PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

“マーラー9番”練習2日目の模様をお伝えします! 

「7月定期」“マーラー9番”の練習2日目です。

大植マエストロから弦楽器と管楽器それぞれを集中的に合わせたいという希望があり、本日の練習は管楽器、弦楽器それぞれの分奏からスタートです。

画像 11491

音程を合わせる、アーティキュレーションを確認する、色々な意味がありますが、そもそも息で吹いて音を出す管楽器と、弓で弦をこすって音を出す弦楽器では決定的な違いがあるので、細かく徹底的にチェックするには分奏は効果的なのでしょうね。

画像 11490

例えば「何番ホルンと何番ファゴット、一緒にどうぞ」、判りやすいですね
管楽器は基本、ソロ楽器。 そのパートを吹くのは一人だけです。
弦楽器は1stヴァイオリン16型の場合、16人で同じ旋律を弾く訳ですね。
ボーイング(弓の上げ下げ)は? 音色を考えると弦を押さえる指のポジションは? ビブラートの有無は? 弦を弾く弓の位置は? ブルックナーなんかだとトレモロの数の変化にこだわったり・・・。
どちらが簡単なんてもちろんありません。
どちらも難しい、その技術を自由に操る努力を普段からやっている訳なのです。

画像 11494

その技術集団がオーケストラ。
彼らが演奏する“マーラー9番”の譜面は、学生オケでも、プロでも同じもの。
上手い、下手が存在するのは当然です。
それこそがクラシック音楽の醍醐味なのでしょうね。

画像 11493

管楽器の分奏をスコア片手にじっと見つめるのが客演コンマスの三浦章宏さん。
こちらも真剣な表情です。
コンマスとしての立ち位置を、役割、色々なものを見極め、考える上で管楽器の練習は絶好の機会なのでしょう。

画像 11499

弦楽器の分奏を終え、後半はトゥッティ(tutti 総奏)です。
大植マエストロは、もちろん着替えておられます。

弦楽合奏を主体とする緩徐楽章、4楽章から練習は始まりました。
冒頭、8度の跳躍。 誰もが“ブルックナー9番”3楽章を連想するのではないでしょうか。

画像 11513

4楽章全185小節、時間にして25分ほどでしょうか。
曲調が107小節目で、それまでのpp、pppから急にffに激しくなります。
死に向かっている自分を今一度気力を振り絞って生きよう!まだ死ねない!という意志の表れなのでしょうか。
この場面、いつもドキッとさせられます。 

画像 11504

152小節からはコントラバス以外の弦楽器だけで演奏されます。
もの凄い緊張感のなか、最後は「ersterbend」(死に行くように)と自らスコアに書いているように、消え入るように終わっていくのです。

奏者が凄い集中力で演奏しているのはもちろん、演奏していないメンバーもピクリとも動きません。
そんな中、大植マエストロの息遣いだけが聞こえます。

画像 11507

「ふーっ」、「はーっ」
マエストロが息を吐く音、とても印象的でした。

画像 11511

客演コンサートマスター三浦章宏さんの事をマエストロはとても信頼されているのがわかります。
もちろんベテランなのでいわゆる王子タイプではありませんが 、引き出しの多さが魅力的な三浦さん。 今日も勉強させて頂きました

画像 11517

全体の楽器構成をこの写真で確認して下さい。
指揮台から見て左側(下手側)1sutヴァイオリンの隣にチェロ。
いちばん後方にコントラバスが並びます。

画像 11518

1stヴァイオリンと向き合う形で2ndヴァイオリンが座ります。
そのとなりにはヴィオラです。

画像 11522

管楽器ですが、センターから下手に位置する楽器たちです。
野津臣貴博(のず みきひろ)率いるフルートは4本、ピッコロ1本
金井信之率いるクラリネット3本、バスクラリネット1本、小クラリネット1本
秋月孝之率いるトランペットは3本
最上段はティンパニー堀内吉正、大太鼓エキストラ花石さん、シンバル久保田善則

画像 11523

センターから上手に向かって並ぶ管楽器。
オーボエです、演奏中の写真がなくてごめんなさい、浅川和宏率いるオーボエ4本(4番はコールアングレ持ち替え)
宇賀神広宣率いるファゴットは4本(4番はコントラファゴット持ち替え)
ロイド・タカモト率いるトロンボーンは3本
ご存知、チューバはもちろん川浪浩一です。
一番後ろに座っているのはパワフルパーカッショニスト エキストラの堀内聖子さん。

画像 11524

そして、ここにいました、村上哲率いるホルンメンバーは4本+アシスト1本
その横には、1楽章冒頭から大活躍の今尾淑代とエキストラ橋本さん、ハープ2台です。

大阪フィルのメンバーは、大阪クラシックなどで積極的にアンサンブルをやっている事もあり、比較的皆さまに顔と名前を覚えて頂いているほうだとは思います。

重厚な大フィルサウンド!と言っても、オーケストラのサウンドはメンバーが作っているものなので、皆さまどんどん積極的に声をかけていただき、贔屓のプレイヤーを見つけてくださいませ。
それがメンバーにとっても、必ずや成長への糧となるはずですので

そんな彼らが主役となる今年の「大阪クラシック」が決まりました
総合プロデューサーはもちろん大植マエストロです

在阪の4オケが揃って登場となる今年の「大阪クラシック」。
改めて詳細は紹介しますが、まずは今年のラインナップをご覧下さい。

 大阪フィルの「大阪クラシック」特設サイトはコチラ


それはそれとして、まずは「7月定期」“マーラー9番”です
ぜひともライブでお楽しみ下さい
12日は当日券の発売が決まりました!
13日は、補助席があとわずかなので当日券は微妙な感じですね

待望の大植英次と大阪フィルの“マーラー9番”。
どうぞお楽しみに


「第460回定期演奏会」

日 時:7月12日(木)・13日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:大植英次
<プログラム>
マーラー/交響曲 第9番 ニ長調

料 金:A席6,000円
S席・B席・C席・D席 売切れ
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます



スポンサーサイト

| お知らせ | 22:45 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT