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4月定期練習2日目! 練習後、マエストロにお話を伺いました。

新シーズン最初の定期練習も二日目。

この日の練習もこの方のチューニングから始まります!

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客演コンサートマスター西江辰郎さん。
‘王子’の異名を持つ西江さん、練習場が爽やかな空気に包まれます。

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この日も颯爽と練習場に現れたマエストロ尾高忠明さん。
4楽章から練習が始まりました。
明るく軽快なで出だしのメロディ、先日の第8交響曲とは随分感じが違います

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ブルックナーをとても重要なレパートリーにされているマエストロ。
特に交響曲第7番は2年前に、本場ウィーンフィルの首席奏者クラスが中心となったトヨタ・マスター・プレイヤーズ・ウィーンと名古屋フィルの合同オケで演奏した思い出の曲とか。
コンマスにシュトイデ、クラリネットのシュミドール、ホルンにヤネツィックなど、豪華メンバーに囲まれて指揮したマエストロは、ブルックナーの奥深さを感じられたとか。
そんな特別な曲、ブルックナー第7交響曲なのです。

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そんなマエストロでさえ、大フィルのブルックナーは特別だと言われました。

そのあたり、最後にマエストロにお話を伺っていますので、後ほど見てくださいませ。

ブルックナーが得意なマエストロと、ブルックナーをお家芸とするオーケストラ。
アーティキュレーションの確認作業が練習の大半を占めるのも納得です。
スコアを見ながら特定の楽器だけを選んで弾かせるマエストロ。
そのことで曲の骨格が良く判ります。

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爽やかな客演コンマスの西江さん、演奏になると身体全体を使って熱演です。
西江さんに大阪フィルはどんな風に映っているのでしょうか。
最終日の練習終了後にでもお話を伺いたいと思っています。
それと、今シーズンから一人で2ndヴァイオリンを牽引するトップ田中美奈。
定評のある大フィルヴァイオリンパートのリーダーです。
ファンの皆さまの期待も大きく大変ですが頑張って欲しいものです。

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本日からコンチェルト練習も始まりました。
曲目はモーツァルト/ピアノ協奏曲第23番、言わずと知れた古典派ピアノ協奏曲の最高峰。 名曲中の名曲です。
この曲を弾くのはこの人・・・  

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紹介しましょう、今いちばん話題のピアニスト、萩原麻未さんです
2010年、第65回ジュネーブ国際コンクールにおいて日本人として初優勝を果たした期待の若手ピアニスト。 翌年も第22回新日鉄音楽賞フレッシュアーチスト賞、第22回出光音楽賞、第13回ホテルオークラ賞などを入賞、今年になっても4月に文化庁長官表彰(国際芸術部門)を授与されるなど「獲れる賞をすべて獲っている」印象の強い今最も旬のピアニストです。


練習を聴いていていちばんの印象は、音が美しいということ。
そして、自由度の高いモーツァルトだな、ということ。
実は、萩原さんがこの曲を弾くのは初めてだそうです。
そして大阪フィルとも尾高さんとも初めての共演となります。
それだけに楽しみですね

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23番のコンチェルトはご覧のようにトランペットもティンパニーもありません。
フルート1本、オーボエなし、クラリネット2本、ファゴット2本、ホルン2本。
弦楽5部12型での演奏です。

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萩原さんはマスコミに引っ張りだこです。
今週15日のNHK Eテレの「ららら♪クラシック」(毎週日曜21時~)にもゲストで出演し、ドビュッシーの“月の光”を弾かれる予定です。
現在パリを拠点に活躍されている萩原さんにも、今日の練習終了後にお話を伺いたいと思っています。 楽しみです!

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の写真 練習の1コマですが、マエストロの楽譜の指摘にみんな笑っています
何を話しているのでしょうか?
終始和やかな雰囲気でコンチェルト練習は進みました。

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練習終了後、マエストロと萩原さんが握手。 
メンバーは拍手です!

