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「トゥランガリラ交響曲」のリハーサル、始まりました!

先週の土曜日で「大阪クラシック」を大盛況のうちに終えて、オーケストラは「9月定期」に突入です。

「大阪クラシック」最終日のリポートは、この定期演奏会が終了したタイミングで報告させて頂きます。
まずは定期を楽しんで頂くためのリポートを優先しますので、暫しお待ち下さい。

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リハーサル初日を迎えました。
ステージマネージャー清水直行が楽器の配置について語っています。
確かに奏者としてはいつもとは違う並びなので、アンサンブルし難いでしょう。

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9月定期のコンサートマスターは、崔文洙が務めます。
チューニング完了、大曲「トゥランガリラ交響曲」のリハーサル開始です!

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この大曲を指揮するのは井上道義さんです。
「大阪クラシック」のTシャツを着て、リハーサルの臨まれました。
最初にマエストロから今回の楽器は位置について簡単な説明がありました。
要約すると以下のようです。

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「最初はちょっと演奏し辛く感じるかもしれないけど、経験からこれがいちばん良い並びだと思っています。 ピアノはソロの位置なのでセンターだけど、余り前には出し過ぎない。 下手の通常1stヴァイオリンの位置に打楽器群を並べその前に打楽器としての意味合いを持たせてピアノを配置します。 管楽器と打楽器が上手と下手から響き合うカタチを取っています。 大フィルはこれまでにこの曲何回演奏したの? 2回か、僕は7回。 このマルトノの原田さんはこれまで250回もこの曲演奏しているんだって! 凄いよね。」

そんな話をされた後、第1楽章からリハーサルスタートです。

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ざっと流れで演奏した後、細かな確認が始まりました。
「ここは4つで振りますが次の小節に入ったら2つ振りに変わります。
どのように指揮をするか、大まかなルールの確認ですね。
メンバーは楽譜に書き込んで行きます。
個人で譜読みをしている時には良く判らなかった音の羅列が、ハーモニーやリズムがはっきりする事で音楽に代わって行く驚きを体感していることでしょう。
現代音楽ならではの醍醐味かもしれません。

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その楽器の配置ですが、まず全体像はこんな感じです。
良く判らないですね。

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打楽器の後ろから打楽器奏者の頭越しに指揮者を見るとこんな感じです。
打楽器だけでも何列かになっているのがわかります。

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打楽器群のいちばんセンター寄りのチューブラーベルの隣は弦楽器で、センター後方にはコントラバスが並んでいます。

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正面から見ると良く判ります。
下手から1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、少し下がってチェロ、そしてヴィオラ順番に並び、後方にコントラバスが並びます。
マエストロを囲んで下手側にピアノ、上手側にオンド・マルトノが並びます。

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管楽器はというと、上手の弦楽器の後方に、前が木管楽器、後ろが金管楽器という順に並びます。

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下手の打楽器群ですが、
ピアノの後ろに2台並んでいるのは、ステージ側がジュ・ド・タンブル(鍵盤式グロッケンシュピール)、隣がチェレスタ、外観はそっくりですね。
その後ろに3列になって打楽器奏者が総勢10名体制で挑みます。
これだけ打楽器があるのにティンパニはありません。
メシアンの作品に有りがちな事のようですよ。

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今回、ピアノは人気の児玉桃さんにお願いしました。
児玉さんはこの曲を得意とされています。

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指揮者を挟んでピアノと向き合う珍しい楽器、
そうです、この楽器がオンド・マルトノなのです。
演奏されている方が原田節さん。
原田さんは世界的なオンド・マルトノ奏者で、この大曲にして演奏機会の少ない「トゥランガリラ交響曲」を世界各地で250回以上演奏されているそうです。
驚きですよね。

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原田さんにお願いをして、オンド・マルトノを近くで見せて頂きました。

