5月定期、今日と明日。 名曲プログラムをお楽しみください!
イオン・マリンさんとの練習も最終日を迎えました。

マエストロとオーケストラとの関係もどんどん密接になって来ています。
休憩時間にメンバーと一緒に煙草を吸われている姿は微笑ましいですよ

今日の練習は序曲「コリオラン」から
この曲も比較的演奏機会の多い曲ですが、難しい曲でもあります。
リスナーとしてもなかなか「この演奏!」という名演に出会ったことがないですね

マエストロはメロディの裏で流れる音型を大切にされます。
その粒が揃う事でメロディがより引き立つのですね。
そんな当たり前の事をキチンと奏者に求め、繰り返し練習されます。
これを繰り返していると、メリハリが出てきて最初とは音が変わってきました。

力強く始まり、悲劇性を持ったまま静かに終わる序曲「コリオラン」。
良く聴くと、とてもベートーヴェンらしさを持った曲で、色々なものが凝縮されています。
8分ほどの曲ですが、とても深く感動する曲ですね

繰り返し練習していたメロディ音型。
マエストロの指示で模範演奏をされた客演コンサートマスター三上亮さん。
見事に弾かれ、サスガでございました

楽器編成としては、
木管フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2。
金管ホルン2、トランペット2、トロンボーン、チューバはありません。
打楽器はティンパニー1、弦五部。

序曲「コリオラン」、良い曲ですね! すみません、今さらですが・・・
そう思わされた中身の濃い練習。
本番が楽しみです!

マエストロは練習の中で色々と変更点を伝えられます。
ボーイングを変えたほうが音型がはっきりすると思われると、すかさず指示。

それをメンバーは楽譜に書き込みます。

何回も演奏してきた名曲プログラムを、イオン・マリンはどうやって練習するのかな?
楽譜に書いてある事を変えて演奏させる時、どれだけ引き出しがあるのかな?
そんな事を考えていましたが、世界を相手に飛び回っておられるマエストロ、技術面だけではなく相手をその気にさせるコミュニケーション能力が素晴らしいことが判りました。
メンバーの中にも随分とファンが増えましたよ

そして、マエストロの音楽はとてもメロディアスです。
オペラ指揮者として活躍されている片鱗を見た気がいたしました。
本番でこの練習の成果がどうなってあらわれるか?
とても楽しみな「第458回定期演奏会」ですね。

この日が大フィル会館での練習が最後となる吉田陽子。
いよいよ最後の本番のステージに向かいます。
ご覧のような思い切った?ファッションも彼女の代名詞
これが見れなくなるのは寂しいですね。

練習終了後、吉田陽子に話を聞きました。
「自分が今やっている音楽が生まれた街を見てみたいのでドイツに行きます。 その街で暮らし、そこで生活に根差した音楽がしたいのです。 大阪フィルでエキストラとして6年、楽員として6年やらせていただきました。 もちろん成長した部分もあると思います。 同時に、色々と疑問が生じてきたと言えば良いのでしょうか。 自分の年齢を考えるとラストチャンスだと思います。 私、本当に大フィル好きですよ。 大阪クラシックにも積極的に出演し、おそらく出合った人の数は他の人に負けてないと思います。 それらはすべて私の宝物。 定期なんかでステージから「またあの人来てる」、「最近あの人見かけないな」何て事を考えたり、拍手を頂いて「有難うございます」って感動したり、そういった事から遠のいてしまうというのは本当に寂しいですね。 でも自分の気持ちに正直でいたいんです。 私の席はヴィオラの一番後ろのお客さま側。 いつもキョロキョロしてるねって言われるのですが、無意識に何かを感じたいと思っているのでしょうね。 そう、感じるという感覚を大切にこれまでも生きてきたし、これからもそうしたいと思います。」
随分悩みながら出した答えなんでしょう。 全く迷いは感じられません。
話しは続きます。

「はい、かなり悩みましたよ。 大好きな大フィルでのポジションをそう簡単に手離してもいいのかって。 でも今しかない。 今やらないと後悔する。 そう思って決めました。 偶然にも定期でやる曲がすべて思い出の曲なんです。 “春の祭典”はエキストラ時代に必死で練習したのに牡蠣にあたって出られなかった曲(笑)。 シューマンの“ライン”は正式に団員になって弾いた最初の定期の曲。 “ブルックナー8番”は初めてのブルックナーで大フィルの歴史を肌で感じた大切な曲。 そして“ブラームスの2番”は大学オケでコンマスをやっていた時代の思い出の曲なんです。 まだヴァイオリンを弾いていたあの時代、ゼロに戻るんだという事で受け止めています。 最後のステージで何を思うのか判りませんが、今は関わってくださったすべての人に感謝したいです。 温かい拍手を下さるお客さまあっての私の大フィル人生。 本当に感謝申し上げます。 どうか今後とも大阪フィルをよろしくお願いします。」
吉田陽子、最後は元気な笑顔も見せてくれました
彼女の最後のステージ、しっかり見届けてやってください。
「第458回定期」はいよいよ本日と明日、ザ・シンフォニーホールで行います。
チケットはまだまだたくさんございます!
どうぞお越しください。 お待ちしております。
「第458回定期演奏会」
日 時:5月15日(火)、16日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:イオン・マリン
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
ベートーヴェン/序曲「コリオラン」 作品62
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円
※当日券は17時半より販売致します。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

