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大阪市役所ジャック、水の都が音楽の都へ!

『がんばろう日本 がんばろう東北 被災地支援コンサート』は28日、大阪市役所で開催されました。
午前11時15分、平松市長と大植監督が並んでご挨拶そして開催宣言。 全11公演、準備を考えると、丸1日がかりの大規模なコンサートの始まりです。 コンサートの会場は普段なかなか見る機会のない議場や市長公室、委員会室など。 そして、忘れてはいけません。 この日は平日で市役所は通常業務中なのです。 大丈夫なんですか、市長?そんな無茶なこと・・・

平松市長と監督で開催宣言

そうこうしている内にお馴染みのジャズピアニストの小曽根真さんが入ってこられました。第1公演の始まりです。 この日の小曽根さんが弾いた曲の中でもっとも会場を感動させたのは“こまつ座”の芝居、 組曲「虐殺」 の中のご自身作曲の“信じて走れ”という曲。 後に続くものを信じて走れ! プロレタリア文学作家 小林多喜二の最期の2年9ヶ月を描いたこの芝居。 現在の小曽根さんの活動の原点ともいえる井上ひさしさんの詩につけた曲ですが、これは完全にジャンルを超えた音楽で、あらためて音楽のチカラにやられました。 監督も何故だか議長席で感極まっております。

監督、何故に議長席?

そして、監督と小曽根さんの連弾です。 監督の弾くメロディにいとも容易く格好いいコードを付けて伴奏していくあたり、小曽根さんの懐の深さ、引き出しの多さを見せ付けられました。 もちろん監督のソロもございました。
あっという間に第1公演は終了いたしました。

やはり黄金コンビ!

時間は12時。第2公演はヴァイオリン二重奏です。場所は市長公室。市長が外国の要人と会われる部屋です。
マイケル・ジャクソンもこの部屋で当時の市長と会ったそうです。 ここはまず普段入れないゴージャスな部屋。この部屋でヴァイオリンを弾く二人とは、大阪フィル1stVnの長尾正と山本彰のいぶし銀コンビ。ピアノは財津早苗さんです。 大人の世界でゆったり音楽を聴かせているところに監督乱入(登場)です。 この写真、なんか空気が凍っているような・・・。

いぶし銀デュオ

この日、監督が自分で演奏する公演は2つ。12時半からの第3公演、チェロとピアノのデュオに早くも本日2回目出場です。
場所は正面玄関ホール。まさに市役所の顔ですね。チェロは大阪フィルチェロトップ奏者 近藤浩志。  
カザルスの“鳥の歌”、胸に沁みました。

チェロとピアノ

正面玄関ホール、お客さまでいっぱいです。 幾重にも取り囲んで、こんな感じです。

盛り上がる市役所玄関ホール

13時半からの第4公演はヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスの三重奏です。場所はこれまた通常なら入る機会のない第6委員会室。 大阪フィル2ndVn橋本安弘、Vaトップ小野眞優美、Cb松村洋介の出演。 大人の音楽ですね。うっとり聴いていると、ここにも監督の乱入(笑)です。
もちろん監督本人は乱入などとんでもなく、一言お客様にご挨拶したいという純粋な思いですが、監督が入ると空気が変わってしまうのが困りものですね。 その後もこのトリオは淡々と弾き続けました。お見事! 

弦楽三重奏

第4公演の外で監督は待ち構えていたテレビの取材。 いつでも大植節は全開です。

テレビ取材に大植節

この日、監督は各公演に登場時、赤いペットボトルを差し入れに持っていました。正確にはこの第5公演からです。直前に何か閃いたのでしょうか。突然その赤いペットボトルを買いに行くように指示を出し、この第5公演以降すべての公演に人数分を差し入れました。 その赤いペットボトルの正体とは・・・?  監督に代わり平松市長が語ります。
大阪の水 ほんまや ですわ!

長くなるのでやめておきますが、大阪市水道局が作っている‘水’で1本100円です。 飲むと淀川の味はせず、美味しいですよ。絶賛発売中です。 この後の公演、行く先々で‘ほんまや’の話題は続きます。

淀川の水が美味しいわけ・・・ほんまや、美味しいやん!

