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3月にマーチ! いやー感動しました。

大阪市主催「青少年のためのコンサートⅡ」は大盛況のうち終了致しました。

ご来場頂きましたお客様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

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3月にちなんで、‘マーチだ!アー・ユー・ハンガリー?’というサブタイトルのついたこのコンサート、前半はハンガリー行進曲や、ハンガリー狂詩曲、ハンガリー舞曲、そしてハンガリー民謡を題材としたツィゴイネルワイゼン、後半は結婚行進曲や行進曲「威風堂々」第1番など元気の出る曲を演奏致しました。

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「青少年のためのコンサート」のメインの客層は例年中高生。
このコンサートをきっかけに、クラシック音楽との距離が縮まり、気軽に足を運べる関係になって欲しいと思っています。

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(C)飯島隆

会場のザ・シンフォニーホールはクラシック専用ホール。 やはり独特の雰囲気があります。
そこに大編成のオーケストラ。 これだけの人と楽器、初めて目にすると相当なインパクトですね。

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 (C)飯島隆

指揮者の中井章徳さんは司会も担当されます。
司会というより演奏する曲を楽しんで聴けるような解説ですかね。 
例えば、スッペの「軽騎兵」序曲を演奏する時、「現在、スッペはあまり知られていなくて、この曲ともう1曲ぐらいしか演奏される事はありませんが、この曲を作曲した当時はヨハン・シュトラウスと人気を二分していたです」といった具合。 全編‘トリビアの泉’的解説ですね。

もちろん指揮も颯爽としてキビキビした動きです。

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 (C)飯島隆

今回のコンサートのハイライト、首席コンマス長原幸太がソリストとしてヴァイオリンの名曲「ツィゴイネルワイゼン」を演奏しました。

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 (C)飯島隆

その昔、青少年だった!お客さま の多くは、この曲目当ての方も多かったのでは。
この難曲を涼しい顔をして弾いた長原に対して客席から熱狂的な声援が飛びました。
しかし、最高にお客さまが沸く瞬間がこの後に訪れます。

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 (C)飯島隆

長原がマイクを握り「今月で退団するので、最後にもう1曲弾きます。 でも一人で弾くのは嫌なので・・・ちゃんと楽譜の用意は・・・大丈夫ですね?」と話しながら弦楽器1プルト目の楽譜をチェックして回ります。

長原が話している間に、チューバの川浪がそっとステージへ。 なに、何があるの?

「管楽器や打楽器のメンバーは途中からどんんどん入って来てください。 お客さまがご存知の曲を弾きます!」と言って弾き始めた曲はモンティ/“チャルダッシュ”。

全然知りませんでした。 指揮者はいません。 サプライズですね
なんと云う事でしょうか! 豪華ヴァイオリニストの“チャルダッシュ”競演です。
長原が指示して、ヴァイオリンのメロディを順番にまわしていきます。
コンマスの崔、2ndヴァイオリンの佐久間が笑いながらメロディを弾きます 
田中美奈もガンガン弾きます!

実際には大フィルのヴァイオリン奏者なら大半が弾けるはずの難曲“チャルダッシュ”。
というか、みんな自分のリサイタルなどでは弾いているはず。
しかし、ここでは・・・弾けないですよね

タンバリン、クラリネット、チューバ、そのほか色んな楽器で数フレーズだけでもアドリブで参戦をする者もいます。 音楽の楽しさを改めて感じた瞬間です!

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 (C)飯島隆

演奏が終了して、長原幸太と崔文洙が握手。

「次のシーズンから大阪フィルをよろしく」
そんなこと人前で面と向かっては‘言わぬが花’。 
判り切ったことです。
しかし、こんなカタチで二人が共演したことで、「そうなんだ」と思った大フィルファンの方、多かったんじゃないですか。
そういった意味において、良かったと思いました

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 (C)飯島隆

このステージが最後の演奏会となった坂上弘志。
この日のプログラムは出番も多く、スネアにトライアングルに大忙しでした。
ボレロでもすっかりおなじみ、大フィルのスネアと言えば・・・
皆さま、この雄姿をしっかり記憶に留めておいて下さいませ。

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 (c)飯島隆

アンコールのロッシーニ/歌劇「ウイリアム・テル」序曲を終え、カーテンコールでマエストロの紹介を受ける坂上です。 お客さま皆さま、ご存知だったのでしょうか 
坂上のために盛大な拍手を頂きました。

さあ、40年間の大フィル生活に幕を下ろす瞬間です。

朝比奈隆の時代から大植監督最後の年まで、まさに‘生字引’ですね。
また朝比奈時代を知るメンバーの退団ですか。

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 (C)飯島隆

「青少年のためのコンサート」も大盛り上がりの中、幕となりました。

若きマエストロ中井章徳さん、指揮に司会にブラヴォーでした!
またご一緒致しましょう。

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終演後、お客様のいないステージでパーカッションのメンバーは坂上を囲んで記念撮影です。

右から、中村拓実、久保田善則、そして坂上弘志、堀内吉昌、そして誰よりもインパクトの強いエキストラ堀内聖子さん。

仲間に囲まれた坂上のほっとした表情が印象的です。

40年の大フィル勤務。 お疲れさまでした! 


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