PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

4月オープンのフェスティバルホールに「復活」が鳴り響きました!

4月にオープンしたフェスティバルホールの評判がすごいです。
お客さまの評価も上々ですが、アーチストサイドが絶賛の嵐です。
現在までにステージに立っているアーチストの皆さんは、クラシック・ポップス・バレエ問わず、旧フェスティバルホールに所縁のある思い入れの強い方が多く、評価は辛口になると思われるだけに少し意外ですね。
それだけ本当にホールが素晴らしいということなのでしょうか。

画像 12595

この方のフェスティバルホールへの思いも相当なものですよ。
桂冠指揮者・大植英次マエストロです。

画像 12577

この写真と上の写真は、昨年9月、誰より早くフェスティバルホールを見学させて頂いた時のものです。
この時からマエストロには、新しいフェスティバルホールで演奏するマーラー「復活」のイメージが出来ていたのかもしれません。

大植マエストロにとって特別な曲マーラー「復活」を、特別なホール、フェスティバルホールで演奏する日がやって来ました。

001_20130428005608.jpg

大植マエストロのフェスティバルホールに対する熱い思いは、このサインボードからも見て取れます。
多くの芸能人やアーチストの皆さまがサイン色紙を書かれ、それをボードにして飾ってありましたが、色紙2枚に渡ってびっちり書き込んであるのは大植マエストロだけです。

見栄えが良い、悪いではなく、フェスティバルホールに伝えたい思いをカタチにするとこうだ!という、極めて自然なメッセージなのだと思います。

009_20130428002941.jpg

そんな思いを胸に秘め、マエストロがフェスティバルホールの指揮台に立ちました。

002_20130428005609.jpg

そんな思いってどんな思い?
そうですね、やはりサイン色紙に書き込まれたマエストロのメッセージを見ていただきましょう。
お判りになるでしょうか?
マエストロは、FESTIVAL HALL のアルファベットを構成して、メッセージを
綴っています。

関係者の方が和訳して頂いたのですね。ありがとうございます。
1枚目の色紙には FESTIVAL の部分です。

003_20130428005611.jpg

そして2枚目の色紙には、 HALL の部分のメッセージと署名があります。
写真で撮ると小さくなってしまいますが、読めますでしょうか?

007_20130428002613.jpg

大植マエストロの指揮でゲネラルプローベが始まりました。
ゲネプロでは第1楽章から曲順に通していきます。
第1楽章終わりで5分間のインターバルを置くようにとマーラー自身が指定していますが、ソリストと合唱団はここで入場となります。

011_20130428002615.jpg

第2楽章以降は、各楽章アタッカで入っていきます。
そしてあっという間に第5楽章です。
とても引き締まったマエストロの表情が印象的です。

064_20130428010024.jpg

どのセクションも大規模編成となっています。
圧巻のトロンボーン、チューバのメンバーはこちらです。
その前にはファゴット、そしてオーボエが4名づつ、ティンパニは2台です!

056_20130428010025.jpg

ホルンの10名、後ろに座っている4名がバンダチームです。
大きな編成の曲だけに、どのパートも素晴らしいエキストラの皆さまに応援して頂いています!

066_20130428010027.jpg

トランペット6名(バンダチームの4名は別)クラリネット5名、フルート4名
コンマス以下、弦楽器の前に座る奏者がソリストの二人を囲みます。

053_20130428020229.jpg

合唱団男声メンバーの前に座っている4名が、篠﨑孝率いるトランペットバンダチーム。
トロンボーン、チューバを挟むカタチで座ります。
合唱団も紹介しましょう。

舞台上手から男声メンバーです。
右端が低音バスのメンバーで、左に行くにつれてバリトン、テノールと高くなって行きます。

049_20130428020231.jpg

アルトパートの女声メンバーです。
今回の合唱団は4つの合唱団の混成チーム。
大阪フィルハーモニー合唱団を中心に、プロのザ・カレッジ・オペラハウス合唱団、神戸市混声合唱団、そしてアマチュアの大阪新音フロイデ合唱団で構成されています。

055_20130428020232.jpg

境目はわかりませんが、アルトからソプラノのメンバーです。
いちばん左がソプラノですね。

034_20130428010028.jpg

「復活」の聴き所のひとつ、第5楽章のバンダによる演奏。
ホルンのバンダオールスターズです。
ステージ下手袖で、モニター画面を見ながら演奏します。
音量は、マエストロの指示で、ステージマネージャー清水直行がステージドアの開閉を調整して行います。

