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‘炎のコバケン’指揮 「3大交響曲の夕べ」 本日開催です!

真夏のこの時期、恒例となった「3大交響曲の夕べ」はいよいよ本日開催となりました。

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このコンサートのコンサートマスターは首席客演コンマス崔文洙(チェ・ムンス)です。
大阪新音フロイデ合唱団との“メサイア”以降、「南海コンサート」の“マーラー5番”、「親子のためのオーケストラ体験教室」、「にしなりクラシック」と、崔文洙をコンマスに擁しての大阪フィルです。
もうすっかり見慣れた光景ですね。
コンマス崔のチューニングで練習は始まります。

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指揮はもちろんこの方、‘炎のコバケン’こと小林研一郎さんです。

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「3大交響曲の夕べ」はご存知のように、“未完成”、“運命”、“新世界”の3つの人気の交響曲を一度に演奏するコンサート。
夏のこのシーズンにすっかりおなじみのコンサートに定着しました。
指揮もコバケンさん限定のこのコンサート、すっかり定番となっていますが、そこは名曲ですね。
何回聴いても飽きるどころか、新しい発見があります。

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大阪フィルを確実に鳴らす事の出来る指揮者コバケンさん。
いつものように丁寧な語り口調です。
しかしそれ以上に、自身の思いを確実に通そうという意志の強さが言葉に表れています。

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こうやって欲しい!という提案には、正直「エエッ!」と思う事も随分有ります。
しかし奏者は次の瞬間「よし、やってみよう!」と思わされるのです
それでやってみると、「おおーっ!」という結果に・・・。
とにかくオーケストラは確実にいつも以上に鳴るのです

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感動的なコンサートになることは間違いございません
そして“新世界”の演奏終了後、場内割れんばかりの拍手喝采に応え、マエストロがお客さまにご挨拶をし、アンコールを演奏する・・・。
ネタバレでも何でも無く決まり切った進行なのですが、すべて想像を遥かに越える感動が伴うというところがここまでお客様を夢中にさせるのでしょうね
そして、それはオーケストラのメンバーにとっても言える事です。

どうぞ感動的な「3大交響曲の夕べ」をライブでお楽しみください。


このコンサートを以て45年の大阪フィル生活にピリオドを打つメンバーがいます。
2ndヴァイオリンの塩田良正です。

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この写真 大フィル会館での最後の練習をする塩田の勇姿を撮影しました。
そして、練習前にインタビューをしましたので、どうぞご覧になって下さい、

大フィル生活45年間、お疲れさまでした! 思い出に残る演奏会は何になりますか?

「やはり1975年の最初のヨーロッパ演奏旅行、リンツの聖フローリアン教会での“ブルックナー7番”の演奏会ではないでしょうか! 残響7秒のマルモアザールで4時開演が15分遅れで始まり、2楽章が消え入るように終わり、次の3楽章に移ろうとした瞬間にタイミング良く教会の5時の鐘が鳴りました。 演奏の妨害にはならず、奇跡的なハプニングでした。
他には、1980年10月の東京・目黒のカテドラル教会の“ブルックナー8番”。 30分近いカーテンコールの拍手が続いた今でも伝説になっている名演です。
それと、2001年の10月、朝比奈先生が体調不良をおして指揮した名古屋での“チャイコフスキー5番”。 渾身の指揮姿が今でも忘れられないですね。 結果的に先生の最後の公演となりました。

大植前監督の指揮では、2003年5月定期、“マーラー2番『復活』”での見事な監督お披露目の演奏会。特に後半のアルトのソロの部分が印象的でした。」


なるほど 大植マエストロといえば・・・

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の写真は、先日の岸和田の“マーラー5番”演奏終了後に大植マエストロの楽屋を訪問し、退団の報告をした際の2ショット写真。
マエストロは塩田の訪問を聞くと、着替えの最中だったのですが、もう一度ジャケットを着て温かく出迎え、握手を交わし「本当にお疲れさまでした!」と労をねぎらい、記念写真を撮りましょう!というハナシになりました。
すると塩田は「マエストロに比べて自分はポロシャツ姿なので格差が大きすぎるでしょう」と冗談を言うと、マエストロは「じゃあこれを貸してあげましょう!」と自分のスカーフを塩田に差し出し、塩田はスカーフをして写真を撮ることに
その傑作な遣り取りの末の2ショットがこちらになります


さて、塩田のインタビューに戻りましょう。

45年間、大阪フィルに籍を置き、大阪フィルの変わったところと、変わらないところを教えてください。

「今も昔も、大フィル楽員の音楽に対する情熱、演奏姿勢というものはそれ程変わらないと思いますし、今でも大フィルサウンドは他のオケより大きいと、客演指揮者やプレイヤーの方から良く耳にします。 これも初代の朝比奈・大フィル時代のスケールの大きいドイツ音楽のサウンドが今も引き継がれている証でしょう。 また演奏スタイルは変わっていても、エネルギッシュで個性的な演奏は今も昔も変わっていないと思います。

確かにオケそのものは変化していると思います。 メンバーが世代交代で殆ど入れ替わった今、いくら伝統が保たれているとは言え、時代も感覚も変化して、インスピレーションも変わってきました。 それに指揮者のテクニック、プレイヤーの演奏水準も全体的に上がり、以前とは相当変化していると思います。 特に最近10年では、大植・前監督の基礎的な細かい指示、アンサンブル、音量や音色の変化などにより、カラフルな演奏のスタイルに大きく変わりましたね。」


退団後はどうされますか? 何か計画でも有りますか?

「しばらくは身体と気持ちをゆっくり休め、リフレッシュしながらのんびりと過ごしたいですね! また落ち着きましたら、健康な限り音楽を通じて地域や周りの方々との交流を深めて、何らかのお役に立てたらと思っています。」

最後にお客さまにメッセージをお願いします。

「人生の大半をこの大フィルで、舞台から客席の皆様と音楽を共有出来た事は大変幸せなオケ人生でした。 たくさんの温かいご声援、ご支持を頂き、何とかここ迄続けて来れて感無量です。 来年春には新しく大阪フェスティバル・ホールもオープンしますが、ザ・シンフォニーホール共々、大阪が誇る2つの立派なコンサートホールでの、大フィルの魅力的な生のサウンドを是非とも心ゆくまでご堪能頂けたら幸いです。 長い間本当にご声援有り難うございました!」


さあ、45年のベテラン奏者 塩田良正のラストステージがやって来ました。
「3大交響曲の夕べ」をどうぞライブでお聴きくださいませ。

チケットはすでに補助席まで開放しています。
売れ行き好調で、当日券で販売できる枚数は10枚ちょっと。
当日券は16時から販売しますが、すぐの完売が予想されます。

どうぞご了承くださいませ

「3大交響曲の夕べ」

日 時:8月5日(日)17:00開演(16:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:小林研一郎
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調 「未完成」 D.759
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 「運命」 作品67
ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」 作品95

料 金:A席・補助席 6000円 B席 売切れ

※未就学児のご入場はお断りさせていただきます。



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