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新シーズンの最初の「第457回定期演奏会」は本日開幕です!

いよいよ今シーズン最初の「第457回定期演奏会」です。

練習最終日の様子を追いかけてみました。

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この日の練習は第1楽章から始まりました。
練習3日目、最初に聴いたブルックナーがだいぶん変わってきています。
不思議ですね、同じスコアで演奏しても全く違う音がするなんて。
今回マエストロはハース版を使用しておられます。
朝比奈隆創立名誉指揮者もそうでしたね。

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先日の「大植スペシャルコンサート」のブルックナー8番、監督渾身の演奏で良かったのですが、とりわけ3楽章のアダージョは最高に聴き応えがあったように思いました。
今回のマエストロ尾高さんのアダージョもまた違うアプローチで素晴らしいですよ
練習聴いていてちょっと鳥肌ものでした!

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マエストロ、桐朋学園で斎藤秀雄に師事、N響指揮研究員から1971年にN響デビュー!ということなので41年前の事ですね。 
朝比奈時代も毎年のように定期を指揮していただいていました。
昨日のインタビューで大阪フィルへの愛情を感じました。
個性派揃いのメンバー誰もがリスペクトするマエストロ。
指揮の技術だけではなく、人間性にその理由があることに疑う余地はありません。
プロのオーケストラがいちばん振って欲しい指揮者だと思います。

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木管楽器を下手サイドから見ていただいた光景です。

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同じく金管楽器を下手サイドから見ていただくと、こんな感じです。

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尊敬するワーグナーがこの曲の作曲中に亡くなり、急遽彼のために書き加えたたといわれる葬送の曲を2楽章アダージョで奏でる4本のワーグナーチューバ。
後期ブルックナーの交響曲で登場するワーグナーチューバですが、第7番では持ち替えではなく専任で演奏します。
下手最後列にワーグナーチューバ、その前にホルンが並びます。

「尾高さんは元々ホルン吹き。 だからホルン奏者の気持ちは良く判っておられる。 我々が感じている疑問はマエストロ自身も感じてこられたはず。 百戦錬磨の尾高さんに言われてナルホド!と思わないメンバーはいないんじゃないかな。」 
ホルントップ奏者の村上が呟いていました。 やはりそうなんですね

「奏者は指揮者もに対して、「本番ではちゃんと振ってくれるはず」。指揮者は奏者に対して「本番ではちゃんと演奏してくれるはず」とそれぞれ思っていて、結果当日何が生まれるのか? それが音楽だと思うのです。 本番当日に最高のものを聴かせるために、それぞれのタイミングをどう迎えるのか・・・。難しいですよ、音楽って。 だから面白い・・・」 ホルン村上のハナシ、興味深いですよね

「せっかく大勢集まっているので、写真撮ってよ!」と云う事で・・・

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上段がワーグナーチューバ、下段がホルン。 トップ村上は下段右から二人目。
彼らの演奏にも注目してください

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後半は萩原麻未さんのピアノでモーツァルトの23番。
いつ聴いても良い曲ですね

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演奏するだけなら技術的にそれほど難しい訳ではないので、一般の方も「この曲弾いた 」 という方、多いでしょうね。
それだけにこの曲は難しいのです。
その違いは歴然! 
本当に萩原さんのピアノの音色を聴いてほしいものです

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マエストロとスコアを見ながら細かな部分を打ち合わせる萩原さん。
「ここはどう弾きますか?」 「最後の音だけ少し伸ばします」
こういう二人の遣り取りをメンバーは聞いていて、スコアに書き込みます。

最後に萩原さんには本番に向けた意気込みなどを聞いています。
お楽しみに

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3日間の練習はすべて終わりました。
スコアチェックの萩原さんの横で、客演コンマス西江さんとマエストロが話しています。
もちろん西江さんもマエストロをリスペクトしている一人。

そのあたりのところも含めて、西江さんに話を伺いました。

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「伝統のある大阪フィルへコンマスで呼んでいただけて光栄です。 今回のメインの曲、ブルックナー/交響曲第7番は、朝比奈先生指揮、聖フローリアン教会での有名なCDが出ているほど、大阪フィルにとっては特別な曲ですよね。 大阪フィルのブルックナーは定評があり、この曲も何度も演奏されているんだと思います。 今回、私がコンマスをさせて頂いた事で、何か役に立てれば光栄ですし、逆に私自身も色々と勉強させて頂きたいと思っています。 それと今回、とても尊敬している尾高先生とこういう形で一緒に演奏できて幸せです。 演奏ばかりはやってみないとわからないのですが(笑)良い演奏になるよう頑張ります。 皆さま、どうぞごゆっくりお楽しみください。」

