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『京都特別演奏会』終わりました!

おかげさまで『京都特別演奏会』は大盛況のうちに終了致しました。
足元の悪い中、ご来場いただきましたお客様には心より御礼申し上げます。


会場となった京都コンサートホールは、京都北山の緑に囲まれた京都を代表するクラシック専用ホールです。
京都市交響楽団のホームグラウンドとしても使われており、キャパ1839席とザ・シンフォニーホールよりも少し大きめのホールです。 会場入り口よりホールまでは広めのスロープになっており、サイドには歴代の京響の常任指揮者の写真やこのホールで演奏した著名音楽家の写真が飾ってあります。 まるでギャラリーのよう。

 スロープのサイドには等間隔に写真が飾られている ↓ 
 まるでギャラリーのよう

そんな中に、ありました 朝比奈隆・創立名誉指揮者 の写真です。

 朝比奈先生

 京都演奏会の前半のプログラムはモーツァルトの“ジュノム”。 ソリストは定期演奏会と同じくジャズピアニストの小曽根真さんです。 監督との関係はばっちり

 ピアノ小曽根真 コンマス長原幸太、チェロトップ奏者近藤浩志 ゲネプロより ↓
 ジュノム演奏中

 先日のブログにも書きましたが 「モーツァルトのように完璧に作ってある作曲家の作品はその通り弾くしかない。カデンツァも自由に弾いていいとは言え、そこには暗黙のルールのようなものがある」と語っていた小曽根さんでしたが、監督から練習中に色々とリクエストがあったからでしょうか。 演奏されたそれは世界中の誰も弾くことの出来ない驚異的な“小曽根真のジュノム”でした。

 「もっとジャズっぽく!」とでも言ってるのでしょうか? ゲネプロより ↓
 打ち合わせ中

サプライズ と ハプニング は、カタカナ5文字で響きは似ても非なるものです
監督得意のサプライズもこの日ばかりはちょっと上手に笑えないものになりそうでした。
「小学校校歌」、「いちご」、「アンコール」の三題噺は、小曽根さんの“子犬のワルツ”のおかげで拍手喝采へとかわったのでした。  落語「芝浜」よろしく、この拍手喝采が夢になると嫌なので私はダッシュでホールを飛び出しました。
何のことかよくわからないと思われるかもしれませんが、何はともあれ、前半は小曽根さんのアンコール、ショパン“子犬のワルツ”で感動的に終了した事を報告しておきます。
それにしても小曽根さん、ジャズマンだけにアドリブお上手ですね。 感謝します。

 この日はYAMAHAではなくスタンウェイをプレイ ↓
 なんというテクニック!

後半はマーラーの“巨人”でした。 95年、監督と大阪フィルの最初の出会いとなった思い出の曲です。
チャリティで演奏した曲を、偶然にも大震災のこの状況下で演奏するとはなんと不思議なことでしょう。
定期のシベリウス2番もそうでしたが、やはり大きく揺れ動く演奏。現在を象徴するかのような演奏でした。
監督の大胆なテンポ指示に必死に付いていった楽員にブラボーです!

 巨人を振る監督 コンマス 長原幸太、セカンドトップ奏者 佐久間聡一 ゲネプロより ↓
 巨人 演奏中

 マーラーと云えばバーンスタイン。 アンコールは「現在こそ聴きたい曲ですね」という事で、バーンスタインのミュージカル「キャンディード」より“ Make our garden grow” 畑を耕そう! でした。
この曲、 組曲版「キャンディード」 は、バーンスタインが当時ミネソタ管の大植監督に贈った特別な曲です。
非常に感動的なエンディング! ご来場頂いた多くのお客さまには楽しんで頂けたのではなかったでしょうか。


そしていつものサイン会は、京都コンサートホールに会場を替えても行われます。
多くのお客さま、長時間並んでいただき有難うございました。
 
 サイン会で一人ひとりと話し込む監督 ↓  
 一人ずつと話し込む監督

次回、京都で演奏するのはおそらく来年でしょう。 でも必ず私たちは戻ってきます。
京都の皆さま、またお会いしましょう でも、出来ればシンフォニーホールまできてくださいね

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