14時から始まる第5公演はトランペットとチューバの二重奏。Tp篠崎孝とチューバ川浪浩一の若手ペアです。第2公演のいぶし銀チームとは対照的で、ステージワークが早く、身体を張った感じが笑いと好感を呼びました。

大阪フィルでは若手デュオ

ホースにマウスピースをつけただけのもので、トランペットやチューバのように曲を吹いて見せるシーンではお客様は大喜び。

遊んでいるのではありません

地ベタに体育座りをして聞いていた平松市長と監督もとっても楽しそうでした。

地べたに座って2ショット

14時半からは大阪市会議場で第6公演、クラリネット三重奏です。 出演はClブルックス・トーン、Vc庄司拓、Pf鷲見真里さん。このコンサートは議場であることから、事前申し込み制となっていました。人数も座る場所も決まっていて、他の会場のような溢れるほどの人が取りまいたり予想外のノリで盛り上がったりといったことはあまり無く、普通のクラシックコンサートのような上品な感じだったのですが、監督が登場したときはやはり沸きましたね。アンコールに入るところだった事もあり、進行役の庄司の困惑した表情が印象的でした。監督も比較的早く退出いたしました。


ニュー・シネマ・パラダイス、泣かせました

退出した監督は議場の外でみんなを待ち伏せです。前日の夜に自分で作った巨大な募金箱に仕上げのサインをしております。実は私たち事務局で用意した募金箱が気に入らなかったのか、自分で作ってきたようです。
終演後、全員と握手をして義援金金の協力をお願いするところはどこの会場でも見られたシーンです。

巨大募金箱は監督のお手製

気がつけば折り返しを過ぎた第7公演の開始、15時です。 会場は先ほどの いぶし銀ヴァイオリンデュオの会場、市長公室。べっぴん弦楽四重奏団の登場です  出演は2ndVn中西朋子、浅井ゆきこ、Va吉田陽子、Vc松隈千代恵(このユニットでは1st中西朋子、2nd浅井ゆきこ)。 すごく良く出来た構成で選曲も魅力的、アットホームな感じだったのですが、終盤のディズニー“星に願いを”を弾く前に、監督が造幣局の桜を持って登場です。 その瞬間のみんなの表情に注目です。

笑顔が消えています

終演後、「お疲れ様、写真1枚よろしく!」という注文に対しては、ご覧の満面の笑みで応えてくれました。
そうそう、べっぴんカルテットはこうでなくっちゃね。

笑顔が最高!

一方、監督は今回も会場の外で待ち伏せです。 みんな早く出てこないかな~といったところでしょうか。

まちぶせ

16時です。場所は屋上会議室。‘みおつくしの鐘’が窓から見える会議室?なんですね。なんとも贅沢です。
今回も弦楽四重奏ですが、楽器構成が変わっています。 1stVn三瀬麻起子、2ndVnトップ田中美奈、Vcトップ近藤浩志、Cbトップ新真二の4名からなるカルテット。(写真では1st田中美奈、2nd三瀬麻起子)。名手揃いです。演奏はさすがの上手さなのですが、男性二人の客いじりトークが絶妙。演奏しているほうも、聴衆も笑いの絶えないコンサートです。 このあたり、大阪フィルのメンバーは大阪クラシックでトークやステージ構成作りが鍛えられているんですね。 どの公演を見ても身内ながら感心しきりです。 監督は桜と‘ほんまや’を持って登場。平松市長はこの公演にも姿を見せて頂きました。

終始笑いの絶えない演奏でした

会場の外では市長と監督がお待ちかね。「あんなんされたら素通り出来ひんやん。もう3回も寄付したわ」と笑いながら語る大阪のおばちゃん。そうなんですね、今回のコンサートの趣旨はそういう事なのかもしれませんね。どんな形でも被災地支援の為ならと、市長と監督は黒子に徹して義援金を集めていました。 

タダでは帰しません

ところで皆さんは‘みおつくしの鐘’をご覧になられたことはありますか。
特別にご覧にいれましょう。  全体像はこんなかんじです。

みおつくしの鐘全体像

中にある鐘はこんなんです。

みおつくしの鐘

時間は17時。本日第9番目の公演です。この公演を入れて残すところ3公演。ようやくラストが見えてきました。 会場は本日3度目となる市長公室。今回は弦打楽器アンサンブルです。構成メンバーは1stVn力武千幸、2ndVn横山恵理、Va岩井秀樹、Vc松隈千代恵、Cb松村洋介、Per堀内吉昌、中村拓美の7人。
このチームには名前があります。「岸里1丁目GENDADAN」。大阪フィルのある岸里1丁目に弦、打、団・・・。この楽団名でイベントなどへの参加要請も受け付けているそうですよ。 写真は監督とメンバーが写っていますが、メンバーはそれぞれ思い思いのTシャツを着ています。実はこれ、過去の「大阪クラシック」の記念Tシャツ。それを着て横一列になっているのには訳があります。楽器がなくても身体が楽器になるのさと、いう事で、ボディパーカッションを実演してくれました。1名足りないという事で、1stVnの鈴木玲子の応援を得てペア4パートで見事な実演披露でした。もちろん楽器も披露です。力武千幸のチャルダッシュのヴァイオリンソロはブラヴォー!ものでしたが、それ以上にウケたのが中村拓美のタンバリンでした。子供たち大喜びです。エエ技、もってますねー 
監督はやはり桜と‘ほんまや’を持って登場です。 ‘ほんまや’が机の上に転がっています。 
それにしても監督、ここまで皆勤賞です。しかもすべて衣装が違う事にお気付きですか? 凄いこだわりです。