マエストロとオーケストラとの関係もどんどん密接になって来ています。
休憩時間にメンバーと一緒に煙草を吸われている姿は微笑ましいですよ


今日の練習は序曲「コリオラン」から
この曲も比較的演奏機会の多い曲ですが、難しい曲でもあります。
リスナーとしてもなかなか「この演奏!」という名演に出会ったことがないですね


マエストロはメロディの裏で流れる音型を大切にされます。
その粒が揃う事でメロディがより引き立つのですね。
そんな当たり前の事をキチンと奏者に求め、繰り返し練習されます。
これを繰り返していると、メリハリが出てきて最初とは音が変わってきました。

力強く始まり、悲劇性を持ったまま静かに終わる序曲「コリオラン」。
良く聴くと、とてもベートーヴェンらしさを持った曲で、色々なものが凝縮されています。
8分ほどの曲ですが、とても深く感動する曲ですね


繰り返し練習していたメロディ音型。
マエストロの指示で模範演奏をされた客演コンサートマスター三上亮さん。
見事に弾かれ、サスガでございました


楽器編成としては、
木管フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2。
金管ホルン2、トランペット2、トロンボーン、チューバはありません。
打楽器はティンパニー1、弦五部。

序曲「コリオラン」、良い曲ですね! すみません、今さらですが・・・

そう思わされた中身の濃い練習。
本番が楽しみです!

マエストロは練習の中で色々と変更点を伝えられます。
ボーイングを変えたほうが音型がはっきりすると思われると、すかさず指示。

それをメンバーは楽譜に書き込みます。

何回も演奏してきた名曲プログラムを、イオン・マリンはどうやって練習するのかな?
楽譜に書いてある事を変えて演奏させる時、どれだけ引き出しがあるのかな?
そんな事を考えていましたが、世界を相手に飛び回っておられるマエストロ、技術面だけではなく相手をその気にさせるコミュニケーション能力が素晴らしいことが判りました。
メンバーの中にも随分とファンが増えましたよ


そして、マエストロの音楽はとてもメロディアスです。
オペラ指揮者として活躍されている片鱗を見た気がいたしました。
本番でこの練習の成果がどうなってあらわれるか?
とても楽しみな「第458回定期演奏会」ですね。

この日が大フィル会館での練習が最後となる吉田陽子。
いよいよ最後の本番のステージに向かいます。
ご覧のような思い切った?ファッションも彼女の代名詞

これが見れなくなるのは寂しいですね。

練習終了後、吉田陽子に話を聞きました。
「自分が今やっている音楽が生まれた街を見てみたいのでドイツに行きます。 その街で暮らし、そこで生活に根差した音楽がしたいのです。 大阪フィルでエキストラとして6年、楽員として6年やらせていただきました。 もちろん成長した部分もあると思います。 同時に、色々と疑問が生じてきたと言えば良いのでしょうか。 自分の年齢を考えるとラストチャンスだと思います。 私、本当に大フィル好きですよ。 大阪クラシックにも積極的に出演し、おそらく出合った人の数は他の人に負けてないと思います。 それらはすべて私の宝物。 定期なんかでステージから「またあの人来てる」、「最近あの人見かけないな」何て事を考えたり、拍手を頂いて「有難うございます」って感動したり、そういった事から遠のいてしまうというのは本当に寂しいですね。 でも自分の気持ちに正直でいたいんです。 私の席はヴィオラの一番後ろのお客さま側。 いつもキョロキョロしてるねって言われるのですが、無意識に何かを感じたいと思っているのでしょうね。 そう、感じるという感覚を大切にこれまでも生きてきたし、これからもそうしたいと思います。」
随分悩みながら出した答えなんでしょう。 全く迷いは感じられません。
話しは続きます。

「はい、かなり悩みましたよ。 大好きな大フィルでのポジションをそう簡単に手離してもいいのかって。 でも今しかない。 今やらないと後悔する。 そう思って決めました。 偶然にも定期でやる曲がすべて思い出の曲なんです。 “春の祭典”はエキストラ時代に必死で練習したのに牡蠣にあたって出られなかった曲(笑)。 シューマンの“ライン”は正式に団員になって弾いた最初の定期の曲。 “ブルックナー8番”は初めてのブルックナーで大フィルの歴史を肌で感じた大切な曲。 そして“ブラームスの2番”は大学オケでコンマスをやっていた時代の思い出の曲なんです。 まだヴァイオリンを弾いていたあの時代、ゼロに戻るんだという事で受け止めています。 最後のステージで何を思うのか判りませんが、今は関わってくださったすべての人に感謝したいです。 温かい拍手を下さるお客さまあっての私の大フィル人生。 本当に感謝申し上げます。 どうか今後とも大阪フィルをよろしくお願いします。」
吉田陽子、最後は元気な笑顔も見せてくれました

彼女の最後のステージ、しっかり見届けてやってください。
「第458回定期」はいよいよ本日と明日、ザ・シンフォニーホールで行います。
チケットはまだまだたくさんございます!
どうぞお越しください。 お待ちしております。
「第458回定期演奏会」
日 時:5月15日(火)、16日(水)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:イオン・マリン
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
ベートーヴェン/序曲「コリオラン」 作品62
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 作品73
料 金:A席6,000円、B席5,000円、C席4,000円
※当日券は17時半より販売致します。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
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