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「真夏の大植祭り」は「大阪クラシック」まで続いていく感じですね!

先週開催された桂冠指揮者・大植英次指揮による「第470回定期」は、両日ともに大盛況の内に終えることが出来ました。
ご来場頂きました皆さまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。

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 (C)飯島隆

定期演奏会2日目の様子を、いつものようにカメラマン飯島隆さんの写真を見ながらリポートしましょう!

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 (C)飯島隆

昨年4月に音楽監督から桂冠指揮者となった大植英次マエストロの指揮する定期演奏会を、事務局やオーケストラのメンバーはもちろん、ファンの皆さまも心待ちにされていたと思います。

「南海コンサート」、「神戸特別演奏会」と続き、練習3日間を経て迎えた定期演奏会2日目が始まりました!
オープニングの曲は、ブラームス/シェーンベルク「ピアノ四重奏曲第1番」(管弦楽版)。

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 (C)飯島隆

海外でこの曲を演奏し、いつか大阪フィルの定期で演奏したいと以前から話されていたマエストロ。
メインで演奏される事が多いこの大曲で幕を開ける大植劇場、千秋楽の舞台です。

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 (C)飯島隆

マエストロの張り詰めた思いを表すような、指揮棒を持つ真っ直ぐに伸びた腕。

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 (C)飯島隆

「ピアノ四重奏曲第1番」管弦楽版を渾身の力で指揮し、オーケストラから迫力のサウンドを引き出すマエストロ。

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 (C)飯島隆

4楽章の「ジプシー風ロンド」ではこの表情。
しかし、マエストロの推進力は衰えることはありません。

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 (C)飯島隆

自在にオーケストラをリードするマエストロ、凄まじい集中力でマエストロの揺れ動くテンポにしがみ付いていくオーケストラ。
胸がすく名演が誕生しました!

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 (C)飯島隆

客席からは拍手喝采・ブラヴォーの嵐が起こりました。
マエストロはオーケストラを拍手で称えます。
オープニングの曲からこの盛り上がり。
場内の温度は一気にヒートアップしました。
これは後半のラヴェルが楽しみです!

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 (C)飯島隆

20分の休憩をはさんでラヴェル/歌劇「子どもと魔法」が始まりました。
コチラが演奏シーンです。
16型のオーケストラにソリストが8名、クワイア席は混声合唱団と児童合唱団でいっぱい。
見た目にも華やかなステージです。

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 (C)飯島隆

「子どもと魔法」のストーリーの中心となる子ども役のステラ・ドゥフェクシス(右)とママ役のインゲボルグ・ダンツ(左)。
「宿題しなさい!」というママにアッカンベーをする子どものシーンですね。

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 (C)飯島隆

「わー、時計が歩いていく!」 「ディン、ディン、ディン、あの仔に振り子を外された!」
マエストロの右が大時計役のセバスティアン・ノアークです。

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 (C)飯島隆

マエストロを挟んで下手側に座るのは左から、
火役で見事なコロラトゥーラを聴かせてくれたレイチェル・ギルモア。
ティーポット、小さな老人、雨蛙役のテノール、ドミニク・ヴォルティッヒ。
ママ、中国の茶碗、トンボ役のインゲボルグ・ダンツ。
子ども役のステラ・ドゥ・フェクシス。

子ども役以外は、ソリストの皆さまは複数の役を演じられます。

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 (C)飯島隆

マエストロを挟んで上手側に座る4名のソリストは、
先ほど紹介した大時計、雄猫役のセバスティアン・ノアーク。
安楽椅子、雌猫、リス、羊飼いの少年役のアンネ・ゾフィ・ミューラー。
ソファー、木役のルドルフ・ローゼン。
羊飼いの少女、お姫様、コウモリ、フクロウ役の天羽明恵さん。

上の写真は、子どもが破った壁紙に描かれていた羊飼いの少年と少女が離れ離れになった事を嘆くシーンで、天羽さんとアンネ・ゾフィ・ミューラーの見事な歌がホールに響き渡りました。

