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谷村新司さんと“昴”や“群青”を共演しました!

今年4月にオープンするフェスティバルホール。
先月、フェスティバルホールの親会社でもある朝日新聞の全国レベルの大会が、満員のお客様の下、クローズドで行われました。
そして、その大会の第2部で行われた「特別コンサート」を、大阪フィルが演奏させていただきました。

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フェスティバルホールの大きなステージは、大阪フィルが乗ってもこの余裕。
反響板を取り付けてもこれですので、ポップスやロックなどPAを使用して使うのならばもっと大きいステージが現れます。

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今回の「朝日会全国大会」のコンサート、とても感動的でした
このコンサートを、前日リハーサルの模様から順を追ってレポートいたします。

前日リハーサル、まずオーケストラだけの練習を行ないました。

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今回の指揮をお願いした飯森範親さんです。
このところ大阪フィルとご一緒する機会の多いこともあり、どうしたら大阪フィルがよく鳴るか、鳴らし方のツボのようなものもすっかりご存知です

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ただ、この日のオーケストラによる演奏はエルガーの「威風堂々」とあと1曲だけで、ある方との共演がメインプログラムになります。
そうです、4月にオープンするフェスティバルホールに初めてクラシックジャンル以外の方が出演されて、お客さまに歌をプレゼントされます
記念すべき最初のアーチストとは・・・

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谷村新司さんです

オーケストラは最初に「威風堂々」を演奏した後、“Overture featuring SUBARU”を演奏。
名曲「昴」のオーケストラ版ですね
情感たっぷりにオーケストラ演奏で「昴」を聴いていただき、一転してアップテンポのリズムで“チャンピオン”のイントロが流れ出しました。

谷村新司さんが歌いながら登場です!

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谷村さんと飯森マエストロはざっと気になる点を確認し合い、もういちど最初から通して演奏した後、お互いに拍手 で称え合われてました。 

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“チャンピオン”、“いい日旅立ち”、“風の子守唄”・・・
1曲終わるごとにチェックをされる谷村さんと飯森マエストロのお二人。

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オーケストラとピアノによって奏でられる谷村さんの世界。
特にピアノ演奏は歌の伴奏という役割を超えて、とても重要な位置を占めています。
とりわけ“群青”は、ピアノ協奏曲のような迫力です

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オーケストラサウンドで盛り上げて、一呼吸置いて叙情的なメロディーを奏でるピアノ。
ピアニスト石坂慶彦さんのピアノは独自の世界観を持っているように感じました
1980年生まれ、東京藝術大学音楽学部作曲科卒業ということなので、クラシック界にはたくさん知り合いがおられる事でしょうね。

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それにしても、今回のコンサートのプログラムは鉄壁ですね
“チャンピオン”~“いい日旅立ち”~“風の子守唄”~“群青”~“昴”
もちろん、“三都物語”も“Far Away”も“サライ”も“陽はまた昇る”も“階・きざはし”も“浪漫鉄道”も聴きたいところではありますが、それはワガママなファン心理です

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ワタシですか? ええ、谷村新司さん好きですよ
クラシックに限らず、良い音楽、上手い歌、楽しいコンサートは好きです
そういう意味で谷村さんはMyアイドルです。
ジーンズでフォークソング!の時代から良い感じで年を重ねてこられ、“ダンディズム”を経て、今や格好良いシルバー世代の代表ですから。
クラシックでもポップスでも、もちろん人間も進化していかないとダメですよね
明日の本番が楽しみです

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朝日新聞といえば、夏の全国高校野球
「栄冠は君に輝く」ですね

「栄冠は君に輝く」
加賀大介作詞・古関裕而作曲

雲は湧(わ)き 光あふれて
天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ
若人よ いざ
まなじりは 歓呼に答え
いさぎよし 微笑(ほほえ)む希望
ああ 栄冠は 君に輝く


ということで、アンコールは「栄冠は君に輝く」を高校生が歌うことになりました。
合唱は、淀川工科高校グリークラブと清水谷高校合唱部による混声チーム。
どちらも合唱の強豪校です。
飯森マエストロから事前に色々と注意を受けて、始まりました!

