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第446回定期演奏会初日

この度の「第446回定期演奏会」で、出演者、曲目が変更になり、アン・アキコ・マイヤースの「プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲第1番」をお届けすることが出来なくなりました。
ご来場のお客様には大変申し訳ございませんでした。

彼女は今回の公演に家族4人で来日していましたが、福島原発の放射能汚染が娘さん(0歳児)に影響を与えるのを恐れ、一刻も早く日本を脱出したかったというのが理由です。
海外のメディアが「日本脱出を!」と騒ぎ立て、家族が心配していることも大きかったようです。前日リハーサルまでは元気一杯で、「終演後にサイン会を実施し、寄付を募りたい。CDの売上げ金全額を寄付したい」と言っていただけに私たちも驚きましたが、プロの演奏家である前に、人間として、母親としての彼女の精神状態を考えると無理強いすることは出来ませんでした。

正式に降板が決まったのが当日15時、そこからソリストと曲目の変更を検討した結果、コンマス長原幸太の起用が決まりました。

状況を判った上で二つ返事で「メンデルスゾーン」でのソリストを快諾し、ゲネプロ一発、見事に暗譜で本番を弾ききった長原幸太は本当に格好良かったです(身内で自画自賛、お許しください)。緊張感の中、メインの「フランクニ短調」も「ドヴォルザーク/謝肉祭」もコンマスを務めました。
オーケストラもゲネプロだけで本番を迎えたにも関わらず、すごい集中力で応えてくれました。

そもそも震災の最中、演奏会を開く事の意味を楽団員全員が再確認して臨んだ今回の定期演奏会。“音楽のチカラ”を少しでも多くの人に届けようと心をこめて一生懸命演奏しましたが、果たして思いは伝わりましたでしょうか?

終演後、マエストロ・円光寺さんはサイン会を開き、義援金の協力を呼びかけられました。   サインをする円光寺さん


多くの楽員も自主的に募金箱を手に、義援金を集めてくれました。
   義援金を募る楽員

定期演奏会は本日も行われます。
昨日はバタバタの中、「メンデルスゾーン」ではコンマスの席は不在でしたが、本日は客演コンサートマスターの崔文洙が東京から駆けつけ、前半プログラムのコンマスを務めます。

「謝肉祭」の前に哀悼の意を込めて「バッハのアリア」を演奏し、義援金募金箱の設置もしております。

何か行動をしたい!という皆様。どうぞ会場まで足をお運びください。
(当日券は会場のザ・シンフォニーホールにて17:30?販売いたします。)
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