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2011年、すべての活動が終了しました!

この1年間を締めくくるに相応しい素晴らしい演奏会でした!
「第9シンフォニーの夕べ」2日目にご来場頂きましたお客様、有難うございました。

この日も福原友裕さんの奏でる篠笛とオーケストラによる「G線上のアリア」で幕が開きました。
曲の前半後半で二つの篠笛に持ち替えての演奏。
寂寥とした風景、泣き叫ぶ大地を彷彿させる深い音色。
洋楽器と和楽器のコラボの限界と可能性の両方を感じました。
しかし、この組み合わせで“第9”を演奏するのは、大植監督の他にはいないでしょうね。

 福原さんの篠笛に感動!
 (C)飯島隆

場内は満員御礼! 補助席までお客様でいっぱい。
そして、ステージ上もオーケストラと合唱団で満員です(笑)
楽器の配置も写真で見る限りシンメトリーになっており美しいですね。  
全員で奏でる歓びの歌。 とても迫力がありました。

 “第9”演奏風景
 (C)飯島隆

前日29日が創立名誉指揮者・朝比奈隆の没後10年目の命日でした。
そしてこの日が大阪フィル史上700回目の“第9”演奏。
自身も音楽監督ファイナルシーズンとなる大植監督は、1枚の写真を置いて演奏しました。
その写真、それは創立名誉指揮者・朝比奈隆です。
 
 監督の前には1枚の写真が
 (C)飯島隆

監督の表情は歓喜に満ち溢れていました。
指揮者とは小柄な部類にはいる監督ですが、作り出す音楽はとても大きなものです。
ザ・シンフォニーホールをあれだけ感動の渦に巻き込んでしまえる監督の指揮の魅力とはいったい何なのでしょうか?

 監督、歓喜の指揮!
 (C)飯島隆

オーケストラも合唱団も凄い集中力で監督に応えました。
今回の楽器配置では、普段なら当たり前に出来るアンサンブルも、耳で聴くのでなく目で確認をとりながら合わせていく必要がありました。

「ベートーヴェンはもはや耳が聞こえなかった。 目で確認をするという点を意識した楽器配置でもあったわけです」 と監督。

第4楽章の合唱団、「Alle Menschen werden Brüder」(すべての者は兄弟となる) 、確かに伝わって来ましたよ。 
「Freude!」(歓び)と「Brüder!」(兄弟)に込めた合唱団の思い。
お客様にも十分届いた と確信しました。

 演奏風景 斜めから
 (C)飯島隆

演奏終了と同時に起こった爆発的なブラヴォー、拍手、歓声。
ちょっとこれまで聴いた事のない熱いものでした。
熱狂的とはこういった事をいうのでしょうね。

監督、ソリスト、合唱指揮者のカーテンコールは延々と続いていきました。

 繰り返しカーテンコールが!
 (C)飯島隆

「偉大な朝比奈隆先生と一緒に大阪フィル“第9”演奏700回目を迎えたかった。 これはちょっと考えられないもの凄い記録です。」 と監督は語ります。 

カーテンコールの間、何度も朝比奈隆創立名誉指揮者の写真を掲げます。 
創設から55年間指揮をし続けた偉大な朝比奈隆を引き継ぎ、音楽監督となった大植監督。
一切外には出しませんが、いろいろと大変な事も多かったのかもしれませんね。

 朝比奈隆の写真を掲げる監督
 (C)飯島隆

オーケストラが去ったステージに呼び戻される監督です。
マエストロとしてこれほどの名誉はありません。
晩年の朝比奈隆・創立名誉指揮者を思い出しました。

 誰もいないステージで客席に手を振る監督
 (C)飯島隆

この演奏会を以て2011年の活動はすべて終了致しました。
色々な事があった2011年でした。
一日過ぎて、年が変わればバラ色の未来が約束されている訳では決してありません。
むしろ、置かれいる状況は大変厳しい大阪フィルです。
しかし大好きな音楽があればやっていける。
共にアンサンブルを奏でる仲間がいればやっていける。
今日のように、力を頂けるお客様がいてくれればやっていける。
そんな事をあらためて再認識致しました。

来年も大阪フィルハーモニー交響楽団をよろしくお願い申し上げます。  

皆さま、どうぞ素晴らしい年をお迎えください

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