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飯森マエストロは客席で音のバランスをチェック!
「コーラスのメンバー、もう少しその場で広がれませんか?」
このひと言で音が全く変わって聴こえたのにはビックリしました
マエストロは客席から指揮されました。

大丈夫、本番は自信持って元気に行きましょう!

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本番の様子を紹介する前に、中之島フェスティバルタワー2階、フェスティバルホール入口に展示されている谷村新司さんのサインボードをご紹介しましょう

アリス時代から通算143回もフェスティバルホールに登場されている谷村さん。
2008年12月、旧フェスティバルホール閉館前のコンサート「ありがとう!フェスティバルホール」では、ステージに向かって歌い、ホールへの感謝と別れを惜しまれたそうです。

そんなフェスとのかかわりが判るエピソードと、プロフィール、そして新装フェスティバルホールに贈るメッセージが書かれています。
メッセージを拡大すると・・・

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読めますか?

壁や天井には昭和が染み込んでいた
その中には人々の感動と涙が詰まっていた
別れの日、私は壁と天井に‘ありがとう’の歌を伝えた
そして新しい始まりの日、私はどんな想いで舞台に立つのだろうか・・・
音と歌に包まれた会場はまた呼吸を始め
人の思いを受け止める、物語のはじまり・・・。


谷村さんの愛情のこもったメッセージです
今回、ご一緒させて頂くことで、まさに谷村さんとフェスティバルホールにとっての新しい始まりの日を目撃する事が出来ました
光栄です

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「第11回朝日会全国大会」の日を迎えました。
第1部の式典から会場いっぱいのお客さまで溢れています。
14時半、第2部の大阪フィルと谷村新司さんの演奏会の時間です。
コンサートマスター田野倉雅秋のチューニングからコンサートの始まりです!

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旧フェスティバルホールのオープニングでも演奏した思い出の曲、エルガーの「威風堂々第1番」を、そして谷村新司さんの“昴”管弦楽版を、飯森マエストロの指揮で演奏いたしました

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ピーンと伸びた左手の指先や、宙を舞う指揮棒の動きが美しい飯森マエストロの指揮姿。
マエストロの指揮で紡がれる大阪フィルの音楽を、お客さまは真剣に聴いて下さいました。

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オーケストラは“チャンピオン”のイントロを奏でます。
谷村新司さんの登場です
前日のリハーサルではなく、この日はオープン前とはいえ本番。
公式記録はどうなるのかは判りませんが、谷村さんご本人とすれば超満員のお客さまを前に新しいフェスで歌い始めの記念すべき日となるのではないでしょうか。

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“チャンピオン”が終了して、オーケストラは大阪フィルです!と紹介して頂きました。
軽妙なトークを交え、満員のお客さまをぐいぐい谷村ワールドへ誘う谷村さん。
歌にトークに、ステージングの上手さには定評のある谷村さんです

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この日のステージでも、“群青”は素晴らしかったです
ピアノ協奏曲ばりのピアノ独奏
実はこの“群青”のオリジナルピアノ譜は羽田 健太郎 さんが書かれたものだったようですが、難しくてハネケンさん以外は誰も弾けない ということで、その時々のピアニストが譜面を変えて今の形になったようです。

また、“群青”に関しては、昨年谷村さんが、東日本大震災の被災地を訪れた時に、この歌は止めたほうがいいのではないかと危惧されていたようですが、被災地の方からのイチバンのリクエストは意外にもこの歌だったそうです。

「群青」
谷村新司 作詞/作曲

空を染めて行く この雪が静かに
海に積もりて 波を凍らせる
空を染めて行く この雪が静かに
海を眠らせ あなたを眠らせる
手折れば散る薄紫の
野辺に咲きたる一輪の
花に似てはかなきは人の命か
せめて海に散れ 思いが届かば
せめて海に咲け 心の冬薔薇


