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フェスティバルホールで「3大交響曲の夕べ」が開催されました!

大阪フィルの夏の風物詩「3大交響曲の夕べ」は、今月4日に開催し、大盛況の内に終了致しました。
5年ぶりに会場をフェスティバルホールに戻して行なった恒例のコンサートは、フェスティバルホール人気も合わさって、チケット発売と同時に完売の人気ぶり。
ご入場頂けた皆さまは、早くからアクションを起して下さったのでしょうね。
ありがとうございます。

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「3大交響曲の夕べ」と言えば、炎のコバケンの異名を持つ小林研一郎さんが指揮をされることで有名です。

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クラシック音楽不動の名曲の中で、「3大交響曲」と言えば・・・?
言うまでもなく、シューベルト/交響曲第7番「未完成」、ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」、ドボルザーク/交響曲第9番「新世界より」ですが、
その「3大交響曲」を、暑い真夏に炎のコバケン指揮の熱い演奏で聴きたい!
そう思われる方がたくさんいらっしゃるんですね。

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このプログラム、前半の「未完成」と「運命」だけでも1時間はかかり、休憩をはさみ「新世界」の演奏時間を考えると、単純計算でもざっと2時間を超えるヘビー級のコンサートです。
指揮するマエストロにとっても演奏する奏者にとっても、お客様にとっても、シューベルト、ベートーヴェン、ドボルザークの畢生の大作とまとめて向き合う貴重な機会となるわけです。

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 (C)飯島隆

しかし、そこは名曲の素晴らしさ!
マエストロの指揮は感動させる演奏を大阪フィルから引き出されます。
終演後の拍手喝采、ブラヴォー鳴り止まぬ感動の嵐に向けて、コンサートが始まりました。

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 (C)飯島隆

1曲目はシューベルトの「未完成」から。
この曲、何故「未完成」と呼ばれるかと言うと、
2楽章まで書き上げたところで、シューベルトは続きを書くことを休止してしまいます。
2楽章までしか書き上げられていないので「未完成」。
「未完成」を演奏することは、2楽章まで演奏することを意味します。

コバケンマエストロは、1楽章終わるとすぐにアタッカで2楽章に入られました。
この2楽章を、天上的な美しさ!と表現されることがよくあります、本当に美しい音楽がフェスティバルホールに響き渡りました。

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 (C)飯島隆

マエストロはすぐに「運命」の演奏には入らず、ここでお客様にお話をされました。
少しホールの雰囲気を変えたかったのでしょうか、または少し「運命」の前に休憩を取ろうとされたのかもしれません。

「未完成」が終わってハイ次は「運命」ねって、確かにそんな感じで演奏する曲ではありませんよね。
にこやかに話をされた後、文字通り火の出るような「運命」が始まりました。

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 (C)飯島隆

「ダダダダーン、ダダダダーン!」
最後までずっとついて回る‘運命の動機’が響き渡りました。

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 (C)飯島隆

先ほどのにこやかな表情とは違い、とても厳しいです。
まるでこちらも炎の神様、不動明王のよう(笑)。
全身をいっぱい使って指揮されるマエストロ、今年73歳とは思えないほどですね!

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 (C)飯島隆

熱い熱い「運命」、終了と同時に起こる拍手喝采とブラヴォーコール!
マエストロはいつものように、まずオーケストラに感謝の意を示されます。
そしてこの日のコンマス田野倉雅秋と握手を交わされます。

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そして、改めてお客様にコンマス田野倉を称える意味で紹介されます。

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 (C)飯島隆

頑張った管楽器奏者や打楽器奏者を立たせて祝福した後、弦楽器はセクションごとにお客様に紹介していきました。
写真はチェロのメンバーをお客様に紹介しているところです。
お客様の拍手は鳴り止む様子はなく、マエストロがメンバーに引っ込むような仕草をしたことで客席から笑いが起き、前半のプログラムが終了しました。

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 (C)飯島隆

チケットが瞬間に完売して満員のフェスティバルホール。
後ろから見るとこんな感じです。

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 (C)飯島隆

前から見ると、こんな感じです。
本当に空き席が無いフェスティバルホールでした。

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 (C)飯島隆

後半の「新世界」は「運命」に比べるとマエストロの表情が穏やかでした。

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 (C)飯島隆

こちらがテレビでもおなじみの、マエストロこだわりの指揮棒です。
重心を測り、鉛で重さを調整されているマエストロ専用の指揮棒。
これがマエストロにとって魔法の杖の役割を果たし、人を感動させるのですね。

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コバケンマジックにかかったように、奏者はマエストロの意図を十分に理解し、指示通りに演奏します。

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全4楽章約45分の曲中、唯一4楽章の途中1箇所だけで静かに鳴り響くシンバルもバッチリ決まりました。
奏者は久保田善則、やはり小出のシンバルですね。

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「客席へ皆さまの思いを届けるのです!」
マエストロの得意ポーズは、この日も幾度となく見られました。
そして4楽章最後の1音は、楽譜どおりディミヌエンドしながら消えていきました。
そして同時に起こる割れんばかりの拍手とブラヴォーの声。
前半の「運命」終わりと同様、長いカーテンコールの始まりです。