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 (C)飯島隆

先ほどのブラームスとはうって変わって、終始にこやかな表情で指揮する大植マエストロ。

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 (C)飯島隆

ソリストが歌うシーンではソリストを覗き込むように、合唱団の歌うシーンでは合唱団と一緒に歌いながら指揮するマエストロ。
その楽しそうな指揮姿が印象的でした。

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 (C)飯島隆

フランス語で歌う「子どもと魔法」の合唱パート。
今回は大阪フィル合唱団ではなく、プロのザ・カレッジオペラハウス合唱団に混声合唱パートをお願いしました。
蛙のパートでは男声、女声ともにマエストロの指示通り、鼻をつまんで歌って頂きました。

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 (C)飯島隆

驚いたのが大阪すみよし少年少女合唱団の見事な歌唱です。
数字について、ドミニク・ヴォルティッヒ演じる小人の老人とやりあうシーンは最高にエキサイティングでした。
11月の下野竜也指揮、ブリテンの「戦争レクイエム」が楽しみです!

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 (C)飯島隆

それまで、悪さをする子どもを懲らしめよう!と盛り上がっていた動物達が、たまたま怪我をしたリスを介抱した子どもを見て、子どもを擁護する側にまわります。
気を失った子どもの事を母親に気付かせようと「ママ、ママ!」と呼んでみたり、「あの子はいい子だ!」と褒めてみたり・・・。

そして、気が付いた子どもが最後に「ママ!」と呟いて「子どもと魔法」は終了となります。                                   
暫しの沈黙の後、割れんばかりの大拍手がホールに鳴り響きました。

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 (C)飯島隆

マエストロとソリスト、合唱指導の先生方が手を繋ぎ、長いカーテンコールに突入です。
盛大な拍手を頂いたお客様に御挨拶をし、

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 (C)飯島隆

頑張った合唱団へ「良くやった!」と拍手が贈られました。

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 (C)飯島隆

マエストロはいつものように、お客様の拍手を気持ち良さそうに全身に浴びておられるようでした。
「大植さん、ブラヴォー!」、「大植さん、ありがとう!」
お客様の声が私たちのところにも良く届いていましたよ。
皆さま、こちらこそありがとうございました。
次回、マエストロとの再会は、もうすぐですね。
9月の「大阪クラシック」では、マエストロと過ごす濃密な時間が用意されています。

どうぞ8月3日から発売されるチケットをゲットして、ザ・シンフォニーホールや、ファイナル公演のオーケストラ公演などにお越しくださいませ。
行く先々に練習を積んだ奏者と共にマエストロが皆さまをお待ちしているはずです。

間もなく始まるチケット争奪戦。
そういう意味では、皆さまにとっての「大阪クラシック」はもう始まると言ってもいいのかもしれません。
私たち事務局やオーケストラのメンバーにとっての「大阪クラシック」は、もう既に始まっています。
「真夏の大植祭り」はこの定期で終わりではなく、「大阪クラシック」まで続いて行く感じですね。

今年もご一緒に「大阪クラシック」を楽しみましょう!


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 (C)飯島隆

ここでネタバラシをひとつ。

ステージに置かれていたこの楽器、何だかお判りだったでしょうか?
そうです、アップライトピアノです。
このアップライトピアノにある細工をすることで、あのチェンバロのような音色がしていたのです。
チェンバロのような音が、次の瞬間にはピアノに戻ったり・・・

アップライトピアノの中央のペダルはマフラーペダルとも呼ばれ、ハンマーの間にフェルトを挟んで、音を弱くする機能があります。
そして踏み込んだペダルを左右いずれかにずらすとペダルがロックされ、踏みっぱなしにしておくことができるのですね。

この機能を活かして出来たのが、チェンバロのような音とピアノの音を瞬時に使い分けるあの秘密のアップライトピアノなのです。
本番ではエキストラの佐竹裕介さんに弾いて頂きました。

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お判りになりますか。
ピアノのハンマーが叩くその先に、フェルトに打ち込まれた丸い金属。
これ、ハトメです。
紐などを通すために強化する穴の開いた金具ですね。

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フェルト上のすべてのハンマーが当たる場所にハトメを打ち込むことで、ハンマーとハトメが当たると、例のチェンバロのような金属音を帯びた鍵盤楽器特有の音がするのですね。
使わない時はペダルのロックを外しておけば、ピアノの音がする訳で・・・。

