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「大植英次スペシャルコンサート」 大成功、ブラヴォーでした!

「大植英次スペシャルコンサート」本番当日の朝。

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嵐のような雨風も大植監督のパワーには負けてしまったようです。
ファンの皆さまの涙雨が・・・など、ツイッターのフレーズを考えていましたが無用。

ただ、雨は開場して暫くするとにはまた降り出し、その後演奏中に完全に上がりました。
皆さまがお帰りになり、同時にサイン会に並ばれる頃は爽やか春の日差しも・・・。
終演後、気持ちが高ぶっている時に、雨を気にしながら帰るのってイヤですよね。

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今日のコンサートは会場のザ・シンフォニーホールのロビー前の様子から違います。
贈り花がたくさん並んでいました。

もちろん大植監督への花が多かったのですが、

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このコンサートで退団するコンマス長原幸太と2ndヴァイオリン佐久間聡一宛てもたくさん届いていましたよ。

中には星空コンサートの名前も見えますね。

問い合わせをたくさん頂いておりますのでここまで判っている範囲で言いますと、今年の星空コンサートは6月開催を目指して現在最終調整中です。 
詳細は4月第2週あたりに発表出来ると思います。 今しばらくお待ちください。

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驚いたのは、入口付近で入場待ちをされていたお客さまが、開場と同時に物販コーナーに駆け付けて来られ、長蛇の列が出来た事。  皆さま‘記念キーホルダー’目当てだったのです。

「えーっ、本当ですか」という感じでしたが、用意した200個のキーホルダーは30分で完売です。
その他‘大植君人形’も・・・。
皆さま、当ブログを見て頂いていたのですね。 有難うございました  

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 (C)飯島隆

「大植英次スペシャルコンサート」は早々にチケット完売のため、行きたくても行けなかった人がたくさんいらっしゃると思いますので、当日の模様を大植監督を中心にレポート致します。

ザ・シンフォニーホールの本番写真の撮影が許されているカメラマンの飯島さんに無理を言って、本番の写真を早く上げて頂きましたのでそれを見ながら当日の雰囲気を味わって下さいませ。。
ご来場頂きました皆さまもどうぞお付き合いください。


 演奏中の全体写真です。 
パイプオルガンに照明が当たっていた事に気付かれましたでしょうか?

昨年2月の定期で、ブルックナー/交響曲第9番を演奏した時も同じで、その理由監督が語っていますので、それを引用すると・・・

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 (C)飯島隆

「ブルックナーはオルガン奏者でしたし、彼の作風はオルガン的。 彼のお墓のある聖フローリアン教会では彼の曲を演奏するときは決まってオルガンをオープンにし、照明を当てています。 ブルックナーに敬意を表しているんですね。 今回はそれを真似てみました。」 By.大植英次

大阪、東京ともに高い評価をいただいた今回のブルックナーの9番
もしもオルガン席でブルックナーが聴いていたら、喜んでくれたんじゃないかな・・・。

と書いたのですが、

今回の演奏中には実際に監督はブルックナーが近くにいるのを感じながら演奏したそうですよ。

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 (C)飯島隆

今回監督は「ブルックナー8番」をかなり研究をして臨んだようです。

それでなのかどうか判りませんが非常にスピリチュアルな経験をしたと・・・。
演奏中にブルックナーのアドバイスが聞こえたそうです。

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 (C)飯島隆

その結果演奏時間は、CDになっている2004年7月の約75分だったのが、今回は約90分とかなりゆったりしたテンポでした。

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 (C)飯島隆

15分も長いのに、間延びのしない引き締まった演奏に聴こえました。
急発進、急ブレーキはなく、テンポ良く自然に流れて行きます。
ブルックナーと言えばゲネラルパウゼですが、監督はしっかりと時間をかけています。
しかし無駄に長いとは感じない絶妙な間合い。
監督の「ふーっ」という息遣いが静かに聞こえました。