このステージでもきっと特別な思いで歌われたことでしょう

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ピアニスト石坂慶彦さん、ブラヴォーでした!
谷村さんも飯森マエストロも石坂慶彦さんを祝福しています。
チャイコフスキーやラフマニノフも真っ青な、抒情的な素晴らしいピアノでした。

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最後の曲“昴”を前に谷村さんが話しをされます。

「昔、この曲を歌うと決まって突っ込まれました。 目を閉じて何も見えず。 当たり前やろ! いやいや、そうじゃないんです。 目を閉じるから見えるものも有る訳で・・・。 例えば、音楽は目に見えないでしょう。 目に見えないから素晴らしいんですよ、ね。」

そんな素敵なハナシです。

そして、“昴”は始まりました。

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天井から音が降ってくると言われるフェスティバルホール。
本当に凄い光景ですね

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“昴”の途中から谷村さんは、ステージの方を向いて歌い始められました。
つまり、客席にお尻を向ける形ですね。

この光景、2008年12月の「ありがとう!フェスティバルホール」コンサートでも見られました。
その時はステージに向かって歌い、ホールへの感謝と別れを惜しまれたそうです
今回もその時と同じようにステージを向いて歌われた谷村さん。
きっと、谷村さんにしか分からない気持ちだと思いますが、「フェス、お帰り!」とホールと対話をされていたのかもしれませんね。

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谷村さんが“昴”を歌い終わり、すべてのプログラムが終了しました。
谷村さんと飯森マエストロは、それぞれを紹介し合い、お客さまからは温かい拍手を頂きました

谷村さんが去ったステージには、交代で高校生が登場して来ました!

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司会の落語家、桂吉弥さんが 「朝日新聞といえば、夏の高校野球。夏の高校野球と言えば・・・「栄冠は君に輝く」ですね。「栄冠は君に輝く」を歌って頂きましょう。 歌詞がスクリーンに出ますので、皆さんもご一緒にどうぞ!」 と案内されました!

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リハーサルで飯森マエストロに注意された事を思い出しながら「栄冠は君に輝く」を歌う、淀川工科高校グリークラブと清水谷高校合唱部のメンバー。

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とても元気があって良かったですよ
合唱団の皆さま、オーケストラの皆さま、そして飯森マエストロ、お疲れさまでした

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この日の司会者、桂吉弥さんにサインを貰っている庄司拓を発見
「吉弥さん大好きなんです!」と庄司。
確かに吉弥さん、「ちりとてちん」からのブレークは目を見張るモノが有りますね。

「桂吉弥さん、この日の大役、お疲れさまでした

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谷村さんが常任教授を務めておられる上海音楽学院出身のヴィオラ周平。
周は学生時代には谷村さんと特に接点は無かったのですが、周のお父さんはご存知だったようです。
「谷村さんは中国で凄い人気なんだ。 少し話が出来て一緒に写真を撮って貰えて、光栄だった」 と語る周でした。

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「ずっと昔からファンなんだ。 一緒に撮って!」 と言うのはチェロの近藤浩志。
2002年にご一緒する機会があった時にチェロケースにサインを頂きました。その横に今回改めて、サインを貰いました。谷村さんは前回の事を覚えていてくれたんだ!」

谷村さんは周にも近藤にも気さくに話をしていただきました。

「今日の演奏、素晴らしかったよ! 大フィル有難う!」 と谷村さん。
谷村さん、またご一緒させてくださいね

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こちらが近藤のチェロケース。
左側が2002年の谷村さんのサイン。
その、右側に2013年1月24日 フェス、Deview!と書かれていました。 
記念すべき谷村さんのフェスティバルホールカムバックの日にご一緒出来て幸せでした

谷村さんが次にフェステバルホールに登場するのは5月5日、6日にアリスでの事。
コチラも楽しみですが、チケットはすぐに売り切れる事でしょうね

楽しい夢のような時間があっという間に過ぎていきました


これからも谷村新司さん、並びに大阪フィルをよろしくお願い申し上げます

(広報:H.I)

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