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大フィル会館に鳴り響くチャイコフスキー交響曲「マンフレッド」!

マエストロ・フェドセーエフが、西成区岸里の大フィル会館にやって来ました。
以前、コチラに来られたのが1999年ですので、なんと14年振りの登場です!
本日から23日(木)、24日(金)の定期演奏会に向けた練習がスタート!
メインホールにチャイコフスキー/交響曲「マンフレッド」が鳴り響きました。

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先週、NHK交響楽団の定期を初めて指揮されたマエストロ。
2日間の定期公演はとても素晴らしい演奏で、大変評判になりました。

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金曜、土曜のN響定期終了後、日曜に大阪に移動されたマエストロ。
疲れた様子もなく練習場に現れたマエストロは、「皆さまに再びお会いできてとても嬉しく思います!」と挨拶をされました。
黙っておられると真面目で気難しそうなイメージのマエストロですが、笑うととても優しい表情です。
コンサートマスターの崔 文洙(チェ・ムンス)と何やら話されるマエストロがコチラ。

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今回の定期プログラム、メインを飾るチャイコフスキーの交響曲「マンフレッド」は大曲ですが演奏機会のとても少ない曲です。
それはひとつには、作品の評価が分かれることに原因があります。
チャイコフスキーの最高傑作のひとつと言う者もいれば、かのバーンスタインのように「この作品は屑だ!」と言い切り、無視を決め込む指揮者もいます。

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それだけ話題に上がるチャイコフスキーの曲ならば、聴ける機会に聴かない手はないですよね。
ロシアの至宝にして大巨匠、マエストロ・フェドセーエフはとても思い入れの強い作品なのだとか。

マエストロがどのように「マンフレッド」を指揮されるのか・・・
まずは第1楽章を最後まで通されました。

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マエストロの「マンフレッド」は快速テンポで心地よく流れていきます。
ざっと第1楽章の最後までを通した後、フレーズごとに表情を付けていかれます。
どちらかというと、細かく切らずに息の長いフレージングを大切にされるマエストロ。
そして音楽的にポイントとなる箇所のニュアンスを丁寧に指示。
すると最初演奏した音楽が、どんどん変わっていきます。

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コンサートマスターの崔 文洙(チェ・ムンス)は、今回のような巨匠クラスの指揮者が来られても安定感は抜群!
また、マエストロ・フェドセーエフとは一緒に演奏した経験があるそうです。
これはマエストロ、オーケストラの両者にとって心強いですね。

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交響曲「マンフレッド」は、迫力のオーケストラサウンドが心ゆくまで堪能できる曲です。
咆哮するホルンは、ベルアップで魅せます!

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木管の堪らなく叙情的なメロディも登場します。
バスクラリネットのソロをはじめ、聴かせどころ満載です!

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この「マンフレッド」最終楽章の版については明日のブログで紹介するつもりですが、第4楽章の最後のところで第1楽章の終結部へ繋がって行きます。
そこで大活躍なのが、打楽器!
ティンパニ、バスドラム、シンバル、銅鑼・・・凄いですよ。 ご期待下さい!

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ハープは2台! 贅沢です!

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そこに弦楽5部、もちろん16型です。
例えば第2楽章のトリオ、ボロディンなど国民楽派を彷彿させる民族色の強い叙情的なメロディ。
これが堪らなく美しいのです。

この交響曲「マンフレッド」を定期で演奏したのは、66年の歴史でわずかに1度だけ。
さて、1995年「第291回定期」でこの曲を指揮をしたのは誰だと思われますか?

それは・・・「炎のコバケン」こと小林研一郎さんでした。
前プロは、ドミトリー・シトコヴェツキーのヴァイオリンでチャイコの協奏曲。
“炎のマンフレッド”、確かに雰囲気有りますね。

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1コマ終わるごとに練習着を着替えられるマエストロ。
最後の1コマ、ハイドン/交響曲第91番の練習ではご覧のような感じで指揮されました。

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ハイドンの交響曲第91番については練習3日目のブログで紹介いたします。

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マエストロ・フェドセーエフと大阪フィル、通算5度目の共演に向けた練習1日目は終了しました。
にこやかな表情で練習場を後にされたマエストロ。
残念ながら久々の大阪フィルの感想をお伺いする時間は有りませんでした。
そのあたりもまた報告いたします。

今週の定期演奏会にぜひお越しいただき、交響曲「マンフレッド」の実演をお聴き下さいませ。
ザ・シンフォニーホールでお待ちしています。

(広報:H.I)

「第468回定期演奏会」

日 時:5月23日(木)、24日(金)19時開演(18時開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
曲 目:ハイドン/交響曲 第91番 変ホ長調 Hob.I,91 
    チャイコフスキー/交響曲「マンフレッド」 作品58 
料 金:A席:6000円、B席:5000円、C席:4000円)S席、D席は完売

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。
お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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