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 (C)飯島隆

このコンサートで退団が決まっているコンマス長原幸太。
全身を使い、いつも通りの激しい演奏です。
でもこの日は、表情が柔らかかったように思いました。
楽しむ部分も忘れていないと言うか・・・  

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 (C)飯島隆

こちらもこのコンサートがラストとなるセカンドヴァイオリンの佐久間聡一。
コンマス長原幸太と交わすアイコンタクト。
弦の刻みも自由自在。
こちらはいつになく激しかったような。

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 (C)飯島隆

ハ短調で始まり、ハ長調で終わる、ブルックナー/交響曲第8番。

最後のソミレドの下降音型をユニゾンで繰り返し、ドで終わる感動的なフィナーレ。

監督は、「この曲は‘ド’で終わる事に大切な意味があります。 ‘ド’は終わりであって、始まりでもあります。 自分と大フィルの関係も終わりではなく、新たな始まりなのです。」 と語っています。

最後の‘ド’の音が鳴った後、フライング気味の拍手が少し残念でした。

こう云う事を言うのは初めてですが・・・
どの指揮者もそうですが、大植監督は特に、音符と休符の関係でどこまで音を鳴らすのか、どこで音を切るのか、そのタイミングを厳しくチェックしています。 
最後の音はいちばん大切な音。
鳴った瞬間ではなく、鳴りやんだ瞬間からその音がホールに響いているその余韻までもが音楽なんだという事を、もっと判りやすく言うと、指揮者が動くまで音楽が続いているという事を、ここで確認させて下さい。 よろしくお願いします。

それにしても感動的な演奏でした。
監督が振り返った瞬間、拍手は最高潮に!

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 (C)飯島隆

監督は真っ先にコンサートマスター長原幸太のもとに歩み寄ります。

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 (C)飯島隆

そして抱き合ってこれまでの苦労と頑張りを讃えました。
客席でも泣いている人、多かったですね。

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 (C)飯島隆

そしてセカンドヴァイオリン佐久間聡一のもとに行き、握手をして肩をポンポン。
「お疲れさまでした」 お互いの笑顔が素敵すぎます。

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 (C)飯島隆

写真には写っていませんが、この日の演奏は弦楽器も管楽器も、そして打楽器も本当に頑張りました。

大フィル自慢の弦楽器の澄んだサウンドの上に、管楽器が絶妙のバランスで乗っていきます。
そして力強いパーカッション、特に強弱だけでなく響きを使い分けているティンパニー。

ホルンのアンサンブルの美しさ、もちろんワーグナーチューバもですが、それが全パートに伝わっていったように思いました。
3楽章の美しさはちょっと自慢しても良いんじゃないですかね

各パートを立たせてお客さまに称賛してみせる監督。
それに応えるお客さま。

今日の奇跡のような演奏(すみません!オーバー過ぎますか )が出来たのは、監督とオーケストラのメンバーの頑張りだけではありません。

お客様がもの凄い集中力で聴いて頂いからこそ出来た演奏だったと思います。

セッション録音ではこんな音、しないだろうな
それだけにライブは不思議ですね。

カーテンコールはここからが本番です

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 (C)飯島隆

何度目かのカーテンコールの時に、監督はTシャツを持ってきました。
それをメンバーに配り、お客さまに広げて見せます。
ほとんどの方、見えないですよね。
このTシャツ、監督自身が特別に自分でデザインして、密かに発注したものです。
当日まで事務局も知りませんでした。

「大阪フィルとの関係が終わりではないので、特にプログラムに掲載するようなメッセージはありません。 そこで鳴り響く音楽こそがメッセージです」 と今回、監督の強い希望でプログラムにメッセージを載せていません。

また、「チャリティコンサート」や、「大阪クラシック」、「星空コンサート」のように、マイクを自ら持って語る事もありませんでしたね。

唯一のメッセージのようなものがこのTシャツのプリントされた文字という事になりますね。

ここに書かれてあるのは・・・

後ほど  下でTシャツをご覧いただきます。

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 (C)飯島隆

監督とひとまずの区切りを付けて、新たな関係の下、再スタートを切りたい。
この思いは事務局全員の思いです。
代表して常務理事の佐々木、事務局長の鈴木が直接自分たちの手で花を渡す事により、私たち事務局の姿勢を示したつもりです。

