子ども達に囲まれてコンサート! いっぱい元気を貰いました!

NPO法人 子どもセンターあさひ が主催する「オーケストラファミリーコンサート」は、今月20日に大盛況のうちに終了致しました。

会場の大阪市中央公会堂の入口には開催を告げるお手製の看板が。
このコンサートに向けた関係者の方の想いが感じられ、開場前からテンションが上がります


会場に向かう親子連れの姿が周辺にたくさん見られました。
お料理教室、お面作り、キャンプ・・・
大集会室のロビーには 子どもセンターあさひ の活動を判りやすく説明したパネルが設置してあります。

気になった活動について相談できる窓口もロビーにはあり、どこも子どもでいっぱいです


開演を待つ場内の雰囲気です。
お父さんに抱っこしてもらい、始まるのを待つ本日の主役、子ども達。
さぁ、皆さんは私たちの演奏を気に入ってくれるでしょうか?
ちゃんと集中して聴いてくれるかな!

コンサートマスター渡辺美穂のチューニングでコンサートスタートです


オープニングを飾る曲は、グリンカの歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲。
疾風怒濤のごとく流れていくオーケストラサウンド。
早いだけではなく、チェロのメロディなどポイントはしっかり聴かせる指揮者の船橋洋介さん。
掴みはOK


昨日のフェスティバルホール公開リハーサル同様、指揮とお話は船橋洋介さんです。
「皆さん、こんにちは!」 「こんにちは!」
「元気がないね!、もう1度、こんにちは!」 「こんにちは!」
船橋さんは指揮はもちろん、お話もとても上手です。
ちゃんと子ども達とコミュニケーションを取りながら進行されます。

そして指揮はいつも以上に熱が入る船橋さん。
子どもは正直です。 面白くなかったら2度とクラシック音楽を聴かなくなるかもしれません。
それだけに真剣勝負なのです


昨日の公開リハーサルでもお客さまが大喜びだった「トランペット吹きの休日」。
この日も大受けしましたよ

「シンコペーテッド・クロック」も「プリンク・プレンク・プランク」も、やはりルロイ・アンダーソンの曲は子ども達にも人気がありますね


「皆さん、“さんぽ”は知ってますか?」 「はーい!」
「一緒に歌ってくれるお友達は?」 「はーい!、はーい!」

ナント、子ども達は全員“さんぽ”を知っていました。
“さんぽ”! “さんぽ”?!
「あるこう あるこう わたしはげんき あるくのだいすき どんどんいこう・・・」
はいはい、「となりのトトロ」の曲ですね、“さんぽ”と言うのですか

聴けば判りました。 けど・・・
久石譲、というかジブリ恐るべしですね


と云う事で、お友達はみんなで元気良く“さんぽ”を歌ってくれました


本編最後の曲は、スメタナの交響詩「我が祖国」から“モルダウ”です。
「この曲、子ども達はちゃんと聴いてくれるかなぁ?」
との心配をよそに、みんなスゴイ集中力でじっと聴いてくれましたよ

曲が終わったらちゃんと拍手もしてくれましたしね

良い音楽はしっかり伝わるのですね、確信しました


アンコールはオッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」より“カンカン”です。
この曲、子ども達も手拍子で参加してくれました。
写真では判りにくいですが、大人も子どもも一緒になって手を叩いてくれています

ちょっと感動的な光景でした。

すべてのプログラムを終了しました。
静かに聴いて頂いて本当に有難うございました。

どうですか、楽しかったですか? 皆さま、またお会いしましょう


アンケートコーナーも子どもたちでいっぱいです。
何か感想を書きたい! 有難いことですね、色々意見を聞かせて下さい!

お父さん、お母さんと手をつないで“さんぽ”を口ずさみながら帰るお友達発見

これまた嬉しい光景ですね

ご来場頂きました皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます

私達のいるクラシックのマーケットはごくごく限られたマーケットです。
裾野を広げて、リスナーの層を積み上げて・・・
子ども達に聴いてもらう機会を増やす事、これこそが生命線となります。
そんな中での今回のコンサート、本当に有難いことです。
この機会を与えて頂きましたNPO法人 子どもセンターあさひ さまに感謝申し上げます。
どうぞこれからも大阪フィルをよろしくお願いいたします

(広報:H.I)
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