マエストロ・ビニャミーニ インタビュー:第519回定期演奏会
(C)Virinio Levrio
大阪フィルの第519回定期演奏会は、6月15・16日。指揮者はヤデル・ビニャミーニさん。今月仙台フィルさん、読響さんと共演、ダイナミックさと繊細さを兼ね備えた表現が絶賛されました。秋にはローマ歌劇場とともに来日するなど、注目の人です。
大阪フィルとは今回初共演ということで、マエストロに今回演奏するプログラムのことなど、お伺いしました!
Q.ペルトの作品をはじめて聴くお客さまも多くいらっしゃると思います。今回演奏する「フェスティナ・レンテ」について教えていただけますか?
A.ペルトの「フェスティナ・レンテ」は5分ほどの短い作品です。
でも短い曲だからといって誤解しないでいただきたいのは、この作品は5分の間に特別な空気を創り出し、新たな扉を開いてあなたを新しい世界に連れて行ってくれる曲なのです。
「フェスティナ・レンテ」で演奏会を開始するのは特別なものがあります。聴衆のみなさんが演奏会に向けて心をチューニングすることを助けるとともに、モーツァルトのピアノ協奏曲の前に給仕される素敵な aperitivo(前菜)となることでしょう。楽しんでください!
Q. イタリア出身のマエストロですが、仙台でストラヴィンスキー、読響でグラズノフ&チャイコ、そして大阪フィルとはリムスキー=コルサコフとロシア系の作曲家が続きます。これは偶然なのでしょうか、それともロシアの作品に特にシンパシーを感じていらっしゃったりするのでしょうか?
A. もちろん、偶然ではありません!私はロシア音楽を心から愛していますし、ロシアの作曲家たちによって書かれた音楽は私の魂にとても近いと感じています。なぜ、ということを言葉で説明するのはとても難しいのですが…その色彩、パワー、ダイナミクス、情感、夢見るようなパートとリズミカルなパートの組み合わせ…魅力のすべてを語り尽くすことは不可能です!
ぜひ6月フェスティバルホールで体験してみて下さい。大阪でお会いしましょう。
☆ 第519回定期演奏会・公演詳細はこちら⇒ http://www.osaka-phil.com/schedule/detail.php?d=20180615
☆ マエストロ・ビニャミーニついてさらに知りたい方はWebぶらあぼ掲載のインタビューをどうぞ⇒
http://ebravo.jp/nbs/2018/Roma/archives/430
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