台風に祟られた「大阪クラシック」でしたが、お客さまの入場者数は81公演で45,400人。
この天候で昨年と3,000人ほどしか変わらないというのは大健闘だと思います。

ボランティアスタッフの皆さま、お疲れさまでした。
大阪市をはじめとする主催者の皆さま、出演団体の皆さま、お疲れさまでした。
また会場を提供頂いた関係者の皆さま、広告スポンサーの皆さま、ありがとうございました。

そして最後になりましたが、私たちスタッフに熱い声援をいただき、私たちと一緒に「大阪クラシック」を走り続けてくださったファンの皆さま、この場を借りて感謝申し上げます。

また必ず来年お会いしましょう!

(広報:H.I)


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