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もう1日ありますよ!本日、「第454回定期演奏会」2日目

「454回定期演奏会」初日は大盛況のうちに終了致しました。

この日、ザ・シンフォニーホールのある福島は昼間から小雪が舞い散る天気。
大変寒い中、ご来場頂きましたお客さまにこの場を借りて御礼申し上げます。

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ザ・シンフォニーホール正面入り口前のサインボード。
夜になるとイルミネーションがとても綺麗です。

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この日届いたゲルハルト・ボッセさんからのメッセージをホールロビーに貼り出しました。
読めますか? 少し小さいですかね?
念のために、メッセージは以下の通りです。

演奏会にいらして下さった音楽ファンの皆さま
大阪フィルハーモニー交響楽団の皆さま
大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督・大植英次さま

本日の演奏会は私の90歳の誕生日に合わせて大阪フィルハーモニー協会が企画してくださいました。私の大好きな2曲で提案させていただいたプログラムですし、私自身長い間楽しみにして参りましたが、誠に残念ながらキャンセルせざるを得ない状況になってしまいました。
昨年2月に大腸癌が見つかり、闘病しながら演奏活動を続けて参りましたが、12月9日の演奏会を終えた後は疲れがひどく、ここ数ヶ月無理を重ねてきた事が、本来持病のある心臓を弱める事になってしまったようです。医師に安静を命じられ、自宅での療養を続けております。おかげで1月23日の誕生日はベッドの上で迎えるはめになってしまいましたが、年齢には勝てないということでしょうか。医師の指示を守り、根気強く療養を続けて参りたいと思っております。
この演奏会を楽しみにして下さっていた音楽ファンの皆さま、私を待っていてくださった大阪フィルハーモニー交響楽団の皆さま、これら諸事情をご理解いただきますこと、切にお願い申し上げます。本日の指揮を引き受けて下さった大植英次さんには心から感謝いたしております。
いつか再び、ステージから皆さまにご挨拶できる日が迎えられるなら、これほどの幸せはございません。それを目標に療養に努めてゆきたいと思っております。
この演奏会を企画、準備して下さったすべての方々に(事務局の皆さまにも多大な迷惑をおかけ致しました)お詫びと感謝の気持ちを表明しつつ、公演の成功をお祈り致しております。
ありがとうございました。
2012年1月26日 ゲルハルト・ボッセ
 


ボッセさんからのメッセージ、この日の演奏会に対する思いが良くわかる内容でした。

大植監督はボッセさんに対するメッセージを紙にしてプログラムに挿みこみました。
メッセージの文面は以下の通りです。

巨匠ゲルハルト・ボッセ。
以前より私は彼を心底敬愛しております。
今回このような機会をいただく結果となり、巨匠が32年間勤めていたゲヴァントハウス・オーケストラに彼の退任コンサートのプログラムを、私も懇意にしております関係で問合せたところ、ハイドン/“オックスフォード”、バッハ/ヴァイオリン協奏曲ホ長調、そしてベートーヴェン/交響曲第2番との情報を頂きました。
今回の演奏会ではその時のプログラムを参考にしようと考えました。
1曲目に演奏するハイドンは今回見慣れない楽器配置で演奏しますが、これはハイドンが1791年~1793年にロンドンでオーケストラ旅行した時の配置です。(参考:ニール・ザスロウの研究)
また、今回予定されていたメンデルスゾーンは、名曲でありながら私が本番で取り上げたことのない作品。大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会という神聖な舞台で、私が音楽監督として指揮する以上、どうしてもゆずれないこだわりが有り、この曲を演奏するのは私自身、到底許せるものではありません。
2012年最初の定期、それに代わる曲としては同じベートーヴェンでも交響曲第3番“英雄”が相応しいと考えました。この曲、定期演奏会では1991年7月12日に朝比奈隆が取り上げて以来演奏していなかったのです。定期ではなんと21年振り!
今の日本に必要な明るさや力強さを含んだ不滅のベートーヴェンの魅力を、皆様と一緒に心ゆくまで分かち合いましょう。
大植英次



今回の演奏会は二人のマエストロの思いが通い合った素敵な演奏会でした。
とにかく今はボッセさんが1日も早く元気になられる事を祈ります。
もう一度一緒に演奏したい、それが私たちの思いです。

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本番に先駆けてゲネプロの時間です。 「エロイカ」、「オックスフォード」の順です。 
監督とコンマス長原幸太との握手からすべては始まります!

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指揮する監督の表情はどことなく神妙な面持ちです。

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「エロイカ」の演奏風景です。
オーケストラの並びは対向配置。 コントラバスは下手いちばん後ろです。
「オックスフォード」の楽器配置ばかりを取り上げてきましたが、「エロイカ」の配置は監督が良くシンフォニーで使うものです。

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「エロイカ」改めてしっかり聴きましたが、やはり名曲ですね。
とにかくスケールの大きな曲だと思います。
監督の「エロイカ」、テンポなど大きな変化はなく淀みなく流れていきます。

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「オックスフォード」で楽器配置を説明するのに楽器パートごとに紹介しました。
せっかくなので、メンバーの多くが乗っている「エロイカ」でも紹介しますね。

コンサートマスター長原幸太率いる1stヴァイオリンです。
圧倒的にメロディを奏でる事の多い楽器です。

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チェロとコントラバスは1stヴァイオリンの奥にいます。
音楽的にももちろんですが、視覚的にも変化を与える楽器ですね。
チェロはエキストラトップの丸山泰雄さん、近藤浩志がいちばん前でみんなをリードします。 コントラバスはトップ奏者の新真二がリードします。

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ヴィオラパートを引っ張るのはトップ奏者小野眞優美です。
一昨年の「ドンキホーテ」のソロが忘れられません。
指揮者の上手正面に座っています。

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2ndヴァイオリンは田中美奈と佐久間聡一が2トップでパートをまとめます。
1stヴァイオリンと向かい合うカタチで、客席に近い場所で演奏しています。
普通の配置で演奏する場合は、ヴィオラとポジションをチェンジします。
上手から指揮者を撮影すると必ず映り込むので、田中と佐久間の顔はご存知ですね。

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聴かせどころいっぱいの「エロイカ」の管楽器と打楽器です。 
3楽章のホルン三重奏もバッチリ。
偶然シャッターを切った1枚、大活躍のオーボエ大森悠だけが楽器を吹いていません。
たまたまですが、こんな瞬間あるのですね。

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全身に音楽をいっぱい浴びて、気持ち良さげな監督の指揮姿。
まさに‘音浴’ですね。

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ハイドン/「オックスフォード」の演奏風景です。
当ブログでも取り上げた「オックスフォード」の楽器配置。
最後カーテンコールでは、監督が奏者をパートごとに立たせて称賛し、お客様に紹介するシーンがあったので、どこに何の楽器が座っていたのか良くわかったと思います。
視覚的な演出効果はもちろん、音楽的にも面白いアプローチだったと思います。
皆さまはどのように感じられましたでしょうか。

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練習の合間に監督がメンバーと談笑しているシーンが好きです。
こういった時間に意見交換がなされ、信頼関係に繋がっていくのでしょう。
オーボエの大森、エキストラ大島さん、フルートのエキストラ長谷さんと話す監督。 
皆さん笑顔が最高! とても楽しそうです。

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ホルンの村上、エキストラの蒲生さんとは技術的なやりとりでしょうか。
楽器を手にしながら笑顔で話しこんでいました。

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「オックスフォード」の管楽器、打楽器奏者達です。
とっても軽くて爽やか、気持ちの良い演奏でした。

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終演後の監督は服だけ着替えて、まっすぐ定位置となった楽屋口のサイン会へ。
寒い中並んで頂いているファンの方お一人お一人と楽しそうに話す監督。
サイン会などで触れてみてわかる監督の人柄、これにやられてクラシックを聴き始めた人も沢山おられることを知っています。
「敷居は低く、格式は高く」監督がクラシック音楽を語るときに良く使う言い回しですが、本当にその通りに振る舞っている監督です。
寒い中、サイン会に最後までお付き合い頂いた皆さま、有難うございました。

大植監督の指揮する「オックスフォード」と「エロイカ」が楽しめる「1月定期演奏会」は、もう1日ございます。
監督ファイナルシーズン中の関西での演奏は本日をいれても残り4回!
ラッキーな事に、本日のチケットはまだございます
どうか皆さま、ライブでお楽しみください

 『第454回定期演奏会』 
 
 日 時:1月27(金)19時開演(18時開場) 
 会 場:ザ・シンフォニーホール
 指 揮:大植英次
 管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
 曲 目:ハイドン/交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」Hob.Ⅰ:92
     ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品55
 料 金:A席6000円 B5000円 C席4000円  D席は売り切れ
 
 ※当日券は17時半から発売いたします。
 ※25歳以下の学生と60歳以上のお客さまは、開演30分前に当日券が有る場合はお一人様1000円でご入場頂けます。学生の方は学生証を、60歳以上の方は身分を証明できるものをご提示ください。
 ※未就学児童のご入場はお断りさせていただきます。
 


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