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フェスティバルホール開業記念式典で演奏しました!

大阪の街に、待ちに待ったフェスティバルホールが戻って来ました!

2008年12月、大阪フィルの演奏する「第9シンフォニー」を最後に50年の歴史を閉じたフェスティバルホールが、4年4カ月ぶりに復活しました。

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4月3日、開業記念式典当日のフェスティバルタワーの様子です。
この日の天気は曇り、少々暗めの空にそびえ立つ昨年秋にひと足早くオープンしたフェスティバルタワー。
タワーの南壁面には、旧ホールと同じ「牧神、音楽を楽しむの図」のレリーフが施されています。

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5か月の準備期間を経て、フェスティバルホールのお披露目です。

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ホール前にたなびく赤と青の真新しいフラッグが、オープンを祝福します。

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ホール正面入口へと続く幅7.2メートル、51段の大階段の横には、開業記念式典の案内看板が立っています。

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正面入り口からエントランスホワイエに。
ここで来賓の皆さまは受付を済ませ、いよいよ場内へと入って行かれます。

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傾斜20.5度の緩やかなエスカレーターでビルの2階部分から5階部分へ移動。
長さにして43メートルを90秒かけて上がりきると、そこには3層吹き抜け、高さ18メートルのメーンホワイエが目前に広がります。
日常から非日常へ・・・。
コンサートやお芝居などエンタメに出掛けるのってやはりハレの日ですよね。
エスカレーターでこの切り替えが出来るって素敵じゃないですか。

スタッフがウエルカムドリンクを持って、お客様をお出迎えです。

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夜空に浮かぶ無数の星の如きシャンデリアが輝くメーンホワイエには、この日だけのテーブルが置かれていました。
ドリンクを飲みながら談笑出来るようにとの配慮が嬉しいですね。

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開場してそれほど時間の経っていないホール客席は、まだほとんどの方が席には着かれていません。

前日から開業記念式典の準備でバタバタの会場関係者の皆さま。
この日はスケジュール的にオーケストラのゲネプロが出来る状況ではありません。
という事で、前日ゲネプロが行われました。

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せっかくなので、その様子もご紹介しましょう。

ゲネプロ前には、ステージマネージャー清水直行から注意事項の説明がありました。
となりにはインスペクターの近藤浩志(チェロトップ奏者としてすっかりお馴染み)が。
いつもの練習前の光景です。

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コンサートマスター崔文洙のチューニングでゲネプロスタート!

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これがステージにいると「天井から音が降り注ぐ」と称されたフェスティバルホールです。
この客席がお客さまでいっぱいになったら・・・
考えるだけで鳥肌が立ちますね。

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今回の記念演奏を指揮していただくのは、下野竜也さんです。
昨年11月、すでに「スペシャルライブ」の練習をこちらで経験済みのマエストロ。
フェスの鳴らし方は、そのときの練習でつかまれているのでしょうか。

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大きなステージなのでオーケストラが余裕なのはいつもの事ですが、打楽器の後ろにひな壇が組まれていて空いているのは・・・

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後半の2曲で大阪フィル合唱団がオケと一緒に歌うからです。
そしてバス歌手のこの方ともご一緒します。

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日本を代表するバス歌手の妻屋秀和さん。
世界で活躍する傍ら、藤原歌劇団や新国立劇場のステージで大活躍です。
NHKのニューイヤーオペラコンサートにも度々出演されているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

今回、妻屋さんに歌っていただいたのは「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕よりで、最後にハンス・ザックスが歌う「マイスターをさげすんではならぬ」です。
この曲、昨年のニューイヤーオペラコンサートでまさに妻屋さんが歌われた曲ですね。
これは本番が楽しみです!

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大フィル合唱団が参加する曲は、妻屋さんと一緒に歌うマイスタージンガーと、アンコールとして用意している「威風堂々」第1番です。
最後に合唱付きの「威風堂々」、プロムスのように盛り上がると良いのですが!


さあ、丸谷明夫先生の指揮、淀川工科高校吹奏楽部によるファンファーレで開業記念式典が始まりました。
本番の写真で振り返って見たいと思います。

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主催者の挨拶に続き、来賓の代表として挨拶をされたのは歌手のさだまさしさん。
「神様の棲むホールでまた歌えて本当に幸せ!」と語られました。

そしてホールの顔とも言える緞帳がお披露目されました。
一つ目の緞帳は、アサヒビール提供の「柳橋水車図屏風」です。

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フェスティバルホールの緞帳、どれだけ大きいかと言うとこんなにも大きいのです。
緞帳の授与式の光景ですが、人が立つとその大きさがわかりますね。

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そしてもう一つは、パナソニックさん提供の「豊臣期大阪図屏風」。

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こちらの緞帳もこんなに大きいのです。

オーケストラの演奏会の場合緞帳の開け閉めをする事がないので、なかなか見る機会がありません。
なので、この機会にご紹介させていただきました。

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おめでたい席にはおよそ付き物となっているのが、能楽の舞や日本舞踊などです。
寿式三番叟などをプログラムに組み込むケースが多いですが、今回は能楽「猩々乱(しょうじょうみだれ)」を披露する事になりました。
梅若玄祥さんと大槻文蔵さんという能楽界の超大物が主役のシテを勤められました。
頭髪から装束まで全身が紅ずくめなので、祝言の曲といわれているそうです。