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そしてコンマス西江さんともマエストロは握手されます。
本日の練習は終了
練習時間をたっぷり使った密度の濃い練習に、心地よい疲れが。

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練習終了後、お疲れのところマエストロ尾高忠明さんにお話を伺いました。

「大阪フィルは随分昔から定期的に振らせていただいています。 昔からすごく明るくて演奏意欲の高い気持ちの良いオケでした。 忘れられないのは朝比奈先生がお亡くなりになられ、本来なら封印されるべきブルックナーの最高の名曲、交響曲第9番の指揮の話をいただいた事ですね。 大変名誉な事だと思いましたが、先生がお亡くなりになられた後、定期で取り上げる最初のブルックナーだったので、楽員の皆さまの反応が心配でした。 しかし皆さまとても気持ちよく弾いて頂き、忘れることの出来ない素晴らしい演奏が出来ました。 今回、大植さんが監督を退任される際にブルックナーの交響曲第8番を演奏されました。 その直後、新シーズンの開幕にブルックナーの交響曲第7番を振る訳です。 大阪フィルにとって大切な節々にいつも私がブルックナーを指揮させて頂いているように思います。」

マエストロの話はすごく理路整然としています。
‘明晰な指揮’と書きましたが、何事もロジカルなんだと思いました。
マエストロの話は続きます。

「今回指揮するブルックナーの7番は、2010年にトヨタマスタープレイヤーズと名古屋フィルのメンバーで演奏しました。 これはウィーンフィルの首席メンバークラスで特別編成されている小編成のオーケストラで、それが実に素晴らしかった。 彼らにとってブルックナーは特別なんですね。 その思いが指揮している間、ビンビン伝わってきて本当に今まで経験したことのない精神状態になりました。 そのブルックナー7番を今回やらせて頂きます。 大阪フィルにとってもブルックナーは特別です。 私もまた特別な思いで振らせて頂きます。 確かに大阪フィルはメンバーも変わり、人数も減っていますが、DNAは変わりません。 今回指揮をさせて頂いて、やはり紛れも無く大フィルのサウンドなんですよ。 大阪フィルは今、過渡期を迎えているのかもしれません。 しかし、ピンチは発想を変えればチャンス! 人数的にも少ないのであれば、優秀なメンバーを補充すればもっと良くなる。 大植さんも監督退任とはいえ、今後もスケジュールは入っているのでしょう。 コンマスも色々な人を試せるのではないでしょうか。 久し振りでしたが、今回の西江さんも素晴らしい。 大物コンマスにもどんどんお願いすればいいと思いますよ。 大フィルは大フィルの音がし、大フィルの良さがあります。 ファンの皆さまも現状をマイナスに考える必要は一切無い。 前向きに楽しんでいきましょう!」

ありがたい話です。
大阪フィルの事を本気で思って頂いている事がよくわかります。
以前、「大阪の4つのオーケストラをまとめて一つにしてしまえば・・・」的な意見が出た時にも、マエストロは堂々と「それぞれの良さがあり、それぞれが別々で存在しているからこそ意味があるのだ」といった意見を話されましたね。 実際に大阪の4オケを振っておられるからこそ言える貴重な意見でした。

マエストロの話、最後はソリストの萩原麻未さんについてです。

「萩原さんとやるのは今回が初めてです。 とても楽しみにしていましたが、とても素直な方ですね。 そして圧倒的に音が綺麗。 ピアニストはそれが何よりも大切です。 素晴らしいモーツァルトをお聴かせ出来るはず。 とても楽しみです!」

マエストロ、有難うございました。
そんなに長時間ではなかったのですが、ハナシすべてがなるほど!というものばかり。

そんなマエストロ尾高忠明さんと大阪フィルが作り出す音楽を聴いてください!
先日の大植監督の“ブル8”を聴かれた方にこそ、聴いていただきたいですね。
大フィルサウンドの秘密を図る最高のバロメーター、ブルックナー。
音の引き出し方などの違いを楽しんでみてはいかがですか?

会場でお待ちしています

「第457回定期演奏会」

日 時:2012年4月12日(木)、13日(金)19:00開演 18:00開場
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
独 奏:萩原麻未(ピアノ)
プログラム:
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円(D席、S席は売り切れ)
※当日券は17時半より販売致します。

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。


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