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2012年度上期を終え、活動報告させていただきます!

10月になりました。
大植英次が4月に桂冠指揮者になり、半年が経過いたしました。

今年は本当に色々な事が有りました
通常のコンサート以外に・・・
「星空コンサート」、阪急ビッグマン前&通天閣ゲリラライブ、「大阪クラシック」、セレッソ大阪応援ファンファーレ演奏、吉本興業コラボイベント・・・などなど。

色々有った2012年度ですが、上期が終了したこのタイミングで、私たちの活動についてご報告をさせていただきます。

 
       「大阪の誇り」と思っていただける大阪フィルを目指して

いつも大阪フィルハーモニー交響楽団にご理解ご支援を賜り、誠に有り難く厚くお礼申し上げます。9月の大阪クラシックは、皆様からの力強い応援・激励とともに、のべ50,600名の方にご来場いただくなど、大盛況のもと無事終了いたしました。
ご承知のとおり、今年は、大阪市様の「市政改革プラン案」を契機として、私ども大阪フィル・クラシック音楽と人形浄瑠璃文楽を中心として、大阪の文化芸術の存在意義や公的支援の必要性等につきまして、さまざまな角度から議論が行われました。
60数年にわたり大阪の文化芸術振興の一翼を担わせていただいてまいりました私ども大阪フィルといたしましては、大植英次を中心に過去6年間、「市民の身近に音楽を、音楽で街に潤いを」を目指して育ててまいりました大阪の文化芸術の祭典「大阪クラシック」を、今年は大阪の5つのオーケストラの持てるパワーと熱意を結集して、クラシック音楽の素晴らしさ、人の心を豊かにし活力を与える文化芸術自体の存在価値を、改めて市民の皆様にしっかりとお伝えする機会である、との強い気持ちで取り組んでまいりました。
新聞報道でも、「例年にない盛り上がり」「応援したいという市民からのメッセージ」といった評価をいただいておりますが、実際、各公演の会場でも、私たち運営スタッフや楽団員に対して、直接、各楽団の活動への激励や大阪クラシックの継続に向けた強いメッセージをたくさん頂戴するなど、50,600名のご来場者の熱い想いを体で感じることが出来、文化芸術に携わることの喜び、達成感を存分味わうことができました。
連日の猛暑の中、公演にお越しいただきました多数の皆様、節電モードの中、会場を快くご提供いただくとともに運営に多大のご協力いただきました関係機関の皆様、手弁当で会場の運営のお手伝いをいただきましたボランティアスタッフの皆様ほか、広報・運搬・運営等にご協力いただきました多数の皆様に改めて厚くお礼申し上げます。

 さて、皆様に大変ご心配をおかけしておりました大阪市様の補助金につきましては、6月28日のこのニュース欄でもお伝えいたしましたとおり、今年度の運営補助金として昨年度比10%減の9,900万円が補正予算として議会承認いただくことができました。「市政改革プラン(素案)」に対するパブリックコメントとしていただきました多数の市民の皆様のご意見や、大フィルの活動にいろいろな形でご支援ご協力いただきました皆様の文化芸術振興にかけるお気持ちを大阪市様もお汲み取りいただいたものと考えております。
先のニュース欄でもお伝えいたしましたとおり、今回の運営補助金のご継続は、私どもの「強い大フィルを目指す成長戦略」の遂行による「自立」のための暫定的な投資である、と認識いたしております。この「投資」資金を頂戴した私どもといたしましては、これを効果的に運用し、市民の皆様に何らかの価値の還元をしてゆかなければなりません。
「増収による健全経営」「音楽を生み出す基盤整備」「価値を提供しうる社会貢献」、この3つを成長戦略の柱としておりますが、7月以降、新しい取り組みにチャレンジいたしました。