036_20130428010030.jpg

トランペットと打楽器によるバンダチームです。
打楽器は、ティンパニ、バスドラム、シンバル、トライアングルを2名で分担して演奏します。

038_20130428024043.jpg

バンダホルンの掛け合いは、上手に一人、そして下手の残り3名のメンバーと別れて行います。

052_20130428010550.jpg

ゲネプロ最後の光景として、ソリストのお二人を紹介しておきましょう。
左がメゾソプラノのアネリー・ペーボさん、右がソプラノのスザンネ・ベルンハートさん。
見事な歌唱を聴かせて下さるお二人ですが、やはり本番のドレス姿も楽しみですね。
どんなドレス姿を見せて頂けるのでしょうか!

072_20130428010551.jpg

指揮者位置から見たフェスティバルホールの客席です。
この客席が1時間後にはお客さまで超満員になります。
何しろこのチケット、一般発売日には発売即完売でした。
この日お越しのお客さまは、皆さま熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜かれた方なのです。
本当に有難うございます。

!cid_E3B4E0BE-375A-494A-A693-BA94E5983A77.jpg
 (C)飯島隆

19時になりました。
燕尾服姿のコンサートマスター田野倉雅秋のチューニングが始まりました。
いよいよ大植英次の「復活」が始まります!
90分近くの大曲ですが、途中休憩はございません。
どうぞお聴き下さい!

!cid_54F96BCD-DED4-4352-BD66-EA3CB866D506.jpg
 (C)飯島隆

「復活」第1楽章冒頭、大植マエストロの指揮のもと、弦楽器のトレモロから始まるスリリングな音楽は一瞬にして聴衆の皆さまの心を鷲掴みにします。

!cid_7F6FF5E9-E53A-434C-8683-1106BFA49C50.jpg
 (C)飯島隆

第1楽章からマエストロは渾身の指揮でオーケストラをコントロール。
最初からこんなに飛ばして最後まで持つのか心配になります。

!cid_F4D60F73-7A06-4964-8583-6D4D669FC2CD.jpg
 (C)飯島隆

緊張感が途切れることなく第1楽章終了!
合唱団とソリストが入場してきました。
マエストロもゆったりと入場が完了するのを見届け、指揮棒を振り下ろしました。

!cid_EA5F56D0-0983-4FD0-A3BF-44651DC996F0.jpg
 (C)飯島隆

このゆったりとした第1楽章終わりの間、これがとても貴重なものだった事がこの後わかります。
マエストロは2楽章から3楽章、3楽章から4楽章、4楽章から5楽章と、ほぼアタッカで進めて行きました。
つまり1時間ほどのあいだ、お客さまは息つく間もないまま聴きいって頂いたのです。

!cid_2E1A1D3E-65BF-403F-A386-529084563633.jpg
 (C)飯島隆

第5楽章3部、混声合唱が Auferstehn, ja auferstehn (よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう!)  と歌い始めました。
座ったまま歌う合唱団は、曲のたち上がりからバランス良くしっかりと歌えています。
リハーサル同様、大植マエストロは合唱団と一緒に歌っています。

5K5A0586.jpg
 (C)飯島隆

本番ドレス姿のソリストのお二人です。
世界を舞台に活躍されているメゾソプラノのアネリー・ペーボさん(左)とソプラノのスザンネ・ベルンハートさん。
胸に迫りくるお二人の歌声、サスガの一言でございました。

!cid_266B2225-CBA7-4BBE-B9D7-71736198DA10.jpg
 (C)飯島隆 

最終楽章最後の音が鳴り響くと同時に起こったもの凄い拍手喝采・ブラヴォーコール!
息を整え、マエストロが客席の方を振り返ると、その歓声は一段と大きくなりました。

!cid_412D94B7-9DB9-48F9-AAAF-606F582C5DB0.jpg
 (C)飯島隆 

マエストロの渾身の指揮に、凄い集中力で応えたオーケストラと合唱団。
素晴らしい演奏でした。
マエストロにとっても、お客さまにとっても楽しいカーテンコールのひと時です。

!cid_B7F3739D-4198-4595-A39A-6D22A680F1B6.jpg
 (C)飯島隆
 
マエストロ、ソリスト、オーケストラ、合唱団、全員でお客様へご挨拶です。

!cid_1DBB4132-FAC9-4C0D-A69A-299BACA64E89.jpg
 (C)飯島隆

合唱指導の本山秀毅先生も一緒に、カーテンコールは続きます。
そんな中、マエストロがフェスティバルホールのステージにキスをしました。
フェスのステージにキスをした人はというと、何と郷ひろみさん以来という事です。
そして、新しいフェスティバルホールでは初めてだそうです!
記憶にも記録にも残るマエストロのカーテンコール、まだ続きます!

