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4月定期終わりました!

おかげさまで『第447回定期演奏会』は大盛況のうちに終了いたしました。
ご来場頂きましたお客さまにはこの場を借りてお礼申し上げます。
 

昨日のブログでも書きましたが、今定期演奏会では本編前に曲を演奏しました。
大植監督が登場し語り始めます。  「演奏家が命を賭けて人を癒し、励ました例としてはタイタニック号沈没の際の楽団の例があります。彼らは船内がパニックになるのを避けるために自分たちは逃げずに最期まで演奏し続けた。ちょうど99年前の今日、起こった出来事です。本日は彼らに敬意を表し、そのときに演奏された讃美歌を長原くんを中心に演奏します」
監督は去り、コンマス長原がソロで弾き始めた音楽は、やがて弦楽合奏としてホールに鳴り響きました。  
讃美歌320番「主よ御許に近づかん」。 映画「タイタニック」でも漫画「フランダースの犬」のラストでも有名です。 このところ聴きなれた感のあるバッハ/アリアやバーバー/アダージョではない癒しの曲をサプライズで演奏し、お客さまに喜んでもらいたい。 もちろん震災に向けた取り組みなのは当然です。 これが大植監督なんです。

大植監督が師バーンスタイン/交響曲第2番「不安の時代」のソリストに指名したのが、人気と実力を兼ね備えたジャズピアニスト小曽根真さん。 08年『第415回定期』でラプソディ・イン・ブルーを共演して、大喝采を受けたことでも記憶に新しいですよね。 その後、広島やドイツのハノーファでも二人の共演は続き、今回再度の定期登場となりました。 ジャズ的要素を多分に秘めた「不安の時代」は小曽根さんにはぴったり。 2部の‘マスク’のはじけようには、思わず ブラヴォー! でした。 ベース、チェレスタもステージセンターに移動しての見せ場たっぷりの演出、楽しんでいただけたのでは?

 舞台中央で演奏するベーストップ奏者 新真二と小曽根真 ゲネプロから ↓
 ベーストップ新真二と小曽根真さん

メインの「シベリウス2番」、一言で語る事の出来ない演奏だったと思います。 ヤマ場が次々と訪れるジェットコースターのようなスリリングな演奏とでも申しましょうか。 演奏終了と同時に起こる、拍手喝采そしてブラヴォー! 監督の誇らしげな姿が印象的でした。  皆さまはどのようにお聴きになられましたか?
 
 初日サイン会の様子 ↓
 大植監督と小曽根真さん
  
初日は監督と小曽根真さん二人で並んで行われた終演後のサイン会も、二日目はいつものよう監督ひとりになりました。 実は小曽根さん、翌日、翌々日と梅田のシアター・ドラマシティで上演のお芝居「日本人のへそ」にピアニスト役で出演されます。 ステージではなんと全編オリジナル曲をピアノで演奏!だそうです。 この日は出演者の方もお聴きになられ、終演後、楽屋を訪問されていました。 その後打ち合わせがあるので先に出られました。  それにしても、バーンスタイン、オリジナル、そしてモーツァルト・・・。 休みなしでこれを弾き続ける小曽根真という人、すごすぎますよね。 

 小曽根さんを囲んで「日本人のへそ」出演者の方々 ↓
 石丸幹二さん、植本潤さんほか、出演者の皆さま
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