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大阪フィルと吉本興業、禁断のコラボイベントは終了しました!

今年65周年を迎えた大阪フィルと、今年100周年を迎えた吉本興業  
これまでの歴史で決して交わることのなかった両者による禁断のコラボイベントが先週21日、私たちのホームグラウンド大阪フィルハーモニー会館で行われました。

禁断のコラボイベント、そう誰も蓋をあける事のなかったパンドラの箱
思い切って蓋を明けると、想像以上に楽しく無限の可能性を感じる魅力的な世界が現れました

新聞数紙が取り上げるなど注目を浴びる中で行われた今回のコラボイベント、初めての事でもありますので順を追ってレポート致しましょう

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今回のコラボイベントでいちばん楽しみだったのは、落語家・桂かい枝さんと大フィルを代表して出演する「岸里1丁目弦打団」との絡みです。
せっかくの機会なので、かい枝さんの落語にBGMでも効果音でも良いので共演したい!
上手く行けば、面白い事が出来るのではないか?
実はこれ、かい枝さんも考えられていた事だったのです
まず、先日のブログでも報告したように、ヴィオラ岩井とかい枝さんが直接会ってイメージを話し合いました。
そこで随分盛り上がり、なんとなく方向性を決めておいた事を持って、本番当日簡単な打ち合わせをさせて頂きました。
ヴィオラ岩井以外のメンバーは初対面。 
まずはご挨拶から。 よろしくお願いします

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先日かい枝さんには、ヴィオラ岩井と顔合わせして頂いた際、会場となる大フィル会館メインホールを見て貰ったのですが、その大きさに驚かれていました
「この広さ、客席の形状を考えると、出来るだけ背の高い落語台が欲しい!」とかい枝さんから注文を受けておりまして、それには特別に作るしかないので、ステマネの清水が特製落語台を作りました。
金槌で打ち付けて作った台に、赤い毛氈を丁寧に巻いて、お手製の落語台が完成でーす

作業中のステマネ清水です。 渾身の落語台、後ほど見て頂きましょう!

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開演時間直前、前説担当、おいでやす小田さんのハナシから本編に突入です。
芸人の皆さん、声が良く出るので基本マイク必要無いかもですね。
最近、毎日テレビに登場のおいでやす小田さんからは、諸々告知と注意事項を読み上げて頂きました

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本編スタートです。
まず「岸里1丁目弦打団」の演奏を1曲聴いて頂きました。
曲は、“カルメン”前奏曲です!

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ここから漫才5連発!
5UPよしもとに出演している若手人気漫才師による漫才をお届けしました。

最初は、ミルクボーイです。
口笛、上手かったです。 思わず周りを見渡しましたよ!
そして、身体を張った漫才 、面白かったです!

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次は、中・高、吹奏楽をやっていて、全国大会にも出た経験を持つかおりーん。
サックスを吹きながらの漫談、初めて見ました。
コントのコーナーでは、大フィルメンバーとも絡んで頂きましたよ。

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そのインパクトは相当なモノです
テレビでもよく見かけますね、アインシュタインの二人。
場内メチャクチャ受けてましたよ。

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若い子の間では大人気の双子漫才師、吉田たちです。
ちょっと客層が違って全体的に遣り難かったかもしれませんね。
最後まで司会進行をやってくれました。 感謝申し上げます!

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漫才の最後は祇園の二人です。
こうして5組の若手漫才を見ていると、皆さんファッションも笑いの傾向も違い、凄いですね。
他の人達とは違う事をして笑いを獲る。
厳しい世界だと思いますが、どうか頑張って下さい

ステージ上ではそのまま、漫才師のかたたちでコントが始まりました!

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「よしもと音楽団」のメンバー採用のオーディションが舞台。
色々なメンバーが受けに来ては、頓珍漢な遣り取りで不採用が続いています。
そこに現れた我らがヴァイオリン力武千幸とトランペット篠崎孝。
君ら楽器出来るんか? だったらやってみて!
という事で、披露するスゴ技・・・
場内からも拍手喝采!
よくある、これぞ吉本新喜劇!ノリの定番コントです。

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それてにしても、力武と篠崎の頑張りには拍手です
ここぞの時のステージ度胸、おみそれしました
最後はかおりーんと3人で合わせたら、バラバラだったというオチ。
このコントがあって、先ほどの漫才も全部生きたような印象がありましたね。
遣って頂いて良かったです、このコント
出演者の皆さま、この日のために作って頂いて有難うございました。

さあ、いよいよ桂かい枝さんの落語が始まります!
舞台の真中に、あの大きな落語台が運ばれて来ましたよ。

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大フィル会館メインホールは出来て21年経ちますが、このホールに落語台が入った画期的な瞬間です!
しかも、これほど巨大な落語台です

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今回のイベント、英語落語で有名な桂かい枝さんに出演して頂きました。
なんと、かい枝さんの叔父さんは元大阪フィルのチェロ奏者だったのです
他にも声楽をやっておられる方が近親におられたり、クラシック音楽を比較的身近に感じて来られたようなのです。
何か運命的なものを感じますね

桂かい枝さんのプロフィールはコチラ


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桂かい枝さんの落語に合わせて音楽を奏でる「岸里1丁目弦打団」のメンバー。
舞台下手の離れた場所に、かい枝さんに向き合うように座って演奏します。

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カメラをぐっと引くとこんな感じです!

