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大阪フィルの「第9」の歴史、ちょっと紹介しましょう!

色々有った2012年もまもなく終わろうとしています。
今年を締めくくる演奏会「第9シンフォニーの夕べ」が明日に迫るなか、大阪フィルの「第9」の歴史を少しだけ紹介したいと思います

今年65周年を迎えた大阪フィル、「第9」の演奏回数は日本1だと思います。
日本1という事は、多分世界1 という事に成るのではと・・・。
何しろ、日本ほど「第9」を演奏する国はありませんから

明日、演奏する「第9」が大フィル史上、通算707回目になります。

60年史 001
 (C)飯島隆

大阪フィルといえば、やはりこの人 、創立名誉指揮者の朝比奈隆です。
実に223回の「第9」を指揮しています。

#7第九

大阪フィルでの栄えある初演は、昭和23年(1948年)1月23日、大阪の朝日会館で行われました。
初演からいきなり、23日~25日まで3日間、1日2回公演で計6公演を演奏
まだ関西交響楽団の時代ですね。 スゴ過ぎます
これが そのときのポスターです。
指揮はもちろん朝比奈隆が務めています。

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そして2001年、12月29日、30日の「第9シンフォニーの夕べ」に出演を予定していた朝比奈隆は体調不良のため出演が不可となり、指揮者は当時大阪フィルのミュージックアドバイザーに就いていた若杉弘に代わります。

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モノクロの写真しかありませんが、 がそのときの写真です。
初日の「第9」演奏終了後の時間に、朝比奈隆は逝去。
30日の演奏はメンバーが喪章をつけて演奏いたしました。

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朝比奈隆が「第9シンフォニーの夕べ」に最後に出演したのは、2000年12月29日、30日の公演。

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演奏終了後、メンバーが引っ込んだ後もお客さまに呼び出されていましたね。

朝比奈隆の死後、「第9シンフォニーの夕べ」を指揮したのは・・・
2002年 井上道義、2003年 広上淳一、2004年 小林研一郎、2005年 尾高忠明、2006年 井上道義、2007年「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」の最終公演として大植英次と続きます。

第9 015
 (C)飯島隆

来年4月にオープンするフェスティバルホール。
旧フェスティバルホールがクローズしたのが2008年12月。
最終公演は、日本を代表するポップスミュージシャン山下達郎のコンサートに次いで、大阪フィルの「第9シンフォニーの夕べ」でした。

第9 004
 (C)飯島隆

指揮は前年に続き、第2代音楽監督の大植英次。
フェスティバルホールを舞台に展開してきた「大阪国際フェスティバル」でも幾多の名演を残してきた大植英次と大阪フィル。
大植英次の熱い思いに応える形で、オーケストラがファイナルを飾るに相応しい素晴らしい「第9」を奏でました

第9 008
 (C)飯島隆

翌2009年、年末の「第9」を指揮したのは、前の年の7月に「マーラー4番」で鮮烈に定期デビューを飾った
アレクサンダー・リープライヒでした。

第9 006
 (C)飯島隆

いきなりの定期デビューにも驚きましたが、翌年の「第9シンフォニーの夕べ」に時間を置かずに登場し、話題となりました。
彼は昨年5月定期にも登場し、プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」を指揮しました。
これからも彼の活躍から目を離せません!

2010-12-29 第9シンフォニー 013
 (C)飯島隆

2010年の指揮者はゲルハルト・ボッセ。
体調は芳しくなく、椅子に座っての指揮でしたが、指揮台を乗り出さんばかりの熱い指揮に、オーケストラも合唱団も大変刺激を受けました。

2010-12-29 第9シンフォニー 021
 (C)飯島隆

再会を約束して別れ、今年1月の定期でご一緒するのが楽しみだったのですが、直前にご逝去の報が届いたことは記憶に新しいですね。
ゲルハルト・ボッセの代わりに「第454回定期演奏会」を指揮したのが大植英次でした。

2011-12-29第9 023
 (C)飯島隆

2011年、昨年の「第9シンフォニーの夕べ」を指揮したのも大植英次。
自身、音楽監督として活動する最後の年「エイジ・オブ・エイジ」の「第9」は、ザ・シンフォニーホール2日間を完売
凄まじい人気を見せつける結果となりました。

2011-12-29第9 010
 (C)飯島隆

驚いたのが、独自の研究の結果による楽器配置でしたね。
中央に据えられたチェロを挟んでヴィオラが上下対向配置で並び、
金管楽器や打楽器も上手下手に分かれて配置されています。
とても珍しい配置で、刺激的な演奏会となりました。

ポンマ-(c)Kosaku Nakagawa Nagoya Philharmonic

そして迎える今年の「第9シンフォニーの夕べ」。
指揮は巨匠マックス・ポンマー。
私たちとは今回が初顔合わせです

今年7回目の「第9」、そして関西交響楽団から数えて通算707回目の「第9」

せっかくの機会ですので、その他の記録も少しご覧になっていただきましょう。

大阪フィル「第9」演奏記録ランキング、トップ3の発表

演奏会合計 : 昭和23年(1943年)から平成24年(2012年)12月までで707回(関西交響楽団時代 42回、大阪フィル 665回)演奏。

指揮者別 : 朝比奈隆223回、 外山雄三202回、 小林研一郎34回
独唱
  ソプラノ : 樋本栄91回、 立原ちえ子50回、 井岡純子45回
  アルト  : 成田絵智子144回、 藤川賀代子53回、 桂斗伎子52回
  テノール : 林誠189回、 丹羽勝海92回、 伊藤富次郎59回
  バリトン : 田中勉90回、 三室尭69回、 勝部太53回
合唱団 : 大阪フィルハーモニー合唱団184回、 フロイデ合唱団81回、 アサヒコーラス61回 


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何となく「第9」が私たちにとって特別なプログラムで、「第9シンフォニーの夕べ」は思い入れの強いコンサートだということが判っていただけたでしょうか

いよいよ明日に迫りました「第9シンフォニーの夕べ」、チケットは完売しています。

チケットをお持ちの皆さま、今年最後のコンサートです。
どうぞ一緒に盛り上がりましょう!

ザ・シンフォニーホールでお待ちしております

(広報:H.I)

第9シンフォニーの夕べ」
日 時:12月29(土)19:00開演 (18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:マックス・ポンマー
(※ヴォルフ・ディーター=ハウシルトより変更になりました)
独 唱:市原愛(ソプラノ)
    坂本朱(アルト)
    福井敬(テノール)
    小森輝彦(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調「合唱付」 作品125

チケットは完売いたしました!


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