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12月定期演奏会、充実の練習2日目も終了です!

大阪フィル「第464回定期演奏会」の練習2日目が終了しました。
この日の練習をいつものようにリポートしてみましょう!

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この日は昨日とは逆で、バルトーク「中国の不思議な役人」から始まりました。
中国の役人、特に高級官吏のことを‘マンダリン’と呼ぶため、この曲をメンバーの多くは‘マンダリン’と略して呼んでいます
この高級官吏は、宦官(かんがん・去勢を施された官吏)の事を指すという説も有りますが、詳しくはわかりません。

今回初めてこの曲を聴かれるなら、とにかくセンセーショナルな曲ですよ

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‘マンダリン’の曲調と全然違い、マエストロ・フルシャは穏やかな表情でメンバーに話しかけます。
突然、「アリガトウゴザイマス!」や「ダイジョウブ!」などの日本語が登場し、練習場の雰囲気が和みます
しかし曲が始まると・・・

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強烈なリズム、激しい変拍子、そして不協和音。
まさに音の洪水が一気にやってきます
そして、大迫力のオーケストラサウンドを味わう事が出来ます

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この曲、正確には「パントマイム劇のための音楽」です。
昨年のサイトウキネン音楽祭で上演されたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
音楽は、そのストーリーに忠実に作られているので、今、どこのシーンを演奏しているのかを考えて聴くと、より一層楽しいですよ

台本がとても不道徳だ!とのことで上演禁止などを余儀なくされた経緯を持つこの作品、ストーリーは以下 のようなものです。
定期でお配りするプログラムに掲載している音楽学者・伊藤信宏さんの曲目解説から引用させて頂きました。

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舞台は大都会の片隅。悪党3人が少女に金を巻き上げるために誰か金持ちを誘惑してこい、と命じる。少女はしぶしぶ従い、年老いた伊達男を連れて来る。が、この男は金など払いそうにないので追い出される。続いて少年が連れて来られるが、これも金にならないと追い払われる。三人目が身なりの良い中国の役人。彼は少女と踊り、次第に高まってくるが、悪党たちに金を要求され袋叩きにされる。が、ナイフで刺しても、首をくくられても死なず、少女を求め続けるので悪党たちも怖じ気づく。ついに少女が彼を受け入れて抱きとめると、役人は満足し、ようやく傷口から血が流れはじめて死に絶える。

以上が本当に簡単なストーリーです。
この曲には組曲版と舞台版(全曲版)の2種類があり、今回演奏する組曲版は、中国の役人が悪党たちに袋叩きに合う前までを描いています。
演奏時間は20分弱ですが、凄まじいまでの音世界に浸って頂けますよ

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16型の弦楽器でお届けする大迫力の音絵巻
通常下手の後方に位置することの多いピアノが指揮者の前、ど真ん中に配置されます。

楽器編成は・・・
フルート3(2番、3番奏者ピッコロ持ち替え)、オーボエ3(3番奏者コールアングレ持ち替え)、クラリネット3(3番奏者はバスクラリネット持ち替え)、ファゴット3(3番奏者コントラファゴット持ち替え)、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ1、打楽器奏者5(ティンパニ、小太鼓、テナードラム、大太鼓、シンバル、トライアングル、タムタム、シロフォンを分担)、チェレスタ1、ハープ1、弦五部となっています。

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弦楽器は通常配置。
下手に1stヴァイオリン、その横に2ndヴァイオリンが並びます。

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低弦では客席側にヴィオラが並び、その内側にチェロ、後方にコントラバスが並びます。

管楽器、弦楽器、打楽器それぞれに聴かせどころがある組曲「中国の不思議な役人」、オーケストラサウンドの醍醐味を味わって頂けます。
どうぞお楽しみに!

そして、いよいよ練習最終日には、超絶技巧の持ち主クリストフ・バラーティが愛器ストラディヴァリウス“レディ・ハームズワース”を携え、やって来ます
プログラムは、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
これまでの大フィルの歴史でも幾度となく名演が聴かれた人気の曲です。

バラーティとは今回が3度目の共演で、お互い分かり合っています
だからこそ、今回の演奏が過去の歴史的名演に負けず劣らず素晴らしいモノになることをメンバーもスタッフも確信しております。

どうぞライブでお聴き下さい! そして、ご期待下さい

チケットはまだ余裕がございます。
バルトーク、ボロディン、そしてチャイコフスキー!
ヴァラエティに富んだ「第464回定期演奏会」にどうぞお越し下さい

(広報:H.I)

2012-12-10#464チラシ


「第464回定期演奏会」

日 時:12月10日(月)・11日(火)19:00開演 (18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:ヤクブ・フルシャ
独 奏:クリストフ・バラーティ(ヴァイオリン)

<プログラム>
バルトーク/バレエ音楽「中国の不思議な役人」 作品19
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ボロディン/交響曲 第2番 ロ短調 作品5

料 金:A席6,000円 B席5,000円 C席4,000円
    S席、D席は完売
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890



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