「落語では座ったままで、立ち上がったり、走ったり色々なことが出来ます。ちょっと歩いてみましょうか。あー、気持ちの良い朝ですね。」と歩き出すかい枝さんに合わせて、“皇帝円舞曲”を演奏するメンバー。

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「扇子を使う芸として最も有名なモノにうどんを食べるシーンがあります。これに音楽を合わせてみるとどうなるでしょうか。例えば・・・」 ここで“運命”が演奏されます。
一生懸命食べようとするのですが、音楽に合わせて動いた挙句、「食べられるか!」  
この後、チャイコフスキーの“弦楽セレナーデ”冒頭や、ヨハン・シュトラウス二世のポルカ「雷鳴と稲妻」なども同様に演奏に合わせてうどんを食べられます。
桂かい枝さんの動き、さすがです

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今回、かい枝さんが話した落語は「天狗裁き」、他人の夢を知りたがる話ですね

この中で、シーンに合わせて色々な曲を演奏します。
「ピーターと狼」からウェーベルンまで・・・
音楽が上手く響き、話しの邪魔をしないどころか、イマジネーションを高めます。
これは選曲と編曲の妙ですね
かい枝さんとは、少し打ち合わせしただけです。ヴィオラ岩井英樹のセンス、ナイスです!

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お客さまはもちろん、メンバーも笑いが絶えません

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冷や冷やしながら観てましたが、途中からはすっかりハナシに入り込み大爆笑していました。
しゃべりの技術や、間の取り方、聴き手の引き付け方など奥深さを感じました、
クラシック音楽との共通点もたくさんありますね
大阪フィルのファンの皆さまに、落語の魅力が伝わったと思います  
落語と音楽のコラボ、すべて終わりました。 
そして、お客さまにご挨拶です。

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本日のプログラムの最後、「岸里1丁目弦打団」の演奏のために落語台を片付けます。
改めて人と並んでみて判る、その大きさ。
ステージマネージャー清水の会心の作でした

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ここまでで1時間半を軽く超えております。
予定時間を大幅にオーバー、完全に時間を読み違いました。
休憩も無く長時間お付き合い頂きまして、申し訳ございませんでした

「岸里1丁目弦打団」の演奏が始まりました!
ルロイ・アンダーソンの“タイプライター”は二人が向き合って叩く今回だけの特別バージョン

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今回のゲストはトランペットの篠崎孝。
すでにコントでその腕前を見せつけております
ルロイ・アンダーソンの「トランペット吹きの子守唄」の美しく柔らかなサウンド、お客様の心をギュッ!と鷲掴みです。
そして、この日の目玉企画の一つ、Pee Wee Huntの「Somebody Stole My Gal」と言っても判らないですね
「吉本新喜劇のテーマ曲」と言えば、関西人なら誰もが頭の中で音楽が鳴るはずですね。
篠崎の魅惑のミュートプレーが炸裂しました

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その他にも、“シンコペイテッド・クロック”や“サンドペーパー・バレエ”、“ブルー・タンゴ”、“プリンク・プランク・プルンク”などを趣向を凝らしながら演奏しました。
そして この曲も拍手喝采を頂きました。

用意するのはブリキのバケツかゴミ箱、そして菜箸。
それでさまざまなリズムを刻む打楽器奏者の堀内吉昌と中村拓美。
格好良すぎますねえ

アンコールは「天国と地獄」の“カンカン”を演奏して、長時間のイベントを終えました。

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出番が終っても、ずっと舞台袖で演奏を聴いていてくださった桂かい枝さん。

「素晴らしい!皆さん、お疲れさまでした!」
「かい枝さんこそ、お疲れさまでした。本当に有難うございました!」

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「いやー、面白かったですね」「またやりたいですね」などと談笑している間に、お客様がお帰りになったのでホールで客席をバックに写真撮影をしました。

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皆、好い表情ですね

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そして、この方とも記念撮影です。
すでにメンバーの心をキャッチしたアインシュタインの稲田直樹さん。
あたかもビリケンを彷彿させるように、こちらはアゴに手を伸ばすメンバー。
これまた素敵な表情ですね  

最後になりましたが、先日の答え合わせをしておきましょう。
問題はこちらでしたね ・・・

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さて問題です どちらが 桂かい枝さん でしょうか

もう皆さま、おわかりですね。
実は同い年の桂かい枝さんとヴィオラ岩井、確かに雰囲気は似ていますが かい枝さんは扇子、岩井はヴィオラが商売道具。
何を持っているかで判ります。

・・・

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いや、これは何かの間違いで・・・

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これが正解でした。


大阪フィル65周年、吉本興業100周年のタイミングで初めてコラボレーションした両者。
もの凄い可能性を感じました。
これをきっかけに、第2回、第3回と続けて行きたいですね。

まずは記念すべき第1回目のコラボイベントにご来場頂きました皆さまに御礼申し上げます。

どうぞこれをきっかけに、大フィルの演奏会にも、なんばグランド花月や天満・天神繁盛亭にも足をお運び下さい。

ジャンルは問わず、やはりライブは最高です

皆さま、またお会いしましょう


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