新聞報道にも採り上げていただきましたが、第一弾として、7月14日(土)の夜、大阪市・長居スタジアムでのJ1セレッソ大阪さんの公式戦にコラボレーション行事として、大阪フィル金管楽器奏者5名によるナマ演奏と、大阪発のスポーツ・音楽の融合を力強くアピールする新作のプロモーションビデオをスタジアムスクリーンに上映させていただきました。この日のセレッソ大阪vs鹿島アントラーズ戦は「西成区民デー」ということもあり、共に西成区に活動の拠点を置くセレッソ・大フィルのコラボレーションということで、地元・西成区の皆様はじめ、長居スタジアムを埋めた26,000名の皆様に「西成の大フィル」「大阪の大フィル」を大きくアピールさせていただきました。
「サッカーチームとオーケストラはヨーロッパでは都市格の象徴」、このナレーションで始まるプロモーションビデオをご覧いただいた皆様に、私たち共に文化振興に関わる者どうしの、大阪の都市魅力創造にかけるひとつの夢を感じていただけたのではないでしょうか。
 
また、第二弾として、9月21日(金)の夜、今度は吉本興業さんとのコラボレーション行事として、私どもの大阪フィルハーモニー会館にて、漫才・落語とクラシック音楽を融合させたエンターテインメントに挑戦いたしました。吉本興業さんが「@ほーむ寄席」として大阪の各地の企業や商店さんと組んで各地で寄席を開き、身近に漫才や演芸を楽しんでいただくというプロジェクトを継続されており、ここに私どもの弦楽器・打楽器のメンバーが入り、桂かい枝師匠の落語のBGMとしてクラシック音楽を演奏したり、吉本さんの音楽コントに楽団員も参加するなど、手作り・手探りのイベントでした。いつもはクラシック音楽が鳴り響く大阪フィルハーモニー会館に、お客さまの笑顔と笑いとハラハラドキドキの空気が満ちておりました。このイベントには、西成のイメージアップ戦略の取り組みの一環として西成区様のご協力もいただきました。
 
これら2つのプロモーション行事は、それ自体、新たにクラシックコンサートにお越しいただける多数のファンの獲得という点では即効性のあるものではありませんが、都市の文化装置のひとつとして、また他の文化・スポーツとの相乗効果を追求する中で、クラシック音楽の新たな活用の可能性を示すことができたものと考えております。
もちろん、セレッソ大阪さんのサポーターやファンの皆様、吉本のファンの皆様にも、クラシック音楽への親近感や、「大フィルって案外おもろいやんか」と感じていただけたお客さまがちょっとコンサートに行って見よう、というきっかけづくりにしたい、という想いも持っております。

 一方、すでにこのコーナーでご紹介いたしましたように、9月からコンサートマスターの体制を強化いたしました。田野倉雅秋を特別客演コンサートマスターに選任するとともに、渡辺美穂を大阪フィルのコンサートマスターに選任、首席客演コンサートマスターの崔文洙と併せて、3名のコンサートマスターの体制となりました。
大植英次の後を託す音楽監督の選任につきましてはもう少々お時間をいただきたいと存じますが、「成長戦略」に掲げました自立型大編成オーケストラを目指す、との方針に沿って、一歩ずつオーケストラの体制整備をはかって参りたいと考えております。

 以上、「成長戦略」に基づく最近の活動の一端をご紹介させていただきました。
私どもはこれからも市民の皆様、ファンの皆様に音楽を通じてどのような形の貢献ができるのか、市民の皆様のニーズにお応えするためには経営層・事務局・楽団員の一人ひとりが何をすべきなのかを十分に考えるとともに、時には新しい発想に大胆にチャレンジして参りたいと考えております。
公的助成という「投資」をいただいた市民の皆様への還元の気持ちを常に持ちながら、文化芸術団体としてのトップランナーを目指すことで、すべての市民の皆様に「大阪フィルは大阪の誇り」と感じていただけるよう努力を続けてまいります。
皆様方におかれましては、引き続き、大阪フィルへのご理解ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

平成24年10月3日
  公益社団法人 大阪フィルハーモニー協会
                        常務理事 佐々木楠雄

2012年大阪クラシック ザ・シンフォニーホール公演より
2012大阪クラシック 154
 (C)飯島隆

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