!cid_690CA508-E745-4FBB-A464-ACE6D95F9F8F.jpg
 (C)飯島隆

いったい何回カーテンコールを繰り返したのでしょうか。
オーケストラのメンバーも合唱団もいないステージに、マエストロが戻ってきました。
最近のマエストロの指揮する演奏会で見かける光景ですね。
お客さま、最後までありがとうございました。

079_20130428013538.jpg
 
マエストロと一緒に記念撮影をしようと待っているディーヴァたち。
まずはお二人でどうぞ!ということで、最高の笑顔をいただきました。
練習風景とは全く別人のような本番仕様のお二人、左がソプラノのスザンネ・ベルンハートさん、右がメゾソプラノのアネリー・ペーボさんです。

077_20130428012536.jpg
 
コンサートマスター田野倉雅秋と渡辺美穂も加わって、はーいスマイル!

082_20130428013214.jpg

長いカーテンコールから大植マエストロが戻ってきました。
両手に花のマエストロ、指揮姿はとても大きく感じましたが、こうしてみると小柄ですね。
三人とも最高の笑顔が素敵でした。
どうもお疲れさまでした!

086_20130428013215.jpg

記念撮影を終えてメインホワイエに戻ってみると、何となく離れがたい思いでおられるお客さまがまだ数多くいらっしゃいました。
メインホワイエから長いエスカレータで下に降りると、日常の世界に戻ってしまいます。
何となく去りがたい気持ち、よくわかります。
本当にご来場頂きまして、ありがとうございました。

しかし、これでコンサートが終わりではありません。
恒例となっているサイン会、お客さまが既に2階ホワイエでお待ちとの事。
このサイン会をいちばん楽しみにしているのが他ならぬ大植マエストロなのです。

070_20130428013216.jpg

マエストロの楽屋の前には皆さまご存知の方たちからのお花が飾ってありました。
うんサスガ、良いところありますね!

マエストロは多くの来賓の方にご挨拶を済まされた後・・・

!cid_2F56BBE0-9F61-4EF1-93A9-5C40AC2E0707.jpg
 (C)飯島隆

2階ホワイエに場所を移して、サイン会が始まりました。
これは楽屋口が狭いという事で、ホール側のご好意でこの場所をご用意して頂きました。

!cid_0D0E6C56-DF10-432A-A446-EA54DD7FB572.jpg
 (C)飯島隆

もちろん事前に告知をしている訳ではありませんが、サイン希望者実に100人以上の方が並ばれました。
この日は並ばれている方も多く、ホールにもご迷惑が掛かるのでお一人さま1点限定でのサイン会でしたが、それでも
かなり遅い時間になりました。

094_20130428013219.jpg

マエストロはいつものようにお一人ずつに笑顔で応えていました。
ファンを大切に、とはよく使う言葉ですが、本当に大植マエストロの姿勢にはいつもながら頭が下がります。

最後の方のサインが終わり楽屋に戻り服を着替えて、ホール楽屋口の警備の方にまでしっかり挨拶をされるいつものマエストロ。
外に出ると、そこにはマエストロを最後まで見送ろうと待って頂いたファンの方の姿が。
小走りにマエストロは全員とハイタッチをし、車に乗り込み、ホールを後にしました。

長い1日が終わりました。
私たち事務局メンバーにも心地良い達成感と充実感がありました。
2年前から、マーラーの4番、3番、と演奏して来て、辿りついたフェスティバルホールオープンでの「復活」!

今回の公演に際して、朝日新聞社、朝日新聞文化財団、大阪国際フェスティバル協会、フェスティバルホールの皆さまには大変お世話になりました。
この場を借りて御礼申し上げます。

そして今回の「復活」をお聴き頂いた皆さま、満足して頂けましたでしょうか?
大植マエストロの思い入れの強いフェスティバルホールでの「復活」。
また皆さまの感想などお聞かせ下さいませ。

どうかこれからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

スポンサーサイト

| 演奏会 | 03:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT