「第455回定期演奏会」練習2日目レポート
「2月定期」練習2日目は“田園”から始まりました。

ベートーヴェンが“田園”を作曲したのは1808年。
今から200年以上前、そして“春の祭典”から100年以上前の事なのですね。
ベートーヴェンの交響曲の中で唯一の5楽章の作品、そして各楽章に表題が付いていることなどが他の作品とは違うところです。
“田園”と“春の祭典”、このような機会がなければこの2曲を並べて聴くという事は無かったと思います。
しかし2曲とも自然を題材にした曲であり、自然の厳しさを描いている。
とても牧歌的な面と激しい面を併せ持った曲という点でも共通点があるような。
それにしても、“春の祭典”のインパクト、強過ぎますよね。

監督は以前からこの2曲を一度に演奏する構想を持っていたのです。
実はこの2曲の組み合わせ、当時ミネソタ管弦楽団の音楽監督だった時のジャパンツアー用のプログラムだったのですが、ジャパンツアーは中止。
2001年9月11日、あの忌まわしい9.11テロですね。
あの時からずっと演奏したいと願っていたプログラムが晴れて実現する訳です。
監督の気合は相当なもの

“田園”の楽器配置はと言うと、コンサートマスター長原幸太の向かいに座るのは2ndヴァイオリン佐久間聡一と田中美奈の鉄壁の2トップ。
1stヴァイオリンの隣が小野眞優美率いるヴィオラ、そしてエキストラトップ上森祥平さんと近藤浩志のチェロが並びます。
一般的な対向配置ですね。
それにしてもコンマス長原幸太の身体、完全に椅子から離れて突っ込んでいます。
音楽と向き合う事で起こるこの激しいアクション、これぞ長原です。

今回の対向配置、コントラバスの位置は上手の後ろですか。
ヴァイオリンが対向配置でも、コントラバスが下手の1stヴァイオリンの後ろにくるケースもあれば、正面に1列に並ぶケースもあります。
今回はもっともオーソドックスな対向配置と言う事ですね。

管楽器は2管編成。 トロンボーン以外は演奏しています。
ティンパニーも演奏モード、と言う事はこれは4楽章です。
ティンパニーの出番は4楽章の嵐のシーンだけですから。

しかし改めて今回のプログラム、贅沢です。
この“田園”を聴いた後に休憩を挟んで“ハルサイ”が聴ける
後で“ハルサイ”が控えているからこそ、“田園”はこう聴かせたい!
監督の構想は色々あるのでしょう。
テンポの設定やアーティキュレーション、皆さまの愛聴盤と比べてどうですか。
どうか楽しみになさって下さい。

監督は楽譜を確認する時、眼鏡をかけます。
そして演奏する前にはずしたり、途中ではずしたり。
前後の流れから眼鏡を持って指示している事も意外と多いのです。
練習中は練習番号や何小節目からなどと指示する機会が多いので仕方ありません。
本番はまず暗譜なので、関係ないのですね。

定期演奏会の場合、指揮者に与えられる練習は3日間。
2日目の練習では“田園”から始まり、最後は“春の祭典”を前日に続き練習しました。
最後の1日を使って何をやるのか。 これで音楽が変わる事があります。
監督こだわりのプログラムによる「2月定期」そして「東京定期」。
監督ファイナルシーズンの定期としては最後になる演奏です。
オーケストラのメンバーや事務局スタッフもとても楽しみな演奏会です。
もちろんお客さまも、ですよね。
この演奏会が終わると、残すところは「3月31日の演奏会」だけです。
本当にお待たせして申し訳ありませんでしたが、「3月31日の演奏会」の詳細を明日16日に発表します!
明日の夕方、プレス発表と同時にホームページやツイッター、ブログで一斉に発表します!
もちろん大阪フィルチケット・センター06-6656-4890でもお応え致します!
そして定期演奏会のチラシの束のいちばん上に、挟みこんでおきますね。
どうぞチェックなさってください。
『エイジオブエイジ、大植英次ファイナルシーズン』 の全容がオープンになり、幕を開ける 「2月定期演奏会」。
「真冬の大植祭り」
はこれからが本番です 
どうぞ最後までよろしくお願い申し上げます

ベートーヴェンが“田園”を作曲したのは1808年。
今から200年以上前、そして“春の祭典”から100年以上前の事なのですね。
ベートーヴェンの交響曲の中で唯一の5楽章の作品、そして各楽章に表題が付いていることなどが他の作品とは違うところです。
“田園”と“春の祭典”、このような機会がなければこの2曲を並べて聴くという事は無かったと思います。
しかし2曲とも自然を題材にした曲であり、自然の厳しさを描いている。
とても牧歌的な面と激しい面を併せ持った曲という点でも共通点があるような。
それにしても、“春の祭典”のインパクト、強過ぎますよね。

監督は以前からこの2曲を一度に演奏する構想を持っていたのです。
実はこの2曲の組み合わせ、当時ミネソタ管弦楽団の音楽監督だった時のジャパンツアー用のプログラムだったのですが、ジャパンツアーは中止。
2001年9月11日、あの忌まわしい9.11テロですね。
あの時からずっと演奏したいと願っていたプログラムが晴れて実現する訳です。
監督の気合は相当なもの


“田園”の楽器配置はと言うと、コンサートマスター長原幸太の向かいに座るのは2ndヴァイオリン佐久間聡一と田中美奈の鉄壁の2トップ。
1stヴァイオリンの隣が小野眞優美率いるヴィオラ、そしてエキストラトップ上森祥平さんと近藤浩志のチェロが並びます。
一般的な対向配置ですね。
それにしてもコンマス長原幸太の身体、完全に椅子から離れて突っ込んでいます。
音楽と向き合う事で起こるこの激しいアクション、これぞ長原です。

今回の対向配置、コントラバスの位置は上手の後ろですか。
ヴァイオリンが対向配置でも、コントラバスが下手の1stヴァイオリンの後ろにくるケースもあれば、正面に1列に並ぶケースもあります。
今回はもっともオーソドックスな対向配置と言う事ですね。

管楽器は2管編成。 トロンボーン以外は演奏しています。
ティンパニーも演奏モード、と言う事はこれは4楽章です。
ティンパニーの出番は4楽章の嵐のシーンだけですから。

しかし改めて今回のプログラム、贅沢です。
この“田園”を聴いた後に休憩を挟んで“ハルサイ”が聴ける

後で“ハルサイ”が控えているからこそ、“田園”はこう聴かせたい!
監督の構想は色々あるのでしょう。
テンポの設定やアーティキュレーション、皆さまの愛聴盤と比べてどうですか。
どうか楽しみになさって下さい。

監督は楽譜を確認する時、眼鏡をかけます。
そして演奏する前にはずしたり、途中ではずしたり。
前後の流れから眼鏡を持って指示している事も意外と多いのです。
練習中は練習番号や何小節目からなどと指示する機会が多いので仕方ありません。
本番はまず暗譜なので、関係ないのですね。

定期演奏会の場合、指揮者に与えられる練習は3日間。
2日目の練習では“田園”から始まり、最後は“春の祭典”を前日に続き練習しました。
最後の1日を使って何をやるのか。 これで音楽が変わる事があります。
監督こだわりのプログラムによる「2月定期」そして「東京定期」。
監督ファイナルシーズンの定期としては最後になる演奏です。
オーケストラのメンバーや事務局スタッフもとても楽しみな演奏会です。
もちろんお客さまも、ですよね。
この演奏会が終わると、残すところは「3月31日の演奏会」だけです。
本当にお待たせして申し訳ありませんでしたが、「3月31日の演奏会」の詳細を明日16日に発表します!
明日の夕方、プレス発表と同時にホームページやツイッター、ブログで一斉に発表します!
もちろん大阪フィルチケット・センター06-6656-4890でもお応え致します!
そして定期演奏会のチラシの束のいちばん上に、挟みこんでおきますね。
どうぞチェックなさってください。
『エイジオブエイジ、大植英次ファイナルシーズン』 の全容がオープンになり、幕を開ける 「2月定期演奏会」。
「真冬の大植祭り」


どうぞ最後までよろしくお願い申し上げます

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