PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

チャイコフスキーセレクション、すべて終了しました!

“悲愴”4楽章のチェロとコントラバスの音が消えた後、つかの間の静寂、そして割れんばかりの拍手。
「チャイコフスキーセレクション」最終回は大盛況のうちに終了致しました。
ご来場頂きましたお客様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

チャイコフスキーセレクションNo.3

繰り返しになりますが“悲愴”4楽章の最後、フライング気味の拍手やブラヴォーが入らない事をひたすら祈っておりましたが  監督が動くまで見事なまでの静寂。 それに、3楽章終わりでも誰一人拍手する人はなし。 本当にお客様は良くご存知です。 コンサートを作るのは演奏している者だけではありませんね。 あらためてその事を再認識したそんな演奏会でした。

 オーケストラ“悲愴”演奏風景 ゲネプロより
“悲愴”演奏風景

ゲネプロでオーケストラの前に立った監督はいつもと変わりません。 
この日の“悲愴”はテンポやアーティキュレーションの取り方などで驚かれた方もいらっしゃったでしょうね。 自然の流れに任せて音楽が流れていかないところが、紛れもなく監督の“悲愴”でした。

コンサートマスターは長原幸太。 
休みなく3日も練習で、4日和歌山での「南紀水害復興支援チャリティーコンサート」に臨みます。

コンサートマスターは長原幸太

オーケストラは1stヴァイオリン16型のいつもの編成ですが、対向配置で1stと2ndヴァイオリンが向かい合って座ります。 ただ、コントラバスはいつもと同じ上手後方に位置しています。 2ndヴァイオリンのトップは田中美奈と佐久間聡一の2人。 定評のあるヴァイオリンパートを支える鉄壁の2トップです。

 下手から2ndヴァイオリンを後ろに置いて見た監督。

田中、佐久間率いる2ndヴァイオリンと監督

前半会場を沸かせたのはチェロのセルゲイ・アントノフ。
実に見事な“ロココの主題による変奏曲”を聴かせてくれました。
練習やゲネプロでもその天才ぶりの片鱗は見えていましたが、本番の演奏には驚きました!
正確な音程、高度な技術、そしてやはり一流の演奏家としての雰囲気があります。
しかし彼がここまで思う存分弾けたのは、それを完全にサポートした監督とオーケストラがあったからこそ。 監督はアントノフと同じ目線までかがんで完璧に合わせます。

かがみこんでソリストに合わせる監督

ハイポジションでも音程は乱れません。 フラジオレットも綺麗に響きます。
テクニシャンに有りがちな自己陶酔型とも違い、きちんとアンサンブルしています。
満場の拍手に何度も呼び戻され、丁寧にお辞儀をするところが好感を持てます。
再三のアンコール希望の拍手に応えて弾いたのは、なんと“ロココ”最後の第7変奏曲。
監督もメンバーも、誰よりも本人がいちばん驚いた想定外のアンコールでした。

チェロはセルゲイ・アントノフ

ゲネプロでは演奏終了後、監督と何やら話していました。
実はこれと同じ光景を本番終了後の誰もいない楽屋の廊下で見かけました。
「何かあったらいつでも言ってきなさい」的な会話だったような。 これ珍しい光景です。
監督もセルゲイ・アントノフも共に認め合うものが有ったのでしょうね。

監督とセルゲイ・アントノフ

そしてコンマス長原とも握手です。 
後で聴いた話ですが、セルゲイ・アントノフはかなり大阪フィルを気にいったとか。
関係者も、日本でこれまでやった中で最高のパフォーマンスだったと…。
嬉しいハナシですね

コンマス長原と握手するセルゲイ・アントノフ

終演後、オーケストラを帰して監督による第3回ミステリー・ピースの正解発表とそれにまつわる解説が有りました。 そうです、それをするために今回だけはミステリー・ピースのルールが変わり、前半終了後の20分の休憩時間が解答用紙の受付時間になりました。

今回演奏したミステリー・ピースは 「交響曲第7番」第1楽章です

こんな手が有ったのですね。 監督によると1楽章は完全にチャイコフスキー自身が作ったのだとか。
第2回終了までで連続正解者は16人です。
今回の「交響曲第7番」を正解された方は7名いらっしゃいました。
そして注目の3回連続当選者は ・・・ わずかに1名でした 
個人保護の観点から名前と写真は伏せますが、本当におめでとうございました

会場で監督が名前を読み上げ、その場で監督自ら選んだ商品‘高級キャビア’をプレゼントしました。 このキャビア、私は存じ上げないのですが、なんでも1粒1000円くらいするとか
いくらと違いますよ、キャビアですよ! 何と言っていいのか・・・
3問正解者は終演後、監督の楽屋にお連れして監督と2ショット写真を撮り、今回の問題に関して話し合われていました。 この方、本当によくご存知でビックリ。 しかし、ご本人は「ここ最近はチャイコフスキー以外は聴いてません。 オペラあたりがあやしいと思っていましたが、作品すべて演奏時間を書き込んだ独自の手帳を作って勉強していました。 交響曲第7番はラッキでした」と話されていました。 大阪フィルからは発売になったばかりのブラームスのCDをプレゼントいたしました。

そして、第1回から3回まで、それぞれの回の当選者の方には、このためにオリジナルの商品を当選者の数だけ作りました。 毎回デザインが違い、コンサートの日付が入っています。 これに関しましては、当選者に送ります。 まだ商品が出来ていないので、今しばらくお待ちください!

話を監督のアフタートークに戻しましょう。
前回のブラームスの時のようにシューマンの交響曲との関係性は…といった具体的なハナシは無かったのですが、例によって「ここだけのハナシ」が多く、内容をお知りになりたい方は聴きに行かれた方を捕まえて聞いて頂くより仕方無いですね。 すみません、言えません(笑)

今年、監督の振るコンサートはふたつです。
「第453回定期演奏会」の“大地の歌”と年末の「第9の夕べ」。
まずは来週に迫った「11月定期」でお会いしましょう。

監督もぜひとも来て頂きたいのに、「良いお年を!」って連呼していましたね。
もう皆さんお分かりの通りの監督でございます

連続当選者の方との懇談が終わるとすぐにサイン会に駆け付けて行きました。
そしてファンの皆さまと楽しげに語らう、これまたいつも通りの監督です。

どうかこれからも大植監督を、大阪フィルをよろしくお願いします

 当日、発売になったばかりのブラームスのCDにサインする監督
新発売のCDにサインする監督

スポンサーサイト

| 演奏会 | 04:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT