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「炎のコバケン劇場」大盛況、今惜別の時!

「ザ・シンフォニーホール特選コンサートVol.16」は大変な盛り上がりの中、終了致しました。
足元の悪い中ご来場頂きましたお客様には、この場を借りて御礼申し上げます。

今回の特選コンサート、小林研一郎 炎の響演!というサブタイトルが付いていました。
全クラシック音楽業界の中で、この方ほど‘炎’という字が似合う方はおられません。

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‘炎のコバケン’こと、マエストロ小林研一郎さんです。
ホント、これほど‘炎’が似合うのは他には 不動明王  くらいしか思いつきません
今回のコンサートも‘コバケン節’全開!
期待に違わぬ、熱い熱いコンサートでした。

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いつものようにゲネプロの光景を見ながら本番の様子を紹介させて頂きます。
本日のコンサート、1曲目は“フィンランディア”です。
管楽器も弦楽器も打楽器も見せ場たっぷりの人気の曲 、大太鼓を叩いているのは・・・

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今月末に退団が決まっている坂上弘志です。
大太鼓以外にトライアングルも担当します。
坂上が出演する最後の演奏会は、今月27日の「青少年のためのコンサート」。
本番近くになりましたら、当ブログで心境など聞いてみようと思います。
どうぞお楽しみに。

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本番では3曲とも暗譜で指揮するマエストロですが、ゲネプロでは譜面台が設置されてます。
あまりスコアを見られている様子は無いのですが、どうなっているのかと言うと・・・

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閉じられたスコアの上に、メガネ、腕時計、そして指揮棒ケース。
なるほど、そういうことですか。 

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2曲目はグリーグ/ピアノ協奏曲。北欧的な叙情性に富んだ人気の曲ですね。 
来年度の2月定期でも、レイフ・セーゲルスタム指揮、小山実稚恵ピアノで取り上げます。

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今回のソリストは小林亜矢乃さん、マエストロのご息女です。
さすが‘炎のコバケン’のDNAを受け継ぐ方。
とてもパワフルでいて叙情性たっぷりな弾きっぷり、何よりマエストロの注文を難なくこなしていかれます。

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それでいて、時おり見せる爽やかな笑顔。
場内からは早くもブラヴォーコール、そして拍手喝采。
演奏終了後、マエストロとハグする姿が自然で、素敵でした。

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メインはチャイコフスキー/交響曲第5番。
大阪フィルにとっては朝比奈時代から繰り返し演奏してきたお家芸とも言える曲。
マエストロも得意としている曲です。
両者ががっぷり四つに組み合った曲です、不完全燃焼に終わるはずはありません。

上手側2階席からヴァイオリンパートを見るとこんな感じ。
コンサートマスターは最近良く出演頂いている、東京フィルの渡辺美穂さんです。
20日の「特選コンサート」もお願いをしています。

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下手側2階席から低弦セクションを見るとこんな感じです。

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そして金管、木管楽器群です。 いつにも増して良く音が出ていました。
金管楽器といえば、このコンサートが最後の出演になるメンバーがいます。

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皆さまもご存知のホルン池田重一です。
2楽章のソロを吹く池田、周囲のほうが緊張している感じですね。

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朝比奈時代からずっと大フィルサウンドの骨格を形成していた池田のホルン。
これが聴き納めになると思うと込み上げるものがあります。
2楽章のソロはメンバー、お客さまの気持ちがひとつになっているのがわかりましたね。
人間性って音に出るんですね。 池田の濁りの無い真っ直ぐな音が好きでした。

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マエストロはますますメンバーを煽っていきます。
どうすれば盛り上がるのか、きちんと冷静に計算しながら指揮をされています。
決してマエストロ自身が興奮して熱くなりすぎるといった事はありません。
熱くなる演奏にはそれなりの根拠があるという事ですね。

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そして、思っている事をやるためには一切の妥協がないマエストロ。
しかし話口調は驚くほど丁寧です。
「こうやれ!」と言う感じではなく「こうやって頂けると助かります」的な言い方。
そしてお辞儀です。
これで嫌な気がする人はいないでしょう。

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本番、チャイコフスキー5番終了と同時に起きたブラヴォーと拍手、歓声は一向に止む気配がなかったのですが、マエストロはそれを制して話し始めました。
「皆さまから発せられる気が、私たち演奏者に力を与えてくれます。」

マエストロが常日頃から言われている
「一つ一つの音に秘められた謎を、行間の宇宙を、解き明かす行為」こそがオーケストラを指揮する事だとすれば、聴き手のお客さまがいてこそ成立する関係と言える訳ですね。

アンコールの曲、いつもの“ダニーボーイ”は、祈りの曲のように聞こえました。
ブラヴォー、マエストロ! 素晴らしいコンサートでした。

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楽屋に戻ってきた池田をキャッチ、記念のショットです!
「皆さま、長い間有難うございました」と池田。
新たな道、後進の指導をする道を選んだ彼にエールを送りたいと思います

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終演後には親娘仲良く並んでサイン会が行われました。
マエストロの笑顔、素敵ですね。

そんなマエストロとこの後ご一緒するコンサートが既に決まっています。
「オービック・スペシャル・コンサート~コバケンの悲愴~」です。

次回はチャイコフスキー/交響曲第6番「悲愴」をご一緒します。
これは聴くしかないでしょう。

コンサートの詳細は です。
よろしくお願いします。

「オービック・スペシャル・コンサート2012~コバケンの悲愴~」

日 時:5月30日(水)19時開演(18時開場)
場 所:ザ・シンフォニーホール
指 揮:小林研一郎
独 奏:寺沢希美(ヴァイオリン)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
曲 目:ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
    チャイコフスキー/交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
料 金:A席5000円  B席3000円  C席1500円
※曲目、出演者が変更する場合がございますので、あらかじめご了承下さい。
※就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮下さい。

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