そして、黒い外枠が付いているのは、ピアノの蓋がピアノの中までもたれ込み、アクションの邪魔にならないようにするために取り付けられているのです。

良く考えられていますよね。
これ、お手製です。
ステージマネージャー清水直行とヤマハの調律師の方がタッグを組んで作り上げました。

今年は色々な所で「子どもと魔法」が演奏されますが、それぞれに工夫が施された音色が聴ける!
これもこの曲の楽しみのひとつですね。

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 (C)飯島隆

この日お配りしたプログラムの「大フィルの間」に登場した二人。
一人は、ラヴェル/歌劇「子どもと魔法」で素晴らしいピッコロのソロを聴かせてくれた井上登紀。

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 (C)飯島隆 

そしてもう一人は、1stヴァイオリン4プルトのアウト側に座っている黒瀬奈々子です。
2011年10月の入団、まだ2年経っていないくらいなので、定期で演奏する曲はほとんど初めて弾く曲でしょうね。
譜読みに追われて大変だと思いますが、この日もしっかり弾いていました。

どうぞ井上登紀と黒瀬奈々子にご声援をお願いします。

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マエストロとソリストとコンマス崔 文洙との写真、先日の写真とは別のものをご覧ください。
皆さま良い笑顔ですね。

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 (C)飯島隆

そして笑顔と言えば、やはり大植マエストロですね。
「南海コンサート」、「神戸特別演奏会」ではサイン会が出来ませんでした。
なので、皆さまとても楽しみにして頂いていたと思いますが、
もちろんマエストロも楽しみにされていました。
皆さまお一人お一人との出会いを噛みしめるように、全員に対してこの笑顔でサインをされていました。

次回、この笑顔に出会えるのは大阪クラシックですね。

皆さま、9月にお会い致しましょう!


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さて、その「大阪クラシック」ですが・・・

有料公演のチケットは、8月3日(土)から発売となります。
今年から皆さまのリクエストを受ける形で、最終公演も有料公演となりました。

最終公演とザ・シンフォニーホールの2公演は有料公演全21公演の中でも、大植英次プロデューサーが指揮される公演で、人気の公演です。

その3公演に関して、演奏曲目が一部変更になっております。
どうぞ確認なさってくださいませ。

「大阪クラシック」発売方法などはコチラをチェックして下さい。


そして、「大阪クラシック」公式サイトへはコチラからお入り下さい。


【大阪クラシック第27公演】
≪ベートーヴェンへの巡礼≫
2013年9月9日(月) 19時45分開演 (18時45分開場)
会場:ザ・シンフォニーホール
指揮:大植英次
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 より 第4楽章 
ブラームス/交響曲 第3番 ヘ長調 より 第4楽章 
ブラームス/交響曲 第2番 ニ長調 より 第4楽章 
ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 より 第4楽章 

【大阪クラシック第71公演】
≪永遠に語りつがれる愛の物語≫
2013年9月12日(木) 19時30分開演 (18時30分開場)
会場:ザ・シンフォニーホール
指揮・ピアノ:大植英次
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕 前奏曲 
ベルリオーズ/劇的交響曲「ロメオとジュリエット」“ロメオただ一人”より 
チャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」より “情景”
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲 
バーンスタイン/交響舞曲「ウエストサイド物語」より “サムウェア” 
チャイコフスキー/幻想的序曲「ロメオとジュリエット」より

【大阪クラシック第100公演】
《ファイナル公演》
2013年9月14日(土) 19時00分開演 (18時15分開場)
会場:大阪市中央公会堂 大集会室
指揮:大植英次
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
<プログラム>
モーツァルト/交響曲 第41番 ハ長調 「ジュピター」K.551 第4楽章 より
チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36



8月3日(土)午前10時からのチケット発売初日は、ABCチケットセンターや、チケットぴあやローソンチケットは、少々混み合いそうな感じですね。

「大阪クラシック」に関しては大阪フィル・チケットセンターでは予約の受付けも販売も致しません。 昨年までは、公演の直近になればチケットを取り扱っておりましたが、今年は取り扱いはございませんので、どうぞご了承くださいませ。

(広報:H.I)

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