「誰が指揮するの?」はよく耳にする会話ですが、「コンマス、誰?」はあまり普段聞かないですよね。
しかし、今の大阪フィルでは皆さんとても関心をお持ちなのは承知しています。
そんな中で初登場の西江辰郎さん、ツイッター上では既に話題になっている模様。
「王子が大フィルで弾いてくれるの!」みたいな

「西江さん、今日と明日の2日間、よろしくお願いします」

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練習終わりの萩原麻未さんにもお話を伺いました。

初めて合わせた大阪フィルの印象はいかがでしたか?
「私、大植さんや長原さんと同じ広島出身なので、一方的に大阪フィルには親近感があります。 ですので、今回の話を頂いた時には本当に嬉しかったですね。 どちらかと言うと、本番よりリハーサルのほうが緊張するタイプなのですが、私の弾きたい意図をちゃんと酌みとっていただき気持ちよく弾かせていただきました。]

モーツァルトの23番は始めて弾かれるそうですね?
「はい。 もう大好きな曲で、ホロビッツやグルダなど色々な名演を聴いてきました。 皆さまも大好きな曲だと思いますので、期待に応えたいという思いはもちろんありますが、25歳の今の自分でどこまで行けるか、どこまで理想を形に出来るか挑戦してみたいですね。 この後何十年にわたってピアノを弾いていく中で、この曲を演奏する機会は出てくると思いますが、最初に弾いたのが初めての大阪フィルで、初めての尾高先生の指揮で、初めてのザ・シンフォニーホールというのは絶対に忘れないと思います。」  

尾高さんとも初めて、ザ・シンフォニーホールも初めてですね?
「尾高先生とご一緒できるのは大変光栄です。 新人の私の考えもちゃんと尊重してくださり、感激でした。 ザ・シンフォニーホールで演奏出来るのも楽しみです。 わたしの周りの方からは「シンフォニーホールは良いよ!」と言われていますので、第1音を出すのが今からワクワクします(笑)。 ジュネーブの賞を頂いてから急に、色々な方との出会いが増え、新しい場所で演奏する機会が増えました。 元々、東京で活動をしていたわけでもなく、広島から直接海外に行って、ジュネーブの賞を頂きましたので、日本での出来事はすべてが初めて尽くしです。 とても新鮮な毎日を送っています(笑)」

最後にお客さまにメッセージをお願いします。
「モーツァルトの23番、本当に大好きな曲です! 大阪フィルさんをバックに弾かせていただけてとても嬉しいです。 聴き所ですか? そうですね、やはり第2楽章! 音色を聴いて欲しいですね。 これからも初心を忘れずに地道に努力していきます。 どうぞこれからもよろしくお願いします。」

真っ直ぐに目を見て受け応えする萩原さん。

マエストロ尾高さんも仰っていた‘素直で美しい音’を奏でる萩原さんの大阪初ライブをぜひ聴いて頂きたいですね!

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取材を終え、「もう少しだけ弾かせて頂いていいですか?」と誰もいないホールへ向かう萩原さんに、ピアノの前でもう1枚、写真をお願いしました。
の写真もそうですが、ご自身も大好きだと言われるモーツァルト23番のスコアを手に、ニコッ

「ありがとうございました。 どうぞごゆっくりお弾きください」と言って、ホールのトビラまで戻り、後ろを振り向いた瞬間には、既にすごい集中力でピアノを弾く萩原さんの姿が。

それから長い間、ピアノの音は途切れる事はありませんでした。


新しいシーズン、最初の定期でお届けする ブルックナー/交響曲第7番 と モーツァルト/ピアノ協奏曲第23番。

チケットはまだございます。 会場でお待ちしています

「第457回定期演奏会」

日 時:2012年4月12日(木)、13日(金)19:00開演 18:00開場
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
独 奏:萩原麻未(ピアノ)
プログラム:
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
ブルックナー/交響曲 第7番 ホ長調
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円(D席、S席は売り切れ)

※当日券は17時半より販売致します。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。



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