身体をはって楽しませます
こちらが本職です

フィナーレのオーケストラ演奏を除くとこの公演が最終公演です。時間は17時半。第10公演、大阪市会議場で行う金管十重奏です。議場で10名が並ぶと絵になりますね。音もしっかり響いていいですよ。事前の申し込みで抽選に通った皆さんにも喜んで頂けたのではないでしょうか。ただ、全体写真だと顔が全く分かりませんよね。この機会に皆さまには楽員も知って頂きたいので分割写真です。

金管十重奏全体

トランペットは左から秋月孝之、橋爪伴之、篠崎孝、松原健二
トランペット隊

トロンボーンは右よりロイド・タカモト、磯貝富士男、安藤正行、エキストラ今田孝一さん
トロンボーン隊

ホルンは村上哲、チューバは川浪浩一
ホルンとチューバ

議場をはじめ、いたるところに大阪市の花‘パンジー’が置かれています。この時期、本来パンジ―の開花時期は終わっているそうですが、「パンジーに囲まれて演奏したい」という大植監督のリクエストに応えるためにボランティア団体の人たちがこの日を目指して育てて頂いたそうです。こういった心配りがうれしいですね。みんなの思いが集まって、「被災地支援コンサート」が出来ていることを忘れてはいけませんね。

大阪の花パンジーがいっぱい

18時半、ゲネプロ開始です。この頃にはもの凄い数の人が並んでいます。写真はモーツァルトを弾き振りする監督。最終的には700人くらいですかね、入場者数。

ゲネプロ

19時半、“運命の力”で本番スタート! こういう大舞台、コンマスが長原幸太だと本当に安心します。

本番を振る監督

監督がご来場のお客様に挨拶です。 監督は本日11公演皆勤。この1週間、星空、静岡、阪急、市役所・・・
その前は、ドイツ、広島、大阪、またドイツ、大阪・・・ 監督の頭はチャリティ一色なのでしょうね

お客様にご挨拶

平松市長から皆様にご挨拶です。 それにしても大植監督の行動力はすごいと。 
いえいえ、平松市長もたいしたものですよ。 平日に通常業務と並行してこんな事が出来るなんて・・・。
そして市長自ら「大阪市歌」をマイクで歌い、みんなをリードして大合唱しました。

マイク姿が絵になります

お客様はスタンディングで拍手。バルコニーまでいっぱいです。

温かい拍手を頂きました

監督はこの翌日から被災地に出向き、音楽を子供たちと奏でる計画を発表しました
そこにこれだけの人が被災地の人を応援しているんだと伝えるために、歓喜に溢れた表情を写真に収めたいとシャッターを切りまくっていました。

お客さんの笑顔を被災地に届けます

監督は平松市長に感謝の気持ちを形にしたいという事で、前日の夜に大切にしているTシャツを切り刻んで市長の名前を張り付けたシャツを完成させました。裏は大阪市のマーク。 市長「どう似合う?」って、似合うにきまっているじゃないですか。

似合いますよ

お客様の送り出し終了後、身近なスタッフに向けて平松市長と監督からそれぞれねぎらいの言葉がありました。
本当は監督こそ、何も食べず、すべての公演に顔を出し続け、まともに椅子にも座らずお疲れだったと思います。
市長も通常の業務もあったと思いますが、ほとんどの会場に顔を出して義援金の協力を呼び掛けて頂きましたね。
上の者が本気で頑張る姿勢を見せると、下の者はそれに従う。 リーダーのあるべき姿。 勉強になりました。

市長と監督による反省会

長かった1日が終わります。確かに大変だったのですが心地良い達成感を味わう事が出来、とても充実した1日でした。

この日の 入場者数は約3500名  義援金の合計金額は 1,799,667円 でした。 
ご来場頂きました皆さま、本当にありがとうございました。また感想などお聞かせくださいませ。
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