本物の持つチカラですね、場内の雰囲気が一変しました。

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休憩を挟んで後半、大阪フィルの出番です。
メンバーが席に着いた直後のホール、まだお客さま全員が席には着かれていませんが、お客さまの期待がコチラにも伝わって来ます。
初めて大阪フィルを聴く方も多いでしょう。
皆さまに気に入って頂けると良いのですが・・・

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コンサートマスター崔 文洙(チェ・ムンス)のチューニングが始まりました。

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そして下野竜也さんが入場し、

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1958年、旧フェスティバルホール開業記念式典で朝比奈隆が指揮をして大阪フィルが演奏した、ベートーヴェン「献堂式」序曲がホールに鳴り響きました!

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カラヤンもバーンスタインも、チェリビダッケ、マゼールも、演奏した旧フェスティバルホール。
新しいフェスの門出を祝う指揮者に選ばれたマエストロです。

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下野マエストロの表情はいつになく引き締まって見えました。

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2曲目の「皇帝円舞曲」では踊るように、3曲目のシベリウス「アンダンテ・フェスティーヴォ」では祈るように指揮されていたのが印象的でした。

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外人並みに身長も高く、出てこられるだけで雰囲気がある妻屋さんの登場です。

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低音で聴かせる迫力のバス!
瞬時にお客さまの心を鷲づかみです。

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オーケストラと合唱団が一緒になった華やかで迫力のあるサウンド。
フェステバルホール自慢の日本最大級の音響反射板によってホールのいたるところに音が届きます。
残響時間は、空席時2.2秒、満席時1.8秒だそうです。

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妻屋さんの歌うザックス、ブラヴォーでした!
普通に「マイスタージンガー」を演奏するだけでなく、オープニングに相応しい歌付きバージョン。
最後はお馴染みのマイスタージンガーのメロディも流れ、随分贅沢な気持ちがしました。

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フェスティバルホールオープンのハレの日を、大阪フィルと一緒にステージで迎えた大フィル合唱団のメンバーを紹介しましょう。
まずは男声のメンバーです。

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こちらは女声アルトのメンバーです。

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そして、女声ソプラノのメンバーです。

合唱団の頑張り、確実にお客さまに届いたと思います。

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アンコールの「威風堂々」第1番、とても盛り上がりました!
まさにイギリスの「BBCプロムナードコンサート」を彷彿させる雰囲気。
合唱付き「威風堂々」、癖になりそうなほど格好良いです。

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開業記念式典での記念演奏というのは特別な演奏です。
客席には関係者を含む特別な皆さまがお座りなので、ただ盛り上げれば良いというものでもないですし、気品のある大阪フィルらしい演奏をお届けしたい!と臨みましたがお聴きになられた皆さま、いかがだったでしょうか。

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下野マエストロは一言も話されませんでしたが、その表情がすべてを物語っていました。

皆さまからの温かな拍手喝采、どうも有難うございました。

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記念式典は終了致しました。

背広姿の男性の列が、メーンホワイエのベートーヴェンとシェークスピアのレリーフの下に向かって流れていきます。
ちょうどその下がエスカレータ乗り場となっています。
行列は停滞することなく綺麗に流れて行きました。

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ステージ上では撤収作業が行なわれていました。
客席ではスタッフの女性により忘れ物などのチェック中です。

今までも当たり前にこなしていた終演後の作業ですが、新しいホールとしては最初の作業です。
作業中の女性スタッフ、舞台上の椅子を片付ける男性スタッフ、警備に当たるガードマンなどフェスティバルホールに関わるすべての人がオープンを喜び、自分の仕事に誇りを持ち、働いている姿がとても美しく愛おしく映りました。

フェスティバルホールの杮落とし公演は、10日のフェニーチェ歌劇場ガラ・コンサートです。

大阪フィルは杮落としのシリーズとして開催される「第51回大阪国際フェスティバル」の一環として大植英次指揮でマーラー「復活」を演奏致します。
ただ、このチケットはすべて完売しております。

この後、フェスティバホールで皆さまとお会いできるのは小林研一郎指揮「3大交響曲の夕べ」となります。
こちらのチケットは4月23日一般発売です。
オープン景気に湧くフェスティバルホール、即日の売り切れが予想されています。
どうぞお早めにチケットのお買い求めをお願い申し上げます。

炎のコバケンの「3大交響曲の夕べ」でお会いしましょう!

(広報:H.I)

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「3大交響曲の夕べ」
日 時:8月4日(日)17時00分開演(16:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:小林研一郎
<プログラム>
シューベルト/交響曲 第7番 ロ短調「未完成」
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調「運命」
ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」

発売日:2013年4月23日(火)

料金:A席6000円 B席3000円 Box席8000円
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
ご予約・お問い合わせ:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
その他販売場所:
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
ローソンチケット 0570-000-407(Lコード:54579)
電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:196-657)





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