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「第463回定期演奏会」 本日開催です。お越し下さい!

「第463回定期演奏会」練習3日目の模様をレポートします。

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今回は前半に演奏するベートーヴェンの練習の模様をお届けいたしましょう。
練習はコンサートマスター田野倉雅秋のチューニングから始まります。

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この日の練習はプログラム順に行われます。
最初は「レオノーレ」序曲第1番です。
「レオノーレ」序曲と言いながら、オペラの作品名は「フィデリオ」です
ベートーヴェン自身は「レオノーレ」というタイトルで上演を希望しましたが、既に「レオノーレ」という作品が有ったため、「フィデリオ」に落ち着いたとか。
ちなみに「レオノーレ」も「フィデリオ」も登場人物の名前です

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ストーリーは簡単です。

監獄所長ピツァロは、政敵フロレスタンを不正に監禁しています。フロレスタンの妻レオノーレは夫を救出するため、男装してフィデリオと名乗り、監獄の番人ロッコの下で働き救出の機を窺っています。大臣の視察を知らされたピツァロは不正の露見を恐れ、フロレスタンの殺害を決意。ピツァロが手を下そうとした瞬間、レオノーレが身を挺して夫をかばいます。そこへ大臣が到着、レオノーレの勇気ある行動を称賛し、ピツァロを裁きます。人々は神の正しい裁きと愛の力をたたえます。

生真面目なベートーヴェンが、正義、徳、愛、自由への解放といったテーマを正面から突き詰めていった作品で、意外にもベートーヴェン唯一のオペラです。
モーツアルトの書くオペラのテーマとは違いますね

改訂を重ねるために序曲を作り続け、結局「レオノーレ」という名の序曲を3番まで3曲、そして「フィデリオ」という名の序曲を1曲、計4曲の序曲が唯一のオペラに存在します

今回演奏するのは、演奏機会の少ない「レオノーレ」序曲第1番。
1番ですが、「レオノーレ」序曲1番~3番まででは最後に書かれました。
通常、よく演奏されるのは「レオノーレ」序曲第3番です。

初めて耳にする方が多いと思いますが、とても良い曲です。
この曲を選ばれるあたり、いかにも下野マエストロって感じですね

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そして交響曲第8番です。

ベートーヴェン自身はとても気に入っていた作品でしたが、初演の反応はあまり良くなかったようです。
確かに人気の第7番と第9番「合唱付」の間の曲のわりには、あまり知られていませんね
1楽章のアタマから序奏が無く華やいだ雰囲気で始まるとてもシャレた曲です。

有名なベートーヴェンのあまり知られていない名曲を演奏しようと考えていた下野マエストロに選ばれた2曲、
この機会にお聴き下さい

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今回もマエストロのリクエストで登場!バロックティンパニーです。
延原武春さんの「いずみホール」シリーズが終わったので、当分は使う機会が無いと思っていましたが、先日の井上道義さんのモーツァルト「ジュピター交響曲」に続き登場でございます
叩くのは打楽器奏者・中村拓美。
彼はベートーヴェンではバロックティンパニーを、後半のコリリアーノではモダン楽器を演奏致します。
その音の響きに注目して下さい!

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ベートーヴェンの金管の編成は、ホルンが2本か4本かの違いだけで、他に違いはありません。

の写真はホルンが4本なので「レオノーレ」。「交響曲8番」だと2本です。
他では共に、トランペット2、トロンボーンなし、チューバなしとなっています。

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木管楽器は両曲とも、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2です。

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写真は交響曲第8番です。 ホルンが2本ですね。
唯一の打楽器、バロックティンパニーがステージ下手後ろに位置しているため、ベト8のセンター後方にはコリリアーノ用の楽器が並んでいますが、誰もいません

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チェロの客演トップ富岡廉太郎さん、近藤浩志に意見を求めるマエストロ。

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コンマス田野倉雅秋、渡辺美穂の向こうには、2ndの田中美奈、横山恵理、小林亜希子、浅井ゆきこの真剣な表情が見えます。
バロックティンパニーを使っているからと言って、ノンビブラートかというと下野マエストロはその事にあまりこだわられません。
しかし、3年に渡り古楽奏法の雄、延原さんについてベートーヴェンをやって来ました。
必要なところだけビブラートを使う事が身に付いているのでしょうか、そんな弾き方が目に付きました

現代曲コリリアーノの「ハーメルンの笛吹き」幻想曲と対比する形で演奏する、古典派代表ベートーヴェン

それぞれの魅力がより際立ち、ベートーヴェンがとても新鮮に聴こえました。

どうぞ今回の定期、ライブでお聴き下さい

2012-11-15#463チラシ

「第463回定期演奏会」

日 時:11月15日(木)、16日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野竜也
独 奏:瀬尾和紀(フルート)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>

ベートーヴェン/「レオノーレ」序曲 第1番 ハ長調 作品138
ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
コリリアーノ/ハーメルンの笛吹き

料 金:A席6,000円 B席5,000円 C席4,000円
      S席 D席は売切れ

※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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