監督とコンサートマスター長原にはその事は伝わったはず。

花とTシャツに包まれて、カーテンコールは終わりました。

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 (C)飯島隆 

とは、お客さまの誰も思われなかったのでしょう。

コンマス長原がお辞儀をして、オーケストラのメンバーが退場した後も帰られるお客様はほとんどいらっしゃいません。 お客さまは立って拍手を続けています。

やがて、オーケストラのいないステージに監督は戻って来ました。
そして、客席の前の客さまと握手です。
監督とお客さまの握手の波は、下手から始まって上手へずっと移動していきます。

そして次の瞬間、おやっ、監督の姿が消えました。

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 (C)飯島隆

いや、いました。
客席です。 客席に降りてお客さまと握手しています。
あっという間に監督はお客様の輪の中で、何処にいるのか判らなくなってしまいました。

えーっとこれは、クラシックのコンサートですよね。

デジャヴ? どこかでこの光景見たような?
そうだ、今年2月の大入満員のサントリーホール“春の祭典”終演後でした。
東京のお客さまを相手にこれと同じ事が行われていました。
クラシックのコンサートで、客席でお客様と人だかりの中、握手。
サントリーホールでもまず見ない光景だったとか。

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(C)飯島隆

そして、カーテンコールの最後が の写真です。 

終演から20分は優に過ぎていますが、ご覧の通りお客様はほとんど帰らず残っていらっしゃいます。

テレビカメラが見えますね。
文字通り、「大植英次スペシャルコンサート」は記憶にも記録にも残る超弩級のコンサートとなりました。

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いつもよりこの場所に監督がやってくるのには時間がかかりました。
当然ですよね。 もの凄い数の訪問客が監督の楽屋を訪れていましたので。

しかし監督はファンの皆さまと直接語らうサイン会を最優先に考え、楽しみにしていました。

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この日、サイン会に並ばれたお客様の列は、楽屋口からホール正面入り口付近に到達するほど。
サイン会に要した時間、およそ3時間。
夜になって真冬並の寒さの中、誰一人文句を言う事も無くお付き合い頂きました。

いつものように監督は一人ひとりと写真を撮ったり話し込んでいました。

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サイン会終了後も、テレビの取材とか、

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新聞社の取材とか、大忙しの監督でした。

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監督がメンバーに配り、客席に見せていたTシャツが です。  

表には 「すばらしい音楽をありがとう」 affectionately Eiji Oue

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裏には「多くの人々に幸せを与える事以上に、崇高で素晴らしいものはない」
     ~ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン~ 


実は、今回のプログラムに掲載するメッセージを監督にお願いしたところ、「大阪フィルとの関係が終わる訳ではないので特にメッセージを載せる必要はない。 演奏こそがメッセージだ。」 と言われました。

また、「チャリティコンサート」や「星空コンサート」、「大阪クラシック」のようにマイクで直接メッセージを語ることもありませんでした。

このベートーヴェンの言葉こそが、唯一の監督のメッセージなのだと思います。 

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(C)飯島隆 

このコンサートで2011/2012年「エイジオブエイジ(Age of Eiji)ザ・ファイナルシーズン」は終了致しました。

皆さまには、「ファイナル」から「スペシャル」への名称変更や曲目先行の過程で、情報が二転三転する事もありご迷惑をお掛けいたしました事を、あらためてこの場を借りてお詫び申し上げます。

4月になり、新年度になりました。
私たちを取り巻く環境はますます厳しさを増していますが、音楽のチカラを信じ、共に音楽を奏でる仲間と、私たちの音楽を聴き、応援して下さる皆さまがいれば、頑張っていけると確信しています

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(C)飯島隆

楽団におけるタイトルが変わっても、今シーズン、いちばん振ってもらうのは桂冠指揮者・大植英次です。

どうぞこれからも、大植英次と大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。


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