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私たちはこう考えています!

 「大阪市補助金を巡る報道と大阪フィルの考え方につきまして」                                                                いつも大阪フィルへのご愛顧ご支援を賜り、誠に有難く厚くお礼申し上げます。
ご承知のとおり、大阪市・橋下新市長の「補助金の徹底的な見直し」の方針に関し、新聞各紙、テレビ局から私ども大阪フィルへの取材が相次いでおりまして、大阪市から助成いただいております運営補助金1億1,000万円が削減される「可能性」等につきまして、いろいろな報道がなされております。
一部の会員の皆さま、大フィルファンの皆さまからのお問い合わせも多数いただいておりますので、この問題に関しまして、マスコミ各社さまにお話いたしました内容も含めまして、私ども大阪フィルの現時点での状況と考え方につきまして、ご報告させていただきます。
 まず大阪市さまからの補助金の削減の「可能性」ですが、私どもとしましては、補助金継続の必要性をこれから大阪市さまに対し訴えかけてゆきます。 今までも補助金1億1,000万円は決して「保証」されているものではなく、毎年、翌年度の事業計画と収支予算をもとに収支不足分の一部について助成申請させていただき、大阪市さまの方で様々な観点からご検討いただいて補助金額を決定いただいてきたものと考えております。新市長のもとでこれから新しい考え方のもとに文化振興に関する予算配分が決定されるものと考えておりますが、私どもとしましては、大阪フィルが大阪の文化振興への貢献、大阪の活性化、魅力ある都市大阪の成長にどのような貢献をし、今後それを事業活動を通じてどのように展開してゆきたいかを大阪市さまにご説明し、必要な補助金額を決定いただくようお願いしてまいりたいと考えております。
 次に、マスコミ等で報道されております「3年前の大阪府さまの補助金全額カット後の現状」でございますが、増収努力と諸経費削減を中心とした経営の健全化努力により、何とか演奏活動の品質低下への影響を回避するよう精一杯努力して参った、という点をご理解いただきたいと思います。 もちろん、「増収努力と諸経費削減」と一言で申しましても、チケット料金の500円値上げ、一部の会員さまへの会費増額ご支援のお願い、新規の公演の受注拡大に向けた営業活動、ブログやツイッター等を活用した地道な広報活動の展開ほか、楽団員・事務職員の給与の見直し、公演諸経費の徹底的な見直し等々、いろいろな方々にもご迷惑をおかけしながらも何とか収支の健全化にご理解をいただき、今日の大阪のフィルの活動が維持できている、という状況でございます。
私はマスコミ各社からのご質問に対し、「オーケストラは概ね事業収入が5割、公的助成が2~3割」といったお話をしておりますが、公的助成がなければ健全な経営が困難である現状は認識しつつも、できるだけ事業収入の比率を少しでも上げてゆけるよう今後とも営業努力は続けて参る所存でございます。
 最後に、マスコミ各社さまから必ずご質問を受ける「もし大阪市の補助金がなくなったらどうなるか」という点ですが、先に申し述べましたように、現時点では「そうならないよう知恵を絞って頑張りたい」ということに尽きるかと思います。 大阪フィルの価値、あるいは文化芸術のなかでのクラシック音楽の価値自体、皆さまにはいろいろなお考えがあるかと思います。ただ、私どもは大阪を代表する老舗の交響楽団として、朝比奈隆が長年にわたって築いてきた世界に発信できる強烈な音楽性、それを継承した大植英次が育んできた市民との融合性は、大フィルの「強み」として、自信をもって大阪の文化振興、大阪の活性化と成長に貢献できるものと考えております。
今後の大阪の成長戦略に、文化芸術の分野で確実に貢献できるスキルとノウハウを備えている、ということを大阪市さまにご理解いただけるよう精一杯頑張ってまいりたいと考えております。
このブログをご覧の皆さまにおかれましても、私どもの考え方につきましてご理解いただき、今後とも引き続き、ご愛顧ご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成23年12月6日    
常務理事 佐々木楠雄

  2011年 チャイコフスキーセレクションNo.2より  2011-08-26チャイコ② 016
 (C)飯島隆

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