左手の置かれている白いスィッチーは、演奏表現全体を司るものでトゥッシュと言われるもの。
これは弦楽器で言う弓の役割をもので、押し方の強弱でアーティキュレーションをつけられるそうです。
弦楽器における弓の役割と考えればわかりやすいですね。

右手人差し指にリボンと呼ばれるワイヤーのついた指輪をはめ、鍵盤の手前を平行に動かします。
ワイヤーの下に音高の位置を示す凹凸がつけられており、手元を見なくても指の感覚ですぐに音高を察知できる仕組みになっています。

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音は、左のギターを逆さまにしたようなところから出ていて、弦は振動で揺れていました。

上手く伝えられなくて申し訳ありません。

原田さんのホームページにはオンド・マルトノについて次のような記述があります。

「マルトノの卓越したアイディアはチェロの演奏を念頭に、ちょうど弦楽器における弦と弓の関係を電気的に置き換えたことにあります。 それは音程の決定のために糸(リボン)を張り、アーティキレーションやダイナミクスなど表情を司るトウッシュと呼ばれる繊細な特殊装置を発明したことです。 楽器のボディに当たる拡張装置に単なるスピーカーだけではなく、銅鑼や弦に共鳴させる非常にアコースティックな工夫をこらしたことも楽器としての完成を目指した重要な成果といえるでしょう。」

単音を発する楽器ですが、「のだめカンタービレ」に登場したテルミントとは違ったサウンドで、とても味わいのあるサウンドが魅力的です。

このオンド・マルトノが大活躍する「トゥランガリア交響曲」を、ライブでお楽しみ下さい。

会場のザ・シンフォニーホールでお待ちしています!


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この日、パートナーズ・パーティが行われました。
年に一度、お世話になっている正会員の方にお集まりいただき、リハーサル見学と簡単なパーティを催し、楽しんで頂こうというものです。
リハーサルを見学いただいた後、

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隣の西成区民センターに会場を移してパーティの始まりです!
今年は例年の金管楽器によるファンファーレではなく、
ドラム三重奏による演奏でスタートです。

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常務理事・事務局長の佐々木楠雄の挨拶のあと、

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オーケストラのメンバー、事務局そしてお客さまも一緒になってパーティは始まりました。

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会員の皆さま一番のお楽しみは、メンバーによるミニ演奏です。
今年は「大阪クラシック」では演奏していない組み合わせをお聴き頂きました。
左からコンマス渡辺美穂、石塚海斗、黒瀬奈々子、松川朋子によるヴァイオリン四重奏。

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特別客演コンマス田野倉雅秋、2ndヴァイオリン田中美奈、チェロ近藤浩志、ヴィオラ小野眞優美によるJ.シュトラウス歌劇「こうもり」序曲に次いで、
大阪フィル一番新しいメンバークラリネットの船隈慶が合流し、モーツァルトのクラリネット五重奏より2楽章が演奏されました。

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そして最後は、首席客演コンマス崔 文洙とハープ今尾淑代で、タイスの瞑想曲をお届けしました。

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途中、会員の皆さまとメンバーの懇親を深めて頂く意味からもゲーム大会なども交えて、約2時間のパーティーは終了致しました。

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大阪フィルの事業目的に賛同し、運営を支援したい!
そう言ってくださる方がいらっしゃいましたら、
公益社団法人 大阪フィルハーモニー協会 06-6656-7711まで、
お問合せをお願いします。


さあ、「大阪クラシック」が終わって、パートナーズパーティも終わり、「第471回定期」そしてコンサート「青ひげ公の城」という、井上道義マエストロシリーズに専念していきましょう!

まずは、「トゥランガリア交響曲」にお越し下さいませ。
お待ちしております!

(広報:H.I)

「第471回定期演奏会」

日 時:9月19日(木)、20日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義
独 奏:児玉 桃(ピアノ)
    原田 節(オンドマルトノ)
曲 目:メシアン/トゥランガリラ交響曲
料 金:A席:6000、B席:5000、C席:4000円、
D席、S席は完売しています。
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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