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 (C)飯島隆

幾度目かのカーテンコールで、マエストロはお客様の拍手を制して、話し始めました。

「素晴らしいフェスティバルホールに「3大交響曲の夕べ」は戻って来ました。 このコンサートはアンコールが決まっています。 ダニーボーイをお届けしましょう!」

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 (C)飯島隆

弦楽器16型の「ダニーボーイ」は、いつ聴いても感動的な曲です。
低弦の深いサウンド、ヴァイオリンの奏でる美しいメロディ、ダイナミックレンジをたっぷり取った祈りの音楽のようでした。

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 (C)飯島隆

5年ぶりにフェスティバルホールで開催した「3大交響曲の夕べ」。
ザ・シンフォニーホールとは違った大阪フィルのサウンドが鳴り響きました。

「どちらのホールで聴くのがお好きですか?」
そんなことが言えるように選択の幅が広がったことは、即、大阪の音楽文化の発展に良い意味で影響すると思います。
フェスティバルホールのオープンを、改めてお祝いしたい気持ちになりました。

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 (C)飯島隆

こんなにたくさんのお客様にお越しいただきましてありがとうございます。
この場を借りて、ご来場のお客様に御礼申し上げます。

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 (C)飯島隆

この日もご来場のお客様を根こそぎコバケンワールドに誘ったマエストロ、ありがとうございました。
ワクワクドキドキさせられるコバケンマジックは、百戦錬磨のメンバーにとっても刺激的なはず。
これからも大阪フィルとの共演を、よろしくお願い致します。

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皆さま仲間内での写真撮影の会場にもなっていた5階メインホワイエ、終演後の様子です。

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このベートーヴェンとシェークスピアの真下が、エスカレーター乗り場となっています。
約90秒、エスカレーターに乗ると・・・

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2階のエントランスホワイエに降りて来て、この後ホールの外に足を踏み出すと、現実の世界に戻るのです。
コンサートなどはハレの日、非日常なんだと、このホールに来ると思いを強くします。

フェスティバルホールで奏でる大阪フィルのサウンドを、どうぞこれからもお聴きください。

今年は年末の「第9シンフォニーの夕べ」は、やはりフェスティバルホールに戻ります。
そして、9月にこのホールで面白いことをやりますよ。

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フェスティバルホールの電飾看板で流れているその面白いコンサートがコチラ

バルトークの顔から火花が出ていますね。
そして頭が7つのドアになっていて、その鍵を持っているのが指揮者・井上道義さんです。
フェスティバルホールの最新鋭の照明を目いっぱい使ったコンサートオペラ形式でお届けする「青ひげ公の城」ですが、もう一つ中身が伝わっていないように思います。

「シューベルトやベートーヴェンやドボルザークなら聴きたいけど、バルトークはちょっと・・・」

いやいや思い込みはもったいないですよ。

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「3大交響曲の夕べ」のプログラムの表3に掲載していた「青ひげ公の城」の広告です。

「愛するからこそ、過去を教えたくない」 「愛する人のすべてを知り、受け入れたい」
男女間の心理の駆け引きがオペラになります。

井上道義さんは
「青ひげ公の城はすべて男性の中に存在している記憶の城。 男性は過去の記憶を消すことが出来ないが、女性は‘上書き機能付き記録回路’を持っていて、切り替えと割り切りで記憶をコントロールできるもの。 つまり女性は今と昔が交差しないが、男性は過去の愛と現在の愛が両立することもあるんだ。」

男性が過去を教えたくなく、女性が過去を知りたがる理由がそのあたりが原因だと言う事ですか。 
面白いですね。

しかし、男性の記憶は一筋縄ではいきません。
過去の女性関係が表面的にはすっかり終わった後でも、しかり記憶の中で生きているとしたら・・・

「青ひげ公の城」はそんな風に少しだけ屈折したオペラです。
それだから面白い(笑)。

フェスティバルホールの最新鋭の照明を駆使して、心の闇を鮮やかに表現し、
バルトークの音楽がしっかり包み込んでくれます。

ぜひライブで楽しんで頂きたい、コンサートオペラ「青ひげ公の城」にご期待ください!

(広報:H.I)

コンサートオペラ「青ひげ公の城」

日 時:9月27日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:
    青ひげ公:コヴァーチ・イシュトヴァーン(バス)
    ユーディト:アンドレア・メラース(メゾ・ソプラノ)
    吟遊詩人:晴 雅彦(バリトン)

<プログラム>
オッフェンバック(ロザンタール編曲)/バレエ音楽「パリの喜び」
バルトーク/歌劇「青ひげ公の城」(コンサートオペラ形式)

発売日:6月4日(火)

料金/A席:6000円 B席:5000円 C席:4000円 BOX席:7000円

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※ハンガリー語上演、日本語字幕付き

ご予約・お問い合わせ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890

その他チケット販売場所
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:198-508】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:57512】


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